目次
電の反逆者 ~ ライゼクス
- 使用作品
- MHX、MHXX、MHXR
- 収録
- モンスターハンタークロス オリジナル・サウンドトラック
モンスターハンター 狩猟音楽集XX
- MHXに登場する「四大メインモンスター」の一角、電竜ライゼクスの戦闘曲。
- エレキギターと重く激しいパーカッションが特徴的な楽曲である。
鋭さと苛烈さを押し出したBGMであり、反逆者たるライゼクスのイメージを
見事に昇華している。途切れることなくその曲調が続き、聴く者の気分を否応なしに高揚させる。
- 「重厚」「神秘的」「壮大」といったイメージで語られやすいモンハンのBGMにおいて、異彩を放つ一曲。
ひたすらに刺々しく威圧的で、落ち着くことのない曲調は、王者に殴り込みをかける空の悪漢に相応しい。
- 曲の構成は比較的シンプルで、短いフレーズを繰り返している部分が多い。
この点はOPムービーでライゼクスと対峙しているリオレウスのテーマBGM『咆哮』に通ずる。
武器の銘と同じく、オマージュなのかもしれない。
また、非常に分かりづらいもののこのフレーズは
ココット村のBGM『目覚め』、及びその元になった『時は来たれり』のアレンジである。
そのためなのか、森丘でこの曲をバックにライゼクスと戦っていてもさほど違和感がない。
- 1ループ1分弱と、長さは短め。
しかしそれが悪いというわけではなく、見た目にも激しい攻撃を連続して繰り出し、部位電荷状態となって
こちらを追い立ててくるライゼクスとの戦闘における「すぐ次が来る」という緊張感の演出に一役買っている。
電の反逆者/ライゼクス - Sunbreak ver.
- 使用作品
- MHR:S
- 収録
- モンスターハンターライズ:サンブレイク オリジナル・サウンドトラック
- MHR:Sにてライゼクスの復活に合わせ、この曲もアレンジを施されて復活。
MHRiseのBGMはいずれもコーラスが印象的な曲が多く、同期の専用BGMも例外ではなかったが、
MHR:Sでは打って変わってコーラスを使用しない楽曲のほうが多数を占めており、
ライゼクスの場合もその流れを汲んでいる。
曲自体は原曲より30秒ほど長くなっているが、決して冗長になっているわけではなく、
より激しく疾走感を増したアレンジとなっている。
特に耳慣れたパートの後に追加された完全新規の部分は楽曲イメージを壊すことなく、
サンブレイクでの『怒涛』というべき終わりの見えない連撃を想起させる。
総じて原曲の悪役(ヴィラン・ヒール)感を更に引っ張り出したような秀逸なBGMに仕上がっている。
余談
- エレキギターやシンセサイザーを多用した曲調などから、
「MHFの楽曲に似ている」といった巷評が見られることもある。
原因の一端はMHF内外で有名な至天UNKNOWNの楽曲だろうか。
ただし、数あるMHFの楽曲でも『電の反逆者』ほど終始激しい曲は極めて限定される。
総じて「異端」という評が妥当な所だろう。
数少ない例として天廊第二区ドゥレムディラ第三形態のBGMが当てはまるか。
- 任天堂のシューティングゲーム「スターフォックス」とのコラボ映像でも
ライゼクスのテーマ曲が使用されている。
「スターフォックス」は戦闘機を操縦しながら敵を倒していくシューティングゲームであり、
高い飛行能力を持つという設定のライゼクスがイメージ的に一番しっくりきたのだろう。
結局、クエストのターゲットに選ばれたのはドドブランゴの獰猛化個体だったのだが。
……まあ彼方にはちゃんとしたコラボ元の要素との共通点があるので仕方ないが。*1
- 狩猟音楽祭2016においては、MHX四天王メドレーのトップバッターとして演奏。
ジンオウガの楽曲と同じくエレキギターが使用された。- しかし、会場に掲示されていた演奏曲リストで「雷の反逆者/ライゼクス」と誤植されていた。
またか
- しかし、会場に掲示されていた演奏曲リストで「雷の反逆者/ライゼクス」と誤植されていた。