武器/ギガスクラブ

Last-modified: 2023-05-30 (火) 18:48:15

剣と呼ぶのもはばかられる鈍器の様な片手剣。
重量を込めた一撃は片手剣の限界を超える。
(ギガスクラブ)

最終強化の末、想像を絶する破壊力を得たギガスクラブ。
その一撃は岩壁すら叩き割る
(ギガスクラッシュ(MHX))

MH3で初登場した片手剣。
ウラガンキンの素材から作られる。
最早刀身は刃ではなく、打撃武器と見まごうほどの見た目である。
まあクラブ(Club)は棍棒という意味なので当然ではある。

目次

性能

MH3

ドラグロメイス→ドラグロメイス改→ギガスクラブ→ギガスクラッシュ

  • 上位武器として登場。その見た目と性能はハンターを驚愕させた。
    • ギガスクラブの時点で攻撃力322、クラッシュで336と何かのネジが外れたような攻撃力。
    • 覚醒させると火属性210、クラッシュが280。
    • 地味に嬉しい防御+16(クラッシュで+24)。
    これだけ見ると片手剣ながら物理面も期待できるように見える。
    …宿命とも言うべき素晴らしい斬れ味に目をつむればの話だが…
    また、上位ガンキンの他、上位アグナコトル素材も要求される。
    • ちなみに派生元のドラグロメイスをそのまま最終強化するとボルボスマッシュとなる。
      こちらもまた、攻撃力294と何かが吹っ切れた数値。
      覚醒させると麻痺に目覚め、デフォルト青ゲージとこうして聞くと優秀に見える。
      しかし実際は……?

MHP3

ギガスクラブ→ギガスクラブ改→ギガスクラッシュ

  • 今作もドラグロメイスからの派生。
    最終強化のクラッシュでは、攻撃力230にややマトモになった斬れ味
    前作よりかは幾分マシになった。
    とは言え、片手剣のモーション値では物理面はまだまだ心許なく、
    覚醒の廃止された今作では属性で補うこともできず、やはり趣味武器としての位置に収まった。
    • ちなみに、会心率の差はあれ、性能は呪魂に完敗である。
      その呪魂は、あの派生元のドラグロメイスの最終強化である。
      なんとも皮肉めいた話である。

MH3G

ギガスクラブ→ギガスクラブ改→ギガスクラッシュ→頑剣ギレオム

  • 今作はボルボスマッシュを経てギガスクラブへと強化される。
    クラッシュはG級武器となったが、その攻撃力は3から据え置かれて336
    早い話、3ではG級相当の攻撃力を上位で扱えていた訳である。凄まじい話である。
  • また、最終強化に頑剣ギレオムが追加。
    攻撃力364、スロット2と高水準だが、防御プラスは20に抑えられてしまった。
    そこにまた残念なゲージが重なるのか…と思ったらそんな事はなかった。
    なんと、ガンキン武器でありながら生意気にもデフォルトで白ゲージがついていたのである。
    これにより、物理面でも期待できる程度のスペックを持つ武器となった。
    • とは言え、攻撃力だけなら狼牙剣やナバル素材のアークカリオンも同じであり、
      彼らのゲージには及ばない(それでいてアークカリオンは属性持ちである)。
  • また今作では、覚醒させるとまさかの睡眠属性200が出現。
    火力と睡眠属性を両立した、片手剣ではかなり珍しい部類の武器となる。
    睡眠ガスと火薬岩を攻撃手段とするウラガンキンの如く、
    ボマーを発動させたネブラXシリーズと組ませて
    ハイガノボマーならぬ「ギレオムボマー」として運用するのもまた一興である。
    残念ながら現状では爆破属性の人気に押され、あまり需要が無いが…。
    • 同じ睡眠片手剣のハイガノススパイクと比べると属性値が80少ないものの、
      攻撃力と防御上昇効果、そしてスロット数で勝っている。
      一方ハイガノはデフォルトで属性が付き、でしっかりも付く。
      だが、斬れ味補正を加味してもギレオムの方が高火力であり、
      ハイガノの白+紫の長さはギレオムの白の長さと10しか違わない。
      属性値も80(実質5)の差では状態異常の回数はほぼ変わらないので、
      覚醒を発動させる余裕があるならギレオム、無いならハイガノと使い分けるといいだろう。
    • 実際に使ってみると、この低めの属性値でも3回程度は睡眠を狙えてしまう。
      そして優れた攻撃力で睡眠値蓄積中にもどんどんモンスターの体力を削れる。
      実情としてはかなり上位に位置する殴り性能を持つ無属性武器に
      覚醒させると及第点の睡眠属性が付いてくる、というイメージ。
      スキル構築には難儀するが、実はかなり強力な部類に入る片手剣の一本である。
    • 基本的に属性値特化が多い3Gまでの睡眠片手剣の中では珍しいタイプ。
      次回作で大きく話題となった睡眠片手剣もこの高物理タイプであり、
      実はその先代と言える存在でもある。
  • ちなみに、前作で辛酸を舐めさせられ、
    今作でも派生元が同じである呪魂には黒呪剣アニマという強化版が追加された。
    攻撃力こそ片手剣において断トツの数値であるものの、
    斬れ味青止まり、会心率-20%、0スロット、覚醒しても氷属性190と、
    至極残念なことになっている。
    前作とは完全に立場が逆転したと言えるだろう。

MHX

ボーンククリLV2→ルドロスネイルLV2→ギガスクラブLV1→ギガスクラッシュLV5

  • 4と4Gではリストラされたウラガンキン再登場により本武器も復活。
    こちらもギガスクラブから始まり最終強化でレベル5のギガスクラッシュとなる。
  • ギガスクラッシュの性能は
    • 結構いい感じの武器倍率220
    • 通常でそれなりの緑ゲージ、斬れ味+2でも青ゲージが少しだけ。
    • 一気に上がった追加防御力+30
  • 本作にはP3同様覚醒はないので、純粋な物理武器となっている。
    前作より追加防御力が大幅に引き上げられており、本作の防御補正付き片手剣の中ではこれに次ぐ。
    どうせ斬れ味+2でも白は出ないので、それは考えずいっそ鈍器運用で押した方が良いかもしれない。実際鈍器だし
    ただ、その緑ゲージもそんなに長くないため砥石高速化や業物でのフォローも考えた方が良いだろう。

グロボクラッシュゼタ

  • また、本作では二つ名を持つモンスターの内の一体宝纏ウラガンキンからもそれに対応した武器が作れる。
    宝纏狩猟の証と宝纏素材を用いてグロボクラブができ、
    そしてそれをLV10まで強化することでグロボクラッシュゼタとなる。
    ギガスクラブと比べると全体的に赤っぽく、表面の凸部分が綺羅びやかな宝石や金属のような感じになっている。
  • で、このグロボクラッシュゼタの方の性能はというと
    • 通常型と変わらない武器倍率220
    • 一方、通常型とは比較にならない非常に長い緑ゲージ、でもやっぱり斬れ味+2では少しの青ゲージのみ。
    • 逆に通常型の3分の1ほどの追加防御力+10、何故か出た会心率+5%
    • そして二つ名武器特有の攻撃時の狩技ゲージのチャージ率増加効果付き。
  • 攻撃力こそ通常種武器と変わっていないが、斬れ味においては緑ゲージが一気に伸びている。
    これも結局斬れ味+2では白は出ないため、使うならやはり鈍器での攻撃力の底上げを狙うのが良い。
    上述のことから通常種と違ってこれには業物の必要がなく、その分のスキル自由性は高いと言え、
    しかも会心率も追加されているので会心の刃薬を使えばさらに瞬間的な火力も上がるだろう。

MHXX

ギガスクラッシュLV6→ギガスクラッシュLV7→頑剣ギレオムLV8

  • ギガスクラッシュの強化をさらに重ねて究極強化を迎えるとやはり頑剣ギレオムとなる。
    そんな頑剣ギレオムの性能は
    • かなり高い攻撃力360
    • 素では残念ながら(120)。しかし斬れ味レベル+2で白20
    • トップクラスの防御力+40
    • スロット1つ
    と順当な強化。
    ただ今作のなまくら片手剣は攻撃力380をマークする業物(?)が多く、他の360の無属性片手剣と言えば
    匠で十分な斬れ味を誇るものが多い。そんな中で白20というのはいささか力不足である。
    特に牙牙我王の大回転攻撃力380でこの武器と同じ斬れ味ゲージに加え、
    会心率5%に微量の氷属性を持ち狩技ゲージボーナスのお陰で幾分は白の維持ができる超性能。
    なお、防御+40も真名ウンネフェルの防御+60に追い抜かれていると不遇である。
  • 一応、鈍器運用が現実的な片手剣の中では
    防御力ボーナスが1位という利点はある。
    鈍器も使いたいし防御力も稼ぎたい…という場合は、本武器が担がれることになるだろう。
    上位ならともかくG級で+40なんて焼け石に水というのは禁句

クラッシュデアマンテ

  • グロボクラッシュゼタはLV15でクラッシュデアマンテとなる。
    MHXX最強クラスのモンスターである宝纏と連戦を繰り広げなければならないので作成難易度は相当なもの。
    その性能は
    • トップタイの攻撃力380
    • 素で緑210、匠で追加されるゲージは全て青(斬れ味レベル+2で青50)
    • 火力をブーストする会心率10%
    • 防御力+25
    • スロットと狩技ゲージ補正はそのまま
    非常に高い攻撃力380が目を引く。この数値に会心率10%も備わっていることもあり、
    一応鈍器使いを使用すればそれなりの火力と凄まじい継戦能力が期待できる。
    また、斬れ味レベル+2で青50なのでそちらでの運用もアリ。
    ライバルは無属性武器全般であるが、通常種武器同様牙牙我王の大回転も強力なライバルとなる。
    素の期待値や継戦能力では上回るもののあちらは匠で白が出るため大きく期待値に差を付けられてしまう。
    ただ、無属性武器ということでこちら側が開き直って龍気活性を発動すれば並ぶことはでき、
    会心率も5%こちらが上回っているので超会心の効果も若干こちらの方が高い。
    継戦能力が非常に高い無属性片手剣といえば鎧裂剣ドカキキリも気になる所。
    火力スキルを大量に積んだドカキキリの火力は他の無属性片手剣の立場を脅かしているが、
    意外にこちらも全力で火力スキルを盛れば期待値の差は20程度に抑えられることもある。
    それに加えドカキキリをも余裕で上回る210というゲージがあり、片手剣の敵であるヒットストップも皆無なため、
    後述する試練を乗り越える愛と神おまを掘り当てる運があればしっかり一線級の活躍が期待できる。
  • では、試練となるほどの欠点とは何なのか。
    まず完全に無属性であると言う事と、さらに鈍器運用がメインとなるので、斬れ味がなまくらという事。
    前者は片手剣としての重大要素である属性を持っていない点がかなり痛く、
    同じ鈍器運用でも属性持ちの武器があるので、相手によってはそちらを使った方がいい場合がある。
    後者は斬れ味が緑なので、心眼なしで肉質の硬い部位を攻撃すれば容赦なく弾かれてしまう。
    特にG級では緑ゲージだと弾かれる部位が上位と比べて多くなる為、
    対策なしの状態だと攻撃できる部位がかなり制限されてしまう。
    また、仮に心眼を発動した状態で硬い部位ばかり攻撃しても、
    あくまで弾かれてスキを作るのを防止するだけであってダメージはあまり変わらない。
    それに加え弱点特効を発動させた状態で上記と同じような事をしたら、
    せっかく発動している弱点特効がほぼ機能せずに、最悪の場合死にスキルになってしまう場合も。
    そのためデアマンテを運用するなら、肉質の柔らかい部位を正確に攻撃し続けるための腕が必要となる。
    攻撃力自体は高く鈍器使いとしては強力だが、ただそれだけでは最強とは言い切れない。
    上記の欠点を上手く対策しながら戦うようにしたいところである。
  • そして、前述のように宝纏ウラガンキンは一部でMHXX最強とも言われているので作成難易度は相当高い。
    特に特殊許可クエストG5はあの臨界ブラキとの同時である。
    戦闘の場所も溶岩浴や高低差、段差といった理不尽な要素が多い地底火山と溶岩島が主な舞台であり、難易度が高い。
    ただ、一度クリアすると素材が入手しやすい超特殊許可クエストが受注でき、素材集めは幾分か楽になる。
    ここなら邪魔も入らないし、地形も変化しないため、G5よりは戦いやすい。
    ただ、こちらはこちらで宝纏自体がG5よりも強く、前述の通り最強とも言われているほどなので、人によるか。

MHF

ギガスクラブ→ギガスクラッシュ→頑剣ギレオム

  • MHF-G9.1にてウラガンキンが実装されたことに伴い追加された遷悠武器
    MH3Gとは異なり、MHFのガンキン武器共通で火属性武器となっている。
    遷悠武器の特殊効果として、シジルと通常の装飾品を両方入れられるスロットを持つこと、
    そしてスキル「早食い」が自動発動する。
  • HR5段階で生産できる「ギガスクラブ」のスペックは以下のとおり。
    • 攻撃力406・火840・会心率0%・防御+100・斬れ味白(匠でも延長するのみ)
    数値上のスペックは確かに高く、遷悠武器らしくそこらの剛種武器など屁でもないレベルの凄まじい性能であるが、
    斬れ味が白ゲージまでしか出ないのがネック。
    そして、ゲージ補正を含めるとこの武器を上回る、テオ・テスカトルの天嵐武器「炎王獄剣【昇華】」や、
    凄まじすぎる属性値でHR帯の火属性片手剣の頂点に君臨するナナ・テスカトリの「炎妃剣【渇愛】」など、
    HR5では強烈な個性を持つ火属性片手剣のライバルがひしめき合っている。
    このことから、ウラガンキンの遷悠武器としては珍しく作成する利点が乏しい武器であると言える。
    一応防御力+100のボーナスというメリットはあるのだが…
    • 作成難度面で言えば、一応遷悠種の方が剛種より手ごわいという設定なものの、
      テスカト夫妻(特にナナ・テスカトリ)と比べれば、
      ウラガンキンはMHF独自の動きに気を付ければまだ対処はしやすい方と言える。
  • GR100*1になるとG級ウラガンキンの狩猟が可能となり、
    それに伴い、更なる強化が可能となる。
    最終強化である「頑剣ギレオム」のスペックは以下のとおり。
    • 攻撃力746・火1280・会心率0%・防御+100・匠発動で斬れ味空50
    攻撃力属性値共にG級片手剣全体で見ても高く、何より斬れ味に待望の空色ゲージを得たのは大きい。
    ただし紫ゲージが存在せず、一気に白に落ちるので斬れ味ゲージ対策は重要。
    火属性値は炎妃剣【渇愛】に比べると遥かに低いが、
    ここまで物理が高いと、物理で殴りつつ属性ダメージを追加で取るという戦法がメインになるため、
    大きな問題ではないと言える。
    • ただ、同じような運用で言うとこれまたライバルが多い。
      数値スペックは下位互換に近いが素でリーチ長という絶大な優位点を持つバクゲキブレイド
      総合スペックが非常に高い炎属性のクックココレール炎角剣【白虹】などが強敵か。
      当然遷悠武器の特性だけでも十分大きい差別点となるが、
      より大きな優位を得られるよう装備を構築すると良いだろう。

MHXR

  • 通常種武器のギガスクラブと特殊種であるウラガンキン輝岩種の
    武器・巌剣ウルツァイトの2振りが登場。
  • ギガスクラブ(☆3)は土属性で、モンスターに土属性の小ダメージを与える武技を持ち
    アイテムには自身の体力を200回復させる回復薬【中】が2個セットされている。
    進化してギガスクラブ改(☆3)にすると攻撃力が微増、更に雷耐性+50スキルが付く。
    更に進化してギガスクラッシュ(☆4)にすると性能が大きく変わり、
    自身の受けるダメージが30%減り全員の体力を100回復させる武技を持ち、
    アイテムには全員の体力を300回復させる生命の粉塵【大】が3個セットされる。
    武技は必要P40・効果時間10秒と回復役にはありがたい回転率の良さが売りとなっている。
    スキルは麻痺耐性+70%。
  • 巌剣ウルツァイト(☆6)は「強襲!ウラガンキン輝岩種!」で入手可能。
    形状はギガスクラブと同一だが、ほぼ全体がギラギラと輝く銀色になり、
    盾の上部2本の突起が紫色に染まっている。輝岩種装備共通のガスエフェクトも搭載。
    性能は以下の通り。
    • 攻撃力2425、プラス値25で2550
    • 氷属性
    • スキル:アイテム使用高速化
    • アイテム:落とし穴×2
    • 武技・秘技
      武技:輝鎚【雪崩】
      Lv.1/効果時間:15s/必要武技P:80
      (Lv.21/効果時間:15s/必要武技P:60)
      全員の与える氷属性ダメージが1.5倍になり
      体力を200回復させる
      技玉:氷8火2
      秘技:代償【療】
      Lv.1/効果時間:-/必要武技P:0/発動回数:4/クールタイム:1s
      全員の体力が150回復するが自身の体力が300減る
      (プラス値15で解放)
    武技性能だけで言えば必要P40(Lv.MAXで30)で同一の効果を得られる巨獣剣の下位互換だが、
    自身の体力が消費されるものの味方への咄嗟の回復が可能な秘技があり、
    更に本作では貴重な落とし穴を2個も持ちかつスキルで設置スピードが高速化されているため、
    これらをいかに活用していくかが鍵となる。
    それにしても、危険度が5も下の武器に負ける武技というのはどういうことなのだろうか?

余談

  • 『巌剣ウルツァイト』の「ウルツァイト」とは、「ウルツァイト窒化ホウ素」が由来と思われる。
    火山性の残留物から得られる物質で、現在地球上で最も硬い物質とされている。
    高温に強くて燃えにくく、高温の場所で使用できるドリルや刃の先端、
    ロケットの表面の腐食防止フィルムなどに使うことが検討されていたようだ。
    • 地球上で最も硬い物質といえば、ダイヤモンドというイメージが多いが、
      ダイヤモンドよりも硬い物質として「ロンズデーライト」が発見され、
      ダイヤモンドと同じ炭素原子の結晶であり、その結晶の構造から「六方晶ダイヤモンド」とも呼ばれている。
      しかし、最近の研究でそれよりも硬い物質が発見された。それが「ウルツァイト窒化ホウ素」である。
      基本的な構造はダイヤモンドとほぼ同じだが、
      科学的な結合が幾つか加わることによって、ダイヤモンドよりもさらに硬い物質になっている。

関連項目

モンスター/ウラガンキン
モンスター/宝纏ウラガンキン
武器/ガンキン武器


*1 2017/4/19アップデート前はGR500