その姿はまさに地中より出でし溶岩獣。
クチバシを打ち鳴らし炎を吐き出す灼熱の申し子。
目次
概要
- MHXで初登場した、ウロコトル素材の片手剣。
Lava Picker(溶岩を穿つもの)の銘に違わず、
ウロコトルの特徴的な碇口を模した手斧のようなシルエットを持つ。
- MHXで急激にその数を増やした小型モンスター武器の一角である。
ちなみに成体であるアグナコトルの片手剣は存在しておらず、
そんな中まさかの幼体武器が先に登場という事態となった。
性能
MHX
- 一発生産は不可で、強化はハンターカリンガからの派生でのみ行える。
とはいえ、ストーリーさえ進めればカリンガ自体が店売りされるため入手は容易。
- 生産時での性能は、
- 同期に生産できる片手剣に比べやや劣る攻撃力100
- 属性重視の片手剣において低すぎると言わざるを得ない火属性10
- 手数が全ての片手剣において大きな制約となる短い黄ゲージ、匠を使ってようやく極短の緑
- ほぼ意味を成していない防御力+2
- 会心率、およびスロットは無し
あまりに厳しすぎる性能といえる。
流石にこの段階では、より早期に作成できるブナハブラ素材のセクトセロルージュで充分な事が多いか。 - 幸い、強化のための素材も大したものは使わないため、作ったら一気に強化してしまうべきであろう。
マジでどこに使っているのか謎な海竜の皮は、場合によってはストッパーになるかもしれないが…。
下位アグナの代役だろうか?
というか海竜って火に弱い筈だしその素材を使ったら属性が変わってしまいそうだが…- 上位に上がっても、強化素材が軽いのは同様。
というか、最終強化手前までは掘ってる内に勝手に集まってしまう。
最終強化にこそ獰猛化アグナコトルの素材を要求されるが、それも獰猛化炎戈竜殻1個というお手軽さ。
- 上位に上がっても、強化素材が軽いのは同様。
- そして、諸々の強化を経て最終的に行き着く銘は嘴剣ビッグビル。
その性能は、- 物理片手剣すら超えかねないレベルの攻撃力230
- やはり少々控えめな火属性18
- 斬れ味の半分近くを占める長い緑ゲージ、匠で出るのは全部青
- 無いよりは嬉しい防御力+10
- スロットと会心は最後までゼロ
…どころか、HR解放前に最終強化できる片手剣の中では破格の性能とすら言える。
- しかも、今作では鈍器運用という新たな武器の使い方があり、
それによりただでさえ高い物理性能を底上げできるため、相手によっては真面目に筆頭選択肢に上がることも。
片手剣ならば条件付きで弾かれの心配を無視できるため、武器としての相性も悪くない。
- ここまでくるとライバルはスロットで勝るも無属性のランポス片手剣サーペントクリーヴ位しかいない。
あちらは長めの緑ゲージにこちらと同等の攻撃力230を備える上、破格のスロ3が付いてくる。
一方こちらは鈍器として使える武器で数少ない火属性持ち。
装備や相手によっての使い分けが重要となる。
- いろいろと酷い扱いを受けがちな小型モンスター武器であるが、
この武器はその中でも極めて優遇された性能を与えられているといっても過言ではないだろう。
少なくとも集会所★7の大連続クエスト群をソロで突破できるくらいの性能は備えているので、
余った鉱石を売り払う前に1本作成してみては如何だろうか。
MHXX
- MHXXでもしっかりと限界突破先が追加された。前作同様に強化にウロコトル素材はあまり使用せず、
結局最終的に成体の素材や獰猛化素材を使用するので実質アグナコトル武器とも言える。
なお、MHXXからは最終強化の嘴剣ビッグビルが一発生産できるようになっている。
ただ、生産には入手が面倒なウロコトルの厚鱗が追加で必要なので強化で入手した方が良いかもしれない。
ビッグビルを3回強化し究極強化すると重嘴剣ビッグビークとなる。
前作は中々に優秀な性能を誇っていたが性能は…- 属性武器ではトップクラスの高い攻撃力350
- 若干の伸びを見せた火属性22
- なんと上位同様斬れ味は緑(長さは120→180と伸びた)。だめか…と思いきや匠+2で白20が出現。
- G級ではほぼ空気な防御+14
- やはりスロットと会心率はゼロ
なんと匠込みでの物理期待値は他を突き放し堂々のトップとなっている。
並の無属性武器より強力な数値を持っているので、MHX同様強力なポテンシャルを秘めていると言えるだろう。
とはいえ、その火力の維持に必要な白ゲージはたったの20しかない。
同じく白20で強力な片手剣である牙牙我王の大回転は二つ名武器であるので、
狩技と業物による維持が可能であるが、この武器にはその芸当ができない。
さらに今作の火属性武器は優秀なものが非常に多く、ライバルの片手剣がひしめいている。
そのためこの武器が使用されることはほとんど無くなってしまった。
しかし他を突き放す物理期待値を持つことは変わりないので、獰猛化モンスター等に担いでいく等
斬れ味の維持を工夫するなら十分に火力を発揮でき、最適解にもなり得るだろう。
なお、このビッグビークは今作の火属性片手剣で唯一鈍器運用が可能な武器でもある。
一方、上位時代の鈍器運用火属性片手剣のライバルであるハイイフリートは、
素で長い青を持っている為この方法が使えなくなってしまった。
独自の個性を失っていないので、上位と同じく鈍器を使って運用するのものもありだろう
(当然、弾かれないようにするための工夫も必要である)。- もっとも、鈍器込みでもハイイフリートの青ゲージに届かないため、
素直に匠運用するのが無難なところ。
MHRise
- ウロコトルが復活したので本武器も復活を果たした。骨系統のイーズルシックルから派生する。
ラーヴァピッカーIは攻撃力こそ120だが、斬れ味が黄色止まりなど余り実用的ではなく作るメリットが薄い。
が、ラーヴァピッカーIIになると一気に実用化し、
攻撃力150、火属性15、防御+6、斬れ味はバーンエッジIとほぼ同じと、
下位で作れる炎属性片手剣の中ではバーンエッジIを抜き一番良い性能になる。
またレアな素材も一切要求されず数も少ない。
ラーヴァピッカーが作れる時期にはゴシャハギやベリオロスなど炎属性が弱点の敵が多く登場するが、
最序盤で作れる虫系統のセクトウノルージュでは息切れする時期になるので
その握り替え、及びバーンエッジIIまでの繋ぎとしてラーヴァピッカーIIは最適だと思われる。
百竜強化には恵まれなかったが、幸いイーズルシックルから会心率強化IIを引き継げるのでこちらも問題ないだろう。
- 発売時点での最終強化は嘴剣ビッグビルになる。
その性能だが- Xシリーズからかなり落ちた攻撃力190。会心率は0
- 少々控えめな火属性17
- 斬れ味はXシリーズと同様の長大な緑ゲージ、匠で出るのは全部青
- 無いよりはいい防御力+10
- スロットはLv1×3
- 百竜強化は防御力強化III、火やられ特効、鈍刃の一撃
最終強化に傘鳥の大トサカが必要だがそれさえあれば鉱石とウロコトルの素材だけで作れる手軽さはある。
現在はHR4の時点で溶岩洞に行けるイベクエが配信されているのですぐに必要な素材を工面できるのがおいしい。- ただ攻略段階ではバーンエッジIIが立ち塞がる。
制作時期と攻撃力が同じ上に属性値と斬れ味で上回られている。 - クリア後はさらに蛮顎剣フラムシーカが登場。
斬れ味青とこちらよりもずっと高い攻撃力220で突き放す。属性値も何気にあちらが上。
- 総じてコンセプトこそはっきりしているのだが攻撃力の物足りなさと向こうの優秀さが祟る一丁。
幸い好みや趣味で担ぐくらいなら何とかなる性能はあるのでこれが好きな人は担ぎ出してみては如何だろうか。
MHR:S
- マスターランクの強化先がきちんと登場。
が、ウロコトルの出る溶岩洞の解禁はM★4と遅い。まさかのリオレウス、エスピナスと同時期である。
- 傀異化した爪を使うことで重嘴剣ビッグビークとして完成。性能はというと
- 属性武器としては高い攻撃力340。会心率は変わらず0
- ある程度上がった火属性32
- 斬れ味は素でそれなりの白。匠でも白が伸びるだけ
- 防御ボーナスは30に上昇
- スロットはLv2が1つ、Lv1が2つ
- 百竜スロットはLv2
また拡張性もセクトトレスルージュに次いで優れており、レア素材も要求されないので
これらの要素で他の火属性片手剣と渡り合うのも不可能ではない。
関連項目
モンスター/ウロコトル - 素材元。アグナコトルの幼体。
武器/ウロコトルネード - 同じくウロコトル由来のライトボウガン。
武器/アグナ武器 - 幼体の武器なのでここにも属する。