MH4から登場した新要素の一つ。
クエストとしてではなく、プレイヤーの任意でフィールドを「探索」するモードである。
MH3、MH3Gにおける「モガの森」を継承・発展させたようなシステムといえよう。
後にMHWorldなどでも登場している。
目次
MH4(G)
- 基本的にはモガの森と同じであり、
- いつでも行けていつでも帰れる
- 時間制限・ダウン回数制限はなし
- 最初に出現する大型モンスターは事前に確認可能
- 小型・大型問わずモンスターの狩猟でポイントが入る
- ギルドカードの武器使用回数にはカウントされない
(メインオトモの出撃傾向はカウントされる)
- 一方でモガの森と異なる点も多く、
- 部位破壊報酬・捕獲報酬が得られる代わりに特産品などの特殊アイテムはもらえない
- マップの構造がランダムに変化する
- スタート地点とゴール地点が決められている
- 金冠サイズの大型モンスターが出現することがある
- 時間経過で大型モンスターが完全に逃走しフィールドからいなくなる
- 帰還のタイミングでセーブするか聞かれる
- 主な目的はギルドクエストの獲得。
大型モンスターを狩猟したり、落とし物を拾うことで様々なギルドクエストの受注許可が下りる。
狩ったモンスターと何の関係もなさそうなギルクエが出現するのはご愛敬。- 4において一度の探索ではギルドクエストは1つしか発生しなかったが、
4Gでは最大で5つまで同時に発生するようになった。 - またプーギーの服が欲しいときもここで野良(?)プーギーを救出する必要がある。
プーギーの有無も事前に確認可能。 - 発掘装備も目的ではあるが、ここでは最低ランクの装備しか出ないので、
良質の逸品を目指すならば高レベルのギルドクエスト一択になる。
- 4において一度の探索ではギルドクエストは1つしか発生しなかったが、
- 出現が予測される大型モンスターは基本的に2種類で、
たとえ表示されたモンスターアイコンが1種類だけであったとしても、
大抵他のモンスターが時間差で乱入する*1場合が多い。
その上、ゴア・マガラ出現時以外は狩猟環境は不安定なので、
2頭目を倒してからも予測にない3頭目以降のモンスターの乱入を受けることもあり、
それゆえ下手をすればプレイヤーは1度に2頭のモンスターとの戦いを強いられてしまう。
しかもモガの森と違ってフィールドそのものが狭くエリアも一本道なため、
たとえこやし玉で1頭を引き離したとしても時間が経てばまたすぐに合流される危険性も高い。
- いつでも帰還可能なので欲しい物を集めたらとっとと帰ってもいい。
しかし最後のゴール地点までたどり着くと、ポイントが1.2倍されて精算されるのでお得。
途中で精算アイテムを集めていればこれも1.2倍される。
またゴール地点の山菜爺さんは普通の狩り場よりいい物をくれる傾向にある。
- クエスト失敗の概念が無いため、メニューの中に「クエストリタイア」が無く、
代わりに「拠点に戻る」がある。これを選ぶと任意のタイミングでの帰還ができる。
これによる帰還はクエスト失敗でもリタイアでもないが、クリアとも微妙に違うので注意。- ギルドカードの狩人生活日記のログにはゴール地点から帰還した時と同じように
「探索から帰還!」としか書かれず同じ扱いになる。 - リタイアと違い、拾ったアイテムなどは全て持ち帰る事ができる。
精算アイテムや未鑑定アイテムも全て通常通り処理される。 - 「クエストクリア!」とは出るが、通常のクエストをクリアした時やゴール地点から帰還したとは違い、
錬金やふらっとハンター、ぽかぽか島の投げ網ストックなど、クエストを数回クリアすると
また使えるようになる施設のカウントは進まない。
後述の「希少生態環境」のメーターも進まない。
モガの森と同様にまったりとした狩猟が楽しめると期待していた向きには不満も多い。
運が悪いと、移動するモンスターを走って追いかける(そして逃げられる)だけで終わることも。- モンスターがこちらを察知してからある程度時間が経つと「モンスターが逃げ出しそうだ…」
というテロップが出る(勘違いされやすいがモンスターの残り体力は関係ない)。
このテロップが出た後エリアチェンジすると完全に逃げられる。 - 出現が予測できない3頭目以降だと対応するのが困難な場合もあるが、体力はかなり低く設定されている為、
ランク相応の武器を担いでそれなりに立ち回っていればそこまで逃げられることはない。
ただ、3頭目の相手をしている時に4頭目が乱入してきた場合などは、
早々に戦っているモンスターを狩猟しないと乱入モンスターに逃げられる可能性が高まってしまう。 - MH4GのG級探索では逃げ出すまでの時間が少し長くなって改善されている。
- ギルドカードの狩人生活日記のログにはゴール地点から帰還した時と同じように
- たまに「希少生態環境」が発見される場合があり、この状態での探索では
通常のクエストでは現れない「珍しいモンスター」およびその派生ギルドクエスト、
発掘装備や探索限定アイテムが採取できる「お宝部屋」、「プーギー(の服)」等が出現する。
「希少生態環境」の状態でしか登場しないモンスターもいるし、
同じモンスターでも希少生態環境の時に倒した場合にのみ派生するギルドクエストの派生先がある。
- 出現確率は「希少生態発見率」という最大5段階(初期値1)のアイコンで表されている。
ゴール地点へ辿り着くごとに1つ(ネコの探索術発動時は2つ)ずつアイコンが増えていき、
数が多くなるほど発見率が上昇していく(最大値だと確実に出現する)。
そして希少生態環境への探索に出発した時点で、(現時点の発見率に関係なく)リセットされて初期値へ戻る。
- 何度力尽きても大丈夫なので、不屈+おまけ術との相性が抜群である。
普段ならばもう後が無い状況でしか効果を発揮しないが、探索に関してはメリットしかない。
他のスキルも防御系スキルを捨てて、火事場力など火力スキルのみで構成することも浪漫であろう。
余談
- クエスト名としての扱いは「探索へ行こう!」「上位探索へ行こう!」「G級探索へ行こう!」である。
別にコラボクエストとは関係ない。
- ギルドクエスト探し以外にも、能動的に旅団ポイントを稼ぎにいく手段としても有用。
大型モンスターを狩猟すると種類に応じてポイントが得られるため、
5匹狩猟してゴール地点から帰ってくれば数千もの旅団ポイントを一度に得られる。- 下位探索と上位探索ではモンスターの強さはそれぞれ下位相当・上位相当で異なるのだが
得られるポイントは全く同じなので、基本的には下位探索で瞬殺していた方が効率が良い。
ただし下位探索は上位に比べて限られたモンスターしか登場せず、
それらは殆どがポイントが低いものばかりなので*2、
上位個体でも瞬殺できるほど強いなら上位を回った方が効率が良い事もある。- また下位探索では殆ど同じ様なギルドクエストしか発生しないが、
上位探索ならG級と同じような最高レベルまで育てて周回する価値のある組み合わせのクエストが
出る可能性があるため、そちらの意味でも上位で稼げるなら上位の方が良い。
- また下位探索では殆ど同じ様なギルドクエストしか発生しないが、
- G級探索のみモンスターごとに設定されたポイントが異なっており、
殆どが1000~2000、一番弱いドスランポスやアルセルタスでも800も貰えるため、
がっつり5匹狩猟してくれば時間はかかるが10000ポイント以上一度に稼ぐ事も可能。
- 下位探索と上位探索ではモンスターの強さはそれぞれ下位相当・上位相当で異なるのだが
- モンスターの狩猟でポイントが入るが、例外的にポイントが入らない状況が一つだけ存在する。
それは、ゲネル・セルタス(亜種)がアルセルタス(亜種)を(捕食か甲虫激砲で)ぶっ殺した時。
システム上は狩猟として扱われるが、ポイントは1ポイントたりとも入らない。
いくら嫁に殺されたとはいえアプトノス以下とは…。
しかも亜種の場合は雄を粉々にしておいて且つ新たな個体を引っ張り出すという荒業を探索でもやってのける。
つまり理論上は一度の探索で6体以上のモンスターを狩猟できることになる。
…あくまで理論上であって、これによるハンター側へのメリットは一切無い。
強いて言えば何もせずにアルセルタス(亜種)の討伐数が増えることぐらいか- ただし注意すべき事項として、上記の方法で一度の探索で6体以上のモンスターを狩猟した場合、
ゴールも帰還も出来ず進行不能に陥る可能性があるというバグが報告されている。
- ただし注意すべき事項として、上記の方法で一度の探索で6体以上のモンスターを狩猟した場合、
- ギルドが認めたハンターに限り探索の許可が出るという設定があるが、
プレイヤーの他には筆頭ランサーが探索を行っていると思われる台詞がある。
- モンスターの逃走タイマーはハンターと接触してから動きだすらしい。
自動マーキングでベースキャンプから観察すると、二匹のモンスターが平和に共存しているのがわかる。
- 下位に限定されるが下位専用発掘防具(アロイ、ハンター、ルドロス装備)を厳選する際には探索が効率的。
何故かというと、下位ギルドクエストは規定以上のレベルになると受注できなくなる*3からである。
しかも下位のギルクエはお宝エリア発生率が5%以下と非常に低いので、マラソンしようにも効率が非常に悪い。
探索であれば、希少生態発生率を最大にした上で肉屋などを数回回せば
お宝エリアが頻繁に発生するため、こちらを利用する方が効率的である。
下位であれば防具傾向も実質3種5部位しかない。
ギルクエを派生させる手間と比べればかなり現実的な確率で目当てのお宝部屋に出会えるだろう。
探索なのでお宝を掘った時点で帰還すれば3死する手間がいらないのもポイント。- 運にもよるが、一日二日あれば発掘刀匠装備をHR1の時点で採掘作業だけで入手することも可能である。
モンスターを狩って装備を強くするモンハンらしさはまったくないが
下位時点ではそこそこの性能を持つ武器も比較的容易に掘れるので狙ってみる価値はある。
特にハンマーでは集会所上位クラスの性能を持つ武器も存在する。 - 下位探索での武器形状はギルドクエストで言う「ドスランポスグループ」に固定されている模様。
そのためヘビィボウガンだけは発掘できないと思われる。
ちなみに上位探索では「イャンクック、同亜種、バサルモスグループ」に固定されている模様。
ヘビィボウガンを求めるならこちらで。
ただし上位に上がると当然ながら生産武器の方が強力である。
- 運にもよるが、一日二日あれば発掘刀匠装備をHR1の時点で採掘作業だけで入手することも可能である。
MHWorld
- 基本的な要素(時間制限や力尽きる回数に制限がなく、いつでも帰還できる点)はMH4(G)に準じる。
主な変更・追加点は以下の通り。- 5か所(MHW:Iでは7か所)全てのフィールドが探索可能
- 出現モンスター数の上限撤廃
- 探索独自の特別報酬の追加
- 導きの地の探索も原則同じだが独自仕様も多いため詳細は別途参照のこと。
- これらの変更にはMHWorldは主人公が調査団所属ハンターという設定であることが大きく影響しており、
調査の一環として「クエストより制約が少ない状態で各通常フィールドを散策できる」という趣になっている。- 特別報酬は、部位破壊報酬と基本報酬がセットになったようなものであり、
部位破壊報酬に加えて狩猟した分だけ報酬が増加する。これには竜玉などの汎用レア素材も含まれる。
報酬枠の上限はそれなりに多いが、ある程度モンスターを狩猟すると簡単に上限枠に引っかかってしまう。
- 特別報酬は、部位破壊報酬と基本報酬がセットになったようなものであり、
- また、探索でしかできないこともある。
- 調査団所属者による重要バウンティの発生*4
- 新大陸各地にいるテトルー・ガジャブーとの交流
- 一部ストーリーの進行(◯◯の地に探索に赴けと指示される「任務探索」)
- これら以外のことは各種クエストでも行うことができる。
逆に、探索の状態でできないことも殆どなく、バウンティの達成などもできる他、
マップ情報の書き込みも行えるため、積極的に活用していきたい。
また、特産品を採取することで追加される食材の追加も行える。
- 探索は拠点の出入り口、及びハンターが携帯する「全体マップ」から行える。
各フィールドの状況はフィールドにカーソルを合わせると事前に確認できる。- 出現モンスター(3種まで記載)
- 環境情報(消費アイテムが出やすいなど、各地の状況)
- 調査隊情報(フィールド内に滞在している調査団メンバー)
- 天候(文字通り)
- これまで同様に「下位探索」「上位探索」「マスター探索」といったランクも存在する。
ただし、龍結晶の地の下位探索は存在せず、MHW:Iで追加された渡りの凍て地と導きの地はマスター探索のみ対応。 - 古代樹の森と大蟻塚の荒地には調査拠点アステラ、陸珊瑚の台地には研究基地へと通じる道があり、
それぞれ直接拠点へと戻れる仕様になっている。
渡りの凍て地も同様にセリエナに通じる出入り口がある。 - 本作では受付嬢(編纂者)がクエスト・探索双方でフィールドまで同行してくれる。
探索時に彼女に話しかけると、その場でクエスト受注などを行える仕様となっている。
BCにはアイテムBOXや食事場なども用意されており、状況に応じて態勢を整えることができる。
ただし、アイテムBOXは通常空っぽでアイテムは支給されない。
ハンターは砥石や肉焼きセット、釣り竿といった基本的なアイテム類を「固定アイテム」として携帯しており、
装備面でも長時間の滞在に対応しうる環境が整備されている。 - この「探索」ですべてのマップに赴けるため、MHWには採取ツアーの類のクエストは存在しない。
- なお、任務探索中は特定の条件(モンスターの発見など)を満たさないと他のクエストに行くことができない。
逆に任務探索中に重要狩猟対象を発見した場合、そのまま狩猟を続行することもできるが、
一度帰還して改めて任務クエストとして受けなおすことも可能。
前者の場合、狩猟を達成すると当該の任務クエストをクリアした扱いとなる。
- 探索で出現するモンスターは基本的にはその地(フィールド)に生息するものに準拠する。
これはストーリー内でも明確に語られており、本来「その地に居ないはずのモンスター」は、
ストーリー後半のキーワードの一つとなる。
また、上位探索では途轍もなく危険なモンスターが現れることもある。- 基本的に三体の大型モンスターが登場するが、古龍が登場する場合は上限が二体になる。
討伐、捕獲、立ち去る等でいなくなると別のモンスターが枠を埋めるような形で登場する。 - 帰還直後に再度同じフィールドに行った場合の顔ぶれは、帰還直前のそれとは無関係。
(例えば帰還直前にリオレイアがいたからといって、帰還直後に同じフィールドにリオレイアがいるとは限らない) - 探索で出現するモンスターにHR制限はないようで、
運が悪良ければ最初の探索で、その時点では挑めないはずのリオレウスに挑むことも出来る。
ただし彼らは時間経過で立ち去ってしまうこともある。
狩猟したければ早めに行動した方がよいだろう。
また、探索では導蟲の「痕跡へ誘導」「モンスターへ誘導」ガイドが自動的には発生しない。
後者については必要なら手動で設定するとよい。 - 上位探索でモンスターを発見すると、当該モンスターのフリークエストが解禁される。
一応クエスト中に発見した場合も解禁はされるようだが、じっくり探せるという意味では探索の方が便利だろう。
- 基本的に三体の大型モンスターが登場するが、古龍が登場する場合は上限が二体になる。
- ちなみにフリー・調査・イベントクエストではクエスト終了後にR3で帰還を選択しないと、
自動的にそのフィールドでの探索に移行するようになっている(一部除く)。
通常の探索は個々のプレイヤーにて任意で行うものになっているが、
この場合はPTで探索を行うことが出来る。
ただしオトモアイルーがPTに参加していない場合は、他の獣人種との交流はできないとみられる。
また、この状態からクエストを受注できるのはクエ主のみである。- MHW:Iではオプションから探索・拠点へ帰還・集会エリアへ帰還のどれに
デフォルトでカーソルが合わせるか設定できるようになった。
- MHW:Iではオプションから探索・拠点へ帰還・集会エリアへ帰還のどれに
- 探索においてもクエストと同様に、一つのフィールドに5分以上滞在すると1クエスト分の時間が経った事になる。
植生研究所の肥料をこまめに補充しているハンターはこの事に留意しておくと良い。
逆に一つのフィールドで5分経たなければ、何度フィールド間を移動してもクエスト分の時間は進行しない。
MHRise
- 探索そのものは無いが、MHXX以前の採取ツアーに探索の要素を取り入れられた探索ツアーがある。
- 探索ツアーは採取ツアーのように一つのクエスト扱いになっている為、
MHWの探索のように、ツアー中に別のクエストを受注する事は出来ない。*5
- 探索ツアーは採取ツアーのように一つのクエスト扱いになっている為、