MHFに登場するダイミョウザザミの爪を使用した双剣。
ユニークな見た目とは裏腹に高い威力を持つ。
概要
- 2007年のシーズン1.5にて登場した盾蟹素材の双剣。閉じた鋏そのものが剣として扱われる。
鋏として使うわけではなく、鋏のうち攻撃に使用する爪部分は刃のように鋭く研がれている。
- …こう書くと普通だが、実はダイミョウザザミ素材の純粋な双剣は非常に長い期間これしか存在せず、
メインシリーズにダイミョウザザミの双剣が登場したのはなんと8年後に発売されたMHXで、
それもクラブホーンという名のあちらは双剣かどうか怪しいネタ武器である。
まともなデザインの双剣は現在でもこのザザミクロウズ系統だけだろう。
- 上位のHR71からようやく生産が可能となることもあり、
生産段階にしてはいきなり使用できるレベルの攻撃力に設定されている。
水属性も400と高く、スロットが2つも空いていることも強みである。
レア度5の水属性双剣としては期待できるもので、とくにスキルランクが低いときに役立つ。
- ところがこの双剣、HR81でザザミクロウズ改へ強化を施すと性能が大きく変化してしまう。
攻撃力は高まり、斬れ味レベル+1で青ゲージと非常に長い緑ゲージを得る一方で、
水属性は生産段階のザザミクロウズが400だったのに対し、改は300と下がっている。
その理由は、素材として毒怪鳥の頭を使用することによって新たに付与された毒属性にある。
ザザミクロウズ改に強化することで、水属性300と毒属性80の双属性双剣となるのである
(なお、双属性が初登場したMHFでは左右で属性が違うシステムではなく
一本一本が同時に複数の属性を発揮することができるシステムになっている)。
- HR100でザザミクロウズ改からザザミシザーに強化しても基本的な部分は同じ。
攻撃力は294、水属性は360、毒属性は100、スロット数は2のまま、
斬れ味レベル+で青ゲージ50追加と、純粋に性能が伸びる。
最大限にその力を引き出すためには水と毒の両方に弱いモンスターを相手に選ぶ必要があるだろう。
- ザザミクロウズ系統はただのダイミョウザザミ双剣に見えて、妙な素材ばかり要求される。
盾蟹の尖爪4本は素材として当然だが、HR71で生産するトリガーとしてのために覇竜の堅殻が2個必要。
HR71がアカムトルムの素材であれば、HR81のザザミクロウズ改ではなんと黒龍の紅角を2本も要求される。
現在であればHR81で受注可能になるモンスターに舞雷竜ベルキュロスがいるが、
当時はシーズン1.5であったため、HR81のストッパー素材になるモンスターが
紅龍ミラボレアスしかいなかったのがメタな事情として挙げられるだろう。- ちなみにHR100のザザミシザーに必要な素材は、
甲殻種の剛鋏や甲殻種の凶刃、牙獣種の鋭牙の3種類の汎用素材であり、普通である。
- ちなみにHR100のザザミシザーに必要な素材は、
- ザザミクロウズ系統はHR100のザザミシザーで強化が止まってしまう。
その2008年から長い間沈黙を続けていたが、2013年のMHF-G1にて遂にG級武器として復活を果たす。
アスタトンディーロ
- ザザミクロウズ系統とは独立しているが、G級武器として全く同じデザインで復刻。
G★1に登場するG級ダイミョウザザミの武器ということもあり、
G級に昇級してすぐに生産に取り掛かることが可能。毒属性はなく、純粋な水属性の双剣。
- 当初はG級以下で入手できる水属性の覇種武器、
ドドンガ・リッパーや怒髪獄双乱【恋吹雪】に押され気味だったが、
MHF-G2ではLv.20が限界だったところからLv.50まで強化段階を解放された。
攻撃力は630、水属性630、ダイミョウザザミ武器らしく防御力+60のオマケがある。
ただし、斬れ味レベル+1でも白ゲージまでしか出ず、他と比べて威力不足なのは否めない。
この武器をまともに扱っていくには、デザインに対する愛がまず必要だろう。