関連項目
ホームポイント
- マイホーム
何の変哲もない長閑な地方の、何の変哲もない野原にポツンと建てられた、何の変哲もない小さな一軒家。
メインイベント『怪奇!ポストが家になる』にて、この異世界にやってきて主人公が初めて訪れる場所であり、その後も主人公のホームポイントとなる家である。
最初こそ草臥れた一軒家でしかないが、様々なキークエストをこなす度に特殊な施設どんどん増えていき、クエストの内容や進め方によっては同居人も現れるかもしれない。
それだけでなく、稀によく文々。新聞を届けに文がやってきたり、主人公を訪ねにクエストで知り合ったNPCが来たりと交流は様々。
ちなみにクエストを行う事で解除される施設は、ペット牧場に武具作成の鍛冶場、魔法作成のアトリエにゴーレム作成所、はたまた果樹園を営むことも出来るようになる。
これだけでもまだ全施設の一端でしかないとか。- 語り部のポキール
このシナリオを開始すると同時に、主人公の行く先々にふらりと現れては意味深な言葉を残していく、カラフルで大きな帽子を眼深に被っている鳥人。
例え天界であろうと魔界であろうと『主人公』という存在が向かう場所を探せば、大抵は手持ちのオルゴールと共に詩を謳っている姿を見ることができるだろう。
この世の全てを知っているかのような知識を詩として表現するため、彼の語る言葉や詩は哲学的にして難解。
このシナリオ内で発生する全イベントにおいて主要人物になることは一度もなく、彼に話し掛ける必要すらない。しかし彼は主人公の行く先々で詩を謳うのだ。
この世界に散見される歴史書や古書の類に記載される『七賢人』という名の中に、『真言のポキール』という名も存在するが、関連性は不明。
『キミに全てをまかせる。しいて言えば、それがボクの力だ』 - サボテン君
メインイベント『怪奇!ポストが家になる』を発生させた後、マイホーム二階にあるサボテンを調べると現れるこのシナリオのマスコット。異論は認める。
といってもそのサボテンそのものが『サボテン君』であり、下半身は鉢植えに埋もれており、三又に分かれた本体はその二つが手で一つが頭といった姿。言葉を話すことも出来る。
今のところ彼に関する重要イベントが発生するようなことはないが、当シナリオ内にて発生するイベントやクエストを完遂させるごとに『お話をする』という選択肢が発生。主人公の経験したイベントに対して一言コメントを残してくれるようだ。
ちなみにそのコメントは時に渋かったり物事の本質を見抜いていたり、時には主人公の話を聞かずに居眠りしてしまったりあまり興味のない話は聞いてくれなかったりと反応は様々。
何やら主人公に秘密で日記を書いているらしく、それを見つけることができれば彼の深い様な浅い様なコメントの数々をおさらい出来る様になるぞ。 - 草人
時折マイホーム前に現れる全身が若々しい緑の葉で覆われた生物。
口調こそ子供のようなたどたどしい喋りであるものの、その言葉の節々に表れる達観した価値観や哲学的な物言いにはどこか不思議なものを感じさせる。
時折自分のことを複数形に表すことがあり、まるで彼自身が他にもたくさんいるように思わせる発言も多い。
彼がマイホームにやってくる理由は不明だが、話しかけると今現在進んでいる途中のクエストについてヒントを漏らしたり、未だ発生してない未知のクエストを仄めかしたりと、あまりにも広大な世界にて行われるシナリオを円滑に進めてくれる、システム面で心強いNPCである。
どこぞの草生やしまくる堕天使とは無関係と信じたい。
「世界は、みるひとのイメージでかわるんだって。しってた?」 - アキ姉妹
『太陽の贈り物』のイベントにて、マイホームにある寂れた果樹園跡に大量発生する植物型モンスターを退治すると現れる大地の精霊姉妹。
何でもここ一体の大地を治めるそれなりに力の強い精霊だったのだが、住む人がいなくなり、モンスターが増えてからは徐々に表に出ることすら困難になっていったらしい。
兎にも角にも主人公のお陰で二人は復活。それぞれマイホームに居座って復活した果樹園における野菜や果物の栽培に力を貸してくれるぞ。
収穫した野菜や果物の用途は様々。色々な効果のある便利なアイテムとして使ってもよし、他のイベントを進めるためのキーアイテムにするもよし、またはペットの育成のためになど多岐にわたる。
勿論彼女らの祝福を受けたそれらの味も逸品であり、たまにマイホームに訪れるNPCに料理を振る舞ってもいいだろう。- シズハ
精霊姉妹の姉。
イベント後に彼女に話しかけると野菜と花の栽培について説明して貰い、後にそれらの栽培に取り組むことが出来る。
妹のミノリコに比べると栽培についての説明も丁寧で、育て方についても中々細かい所まで教えてくれる。が、栽培に失敗したりするとどんどん涙目になっていったり、如実に落ち込んでみたりと栽培に対する情熱も人一倍大きい。収穫に成功した時は、畑の中心で太陽の光を浴びながら歌い踊る彼女の姿を見ることも出来る。
また、収穫するごとに彼女に話し掛けると、その際に零れ落ちた『種』を貰う事が出来、それを元に『品種改良』に挑戦することも出来る。
ちなみに農作業の出来ない冬の時期この世界四季あんの?ではマイホームの中で暖炉にあたってはのんびりとしていることが多くなる。
どこかで行われるという『カニバッシング』を発生させると・・・ - ミノリコ
精霊姉妹の妹。
イベント後での彼女の役割は専ら果物の栽培と、アイテムとして収穫した野菜や花、果実の説明を受け持つことになる。
姉と比べると栽培についての説明も勘やノリに任せた感覚的なものが多く、彼女に言わせれば『自然に育てるのが一番いい』のだとか。正否はともかく精霊としての祝福を受けたそれらは、一般的なものと比べて質のいいものになるのは間違いない。
果樹園での役割も多いのだが、それ以外にもマイホームの台所で彼女に会うと、収穫した野菜を使って料理を作ってくれたり、その料理方法を教えてくれたりする。彼女の作る料理はえごい。特に大学芋とか。
冬になると姉のシズハ同様マイホームの居間で暖炉にあたっていることが多くなる。二人揃って気持ちよさそうにタレている姿は必見。
- シズハ
- ウニュホ
ペット牧場が使えるようになった後、クエスト中などに見かけるようになる「モンスターのヒナ」のうち「鳥ヒナ」を捕まえて育てると成長することがある、ころころしてぷにぷにしたものすごくかわいらしいいきもの。
ぬいぐるみのように小さくぷにぷにしていて、とにかく可愛らしい。ぽてぽてと歩く姿がディ・モールトかわいい。時折ふらついて手をじたばたさせる姿がベリッシモかわいい。(以下略
育成方法(つまりは与えたエサ)によって多少異なるが、基本的に性格は素直で従順、そして愛嬌もバツ牛んである。「うにゅ」としか鳴かず表情も少なめだが、感情表現は実に豊かで見ていて飽きることは無い。
その外見に反して戦闘能力は非常に高く、きちんと育てれば頼りになる相棒となるだろう。ただし、防御が紙に等しいのでしっかりケアしてあげることが大切である。
また、その外見で骨抜きにされてしまうのか、連れているだけで、人型であれば大抵の相手は勝手に仲間になる。戦乱の中にいても「敵だと思ったら味方だったというか鬼なった」ということが稀じゃないレベルで起こりうる。かわいいは兵器。
ただし、通じない相手も勿論いる(というか通じない相手の方が多い)ので過信は禁物なのだが。
ウツホ・レイウジと外見の特徴がどこか似ているようにも見えるが、両者の関係は全く無い…らしい。
「うにゅ!(どや顔)」
- 語り部のポキール
- ウェザーライト
無明の予見者から譲渡され、主人公達をこの世界に運んできた次元航行船。
通常マイホームの屋根の上に浮かんだ状態で停泊しており、別世界にのりこめー^^する時は屋根から上に登って搭乗する。艦齢は古く『侵略』の勃発するかなり前に建造されたらしい。
例えば操縦系統などはこの世界の常識から見るとかなり古い部類に属する。ウルザ、つまり無明の予見者その人が設計した兵器システム『レガシー』のコア・シップである。
本来は異世界の探索船として設計された船だったが、『侵略』の後に復讐に駆られた当人によって改造された。
外装は古の大戦争で遺棄されていた無数のキーブレードを鋳溶かして作られ、内部機関は収集された秘宝を動力として変換する装置やそれを制御する魔法機械で構成されている。
他にも外世界で手に入れた高度な工業技術を織り込んでいるため(ACなど)、ドミナリアで最上位にランクされる戦闘艦となっている。
『レガシー』発動時には2つの月から莫大な魔力を受領し、それを船内で『心の力』に変換して巨大なビームとして発射する。
理論的には命中したハートレスはおろか、その属する『闇の世界』でさえ丸ごと抹消する程の破壊力があるとされており、文字通り対ハートレス戦の『決戦兵器』という位置づけになっている。
だがその発動には、魔力を変換する生体部品として『セブン・プリンセス』と、システムを起動するための触媒として『英雄の心臓の血』の2つの犠牲が必要とされる。バイドと戦争でもする気ですか
また『レガシー』は対ハートレスに極端なまで特化した兵器であるため、他の勢力にはただのビーム砲程度の威力しかもたらさない。
北方大陸
- タムリエル帝国
ムンダスの海によって他大陸から隔絶された、タムリエル大陸の統一国家。
人から神になった唯一の男タイバー・セプティムを祖とするセプティム朝によって統治されている。
首都州シロディール、辺境州モローウィンド、12の島からなるサマーセット諸島など九つの地域で構成される。
幾度か異世界から魔神(タムリエルでは「デイドラ」と呼ばれる)の侵略を受けており、『竜の炎』を動力源とする悪しき者を拒絶する結界が張り巡らされていたが、現在は結界が消滅中。その為、主人公も問題なく訪れることができる。
なお、つい先日、謎の宗教組織『深遠の暁』によって皇帝が暗殺されたという。- リンノスケ・モリチカ
インペリアルシティより西、クヴァッチと呼ばれる都市の教会にて最高神アカトシュを祀る若き司祭。
高潔で誇り高く、深い知識と経験、洞察力を持つ彼は人引き付けるカリスマ性に溢れているのだが、彼の噂や情報といったものは都市内にて完結しており、『何故か』クヴァッチ外に彼の話が出ることはない。何かしら大きな勢力が彼の後ろで情報操作をしているという噂も、いつの間にか闇の中に葬り去られてしまった。
本人もクヴァッチ内に広まる評判に自惚れることなく謙虚な好青年として、今日も教会で祈りを捧げている。つい最近暗殺されたと言われる皇帝ユリエル・セプティム七世の隠し子であり、皇族最後の生き残り。
自らもその生い立ちには気付いていないのだが、彼の住まうクヴァッチにオブリビオンゲートが開かれた時、彼はタムリエルを巡る争乱に身を投じることになる。 - ダー・マ
インペリアルシティ北西にある都市・コロールの雑貨屋「ノーザングッズ&トレード」の店主である夫人の娘。
トカゲ型獣人『アルゴニアン』であり、シロディール三大美女の1りとして数えられるほどだが、謙虚でやさしい。
コロールに初めて入市したあなたに「この街はどう?」とフレンドリーに話しかけてくる。
たまに別の都市へおつかいに行くことがあり、しばしば不在になることがある。実は皇帝直属の特殊部隊『ブレイズ』のメンバーであり、アルゴニアン用の特注のスーツを着込んだ彼女は『スパイダーマン』というコードネームを持っている。
母の、いや、コロールの平和のためにおつかいの度に各地に潜む『深遠の暁』の潜伏者が持つ機密書類をスリ変えるのだ。
ちなみにスーツはいつもコロール近くにあるウェイノン修道院にある秘密の部屋に保管していたりする。
- リンノスケ・モリチカ
- エリンディル
純粋な人間をはじめ、エルフ、ドワーフ、ホビット、獣人、亜人などが住み、各地に遺跡やダンジョンが点在、モンスターや魔族もいたりする、いかにも冒険・探索のしがいがありそうな国。
この国には独自の創世神話があり、その中で語られる七大神をはじめとした神々への信仰が盛んである。これらの神々を奉る神殿は国中のいたる所に建てられており、冠婚葬祭など人々の生活に密着している。
この神殿により、エリンディルでは「冒険者」が職業として正式に認められている。冒険者は神殿から依頼やバックアップを受けることができるが、もちろん一般市民から依頼を受けることも多い。依頼内容は多岐に渡り、主にモンスターの討伐や遺跡探索、宝物の回収などを行って生計を立てている。
冒険者としての道を歩む初心者は、この国でまず経験を積むとよいだろう。- 水の街クラン=ベル
クラン=ベル湖に隣接する、街中のいたる所に水路が張り巡らされた街。街中ではゴンドラが絶えず行き交い、商人などが船上で露店を開いたりなど、さながら街が水の上に浮いているかのような錯覚を覚える。
ここ十数年間は、魔族の陰謀により水の枯れ果てた砂漠の街となっており危機的な状態であったが、近年とある冒険者たちの活躍により元の美しい水の街としての姿を取り戻した。
巨大なコロシアムが存在することでも有名であり、選手対モンスターや選手同士の試合が日々行われ、観客は賭けを楽しんだりイベントを楽しんだりと娯楽として定着している。賞金目当てや腕試しに各地から猛者が集い、選手たちのレベルは高い。中でもトップレベルの選手はピット・ファイターと呼ばれ、絶大な人気を誇る。 - フォルミッドヘイム
人間達との共存を選んだ魔族系の亜人が多く住む都市。
エリンディルの特殊工作部隊「オルケストル・アーミー」の本拠地でもあり、国防の要となっている都市である。
魔族が多く住む街ではあるものの、指導者であるエイゼル・グラナータの誠実な人柄により、周囲との軋轢は少ない。 - エルフェテイル
エルフ等の亜人が多く住む都市。
『侵略』の際にはエリンディルの中でも大きな被害を受けており、その傷痕はまだエルフェテイルに残っている。- ベネット
獣人の中でも狼の特徴を持つ「狼族」の少女。冒険者・弓使いとして一流であり、かつてエリンディルを救った「クラン=ベルの四英雄」の一人である。
・・・のだが、その性格は一言で表現するなら「三下」であり、調子に乗っては勝手にピンチに陥る、敵わない相手には尻尾を振る、得意技は土下座、など割と残念。見た目は褐色系の活発美少女なんだが一人称が「あっし」語尾が「やんす」でやっぱり残念。おまけに戦闘では防具を着けずに回避身上なスタイルで、敵の「武器なんか捨ててかかってこい!」との挑発に簡単に乗せられて突撃して一発被弾で瀕死になったりとどこまでも残念。
何故か、一人で行動すると高確率で遭難して飢えているので、そんな場面に出会ったなら水と食料を分けてあげよう。全部食われるが、それ以降PTに誘えるようになる。 - レイセン・ウドンゲイン・イナバ
獣人の中でも兎の特徴を持つ「兎族」の少女。ジョブは魔導銃(キャリバー)と呼ばれる二挺一組の拳銃を扱う「ガンスリンガー」。
腕利きの冒険者なのだが、その割には報酬の少ない小さな依頼も積極的に受けたり、オフの日には街中で焼きうどんの屋台を開いたりと金策に余念がない。なんでも「組織の活動資金を稼がないと・・・」と呟いていたらしいが・・・?月夜の町ロアのダイナストカバル支部長である。
…といっても、この町のダイナストカバル構成員は彼女一人だけであり、特に支部拠点があるわけでもない。まぁダイナストカバルではよくあることである。 - リュミヌー
決して夜が明けないアナグマたちの町ロアにランプ屋を構える「セイレーン」の女性。
彼女の作るランプには精霊が宿っており、どんな闇だろうと照らすことができるという
優れものでしかも安く売ってくれるので冒険者たちの間で評判が高い。
しかしリュミヌー自身はそんな評判などには興味がない。
彼女は食べていけるだけのお金があればランプ作りと歌を歌うこと、それだけで満足なのだ。
最近、親友のセイレーンの行方が解らずランプ作りにも手がつかないらしい。 - カマール
名誉と栄光を求めコロシアムへとやってきた、筋骨隆々なスキンヘッドの戦士。大剣を自在に操る剣士でありながら、炎の魔術を使いこなす魔法戦士である。少々粗野なところはあるが、竹を割ったような性格をしている気のいい男。
戦闘での特徴は、炎の魔術と大剣を駆使した圧倒的すぎる苛烈な攻撃と、「その筋肉は飾りか」と言いたくなるほどの紙装甲。鎧着てるけどその防御力は並の後衛職以下である。なんでこれで勝てるのか不思議でならない
故郷に置いてきた妹がいるのだが、まともにやりあうとどうしても勝てないらしい。 - フレア・コロローナ
コロシアムで最近頭角を現してきた二人組、コロローナ姉妹の姉で猪突猛進な剣士。「グラディエーター」という特殊なジョブについており、試合や一対一といった特殊な状況での戦闘を得意とする。
性格はのほほん能天気な天然ボケタイプだが、天然ゆえか無自覚で人の痛いところにズバズバつっこむことが多い。あと、滅多には見せないがその奥底には『コロシアムの貴腐人』と恐れられる一面が隠されている。ただし妄想対象は一級イケメンに限る - セレネ・コロローナ
コロローナ姉妹の妹のほうで、こっちは魔術師。
姉とは正反対のクールで落ち着いた性格だが、重度のお姉ちゃん大好きッ子で姉がらみになると少々過激。
二人はもともと冒険と商売で財を成した富豪の娘であったが、ある時その父親が乗った貿易船が嵐に襲われ行方不明になったとの報せを受ける。更に船の積荷も沈み莫大な負債を抱え、自宅を含む財産差し押さえの危機に直面。そんな二人は借金返済の為、賞金目当てにコロシアムに参戦したのだった。
ちなみにそんなお嬢様が何故コロシアムで闘えるのかというと、コロローナ家は父親の教育方針で家のそこら中に罠が仕掛けられていたりモンスターをペットとして飼ってたりで、そんな中育った姉妹は既に十分強かったから。 - エイゼル・グラナータ
フォルミッドヘイムの指導者であり、特殊工作部隊「オルケストル・アーミー」の隊長である魔族。
角の生えた骸骨型の顔をした大柄な魔族で悪役にしか見えない強面だが、寡黙ながら誠実かつ実直な人柄であり、エリンディル各都市の指導者からの信頼も厚い。
骸骨フェイスマスク説があり、彼の側近の中には中身は美少女ではないかと疑っている者も要る。
責任感が強く、その上何でも自分だけで抱え込んでしまう性格な為、表情もわかりにくいのも手伝って、その性格を知らない者からは要らぬ疑念を持たれやすい。
でも案外素直で天然。
戦いにおいては、爆発機構付きの大戦斧「デラックスマックスアックス」と防具として装備したリアクティブアーマーで戦う。リアクティブアーマーとはつまり爆発反応装甲であり、使用の際は結構痛いらしい。当たり前だ。
因みに、彼を含めたオルケストル・アーミー所属の魔族は皆機械で武装しており、魔法の類は一切使わない。 - カッツェ・コトルノス
特殊工作部隊「オルケストル・アーミー」の副長である猫型の獣人。
エイゼルとは逆におちゃらけた人柄で、オネエ言葉を使うオカマ。
……しかし、一度マジになるとオルケストル・アーミー副長の名は伊達ではないところを見せつけてくれる。やだ、何このオカマ超カッコいい…
普段は情報収集のため、世界中を飛び回っている。
主に足技で戦い、その技量はエイゼルとほぼ互角。 - ネージュ・ハウゼン
エルフェテイルにある「エスピナ城」の姫であるエルフ。父親が『侵略』の際に行方不明になっているため、城主も代行している。
本人は上品なつもりだが、やたらと「ド○○」と言う口癖や破廉恥な格好から誰にも上品だとか思われていない。むしろ姫である事を疑われる事も……
かつて『侵略』の際に共に戦った修羅の青年がいつかエスピナ城を訪ねに来る日を待ちわびている。 - クリス・ファーディナント
聖騎士を目指して神殿に仕える青年。正義感溢れるいいやつなんだが、若干脳筋気味で神殿に対しては盲信的なところがある。だがそんなところが神官長などからは「敬虔な信徒であり日々の努力を欠かさず、この調子ならやがては立派な聖騎士になるだろう」と将来を有望視されている。
最近は「打倒ダイナストカバル」の命令を受け、使命を果たそうと精力的に街中を駆け回る姿が見れる。 - ウェルチ
クラン=ベルの神官長代理を務める少女。
かつての干ばつやそれに関連する事件の中でクラン=ベルの神殿に魔族が深く介入していることが判明、内部を一掃し人手不足と混乱に未だ襲われる中、亡くなった前神官長の娘として東奔西走する日々が続いている。
華奢に見える外見からは想像できないほどのモンクタイプでもあり、目にも留まらぬ踏み込みからの三連撃は一級冒険者でさえ震え上がるほど。
- ベネット
- 水の街クラン=ベル
- ディンガル帝国
北方大陸有数の武力を持った絶対王制国家。現皇帝の意向で能力のある者は身分種族を問わず重要ポストに雇用抜擢されている。なので世界でも稀な多種族共生国家の一つであり、臣民には異なる種族の間に生まれたハーフも多い。エルフやドワーフはともかくダークエルフや魔族系の種族も分け隔てなく受け入れるとは度量が広いのか節操が無いのか。
首都エンシャントは東西南北の人や物資が集まる要所として栄え、天空神ノトゥーンを祭る「ノトゥーン神殿」と愛の女神ライラネートを称える「ライラネート神殿」を擁しているが特に国教がある訳ではなく信仰の自由が保たれている。
かつて心を奪われ魔王となった先々代皇帝バロルの居城は現在でも魔獣やアンデッドが徘徊し、大陸でも有数の危険地帯である。
そんな物騒な場所を帝都のど真ん中に放置するなよ
現皇帝はバロルの孫に当り、バロルを打ち倒した英雄でもある「ネメア・ランガスター・ディンガル」。もっとも本人は国政を青竜・朱雀・玄武・白虎の四将軍を始めとした重臣達に任せて秘宝『闇の神器』を探して世界中を旅しているので帝都にはほとんど居ない。
- ゼンディカー
超古代の遺跡が眠り、多くの謎と秘密に溢れる大陸。世界中の冒険者や学者にとって憧れの地となっている。
この大陸には、陸海空あらゆるところに『面晶体』と呼ばれる謎の正八面体巨大建造物が存在している。
また、不思議なことにこの大陸の土地は常に変化を続けており、時には大地自身がモンスターと化して襲ってくることすら有り得るのだ。危険な遺跡や罠、凶暴なモンスターとあいまって、一流の冒険者であってもここでの探索は困難を極める。
反面、その困難さ故に発見されていない未知の遺跡や秘宝、過去の遺物が多く残っていると考えられており、この大陸に挑む冒険者は後を絶たない。- マゴーシ
国の約6割が水の一風変わった国。
水と関わりが深いため水産業、造船が盛んでここに住む者はとても豪快で人情溢れる者が多い。
月に一度、国全体が水の膜に覆われる現象が起きる。この現象、この国に暮らしている人々は全く知らない。また、この現象が起きている最中の国内の様子を調べに行った学者や冒険者も膜に覆われているところを全く見ていない。
色々な説があるが一番有力なのはこの現象が起きる日、この国だけ時間が停止しているという説である。 - オラン=リーフ
マゴーシから川を上っていった先にある巨大な木々がそのまま家となっている国。
この国の住人は様々な姿、形のエレメンタルをパートナーとして暮らしている。
(パートナーの意味としては家族や友人、戦友、人生のものだったりと様々)- スワコ・モリヤ
この国の住人から『マナに愛されし者』と呼ばれている巫女。普段はマナ産む神木を祀る社で巫女の仕事を行っている。
パートナーエレメンタルは意思を持つマナオムナス
- スワコ・モリヤ
- エメリア
ゼンディカーの空に浮かぶ膨大な数の面晶体、それらの影に隠れている遺跡群の総称。天空の面晶体や遺跡はゼンディカーの中でも特に変化が激しく、合わせて空中に存在することからその探索はほとんど手付かずである。
これらの遺跡は、かつてゼンディカーの空を支配していたという天使エムまたの名を空の女神エメリアの居城であったと信じられており、『エメリア』という名もそこから取られている。
また、水の領域はウーラという神が、それ以外の領域はコーシという神が支配していたと云われており、エメリアと合わせて三神と呼ばれ信仰を集めている。
- マゴーシ
- 瘴気の大陸
大陸一帯を瘴気と呼ばれる薄暗い靄で覆われており、その瘴気から守ってくれるというクリスタルの下で四つのヒト族が暮らしている。
一年に一度、「ミルラの木」と言われる木から採取される「ミルラのしずく」でクリスタルを清めなければ瘴気に呑まれてしまうという非常に危うい状態にある。クリスタルは一つの集落単位であるので毎年それぞれの集落からは「クリスタル・キャラバン」という「ミルラのしずく」を集める若者達が旅立ち、一年の安寧を得る為に雫を得る旅を続けている。
この瘴気にクリスタルの保護を受けずに長時間触れてしまうと、心が希薄になり漆黒の靄に包まれた異形へと変化してしまうと言われている。
また、瘴気が最も濃く渦巻いている中心では、何やら『次元の歪み』のようなものが時折観測されており、それを調査するためにこの地へ入り込む研究者も多いが、その研究者たちが無事に戻ってきたことはない。- ミ・スティア
我の民と言われる背中に美しい羽が生えているセルキー族の女性。であるのだが実のところ彼女には三年前からの記憶がなく、本当にセルキー族であるかどうかすら定かではない。
我の民の集う人里の近くに倒れていた彼女だが、発見が早かったらしく異形になり変わってしまう事態を避けることができたのだとか。
今では毎日歌を歌いながらこの大陸にある4つの里を回っており、各地の祭りに参加しては自慢の屋台と歌を披露している。
しかし彼女の歌う歌は確かに上手ではあるのだが、心の奥底に響くための『何か』が足りないと言われることもあり、屋台としての人気は共に旅をしているプリズムリバーの影響が大きい。
その何かを見つけるためには自分の失った記憶が関係しているのではないかと思い、旅をしている最中にもその情報を集めている。 - プリズムリバー三姉妹
温の民と言われるクラヴァットの姉妹で上からルナサ、メルラン、リリカ。得意の演奏スキルを武器にミ・スティアと組んで各地を転々としながら行方不明の末妹を探している。- レイラ
ルナサ、メルラン、リリカが探している行方不明の末妹。この4人の姉妹はそれぞれかなりの楽器演奏技術を持ち手なのだがその中でもレイラは別格で、彼女がひとたび楽器を手にすれば小鳥達が輪唱し、草花が踊りだすほどだったのだが、彼女は突如として失踪してしまう。
また、彼女の失踪と時を同じくしてある「竜」の噂が流れ始める。曰く、何故か楽器ばかりに執着し、巣には沢山の楽器がうず高く積まれている。それをその竜は哀しそうな声で吼えながら眺めているのだという。
- レイラ
- ブルーゲイル
知の民と言われるユーク族の青年。ユークは本来魔法に秀でた者達なのだが彼は誰に師事したのか槍の扱いにも長ける異端である。
また、各大陸に実在する古龍やドミナリア連合で有名な不死龍ヴリトラといった龍種に並々ならぬ興味を抱いており、竜と会話するための魔法の研究をしているのだとか。最近はこの地で噂になっている楽器を集める竜にご執心だとか。
現在はその研究の傍らにミ・スティアらと共に大陸を旅しており、彼女らが無事にこの大陸を旅出来るのも彼のお陰である。
なお、記憶を失って倒れていたミ・スティアを助けたのは彼であり、倒れていた彼女を囲んでいた黒い異形をブルーゲイルは鍵型の槍によって打ち払った。 - クジャ
武器商人として各大陸を渡り歩く謎の男。闇の力にも精通していてハートレスを使役することができ、銀色の竜型ハートレスを足として使役している。
クジャはこの地の瘴気が心を喰らい、大量のハートレスを生み出している点に着目し、瘴気を濃縮して抽出することで心の残滓を束ね、本来なら強い心の持ち主からしか生まれないノーバディを造りだすことに成功。ⅩⅢ機関をはじめとした闇系の組織に卸している。
特にⅩⅢ機関との繋がりが濃く、この大陸を担当しているローレライを「籠の中のコトリさん」と称し、会話している姿がよく見られる。最もローレライが全く喋らないのを良いことに一方的に自分に酔ったクジャが語りかけているだけだが。強い心を持っているわけでもなく、生身のままでノーバディやハートレスと共にいるため、徐々に心が希薄化していっていることに気が付いていない。
初めこそ価値ある研究として心の抽出を行っている側面もあったが、今では無意識のままにノーバディを作るただの機械に変貌しつつあり、ローレライを見下した発言をしたり自分に酔った言動を好むのも、最後の一線を越えないが為の防衛本能である。
- ミ・スティア
- ラモエ
この大陸を瘴気で覆い、人々の心を特に「思い出」を喰らう強大なハートレス。誰も見たことが無いとされるその姿は異形としか形容できない。悲しみの記憶を喰らうことを何よりも好み、瘴気によって村が滅び、悲しみの記憶が大量に生まれることを今か今かと常に楽しみにしている。
「侵略」の際も自身の「食事」を優先していた為、他の大陸の者はおろか瘴気の大陸の者でさえラモエの存在を知らない。
彼の者の存在を知るのは瘴気の深奥にまで到達し、未だ帰らないクリスタル・キャラバンたちのみである。 - ナミネ
人々の記憶や思い出に触れる力を持ち、人々の記憶から抜け落ちた思い出をミルラの木の養分に変え、「ミルラのしずく」を作り出している存在。ラモエと人々の思い出を奪いあう関係にあるが、ナミネは人々を瘴気から守る雫を生む為に仕方なく思い出の搾取を行っている。
ソラの「世界」のナミネと容姿も似通っているが違う存在。
かつてはこの地の人々の思い出を管理し、記憶の循環を司っていた存在「ミオ」であったが、人々の様々な感情を含んだ思い出を取り込むうちに次第にそれらを取り込む事を激しく欲するようになる。その結果生まれた存在がラモエだった。やがてラモエとの対立が元でミオの心は砕け、ラモエはハートレスとして独立。そして心を失ったミオの『残骸』から生まれたのがナミネであり、詰まるところナミネはミオの「ノーバディ」である。
- 霧氷風砦
遥か北の大地にある霧氷風教団の本拠地。かつてドミナリアに訪れていた氷河期を再び呼び起こそうとしているらしいが……?
彼らは霧氷風と呼ばれる極寒の地で発達した特殊な魔術体系を持っており、寒さそのものからマナを抽出し氷をレンズにしてマナの変換・増幅を行う。- レティ・ホワイトロック
霧氷風教団の一員。雪女と呼ばれるほどの才能に溢れた霧氷風魔術師である。
彼女自身は「自然は在るがまま巡るべき」という考えを持っており、「氷河期の再来」という妄執に永い間取り付かれている教団の計画をなんとかして止められないかと思案している。
- レティ・ホワイトロック
- ファイヤーウッド王国
取り立てて特別な国というわけではない、一般的なファンタジー世界なのだが、近年この国の近くに、巨人族の末裔が率いる軍団に秘法の一つゴールデンアックスを奪われた挙句、嫁探しのためだけに攻め入られている。
- エレンドラ国
多くの妖精が暮らし、世界中のフェアリーにとっての故郷であり、楽園でもある妖精の国。
妖精達の母と言われている女王ウーナが統治している。
様々な種類の妖精が暮らすため、自然溢れる国でもある。また、エレメンタル達にとっても住み心地の良い場所らしくここで妖精と共に暮らすものも少なくない。
基本的に妖精の性格は悪戯好きで無邪気と言うよりかは、性根の曲がった毒舌家が多い。
無論全てではないが、何の躊躇もなく他人の心の不可侵領域をディスるため妖精も少なくない為妖精嫌いは世界に沢山いる。- 妖精の女王ウーナ
全ての妖精の母と言われている妖精。争いを好まない優しい性格の彼女は多くの妖精に本当の母親のように親しまれ、愛されており、彼女もそんな妖精達を愛している。
- 妖精の女王ウーナ
- 光の妖精の三人衆
サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアの三人組。
やっぱり悪戯好きではあるが、こっちの三人はウィザードとしての顔を持っていたりするためか妙に賢く、滅多なことでは失敗しない。 - 氷縛りのチルノ
青のマナ、特に氷や冷気の扱いに長ける妖精。その実力はエレンドラの中でも五指に入るとも言われる。氷縛りの二つ名の示すとおり、その氷は敵から土地まであらゆるものを凍らせる。
- セフィーロ
北方大陸に属す、自然豊かな大国。
柱と呼ばれる国で最も強い心を持った人間が治めている。柱を選定する際には柱の証と呼ばれる秘宝を用いるそうだが、その扱い方は代々の柱しか知らないらしい。
現柱のエメロードと、その側近である神官ザガートのいちゃラブっぷりは他国にまで知れ渡るほどで、国民は毎日のように砂糖を口から吐いているのだと言う。
この国で扱われる魔法は術者の心の強さに大きく左右される。特に柱に選ばれた人間の放つ魔法は、世界でもトップクラスの破壊力を有する…と言われている。
- セファリッド
北方大陸周辺の海に生息する、タコが大きくなったような知的種族。意外にも陸上活動可能だが、基本的には海の中で暮らしている。
皇帝アボシャンの下「海の帝国」を築いており、各地の港町を通じて多種族との交流や取引などを積極的に行っている。ただ、マーフォークとは犬猿の仲。
全般的に頭脳労働が得意な傾向があり、研究者や機械技師、交渉人や商人などで生計を立てるものが多い。また、皇帝の影響で最近はカードゲームが大流行中である。海の中でカードが濡れたりしないのかって?気にするな!!- アボシャン
セファリッド達の国「海の帝国」の皇帝。
皇帝の身分でありながら積極的に地上各地の査察・交流に出かけており、以前は閉鎖的だった海の帝国が社交的になったのは彼の政治方針によるところが大きい。
セプターとしての一面も持っており、その実力は確かなもの。海の帝国一のカードジャンキーでもあり「皇帝のデュエルはエンターテイメントでなくてはならない」というポリシーを持つ。・えちょ どこの元キングですかあんたwwwwwwwそんなプレイスタイルからギャラリー受けしそうなファンデッキを使うことが多いが、それでもなお高い勝率を維持するプレイングスキルを持ち手。
ちなみにセファリッド基準で言うと、超イケメン。
- アボシャン
- スリヴァー
北方大陸にの一部に分布する、湾曲を組み合わせたような奇妙な姿をしている生物。冬眠の習性あり。
姿を例えるならばすらりとしたカッコいいカマキリ(のようなもの)と言ったところが適切であろうか。
生育環境に適応した進化をそれぞれの集団で繰り返した結果多種多様なスリヴァーが存在しており、恐ろしい事に全てのスリヴァーは『スリヴァー同士で能力を共有する』程度の能力を持っている。(『他のスリヴァーに自分の能力を共有させる』程度の能力かもしれないが、その違いは脅威になると言う意味の前では些細な問題である。)
つまり種類の異なるスリヴァーが集まるだけスリヴァーは強くなると言う事である。
その生態は種類によって(その有無が意味をなさない程度の)差はあるものの基本的に獰猛であるが、幸いにも彼らの生息圏内に未だ人は足を踏み入れていない。- スリヴァーの女王
そんなスリヴァーであるが人との接触が全く無かった訳ではない。
未踏破地域に挑む冒険者や学者が何度かスリヴァーに遭遇しているが、わずかな例外を除いて彼らが帰ってくる事は無かった。
その例外が言うには、スリヴァー達を率いる女王のような存在に遭遇し、女王は人間の体から蜘蛛の脚を生やしていたような―有り体に言えば蜘蛛の化け物の―姿をしていたらしい。
だがその生き残りたちも謎の業病により次々と死亡。証言の真偽は確かめられないまま時は過ぎ、その言葉も忘れ去られていった。
- スリヴァーの女王
南方大陸
- シュレイド王国
『南方大陸』に存在する大きな国。住民の多くを普通の人間が占め、また少数ではあるが『竜人族』とよばれる優れた頭脳を持った亜人達も一緒に暮らしている。
西の方の地域に火竜リオレウスをはじめとした危険な飛竜が多く生息しているため、他国に比べて狩猟技術が非常に発達している。その証拠に、例えばドンドルマやミナガルデといった大きな街を訪ねてみれば、街の至るところで対モンスター用の設備を目にすることができるだろう。
ハンターズギルドの本部があるのもここ。そのため、一流のハンターを目指す多くの人間が、顔を売ったり修行したりする為にこの国に移り住んできている。
国鳥はイャンクックであり、風見鶏や鳩時計の鳩などのモチーフになっている。……鳥?さすがに先生は格が違った。- ドンドルマ
- ドンドルマ大工房
シュレイド王国でも一、二を争うほど発展した街、ドンドルマに存在する工房。
その技術力は世界でもトップクラスで、ガンランスや狩猟笛を開発したのもここである。そのため、それらの武器を愛用するハンターからは聖地として扱われている。
ここ数年は革新的な新製品を世に送り出すことが出来ておらず、その一方で最近メキメキと技術力をつけてきた他大陸の大工房からスラッシュアックスや操虫棍、チャージアックスといった新機軸の武器が次々とリリースされていることもあってか、徐々にネームバリューが落ちてきているらしい。
- ドンドルマ大工房
- ジャンボ村
ドンドルマの遥か東、テロス密林の近辺に存在する比較的新しい村。
若い竜人族の村長の手により、ハンターを中心とした村づくりが行われている。 - ポッケ村
シュレイド王国の降雪地域、フラヒヤ山脈の麓にある村。
規模は小さいが農場や工房等、ハンターが拠点とするための施設は充実している。
工房の職人はドンドルマの技術提供を受けているため、同じものが生産可能。
最近、雪山の奥地で奇妙な地響きが多発しているとか…?
- ドンドルマ
- シンクロニ・シティ
シュレイド王国と同じ旧大陸の片隅にある小さな都市。
そこに住む者も大陸の気風と同じくモンスターハンターとして生きる人間が大勢住んでいるのだが、一般のハンターとは全く違い、素手のみの格闘戦によって狩猟することを生き甲斐とした住人が集まる変態都市。
防具や武器、魔法すらも邪道の一種とされ、そんな訳の分からない気質のお陰で古流武術や拳法などの技術が目まぐるしく発展。それらの闘術を修めるには血の滲む修練が必要だが、もしも身につけることが出来ればパンチ一発で地震を止めたり、人を背負ったまま水の上を駆け抜けることが出来るようになる。
ちなみにシンクロ二・シティで食事を行うと、他国と作り方や材料が同じだとしてもやけにその料理が旨そうに見えたり、語尾に『ッ』が勝手に付くようになったりとおかしな現象が多々あるので気を付けていただきたい。まあ、悪影響ではないので心配はしなくていいが。
- 魔阿斗海皇
シンクロニ・シティにおける最大の実力者。
かつてはありとあらゆる武器や魔法を駆使して戦い続けてきたが、齢80にして「人間の肉体の可能性を垣間見た」として、無手での格闘術に開眼。
現在は一線から退きつつも、暇があれば住人や訪れた旅人に無茶振り組み手を行っている。
『嫌なら帰ってもいいんじゃよ?』
- ゼフィーリア王国
リナとシャントットの生まれ故郷。葡萄の名産地。
一見ただの田舎にしか見えないが、どういう訳だかものすごく屈強な連中が集まっている国。この国においては、リナとシャントットですら500本の指に入るか怪しいと言われている。マジパネェ。
首都のゼフィールシティには竜破斬を普通の包丁で叩き切る名物ウェイトレスがいるらしいが…?
西方大陸
- イヴァリース(畏国)
近隣の7つの小国をアトカーシャ王家がまとめあげ、それらの集合体をイヴァリース国と称している。
北西にはロマンダ国(呂国)、北東にはオルダリーア国(鴎国)があり、数年前に終結した「五十年戦争」で畏国は呂国と鴎国に敗北している。その結果、国力は大いに削がれたが未だ軍事力は強大であり特に超絶チート「雷神シド」と名高いシドルファス=オルランドゥ伯爵率いる南天騎士団は世界中に勇名を轟かせている。
しかし国力が疲弊したことで職も誇りも失った騎士たちが野盗に成り下がるなど、治安が悪化している。
またこの国は貴族階級では無い者への差別が激しく平民は家畜同然の扱いを受けている。家畜に神は居ない!しかし、少なくとも外交でそれを出すことはないし、戦争中でもなければ他国の平民(自国除く)をいたぶることはない。後、シドとかアグ姐とか、そこらへんの身分はあまり気にしない人もいる。
現国王がまだ幼いことから後見人の座を巡って有力貴族同士の内乱の兆しもあり、状勢は極めて不安定である。- シドルファス=オルランドゥ
イヴァリース最強の騎士として名高い男。別名「雷神シド」「剣聖」。
性格は温和であり義理深く政治的にもその手腕は評価されており民衆からの評価はかなり高い。
剣の道を極めたとされるその力は「神すら打ち倒す」とまことしやかに囁かれてる。そのため弟子入りや手合わせを願うものが後を絶たないとか。
彼自身もそうだが、弟子の方も凄い。二代目・女剣聖と呼ばれる「フリメルダ」は特に有名。
ハンターズギルドとの模擬戦でテンシを始め多数の剣士に師事を頼まれたとか。
秘宝「エクスカリバー」を所持している。これまた「斬れぬものなど無い」と称される聖剣で威力も申し分ない…がその真価は追加効果にある。
なんと装備しているだけで聖属性の攻撃を吸収、自らの聖属性攻撃は強化、その上永久ヘイストという狂った性能。
手合わせならともかく間違っても殺そうなどとは思わないよう…。
仲間に誘うこともできるが普通は国のため働いていて忙しいので断られる。なんと「聖剣技」「暗黒剣」「剛剣」と言った剣技を一人で苦も無く使いこなす。
距離や範囲関係無く、多種多様の「聖剣技」で一発でも当たったら致命的な攻撃をヘイストのおかげで乱発し
HPを苦労して減らしても即座に暗黒剣のひとつ「闇の剣」でHPを吸収され、魔法を唱えようと思っても「暗の剣」で多大なMPダメージを与え妨害してくる。
秘宝やチート装備で戦おうにも持ってる相手に対しては「剛剣」にて装備を粉砕するという念の入れ様。
このように真正面から戦うのは無謀極まりない。 - アキュウ=ヒエダノ
シドルファス=オルランドゥの義理の娘。ジョブは占星術士。
体が病弱なために戦士としての道には進めなかったが、尊敬する義父に少しでも近づけるようにと努力を重ねた結果、一流の占星術士となった。彼女の固有スキル「星天停止」は敵全体にストップ+ドンアク+ドンムブをかけるというあもりにもぶっとんだもの。チートの子はやはりチートだった!
現在は内乱を未然に防ごうと尽力するオルランドゥを支えている。
なお、後に彼女が記す「ヒエダノ白書」は世界中を震撼させることになる。
ある意味では最重要人物で、如何なる理由があろうと彼女を殺すことは許されない。 - ニトリ=カワシロ
旧文明から受け継がれる技術によって機械仕掛けの兵器を生産している「機工都市ゴーグ」に住む少女。
ジョブは失われた文明を発掘する機工士。戦闘では自らの発明品(メインウェポンは銃)を使って敵を攻撃する。
明るく人懐っこい性格なので交友関係は広い。
その性格は昔からだが、最近多少なりともあった暗黒面が完全消失し、他人を残酷なまでの正論でディスる用になり人付き合いは減ってきた。
暗殺ギルドを初めとした裏系の殺し屋と接触した噂があるが、周囲の人間はニトリに対する質の悪い嫌がらせだと思っている。
科学技術には目が無く、もしも用途のわからないアイテムを見つけたら彼女の所に持っていこう。 - アグリアス・オークス
ルザリア聖近衛騎士団に所属する生真面目な美女。正義感と忠誠心に溢れる女騎士である。
おい誰だ今セイバーって言った奴。ちょっと表出ろ。
ジョブは「ホーリーナイト」。神の加護の宿る剣より繰り出す聖なる奥義「聖剣技」で敵を打ち砕く。
おい誰だシドの下位互換って言った奴。雷神シドが異常すぎるんだよ!
騎士であるためか基本お堅いが女性的な事に疎いわけではなく、化粧道具や香水などの物品に詳しい一面もある。
現在は王女の護衛を任されているようだ。 - 労働八号
ニトリが修復したロボット。ちょっとポンコツ。
凄まじい力を持ち、機械ゆえ信仰心など無い上、耐魔法装甲によって一切の魔法が通用しない。もっとも魔法によって発生した直接でない魔法の影響は流石に防げない。これを単なる労働力としてしか見ていなかったロンカ帝国とは如何なる国だったのか・・・。
なお、参入イベントは必見。 - フリメルダ
ルザリア聖近衛騎士団団長。二代目・女剣聖の異名を持つ。
物腰柔らかく、誰にも分け隔てなく接する女性。王女の守護役であるが、彼女自身が王女だと言われても装備以外は違和感が無い程。
あの雷神シドの愛弟子であり、師には未だ及ばないなれど剣の腕は並みではない。
同じ女性の騎士として、アグリアスとは私的な交友もあったらしい。
現在いくえ不明。彼女の服を身に纏うゾンビを見たという話もあるが、何故か調査隊が派遣される様子は無い。 - イチリン=クモイ
イヴァリースで広く信仰されているグレバドス教、その直属の神殿騎士団の一員。父親は神殿騎士団団長のウンザン=クモイ。
「剛剣」を使いこなす剣士でありながら弓・槍の扱いにも長け、玄人好みのチャクラム、父親譲りの「拳術」も使いこなす武芸百般の女騎士。相対したものは、その間合いを問わない変幻自在の戦い方に翻弄されることになる。
家族思いの優しい女性なのだが、若干思い込みが激しいのが玉に瑕。周りからは「百聞は一見にしかずを地で行く性格」と評されている。 - アルガス・サダルファス
ランベリー近衛騎士団の見習い戦士。ガチの貴族至上主義者。
先の戦争で没落した実家を再興させようと必死になっているが、身の程をわきまえない言動が多く、全然上手くいっていない。
それでいて、平民には貴族らしく家畜として扱う。が、やり過ぎてブチギレた平民にフルボッコされるヘタレ野郎。
割と義理には篤いため、助けると手を貸してくれるが、義理分の働きをするとその後敵対関係になっても全く容赦しないので注意。まぁ、所詮汎用ジョブだがな。デスナイト?そんなことまでは知らん。 - ガフガリオン
流れの傭兵。ジョブは『ダークナイト』。あんこくwとは似て非なる存在。
長年、戦場に身を置いて来たため実力はもちろん、知略や用兵に優れ「傭兵の勘」とうそぶく視野の広さを持っている。兵士としても策略家、指揮官としても一流。
性格は老練にして老獪。生きるためならなんだってする生粋のリアリスト。一方で部下の面倒見は良く、かつてはラムザの上司でもあった。
現在はイヴァリースのベオルブ家・・・ラムザの家系に雇われている。
- ルカヴィ
イヴァリースの伝説に名を残す13体の悪魔達で絶大な力を保有している。天界の神々もその存在を警戒しているが彼らの指導者である『聖天使アルテマ』が復活しなければ、伝説に謳われているような力を人間界で発揮できない。
しかし幻獣界のエクスデスや暗闇の雲が名を連ねているように、ただ邪悪なだけの存在ではないようだ。
『聖天使アルテマ』以外にはルカヴィ同士で序列がつけられていることは無いようで全員が対等な間柄と思われる。
それが災いして好き勝手に動く者も多く、『聖天使アルテマ』復活に積極的なのは『不浄王キュクレイン』『魔人ベリアス』『死の天使ザルエラ』『憤怒の霊帝アドラメレク』『統制者ハシュマリム』の五体だけで後の連中は余りやる気がないようである。
蛇遣座を司る『サーペンタリウス』というルカヴィも居るが現在行方不明中であり、ハシュマリム達も戦力として当てにはしていない。
ルカヴィは自らに対応する星座の聖石を使って人間の体を乗っ取る事が可能で、すでに肉体を得て活動を開始している者も何名か居る。
だが聖石の力で彼らの魂を宿して転生するには相応の肉体であることが必要である上にルカヴィとの相性の問題もあるのでそう簡単には転生する事は出来ない。なので転生に成功したルカヴィはあちこちに聖石をばら撒いて仲間を呼び出す下準備を行うだろう。
現在はイヴァリースを中心にして権謀術数を世界各地に張り巡らせており、目的達成の手段の一つとして西方大陸の戦乱を煽っている。- 聖天使アルテマ
ルカヴィの指導者。処女宮を司る。男性。
グレゴリ天使団のアルテマと同じ名前を持つが、関連性は不明。
かつて神々に対してルカヴィを率いて戦争を仕掛け、敗北。力を奪われ方々に飛ばされ、聖石を通じてしか世界に完全な力で顕現できなきなった。この時、自分を倒した天使に、後に堕落し人との間に子を残す天使に深い憎しみを抱くようになった。
見た目がハイレグに見えるが、もう一度言う、男である。ちなみに、天使団のアルテマは女性。あちらは『信仰心』の具現化によって誕生したため女性なのだと思われる。信者でも男より女性の方が良いんだね!
現在でもイヴァリースで信仰されている『聖アジョラ』のノーバディ。心と力を求めて天使アルテマや自分を仕留めた天使の血を引くラムザを取り込もうとしている。 - 統制者ハシュマリム
獅子宮を司るルカヴィで『聖天使アルテマ』復活を目指す者達のまとめ役。その姿は筋骨隆々たる獅子の獣人である。
かつて程では無いとは言え、強力な次元魔法と対象を恐怖に陥れる力で一級廃人すら易々と葬り去る。
すでにイヴァリースの神殿騎士団長ウンザン=クモイの体を奪って転生しており、現在は他のルカヴィ達の転生を手助けしつつアルテマ復活を目指して積極的に策謀を巡らせている。
その策謀は世界中に及んでおり、聖石『アクエリアス』は「トヨヒメ・ワタツキノ」、『パイシーズ』は「パラメキア帝国の皇帝」、『タウロス』は「織田信長」……といった具合に転生の条件を満たしている人物に聖石が渡るようにしており、他にも南方大陸に『キャンサー』を送り込んでいる。
だが策が裏目に出る事も多く、せっかく復活しても【背徳の皇帝マティウス】は支配を楽しむ事にしか興味が無かったり【輪廻王・カオス】は即座に倒されたり【暗闇の雲】は細工が気に入らず敵対を宣言されるなど苦労に見合った成果が上がらず焦り始めている。
当面の目的はなんとかして天界のアルテマが持つ『ヴァルゴ』を奪い返すこと。 - 不浄王キュクレイン
天蠍の座を司るルカヴィ。元々は邪悪な存在では無く逆に世界の不浄を掃除する存在だったのだがあまりにも酷い不浄が多くそれらを飲み込んだ際「不浄王」と化してしまった。属性は毒。
周囲の生命力を削り取る「異常空間」を常に発生させており地上の人間は正気を保つことすら難しい。
「ドンアクガ」「ドンムブガ」等動きを封じるステータス異常を中心にバイオ系の呪文で相手を苦しめじわじわ殺す嫌らしい戦術を好む。ルカヴィの中でも対策が特に重要視される敵だろう。
聖天使アルテマ復活のために暗躍しているルカヴィの一柱。 - 魔人べリアス
白羊の座を司るルカヴィ。元々は神々に創られた存在だったのだが「失敗作」と扱われ激怒。神々に反旗を翻した。属性は火。
「ファイジャ」「ペインフレア」など強力な炎魔法をアビリティ「ショートチャージ」により連発し自由自在に炎を扱い全てを焼きつくす。物理攻撃力もかなり高い。
また力任せの攻撃だけではなく「恐怖」「失声」などのST攻撃で厄介な敵を無力化など知恵も回る。さらに一部の召喚獣や悪魔を強化して呼び出す「魔人召喚」等、悪魔としてのスキルもかなり高いことが分かる。
単純な戦闘力、破壊力だけ見ればルカヴィの中でも最強クラスである。天界の神々もよけいな挑発をしてくれたもんである
聖天使アルテマ復活のために暗躍しているルカヴィの一柱。 - 輪廻王カオス
金牛の座を司るルカヴィ。人の世の混沌の渦に巻き込まれ幾度となく転生を繰り返したすえに神々に背く輪廻王となった。属性は風。
秩序あるすべての条理や精神を一瞬にして消し去ることができるほどの力を持ち、通常攻撃を封じる「異常空間」を常に展開している。
「エアロジャ」「トルネド」など風を操る魔法で攻撃する、ただの風と言えども膨大な魔力を持って行使すればそれは災害にも匹敵するほどだろう。
また戦闘の際にはカオスジュダという四体の球体を召喚する。それぞれ一つ一つが違う属性を帯びておりカオスの敵をガ系魔法で葬り去る。リフレクを貫通するという特性を持っているので注意。 - 審判の霊樹エクスデス
天秤の座を司るルカヴィ。元々は世界を監視する役割を持っており無の存在として万事を判定する権限を持つ存在だったが、無の存在としてあり続けた結果執着心すら無となってしまった。その後全てを無に帰すべく神に挑むが敗北した。
一切のアイテムの使用を禁じる「異常空間」を展開する。またリフレクとプロテスが最初からかかっている。
「フレア」などの高位魔法に加え範囲内のキャラクターに大打撃を与える魔法「コラプス」などで攻撃する。HPが減ってくると「束縛解放」により準備時間無しで魔法を使用し始める。
さらにHPが減ると「魔法障壁」を張り物理攻撃を完全に無効にする…が一定時間で切れるのでそれまで耐えよう。
- 聖天使アルテマ
- シドルファス=オルランドゥ
- トリステイン王国
ハルケギニア大陸の西方に位置する小国で首都はトリスタニア。
歴史ある国家だが、伝統としきたりに固執するあまり国力は年々低下している上に軍事力もそれほどではないので他国に侵略される危険性が高まっている。おまけに前王が死去してから次の王を置いていないので現在政治的空白ができてしまい知らず知らず他国の野心を煽ってしまっている。
魔法を使えるメイジが貴族とされ、支配階級となっている。そのせいでイヴァリースに負けず劣らずの平民差別があり、なおかつ魔法が使えない者は無条件で格下扱いされるので何らかの魔術が使えないと非常に居心地の悪い思いを味わうだろう。王族の中には魔術ギルドの重鎮も多く、王女アンリエッタは最高クラスのメイジである。
四系統魔法という独自の魔術が発達しており、虚無と呼ばれる伝説の系統は世界全体で見ても高位の魔術と言える。国内に独自のメイジ育成機関である魔法学院を置いており貴族の子弟が日々勉学に励んでいる。- アンリエッタ・ド・トリステイン
トリステイン王国の王女でルイズの幼馴染。水系統の魔法を扱うトライアングルメイジである。
ルイズのことは心から信頼し、自分に無いものを持つ彼女に羨望を抱いている。またルイズからも主君として尊敬と敬意を持たれている。
基本的には穏やかな性格であり、王族としての威厳と美しさを併せ持つ美少女だが、その実かなりのお転婆でアクティブな一面も持つ。
前王亡き後は国の象徴的存在となり、多忙な日々を送っている。ただ一部の重臣からはお飾りとして見られている節があり、一時はパラメキアの皇帝との縁談まで持ち上がっていた。さすがにそれは頓挫したが、政治の道具としか自分が見られていないことに不満があるようだ。女王として即位、対パラメキアを強硬に推進していく事になる。それは国を守るためというよりはパラメキアによって密かに思いを寄せていた隣国の王子が国ごと葬り去られた事に復讐心を燃やしているようである。
- アンリエッタ・ド・トリステイン
- ガリア王国
ハルケギニア大陸に属する大国であったが、パラメキア帝国に滅ぼされた。
国王ジョセフとその弟シャルルが治める、穏やかな国であったらしい。
どこかの国へと落ち延びたと言われる王位継承者二人を除き、王族は皆殺しにされている。 - ブリタニア王国
ハルケギニア大陸の近くにある海にポツリと浮かぶ島国。
女王ローザ・ギネ・アヴァロンの直属部隊、騎士団長パーシファルが率いる『薔薇の騎士団(ナイツ・オブザローズ)』の強さは他国に知れ渡る程。
あと、飯が不味いことでも有名。この国に赴くときは、食料を多めに持ち込んでおくことをオススメする。
SoundHorizonキングダムとは非常に仲がいい。ブリタニアや薔薇の騎士団のテーマソングを作ってくれる程度には。 - リュエード王国
ハルキゲニア大陸最西部、海峡を挟んだところにある『パブラシュカ大陸』(西ハルキゲニア)を支配する王国。
この国の魔術は他の国と趣が異なり、スペルカードと呼ばれる小さな石版状のカードを使用することで様々な魔法を行使できる。
スペルカードを扱うことが出来る能力者のことをこの世界ではセプターと呼び、リュエード王国は他国よりこの能力者が多い。この世界に存在するスペルカードを全て集めた者は神にも等しい力を得られるとの伝説もあり、
セプター同士の戦いに於いて、勝者は敗者からカードを奪うことが出来るという慣習がある、勝てば勝つだけ神に近づけるという訳だ。
スペルカードは攻撃魔法の他に各種の補助呪文があるが、最も多いのは多種多様なクリーチャーを召喚するタイプ。
ただしかつてはスペルカードの撃ちあいにルールなど無かった為、それに巻き込まれ続けたリュエードの住民にはセプターを忌み嫌う者も多い。
忌み嫌うだけならまだしも、セプター能力者であると分かっただけで命の危険に晒されることも決して少なくは無いのだ。 - SoundHorizonキングダム
遥か高空を駆ける浮島の上に作られた王国。『ある時』を除いて常に移動し続けているため、ちょっと遊びに行くことすら一苦労。
非常に音楽が盛んな国で、たまに地上に島を降ろしてはライブやコンサートを行っている。また、現国王の方針で軍隊が存在していない。
最近、ジマング汁なる飲み物が流行している…らしい?
国鳥は白鴉。 - ドグラ王国
バカ=キ=エル・ドグラという冗談みたいな名前をした王が治めている国。
これといって特筆すべきところのない普通の王国だが、国王の天才・変人・性悪っぷりは世界的に有名。
決して極悪ではないのが不幸中の幸いである。
基本的に近隣国との仲はいい。- バカ=キ=エル・ドグラ
冗談のようだがこれが本名。通称、バカ王。
世界でトップクラスの頭脳を持つと同時に、その頭脳を発揮する方向が無茶苦茶おかしいことで有名。彼のいたずらのせいで、何回か世界的な大混乱が発生したことも。
超自己中心的な快楽主義者であるが、何だかんだで人死にが出るような致命的な悪事は行わない。
その理由は本人曰く、「漫画の連載打ち切られた結果、安易な死にオチは夢オチ並みに許されざるという結論に達したから」…意味はよく分からないが、この一言で安心か?
- バカ=キ=エル・ドグラ
- 交易都市リューン
西方諸国に点在する都市国家の1つ。
交易都市という名の通り、人や物の行き交いが盛んであり、物品だけでなく技術や魔術の取引も盛んである。
また、古代遺跡を利用して建てられた都市であるため下水設備が完備されている。
冒険者の宿も多く存在し、西方諸国で活動する際の拠点としても向いているだろう。
明らかにゲームバランスを無視した力を持つ何か深い過去があったりなかったりする冒険者の宿の親父と、その親父も逆らえない娘さんがいるという噂がある。ハゲは禁句
ついでに、やたらと世界の危機が起こる都市としても知られているが、大小限らず必ず冒険者が鎮圧してしまう。騎士団仕事しろ - ドマ王国
東方大陸と深い繋がりがある小国で、サムライと呼ばれる独自の兵士を擁する。
水晶戦争勃発後は、帝国の侵攻に対して真っ向から対立、前線で戦い続けているのだが……- カイエン・ガラモンド
ドマ王国に長年仕えているサムライで、先代の王からの古参の戦士。
その剣技は年老いてなお冴え渡り、あらゆる物をも一刀両断するとも言われている。
普段は調子に乗りやすく、会話に草を生やし、「カイエン殿も大変でござるな~wwwwwww」とのたまってはツッコミを入れられるという、シリアスとは程遠いのだが、決めるべきときは草も生やさずしっかりと決める。ただし長時間草を生やさないと禁断症状がでるとかあと機械が苦手で、ちょっとエッチな本に【興味があります。】
バロン王国とは国同士が友好関係であった都合状よく赴いており、竜騎士団の団長であったカインとは親交があり、またカインの友人であった騎士の青年とも面識があり、「えぇす」としての素質があるとして見込んでいたらしい。
- カイエン・ガラモンド
- バレンヌ帝国
西方の小国。過去には南北バレンヌ地方を領土としていたが、最近は首都アバロンを領土とするのみになっていた。
最近は平和的侵略活動(たまに助けてやると勝手に帝国の家来になる)により北・南バレンヌ地方とカンバーランドを領土としている。
七英雄と最も縁のある国として知られ、平和的侵略活動の過程で、この世界に戻ってきた七英雄とたびたび衝突している。
この国は皇帝がチートであり、なんとか倒してもその力を継承した新しい皇帝が現れるため喧嘩を売らない方がいいだろう。
逆に言えば皇帝以外の戦力に乏しく、現在はパラメキア帝国の侵略行為と同時に各地で行動を起こしている七英雄への対処が追いつかず、かなり疲弊してきている。- もいん
首都アバロンの酒場にて、吟遊詩人の語るバレンヌ帝国歴代の皇帝の英雄譚を編纂している人間の女性。
本来はモインヌというのだが、誰からもそう呼んでもらえない。
最近は帝国以外の国の話に興味があり、主人公が体験した出来事を話すとそれを記録してくれ、いつでも確認させてもらえるようになる。実はバレンヌ帝国の最終皇帝候補者。
バレンヌ帝国に伝わる継承の秘術には限界があり、その最期の継承者としてもいんが選ばれるのである。
ちなみに彼女が皇帝になって真っ先に始める事は国の名前を『モインヌ帝国』に改める事。
しかしそれでも呼ばれる名前は『皇帝もいん』『もいん陛下』と誰も本名で呼んでくれない。仕方ないね。
- もいん
- パラメキア帝国
非常に強大な軍事力を保有している帝政軍事国家。フィン王国やバロン王国を始めとした近隣諸国を武力制圧して滅亡させるなど露骨な軍事行動が目立ちこの国を危険視する者は多い。パラメキア戦略飛空艇全12師団など航空戦力も豊富であり、皇帝の世界制服達成の尖兵として帝国軍は活動している。
当然ながらこんな国を野放しにするわけにはいかないのだがその軍事力故に迂闊に手は出せず、さらに外交面でも国内で産出される希少鉱石「ミスリル」、飛空艇の燃料になる「エクトラズム」を輸出する事で帝国の必要性をアピールし他国の攻撃を押さえ込むなどしたたかである。
一時期、皇帝が反乱軍の手により討たれたという情報が広がったが、各国が事の真偽を確かめる前に皇帝が自身の健在を大々的に喧伝。今では誤情報であったという認識になっている。
現在、皇帝は自らが魔術で造り出した宮殿「パンデモニウム」で反乱軍壊滅の指示を下している。「パンデモニウム」は標高9000メートル級の山々に囲まれており、飛空艇にさえその進入を許さない。地上との連絡は冥王の名を取った転送機関のみという鉄壁ぶり。
だが皇帝のやり方に異議を唱える者も少数ながら存在し、戦略飛空艇第8師団長『メサ・リクセン』が部下を率いて帝国を出奔、反逆罪で追われている。- 皇帝
名前の通り、パラメキア帝国の皇帝。本名不詳。
世界征服を目論んでおり、軍隊と魔物を使役し自身の戦闘力も高い。凄まじい魔力の持ち主であると言われており、巨大な竜巻を作り上げて反抗的ないくつかの町を壊滅させるなど敵対者には容赦しない。
一度は反乱軍の英雄フリオニールらによって倒されるも、聖石『パイシーズ』によって双魚宮のルカヴィ『背徳の皇帝マティウス』として復活。ルカヴィとの相性がとても良かったらしく皇帝とルカヴィの意識が共存している状況にあり、その邪悪な意思とウボァーな断末魔は健在。
二つの人格と強化された意志により、全次元世界でも珍しいキーブレード二刀流の使い手である。
キーブレードは単なる剣で無く魔力増幅の杖としての役割もある為、本来の力と合わさりナイン・タイタンズに匹敵する実力を身につけている。
以前よりも更に強大になった力と、一度負けた為身につけた思慮深さを武器に己の野望を成就させるべく行動している。
目下の敵はバレンヌ帝国であり(曰く「世界に皇帝は私一人だ!」)、そのために七英雄とは極秘裏に同盟関係を結んでいる。本人は利用してるつもり満々だが向こうもそう思ってるのでお互い様だったりする。最近、ハートレスとノーバディを利用する為にXIII機関と接触。機関も皇帝を利用して西方大陸での心集めをスムーズに行おうと考え、ナンバーⅩ「アルティミシア」を皇帝の下に派遣している。 - ダークナイト
皇帝の側近の暗黒騎士で、その素顔は漆黒のフルフェイスタイプの冑によって覆われて確認は出来ず、かろうじて髪の色が銀色であることがわかる程度で、その他の情報は一切不明。
感情が一切無いかのごとく皇帝に忠実で、飛空艇師団『赤い翼』を率いて淡々と任務をこなしていくのみである。帝国の侵略によって滅亡・支配されることになった旧バロン王国の騎士、セシル・ハーヴィ。
平和を愛する人格者であったが、国王が戦死し、国も滅ぼされ、帝国に捕らわれの身となったセシルの才覚に目をつけた皇帝の手により、洗脳・記憶操作を施され、一切の感情を抑え込められてしまった。
しかしパラディンであったセシルの意志を封じ込めるには相当な無理が必要だったのか、肉体に対して直接鎧を打ち込む、光属性→闇属性への強引な属性転換などかなりの無茶を強いられている。
それでもセシルはなお、ときに嘗ての己へと返り、自らの境遇から脱出しようとあがくだけの精神力を残している。もしセシルの洗脳を一時的にでも緩めることができれば、帝国へ進入するための有力な足がかりとなってくれるだろう。
ただし、本来温和で優しい性格をしていたセシルにとって、現状を理解しつつダークナイトとしての己に侵食されつづけることは、希望なのか、それとも絶望なのかは分からない。 - 六騎将
『赤い翼』直属の、6人の騎士で構成された特別部隊。
皇帝が直々にスカウトしたという噂すら存在する、帝国軍の切り札的存在らしい。- 脱衣将軍・A(いつでも脱ぐ。どこでも脱ぐ。太陽照りつける砂漠だろうと吹雪吹き荒れる氷河だろうと脱ぐ。いいからそのだらしなくぶら下がった【クレイモア】をしまえ)
- 跳躍将軍・B(いつでもジャンプ。とにかくジャンプ。その錆びついた両手槍が敵を貫くのはいつの日になるんだろうね)
- 神聖将軍・C(いつでもバニシュ。何にでもバニシュ。そんな役に立たない魔法使ってる暇があるならケアルでも……とか思ったら一個大隊を一撃で消滅させるバニシュとか撃つ事がたまにあるから恐ろしい)
- 伝説将軍・D(いつでもチート。ひたすらチート。皇帝をして「こいつだけは敵に回したらまずい」と言わしめたとか何とか)
- 窃盗将軍・E(いつでもぬすむ。誰でも盗む。仲間の財布から幼女のパンツまで、隙があらば何だって盗んでみせるとか)
- 苦労人・Naitou(この5りの奇行に対して容赦無いツッコミを入れられるただ1りの存在。最近円形脱毛症と神経性胃炎の疑いが掛かってるらしい)
- アルベール・アルヴァレス
かつて帝国に滅ぼされた国、ベルガ出身の将軍。《銀色の死神》。
非常に胡散臭い声をしているがその実力は本物で、5000の兵士を率いて12000の敵軍を打ち破るほど。
なぜ彼が祖国を滅ぼした帝国に従っているのかというと、皇帝から「ある一定数以上の国を滅ぼすことができれば、貴様の祖国の独立自治権を認めよう」と言われたため。正直皇帝がこの約束を守るとは思っていないが、彼にはそれ以外に縋るものがないのだ。
今日も彼は白銀の甲冑を煌めかせながら兵を率いて剣を振るう。あの約束の丘へと辿りつくために。
SoundHorizonキングダムの宰相であるジマングと非常に声が似ているが、多分無関係。 - ガブラス
皇帝直属の特殊騎士団「公安総局」、そのなかでも敵国撹乱のための情報操作・情報収集を担当する第⑨局の最高責任者。
自身の戦闘能力も高く、分離合体する独特の武器を使い無慈悲に敵を屠る。
元は帝国に滅ぼされたランディス共和国の出身だが、自分と母を捨てた双子の兄への憎しみと復讐心から祖国を滅ぼした帝国に身を置く。
皇帝は身分・人種・出自を問わず優秀な人材を重用しており、早くからガブラスの才能に気付き目をかけていた。その為ガブラスは皇帝に真の忠誠を誓っており、またその姿勢ゆえ皇帝からの信頼も厚い。 - カンフーマン
帝国軍の兵士。同じ顔がたくさんいる。
- 皇帝
- 反乱軍
パラメキア帝国の侵略に立ち向かう反抗勢力。主に帝国に滅ぼされた国の残党により構成されているが、帝国の悪政に怒り打倒しようとする他国出身者も多い。内部からの瓦解を狙った様々な国や組織からの援助を受けているのでレジスタンスとしては潤沢な装備と物資を持つ。- フリオニール
正義感にあふれた熱い男で、反乱軍の中心人物の一人。
八種の武器を使いこなす歴戦の戦士で、特に相手の生命力を吸収し自分の物にする『ブラッドウェポン』は強力無比。
帝国の侵略で育ての親を始めとした多くの人々の死を経験してきたので仲間に対する想いは強く、常に思いやりを持って行動する優しさがある。
一方で色仕掛けに弱かったりあからさまに怪しい状況でも「いいじゃないか!タダだし」と疑わないなどちょっとアレな点もあるがまあご愛嬌である。
一度は皇帝を倒し平和を取り戻す事に成功したかに見えたが、謎の復活を遂げた皇帝の苛烈な反乱軍狩りにより多くの仲間を失なってしまった。悲しみをこらえ、復活した皇帝を倒すべく計画を練っている。 - ティファ・ロックハート
反乱軍の中心人物の一人。バー「セブンスヘブン」を経営しつつパラメキア帝国打倒の為に活動している。
細身の外見に似合わずザンガン流格闘技をマスターしており高い格闘能力を持つ。近接戦なら反乱軍でも随一との評判である。
ミニスカにヘソ出しタンクトップと露出度の高い服装をしているので活発そうに見えるが、性格は控えめで内向的。
行方不明になった幼なじみを探しており、主人公にもその行方を知らないかと聞いてくる。なんでも馬鳥みたいな頭をしているんだとか。元気に牧場経営してますが何か? - カイン・ハイウィンド
帝国に滅ぼされたバロン王国の竜騎士団の生き残りで、最後の竜騎士。そこ、飛竜いないじゃんとかいわない
国が滅ぼされ、流離っていたところを反乱軍に拾われ、以後は前線で戦いつつ、竜騎士団を率いていた手腕を買われて指揮を任されることもある。
亡国の際、行方不明になった騎士の親友と、その恋人である白魔道士の幼馴染の行方を心配している。
非常に謙虚な性格で、寿司屋で奢って貰っても「ガリで」としか頼まない程。 - リディア
すでに絶えたはずの幻獣と心を通い合わせる完全な召喚術を行使できる召喚士。
召喚士の隠れ里「ミストの村」出身であり、母親と村人全員から愛されて育った。だが召喚士の力を欲した皇帝が自らの部下になるように命じたのを拒否した為に村は滅ぼされてしまう。
その時にバロン国王の命で村を訪れていたセシル・ハーヴィによって助け出され、それ以降セシルに懐くようになる。しかしバロン王国もパラメキア帝国によって攻め滅ぼされてしまい、セシルとも離れ離れになってしまう。
またもや命の危機に陥った彼女は幻獣達によって幻獣界に保護されそこで修行の日々を送る。そして成長したリディアは人間界へ帰還、帝国打倒とセシルと再会できる事を信じて反乱軍で戦っている。ちなみに露出度の高い服を着ているが精神的に幼いせいでエロい格好をしている自覚は無い。なのでこの服装は幻獣王の趣味ではないかと噂されている。
カインとはセシルを通じて友人となっており、今は一緒にその行方を捜している。
なお、彼女は自分の意思で人間界と幻獣界を行き来できるので、仲良くなった上でどうしても幻獣界に行かなければならない事情があれば目的地に導いてくれるかもしれない。 - カンフーマン
反乱軍の構成員。パラメキア帝国のカンフーマンとは別人。でも同じ顔。そしてやっぱりたくさんいる。
- フリオニール
東方大陸
- リキア同盟
小国の集まる連合。東国ジパングも数えられるが、ジパングと呼んでいるのは外国だけで、国内の武将たちは今でも覇権を賭けて戦争している。そもそも同盟を結んだのも自国の戦争に集中するためである。- 奥州(ou-syu)
ジパング・米の産地。
筆頭は伊達政宗(I'Datte = Mssamuuni)。- ダテ・マサムネ(伊達政宗)
奥州の国主。病で片目を失っており【独眼竜】の二つ名で呼ばれる。
かつて混迷を極めた奥州を独力で纏め上げ、若くして国主としての風格を身に付けた英傑。
ただし、実際に接した印象はそんな評判とはかなり異なる。西方語を交えた変な喋り方、さらに異様に偉そうな態度がとても特徴的。態度のでかいDQNにしか見えないともいう
ちなみにリキア同盟の中では最も外国人に対して友好的であり、他大陸からの客人であれば快く歓迎してくれる。
情報や武器の入手目的で各ギルドに対し頻繁に連絡をとっている人物でもあり、主人公が東方に渡る際の窓口になってくれる。実はマサムネは西方大陸に対してきわめて強い興味を持っており、リキア同盟が統一されると、主人公たちと共に西方大陸に渡ってみたいと打診してくる。
マサムネの東方大陸統一に対する執念はきわめて強い。しかし、彼は自分の若さを重々承知しており、独自の政治体制を確立している西方大陸を知ることが未来の覇道に繋がると考えてもいるのだ。無論、マサムネの西方行きをかなえるためには、彼の不在を支えるための地盤固めに協力してあげる必要がある。
マサムネの西方行きをかなえてやると、その礼として特殊スキル【六爪流】を伝授してくれる。
これはなんと両手で六本までの武器を装備できるようになるという【二刀流】の上位互換スキル。条件が難しいとはいえチート級の技能なので身に付ける価値は充分ある。もっとも両手で剣を六本装備という理不尽なビジュアルに耐えられるなら、だが…
- ダテ・マサムネ(伊達政宗)
- 甲州(kou-syu)
ジパング・別名、甲斐国。
武田漢祭りで有名な、熱い漢達が集う国。
国主はお館様と呼ばれ、熱狂的に慕う侍大将との間の通称殴り愛は最早風物詩。- サナダ・ユキムラ(真田源二郎幸村)
甲斐の国主に熱狂的な忠誠を誓う若き侍大将。屈託がなく正直な性格の好漢なのだが、いかんせん異常なまでに暑苦しい性格をしている。
何かあれば「おやかたざばぁぁぁぁ」と絶叫しながら国主であるシンゲンと殴りあう姿はもはや名物。侍としての能力はまだ未熟さが目だつが、どれだけ殴られても決して倒れないタフネスと決して下がることの無いテンションの高さは一種の特技の部類か。ジパングである程度シナリオを進めると、国主であるシンゲンからユキムラに関わる相談を持ちかけられる。
実はユキムラは複数の人格の持ち主であり、その人格同士が好き勝手に動くため、周りの人間が頭を抱えているというのだ。
現時点ではまだ肉体の主導権をユキムラが握っているが、もしも他の人格が支配権を得た場合、何らかの騒動の種になりかねない。それ以前にシンゲンにとってはユキムラは我が子のように可愛い弟子でもある。なんとかしてやりたいというのが人情…
シンゲンの依頼を受けた場合、各々の人格に対して接触を取り、交渉を行うことになる。実は普通に戦闘で倒してなんとかするのも可能。ユキムラ本人のタフネスの高さのおかげで、他人格をぶちのめしても本人はぴんぴんしているからだ。- 第一人格:K1
異様なまでによく回る舌先と、紳士としての素質を持つ人格。
ユキムラの人格としては比較的主人公に対して友好的な方なので、一番最初は彼に接触を取るのが吉。
萌えとフェチに対しての一家言の持ち主であり、一度語りだすと相手を完全にペースに巻き込む通称『固有結界』という特技を持つ。
ただし、バッドステータスの『暴走』に対する耐性がゼロに等しいという弱点を持つ。KOOLになってしまったらもうどうしようもない。素直に殴り倒そう。 - 第二人格:旅人
気さくで少し子供っぽい性格と『モノマネ』という強力なスキルを併せ持つ人格。旅人という性質上K1よりは用心深いがそれでも話は聞いてくれる。『モノマネ』の効果は自身(ユキムラ)を含む戦闘中のキャラクターの技を複数併用することが出来る。下手に刺激すると強烈なカウンターを見舞ってくる。しかし戦闘中に『モノマネ』の極意を見抜ければ・・・。
どこにでもふらふら旅へ出てしまうのでこいつのせいで気が付くとユキムラが遭難してるとかはざらである。
第二人格がユキムラ本人を乗っ取ってしまうと、他大陸にまで出かけてしまうこともある。 - 第三人格:ネイティブアルター
きわめて粗暴で攻撃的な人格。特に権威的な相手に対しては反射的に反抗せずにはいられない。
基本的に力量を認めた相手以外とは対話をしようとしないため、この人格と対話を行うにはまず殴り倒す必要がある。
しかし、第三人格のタフネスと戦闘能力は本体であるユキムラとタメを張るほどのものであり、さらに反骨心の強さから何回倒しても挑みかかってくる。出てきたらまず一度倒す、が対応の基本となる。
ただし、シンゲン曰くこの人格はユキムラの他人格の中では、ユキムラ本人と一番似ているとのこと。
特に戦場などで人格交代を起こした場合、行動原理が対して変わらないのでそのままにしておくこともよくあるらしい。大将、あんた旦那のことなんだと思ってんの - 第四人格:准将
眼からハイライトがなくなるのですぐ分かる。この人格は鳳来ノ国の鬼羅とびっくりするほど似ている。
それを利用してユキムラに鬼羅が(フレイと言う女絡みの)罪をおっかぶせたことがあり、おかげで甲斐から鳳来ノ国への心証はかなり悪い。- 第人格五:サクライ・トモキ
他の四つの人格によって抑えられていた第五の人格。その本質はユキムラの、人一人の人生における煩悩の殆どが詰め込まれて出来上がったものでありぶっちゃけて言うとドスケベ野郎である。しかしそれでも元が元なので筋の通った気質や根本の部分では人を思いやる優しさを持ち合わせている。・・・直ぐに台無しになってしまうが。トモキ自身は甲斐の武将などという大役ではなく普通に暮らしたいと願っている。
- 第人格五:サクライ・トモキ
- 第一人格:K1
- サナダ・ユキムラ(真田源二郎幸村)
- 芸州(gei-syu)
ジパング・別名、安芸国。
国主はジパング内において最強と言われており、修羅の国の銀の聖者と並び称される程の暴れっぷりを発揮する緑黄色野菜。またの名を戦国陸上部名誉顧問。
もともと芸州では太陽を【日輪】を呼び信仰する風習があったが、最近、国主が変な宗教にかぶれてしまった。事あるごとにサンデー!!と叫び、お祈りを欠かさないとか。 - 神河(Kamigawa)
精霊信仰の盛んな国。
蛇人、鼠人、狐人、などといった他では見ない獣人が多い。
ここの獣人は他地域と比べて獣の特徴が色濃く出ているためケモナーに人気が高い。 - 武蔵
武蔵国(むさしのくに)、武州(ぶしゅう)とも呼ばれる。トップは馬鹿で裸族なのだがこの世界では裸族は割と普通なので希少価値が下がっている。それでも充分に濃いキャラをしてるのは流石だが。
比較的多くの人種や宗派、術式や技術などが集まっており各々が武蔵における役割を理解し芯をもって行動している。しかしそれぞれ訳有りな人物や変人が多く、傍から見ている分には大丈夫だがいざ棲んでみると常識が侵食されていく。特に奥多摩は魔窟とされており、ジパングでもトップクラスの変態技術者集団を擁している。(上には上が居るが) - 出雲
出雲国(いずものくに)、雲州(うんしゅう)とも。中立地帯として各国に対して様々な技術や商品を提供している。近年では風の生まれる場所として近年発掘された飛空挺技術に対する研究が盛んであり各国からの注目を集めている。またそれ以前より出雲より発表されていた商品も堅実な性能と確かな実績に裏打ちされており人気も高い。偶にぶっ飛んだセンスの商品が生まれてくるが概ね好評である。名物のとある夫妻のバイオレンスな漫才劇は必見。 - 修羅の国
力こそ正義をモットーとする、他の国とは明らかに空気が違う国。局地的世紀末。
覇権をかけて修羅と呼ばれる猛者が日夜血で血を洗う戦いが繰り広げられているが、ここ数年は銀の聖者と呼ばれる世紀末病人の一人勝ち状態が続いており、変わり映えがしないとか。
ちなみにこの国の最下層住人は髪型がモヒカンで固定される。
近頃は秘宝の一つ核爆弾の噂のため注目を集めている。- アンジェリア・アヴァロン
修羅の国に住み着いている少女。
此処の住人の例に洩れずとても強い。
昔実の妹に「降魔の儀」で捧げられゴットハンドの贄になりかけるも持ち前の力で脱出。その時修羅の国に飛ばされ以後ここで生活を始める。
脱出時に次元を超えたショックで在り方が変質し聖霊と呼ぶべき存在になり以後不老となった。
首筋に「生贄の烙印」が押されており、それを目印にして毎日使徒や悪霊共が襲撃してくるが毎回修羅共の稽古台になるのでアンジェリア自身は安全極まりない日々を送っている。
最近はヘルメットを被った修羅と同棲中で何時も一緒にいるが、アンジェリアの外見は幼女のためその修羅にペド疑惑が掛かっている。
- アンジェリア・アヴァロン
- 奥州(ou-syu)
- 鳳来ノ国
遥か東に位置する小国。国主の鳳来山輝夜は絶世の美少女としてドミナリア中に知られており彼女に求婚する男性は後を絶たない。輝夜はそんな男達に様々な無理難題を振っては追い返す日々を送っているらしい。国主としての責務と寄ってくる男達にうんざりしており誰か外の世界に連れ出してくれないかなーなどと思っている。
また、この世界においては珍しい『空を駆けるアーティファクト』が少数ながら発見されており、それを鳳来ノ国は軍事力及び空輸業に利用している。小型のものが『飛鉄塊』、大型のものが『仏鉄塊』と呼ばれている。MSとMAの関係- 鳳来山輝夜
年端もゆかぬ少女であるが鳳来ノ国の現国主。幼くして両親に先立たれてしまった為、言葉には出さないが愛情に飢えている。自分の立場については理解しているものの、一人の人間として自由に生きたいと言う思いとの葛藤がある。自由を尊び彼女を連れ出すか、国を背負う者としての自覚を促すか、鳳来ノ国の未来は主人公の行動にかかっている。 - 浅見影比佐
輝夜の忠臣。有事の際には羽はばたき飛行機械を発達させたアーティファクト『仏鉄塊「烏帽子烏」』を駆る
猛将である。退屈な日々を送っている輝夜の心中を解ってはいるのだが、国主として生まれたからにはその責務に生きるべしと思っており度々行方をくらます輝夜には呆れ果てている。
主人公が輝夜を連れ出そうとすると
「曲がりなりにも、私は鳳来の人間でな。輝夜様の御心は解しても、見逃す訳にはいかぬのだ……」
と仏鉄塊「烏帽子烏」で挑んでくる。
基本PTで戦う事になるが、あえて一騎打ちを申し出る事も可能である。
「若造、単身で挑むとは勇敢な事だが……命は賭けるものではないぞ」
影比佐に自分の力を示す事が出来れば輝夜との仲をしぶしぶ認めてくれるかもしれない。 - 法角
仏鉄塊「仏法僧」を駆る武将。国を守る為ならば非人道的とされる行動も厭わないが、それも国と輝夜の事を想わんが故である。 - 白鷺
バード類コリブリ族である。突然変異か何かで羽毛が真っ白になってしまっている。
ハチドリなのにシラサギとはこれ如何に
醜いコリブリの子状態で仲間から追い出され旅を続けた果てに鳳来ノ国に到達、物珍しがられ捕らえられ後に輝夜のペットになっている。鳳来ノ国で運用されているアーティファクト『飛鉄塊』に勝るとも劣らない飛行能力を持ち主。 - 鬼羅
「やめてよね。本気で弾幕ごっこしたら、森羅が僕に敵うはずないだろ」
仏鉄塊「鶚」を駆る准将。『石のような物体事件』を経て兄妹(姉)の篝が森羅と良い感じになっている為、篝との距離が微妙になりちょっとやさぐれている。 - 篝
「そんなことはない!私は地下空洞でラスボスの石のような物体と戦っていたんだぞ!」
黄金の鉄の塊である『飛鉄塊「暁」』を駆る鬼羅の妹(姉)。『石のような物体事件』で森羅と共に事件を解決した事があり飛鉄塊乗りとしての腕前は確かなものがある。実は彼女も国主としての血が流れているらしいが……?
- 鳳来山輝夜
- 東天王国
東の大陸に存在する、700年の歴史を誇る魔法使いの国。しかしトリステイン王国のように魔法使いでなければ差別されるということは無いので一安心。かつてはスクエニ王国の前身であるスクエア王国と良好な関係を築いていたが現在は両国の関係は冷え切っている。
秘宝「ブック・オブ・コスモス」に守られて繁栄しており、悪しき人間が『秘宝』を手に入れることが無いよう世界中を監視し『秘宝』の秘匿と封印を行っている。
その起源は、かつて人間が強大すぎる『秘宝』を手に入れたことで引き起こされた災厄を収めた英雄達により建国された……らしい。- ミント
東天王国第一王女にして第一王位継承者。だが魔法の勉強はサボってばかり、夜ふかしや朝寝坊は日常茶飯事、国のお金でムダづかいとあもりにも性格・素行ともに王女としてふさわしくない、と重臣会議によって王位継承権を廃嫡され真面目な妹マヤにその座を奪われてしまう。納得がいかないミントは次期女王の座を力づくで奪い返そうとするが、東天王国に伝わる『秘宝』ブック・オブ・コスモスを操るマヤにフルボッコにされる。
自分にも強力な『秘宝』があればマヤになんか負けないのに! と思ったミントが考えついたのが強力な『秘宝』ゲット→国をマヤから強奪→ついでに世界を征服→文句なしのハッピーエンド!である。なのでこれを実行すべく家出を決行する。……すごいお姫様だ。
性格はわがままで自分勝手で猪突猛進。不意打ちや悪巧み、打算ずくの人助けなどとてもお姫様とは思えないが、決して悪人ではなく本当に困っている相手は自分の利益にならなくても見捨てられないなど通すべき筋は通すタイプ。好きな食べ物は5人前あってもペロリと平らげる大食らいだが、見ただけでうろたえるほどカボチャが大嫌い。
二個一対のリング「デュアル・ハーロゥ」を武器として使いさらに自己流の様々な魔法を操る。しかし彼女の真の武器は破壊力ばつ牛ンの飛び蹴り。
現在は強力な秘宝を探して世界を旅している。現在は秘宝漁りとしてたまたま入ってみた遺跡内にてばったりと出くわしたナイトウと共に旅を続けており、兎にも角にも自分の行動を「うはwwwwwおkwwww」で流してくれるナイトウを重宝しているらしい。
といっても魔法使いとしても武道家としても超一流とはお世辞にも言えないミントにとって、自分の身を守ってくれる存在は大分有難いものであった。何故ナイトウが自分と一緒に旅をしてくれるのかはいまいち分からないものの、とりあえずは仲間として今日も一緒に遺跡に潜っている。
さらに最近、同じように遺跡で鉢合わせたルウを旅の仲間に加えた。最初は便利に利用してやろうと思っていたが、大切な人を生き返らせる為に自分の全てを懸けている姿と純真な性格を知ってからは損得抜きで助けてあげてもいいかな、と考えるようになった。
近頃は妙に高い頻度で黒い化け物たちが襲ってくるという事態に頭を悩ませている。 - マヤ
ミントの妹。東天王国第二王女にして現王位継承者。
姉とは逆に真面目で礼儀正しく思慮深い性格。だがしっかりしてるように見えてけっこうお人好しであり、カッとなってしまうと途端に冷静さを失ってしまうなど、本質的にはミントと似た所がある。
王族としての意識は高く、東天王国王族の義務である「秘宝」の眠りを監視する事もきちんと行っている。
ミントの破天荒な行動にはいつも頭を抱え、苦言や実力行使による制止を行う事も多い。だが憎んだり嫌ったりしているわけではなく、家族としての愛情は深い。
東天王国に伝わるブック・オブ・コスモスを使いこなすが、ブックに頼り切ってしまっている部分もある。
- ミント
- ナベリア
西の海岸線一帯を治める大帝国。現皇帝は(´鍋`) 、摂政はアクリディアン宏。
「平和鍋」と呼ばれる郷土料理があり、食した者はそのおいしさの余り争う気がなくなってしまうと言われている。
中央大陸
- ニンテルド連邦
複数の国家で構成されている巨大政治経済連合。この世界の経済に非常に大きな影響力を持っている。
数年に一度大規模な合同軍事演習が行われ、その見事さと見応えから他国のスパイの間ではこの時期の連邦への派遣は一種のご褒美のように思われている。
- キノコ王国
ニンテルド連邦の盟主。その名の通り、キノコ頭の亜人が住人の大半を占める王国。…どういう訳か王族は普通の人間だが。
現実世界でいうところのテニスやらゴルフなどのスポーツが非常に発達している国。四年に一度行われる国際的なスポーツ大会の会場もここである。
また、この国の英雄をモチーフにしたテーマパークをはじめとしたアミューズメント施設も充実しており、娯楽面に非常に秀でた国である。
近所にあるスクエア王国の王子の「うーん。ピーチちゃんさあ。キノコ王国じゃ余りに平凡じゃない?」という言葉を受け、改名しようかどうか本気で悩んでいるらしい。- ピーチ姫
キノコ王国のプリンセス。
とても強い魔法の力を持っており、特に解呪の分野に関しては右に出るものはいないほど。
マリオのライバルである「魔王」に幾度となく攫われてはその度にマリオに助けられているが、前述の合同軍事演習での暴れっぷりを鑑みるに、恐らくその気になれば助けがなくても一人で脱出出来るものと思われる。 - マリオ
シド、ランペール、ミッキーと並ぶこの世界最高の英雄の一人、キノコ王国出身。
キノコ王国の姫ピーチとは恋仲。
「魔王」率いる獣人の軍隊、異世界より進軍してきた「武器文明」などの邪悪を仲間たちと撃退し、最近は「魔王」との戦いのため友と共に星々を巡る旅をしていた。
スポーツ万能で驚異的な身体能力を誇っており、我流の格闘術と発火能力で数々の悪と戦ってきた。
最近はキノコ王国を飛び出し、世界各地で外道達と戦っている。
鍵型の飛び道具を使う。 - マリサ・フォン・キリサメ
キノコオタの魔法使い。キノコ王国のキノコ森に小さな小屋を立てて生活している。×黒/シ ○シ/黒。
最近では不潔な男性のパンツの中に貴重なキノコが生えるとの噂に興味心身だ。誰か止めてやれ。
キノコ王国周辺では国を治める王と並ぶほどにキノコに詳しいのだが、この世界は広いためまだまだ知られざるキノコはたくさんある。ちなみにキノコについて毒かどうか調べる方法が、『食事』のみというどこぞのグルメハンターを連想させる男らし過ぎるものだが、何故か彼女には異常なほど毒への抗体があり、周りがそれを注意しても「そんなもん気にしたらキノコマスターにはなれないぜ!」とのこと。
見た目は活発そうな一人の魔法使いなのだが、時折彼女の家にキノピオ達が訪ねに来たり、やけにキノコ王国の王様や王妃に詳しかったりと謎が多い。
実はキノコに嵌っているのも、とある血筋によるもので……?実はキノコ王国の王様マリオと王妃のピーチの間に生まれた一人娘。つまりプリンセス。
世界平和のために世界中を駆け回るマリオの武勇伝やらに憧れたのか、それともマリサが生まれる前のピーチ姫のお転婆ぶりに似たのか、城の中で大人しくしていることが大嫌い。
自分の好きなことがやりたいと一念発起し、キノコと魔法に関する研究を気ままに続けなあがら、偉大な父親と同じように世界を回りたいと思っているらしい。
一国の王女としてはあまりにふさわしくない行動であるが、上記のこと故かピーチも強く出ることが出来ず、大臣であるキノピオがたまに彼女の家に注意しにくるくらいである。
なお、ひょんなことで少し前に秘宝探しにやってきたミントと知り合い、同じ境遇に意気投合しつつも彼女のように自由に生きたいと思っている。
- ピーチ姫
- 合衆国ゲフリ
連邦内でキノコ王国に次ぐ発言力を持つ島国。
多種多様な生物が存在しており、数年に一度生物図鑑の大きな改訂が行われている。金の産出国でもあり、球状に加工した金塊を世界中に輸出している。最近一回り大きい規格の金塊も輸出するようになった。
またこの国の住民は非常に体が丈夫であることも有名。初等教育の子供が一地方を踏破したり、生身でモンスターの攻撃を受け止めたりもする。これは滝を人力のみで泳いでのぼりきることで一人前として認められるというこの国独特の風習が理由といわれている。- チャンピオン・ケモノ
学生の身分でありながらゲフリ国のモンスター使いの頂点に君臨し続けている男。獣/狩
周囲からは敬意と親しみを込めて獣様と呼ばれている。愛らしい容姿の上に地位や実力を鼻に掛ける様子もないためチャンピオンというよりアイドル的存在として扱われている節がある。
モンスターは友達だと称しており、東にモンスターが暴れていると聞くと駆け付けなだめ、西に乱獲していると聞けば数万の大軍勢で違法ハンターを討ち取りに行くため国中を奔走している。そのため成績は良くても出席不足で毎年留年スレスレなんだとか。
最近学校帰りに偶然紅色の宝玉と藍色の宝玉を手に入れて以来、山に行けば洞窟の奥で瞳が三回連続見つめてきて海に行けば海底で瞳が三回連続見つめてくるため気味悪がっている。 - レッド
ゲフリ国最強クラスのモンスター使い。
理由は不明だが、若干10歳で国を挙げて行われた大規模な大会で優勝した後、表舞台からは姿を消している。
修行の為に籠っていたとある山中でケモノと相見え、そして敗れたという噂が流れているが、真偽は不明。
なお、別に完全に消息を絶っている訳ではないようで、非定期にではあるがかつての友人に便りを送ることもあり、それどころか最近ではオフィシャルな大会で顔を出すことも少なくないとか。
無口かつ無表情で、感情を表に出すことは滅多にない。
- チャンピオン・ケモノ
- メトロード地方
広大な荒野に広がるフロンティア。
無限の可能性を持つ新生物メトロイドや、鳥人像を初めとしたマジックアイテムが大量に存在することが最近判明し、世界中から開拓者たちが集まるようになった。
アイテムを効率よく運ぶために、物体を球状にして運送する技術が発達している。
また、盗賊が跋扈しており治安が悪く、賞金稼ぎたちが西部劇顔負けの戦いを繰り広げている。
- キャメロトリス
30年ほど前に錬金術技術の発達によって高度経済成長を成し遂げた軍事国家。
この国錬金術は精霊魔法と融合した独特のものであり、さらに魔力だけでなく精神力にも依存するという一般的な錬金術からかけ離れた性質から特殊な学問としか見られていなかった。しかし30年前に『黄金の太陽』と名付けられた政策を打ち出したことで一変。軍属になる代わりに莫大な研究費用が提供される「国家錬金術師」制度の制定による錬金術研究の底上げ。その錬金術を流用した軍事とそれに付随する技術の大幅な進歩。そして民間へその技術を無償で提供することで産業全体のレベルアップに成功し、今では大国と呼ばれるまでのし上がった。
魔法から科学へというある意味ソルバニアと真逆の方向で成長した国。
現在は建国の祖のみが生成に成功したという錬金術の英知の結晶である賢者の石を再現するための研究が活発になされている。- パチュリー・ノーレッジ
若くして国家錬金術師資格を持つ天才魔法少女。学/召
元々普通の錬金術は苦手分野であったがこの国の精霊魔法と組み合わせた錬金術とは非常に相性が良かったらしく、現在賢者の石に最も近い存在。最近「そもそも賢者の石とは結晶体なのか?」という根底を揺るがす疑問を抱いており、それを解決すべくこの国の聖地アルファ山にこもって研究を続けている。 - ガーランド
元キャメロトリス国防軍少佐にして、国家錬金術師。
科学兵器全盛のこのご時世、時代遅れも甚だしい全身鎧姿という古めかしい格好をしているが、いざ戦いとなると可変式の大剣を自在に扱い、それを媒介に地面などに突き刺し、練成して攻撃を行う一族に代々伝わる芸術的錬金術の他、地震に炎、津波に竜巻と四大元素の高位魔術まで使用する、一騎当千の猛者であった。
厳つい鎧姿とは裏腹に感動癖で涙もろく、また非常に暑苦しい。
現在は軍からは退役し、錬金術の研究を続けていると同時に、街の一角の喫茶店『猫の目』にて美味しいコーヒーを入れて余生を過ごそうかと思っている。
ちなみに退役しているとはいえ、国家錬金術師の資格は破棄していないため、有事の際はいつでも駆けつける用意がある。故に普段から鎧を着用している。アンタ本当に余生をゆっくり過ごす気あるのか?
- パチュリー・ノーレッジ
- ユユユランド
ペンギン型の亜人を国王に置く多民族国家。宝物などの付加価値の高いアイテムを製造して世界中に輸出しており、輸出額はなかなかのもの。それと同時にニンテルド連邦最大の食糧輸入国であり、輸出額を相殺してしまうほどの量を毎年輸入しているため都市の開発はあまりされていない。
自然が多い牧歌的な国であり、住民は食べることと昼寝が大好きで非常にのんきな性格。それでいて軍事演習の際には土地や演習のプログラムを決めたりするなど盟主のキノコ王国を差し置いて中心的に活動している。- ユユコ・サイギョウジ
ユユユランドの勇者と呼ばれる女性。青/詩
例に漏れず普段は食事と昼寝でグータラのんびり生きている。だが己や周りの者を傷つけようとする者が現れると一変。そのような不届き者はどこまでも追いかけて死を与える。その様はピンクの悪魔と呼ばれ一部の者からは恐れられている。 - ヨウム・コンパク
牧歌的な国であることが有名なユユユランドにおいて、他国からの侵略への対応、自国での警護活動や犯罪の取り締まりなど一手を引き受ける『コンパク軍団』のヘッドを務める仮面の女騎士。
夜空の色を思わせる濃い青色のマントを身に纏い、鉄仮面を縦半分に割ったものを常に装着しており、彼女の顔をはっきりと見たものはいないのだとか。
人を寄せ付かせないような冷たい雰囲気をしているものの、コンパク軍団を指揮する手腕は本物であり、彼女自身の戦い方も『宝刀ギャラクシア』を手に真っ向勝負を望む騎士道精神そのもの。
ユユユランドにて英雄と謳われるユユコと近しい存在らしいのだが、それを幽々子自身が深く気にすること少なく、時にピンチに陥る彼女を手助けしては静かに立ち去って行くなど、どことなくユユコを気にかけている節がある。
ちなみに低所恐怖症なのか、常に他人より高い位置にいることが多い。
コンパク軍団は旗艦として巨大戦艦『ハクロウケン』、『ロウカンケン』を所有している。少し前にユユユランド内の地下巨大遺跡にて『ディメンションミラー』と呼ばれる秘宝が発掘された際に、秘宝の力によって自分の弱い心を具現化した影のようなものが出来てしまった。
ユユコの協力もあってかその影を撃退することはできたものの、結局はユユユランド外に逃がしてしまい、それからというもの彼女一人でその影の行方を追っている。
といっても自国での責務を放っておけるはずもなく、各地で凶行を行っていると噂される自らの影に歯痒い思いをしている。 - マホロ・ニャンニャン
この世界の青娥娘々で、ユユユランドに突如墜落した宇宙船「ローニャ」の主。
チャームポイントは猫耳のような帽子。青娥ニャーニャー
別の次元にある「ハルカンドラ」から来たらしい。実はハルカンドラの秘宝「マスタークラウン」を狙っている。
ユユユランドに墜落した理由はこれを守るドラゴン:ランディアに負けたため。
秘宝を手に入れる為にユユコ達を利用してでもこれを手に入れようとする。
そして「マスタークラウン」を手に入れた瞬間に無限の力で変身、全宇宙征服の手始めにユユユランドを征服しようとするが、マスタークラウンが暴走し完全に支配される。
ランディアの協力を得たユユコ達によって彼女は撃破され消えていった…数日後、なぜかローニャと共にユユユランドにやって来る。変身前のかわいい姿で。
だが、ユユユランドや全宇宙を支配する気は無く、ユユユランドの片隅にちょっとしたテーマパークを作ったとの事。
このテーマパークでは様々なミニゲームに挑戦できるぞ。
見事ハイスコアを出せば、貴重なアイテムがもらえるかも…
- ユユコ・サイギョウジ
- ハイラル王国
ゲフリ王国と比べると国力・発言力は低いが、重ねてきた歴史に関してはキノコ王国に次ぐ、ニンテルド連邦きっての大国。
ハイリア族と呼ばれる耳の長い亜人が人口の大半を占めており、ハイリア族以外にも岩のように強靭な肉体を持つゴロン族、魚のようなエラやヒレを持つゾーラ族、パートナーの妖精と森の中で共に暮らし、子どもの姿のまま成長することのないコキリ族など、多種多様な亜人が暮らしている。
トライフォースと呼ばれる国宝を巡る争いで国家存亡の危機に何度も陥っており(酷い時には国土の大半が海に覆われるハメになったこともある)、その度に緑の衣を纏った勇者が現れ、トライフォースを狙う魔の手を打ち払ったという。
- ディズニーキングダム
この世界の一角にある獣人の王国。
しかし排他的な傾向はなくどの種族も仲良く暮らしている。普通に人間もいる。
結婚は基本的に同種族で行うが、差別的感情ではなく単純に子供が出来ないからである。
「ディズニー」とは、はるか昔にこの王国を創り上げた魔法使いであり、幼い日の夢を叶えるため獣人達を導き王国の完成を見た後に死亡した。
この国への観光客は世界中から訪れる為、どの国も敵対しないでいる。- ミッキー・マウス
ディズニーキングダム現国王。ネズミ型獣人である。
心優しく明るい性格を持ち、誰とでも仲良くなれる性格を持つ。
しかし有事の際は自ら前線に出て指揮を取り、自ら愛用の武器「キーブレード」を振るい暴れまわる。
その戦闘能力は見た目に似合わずこの世界でも最上位に位置する。
黒いフードを着こみお忍びで各地を旅している噂があり、その目立つ耳は健在なので噂が本当なら見つけることは容易いだろう。
もし彼と絆を結ぶことが出来たら、快く力を貸してくれるはずだ。 - ドナルド・ダック
王宮魔道士、アヒル型獣人。
とにかく口やかましくその口が止まることはない。
魔法の腕は一流だがたまにドジ踏んでミスる。
また性格は超がつくヒステリックでおこりんぼ、恋人と居る時以外絶えず怒りの導火線に火が付いている。
最近商人の修行に出た甥っ子三人を心配している。 - グーフィー・グーフ
王宮騎士団長、犬型獣人。
とにかくのんびり屋でおっとりしている性格。
しかし曲がりなりにも騎士団長、腕は確かである。
戦闘は剣などの武器を使わず盾一つで戦い抜く、ディズニーのメイン盾である。
真逆の性格をしているドナルドと何故か仲がよく大の親友同士である。 - クレオ・グレーテル
夢と一緒にお菓子を売る女性。上半身は人間、下半身は蛇。
はきはきとした活発な人物で人見知りしない。また、絶世の美人との話だが、そう呼ぶには少し幼い印象を受ける。だがそれがいい?その通りであるな^^あと下乳
彼女の売るお菓子は味もさることながら効力も並みの回復薬や強化剤より強力。
- ミッキー・マウス
- メルカディア市
メルカディア地方の荒野にぽつんとある逆三角形の構造物が見えたならそれがメルカディア市である。
ナズーリンと言う頭の言いネズミが市長としてを市を牛耳っている。加えて市議会もネズミ族に乗っ取られており、
それに対抗しネズミを市政から追い出そうとしているチョー・アリス率いるマガトロ教団と、
ナズーリンの懐刀トラマル組合が対立状態にあり一触即発寸前。
ここを訪れたならば、どちらかの勢力に肩入れする事によりメルカディアの行く末を決める事が出来るだろう。
商業ギルド「リシャーダ」の本拠地でもあり、市内には「ここで手に入らないなら、どの世界へ行っても手に入らない」とさえ言われる高級市場が開かれ海千山千の商人達が集う。
市の地下には飛空艇の格納庫、郊外に発着所があり巨大な飛空艇が軒を連ねる光景は初めてメルカディアを訪れた者を圧巻させるとか。- ナズーリン
現メルカディア市長。ディズニーキングダム出身のネズミ型獣人であるが、彼女は幼馴染でもある王様のそれよりもより人間に近い形態をしている。
人望溢れ人々から愛される立場にある幼馴染に反発する形で王国から去り、旅の途中で立ち寄ったメルカディアの飛空艇発着所に他の人々と同じく感銘を受けた。だがナズーリンは他の人々とは違う一つの決意を胸に抱いた。それは世界一とも評される商業都市メルカディアを自身の手中に収めると言う計画だった(これに幼馴染への対抗意識が存在した事を想像するのは容易い)
放浪の召喚師トラマルと言った部下に出会い、そしてありとあらゆる手段(これは文字通りの意味である)を尽くし、ほどなくして市長の座に上り詰めたナズーリン。市長の塔から市内を見下ろす彼女の心中は……。
最近は市長室に篭っており一歩も外へ出る気配は無い。生まれついてのリアリストであるナズーリンは、故郷であるディズニー王国に馴染むことが出来ず、常に孤独感にさいなまれていた。
彼女にはどうしても、ディズニー王国が見せる『夢』が信じられなかったのだ。
幼馴染であるミッキーはそんなナズーリンを心から案じていたが、そのことが逆にナズーリンのことを極端な冷笑家にした。あまつさえ、二人のすれ違いはナズーリンが故郷を出奔する所にまでこじれてしまう。
市長室に閉じこもる直前、ナズーリンは、唯一心を許した存在であるショウにたいし、泣きながらこう吐露したことがあるという。
「故郷に帰りたい。幼馴染に謝りたい」
「私も、『夢を見る心』が、欲しいよぉ…」
しかし、ナズーリンがそんな言葉を訴えたのはただ一度のみ。真意を確かめようとしても、今のナズーリンはただ冷笑を帰すのみだ。 - トラマル・ショウ
召喚士であり、トラマル組合の首領。ぽややんとしているが包容力のある女性。
高い技量を持っているのだが基本ドジであるため、最後に失敗してはナズーリンにいつも怒られている。
だが部下はそんな彼女に萌えっぱなしであるため、人望は極めて厚いって言うかフォローしてやれ
むしろ彼女が怒られているのを見るために、部下もわざと失敗している節がある。
とはいえ、どんな所にいても部下を呼び出せる彼女の能力は、戦略・戦術的に非常に重視されるものであるため(口には出さないが)ナズーリンは彼女の事を高く買っている。また出会った当初は手駒以上の存在、ナズーリンの良き理解者であったともされている。
ただしドジなのはなかなか直らず、たまに繋ぐ世界を間違えて変なものを呼び出す。- ダークスティールの巨像
- マリット・レイジ
- 無限に回るもの ウラモグ
- 真実の解体者 コジレック
- 引き裂かれた永劫 エムラクール
- ファイレクシアン・ドレットノート
- 大祖始
- 甲鱗のワーム
- R-101 GRAND FINALE
間違ったってレベルじゃねーぞ!異界の神まで呼んでるじゃねーか!
ショウはセブンプリンセスの一人、『琥珀のプリンセス』である。
当の本人は今だそのことを知らないが… - シャン・ハイー
ハンター達の使う武器である『ランス』に似た形状のキーブレードを操る果敢なる戦士。盾は南京錠状の物を使用する。
ナズーリンの裏にハートレスやノーバディの存在を感じており、寡兵を率いてそれらと戦っている。
指揮官としてのみならず戦略家としても大変有能である。『侵略』の際にウルザが実行したキーブレード量産計画『メタスラン』により開発されたアーティファクト・クリーチャー。ハートレスとの激戦の末、現在も稼動しているのは彼女だけである。
完全自立型の人形であり、つまり『心』を持っている。
その体には「Alice Margatroid」の銘が刻まれており、人形に心を宿す方法をウルザに伝授した人物の名である。(魔法ギルド『イゼット』に同姓同名の人物が存在するがそもそも彼女は自立人形を完成させておらず、別人である)
アーティファクトのデザインをAliceが、内部構造をウルザが担当しており、名前は
「そうね、シャンハイと言うのはどうかしら」
「シャン・ハイーか、良い名だ」
「^^;」
こんな感じで決まったらしい。
計画の成功を見届け、Aliceはポータルを開き何処かに去っていった。「さて、次は何処の次元に行きましょうか」
と残して。
- チョー・アリス
ナズーリンによる市政はメルカディア全体にとって大きな利益となっていたのは事実であったが、ネズミ族による市議会の一党支配を良しとしない勢力も存在した。若き革命家チョー・アリス率いるマガトロ教団はそう言った反動勢力の筆頭である。
ナズーリンが市長室に閉じこもり市政が滞るようになった今が好機と見、活動を活発化させている。
マガトロ教団はその昔多数のハートレスを葬ったと言われる『心を持つアーティファクト・クリーチャー』を御神体として崇めており、それに刻まれていた作成者と思しき名をもじって命名された。御神体は既に失われてしまったと伝えられているが、それの再現を目指し教団ではアリスを含めた多数の工匠が日々研究を重ねている。
- ナズーリン
- スクエニ王国
ワ・ドゥワ国王が統治する東に位置する王国。
スクエア王国は昔は世界一とも評されるほど豊かな国だったが、スゥワークァ・グッチェ卿が行った壮大な「実験」とその失敗により国庫が傾き、隣国であったエニクス王国に併合されてしまった過去を持つ。
ノヴィラ・テティーダ王子が院長を務める魔導院ペリシティリウム朱雀は色んな意味で有名。- ローラント
スクエニ王国の山岳部に存在する、山々と雄大な自然に囲まれた村。
『始祖ドラゴンのかぎ爪』『翼あるものの母』と呼ばれるエルダードラゴンが一人『煽動するものリース』に仕える者たちの集落がその起源であり、村の人々は古よりリースの導きと庇護の下、平和に暮らしてきた。しかし『侵略』の際、ドミナリア連合に参加し戦ったリースは大きな傷を負い、今は傷を癒すため永い眠りについている。
村の長の家に生まれた第一子が女子であった場合、『リース』の名を賜り名付けるというしきたりがある。
- ローラント
- ルクレチア王国
スクエニ王国と同盟関係にある王国。この国は近年まで魔王と呼ばれる存在によって支配されていた。魔王は王国の東に存在する魔王山という場所に隠れて姿を見せず、その強大な魔力で災いを呼び国民を苦しめていたという。しかし魔王の圧制はルクレチア王国が送り出した勇者オルステッドに倒され現在は平和に向けて復興を開始している。国の大きさ自体はそれ程でもないが、そこそこに豊かな資源や立派な城とその西に聳える勇者の山、活気を取り戻した街々やオルステッドを筆頭とした優秀な戦士団や魔術師達により安定感を保っている。- オルステッド
ルクレチア王国が誇る「勇者」。単身で魔王を撃退した功績により国王から王女アリシアとの婚約を持ちかけられているが拒否し、最前線で闇系ギルドやハートレス、モンスター達との戦いに勤しみ、傍らで城下町との人々との交流を楽しんでいる。この世界ではそれ程上位の力は持っていないが、たいした欲も持たず実直に働き人々を支え鼓舞し、確実に結果を出しながらもそれを鼻にかけない性格は人々に「勇者」と呼ばれ慕われている。
しかし本人は魔王討伐の際の出来事やその直後にオルステッドが直々に封鎖した魔王山が秘める力がもたらすかもしれない事態、そして世界各地で発生している不穏な出来事に対して自らはどのように対応していくべきかなど苦悩していることが多いようだ。
オルステッドの苦悩については王城にいるアリシアやオルステッドの親友ストレイボウからの話で伺える。
なお、とてつもない程の理解力を持っており、言葉の通じない獣やクリーチャーは言うに及ばず、明確な意思を持たない機械人形などの無機物、ナーガやキースに代表される理不尽な奇行を行う者に対しても流されずに理解する。もはや一種の特殊能力といってもいい。
- オルステッド
- グランバニア王国
スクエニ王国と同盟関係にある国。山岳部に位置し、城の中に街があるという中々特殊な国である。
度々国王が行方不明になり、王妃が誘拐されてしまう事でも有名で、現王である「探究王」リュケイロム・エル・ケル・グランバニアもこの度8年ぶりに城に帰還したほどである。
現在、リュケイロム王は子供達を伴って誘拐された王妃を探す旅に出ており、叔父にあたるオジロンが王を代行している。
前王の時代より、人間と共存を選んだモンスターについては分け隔てなく受け入れる政策を取っている。
なお、目下の敵は光の教団であるため、この国では入信は許されていない。- リュケイロム・エル・ケル・グランバニア
「虜囚王」「探究王」の異名を持つグランバニアの国王。通称リュカ。
幼少時に誘拐された母親を探すべく父パパス王に連れられて世界中を旅しており、その旅の中で10年間光の教団の奴隷になっていたというお前不幸にも程があるだろう、と言いたくなるような経歴を持つ。しかも最近8年間は石像にされていた。
そんな過去を持ちつつも本人は極めて温厚な性格であり、モンスターですら彼の人柄に惹きつけられて味方するほど。
勇者の血筋を得なかったものの、その不屈の精神は既に超人の域に突入していると言っていいだろう。 - ティムアル・エル・ケル・グランバニア
リュケイロムの息子でグランバニア王子。そして、天空の勇者。通称ティミー。
僅か8歳の若年であるが、帰還した父の指導で既に一流の戦士と同等の実力を身につけており、将来の勇者として各国からも注目を受けている。
本人は近隣国の勇者であるオルステッドを尊敬しており、彼の元へ弟子入りを志願している。
どこぞのスーパー野菜人とはこれっぽっちも無関係。 - ポピレア・エル・シ・グランバニア
リュケイロムの娘でグランバニア王女。ティミーの双子の妹。通称ポピー。
ティミー同様僅か8歳だが、帰還した父の指導で魔術師として、そして魔物使いとしての才能を開花させている。将来はアルケイン魔法大学に入学する予定。
ヤバイくらいのブラコンとも、8歳にして既にラブラブの婚約者がいるとも噂されるが、定かではない。
- リュケイロム・エル・ケル・グランバニア
- エンフィールド
街の規模こそ大きいとは言えないが、各種文化施設が充実しており治安も良い。
盲目の女性アリサが経営している何でも屋「ジョートショップ」が存在しちょっとした野暮用があれば依頼してみるのもいいだろう。口の悪い一人の男とそいつの三人の『仲間』がどんな依頼も解決してくれる筈だ。 - アトラス王国
世界樹と呼ばれる巨大なダンジョンを中心にして栄えている国。
中央大陸の中ではかなり機械文明が発達している国であり、悪魔召喚プログラムを始めとした独自の技術も多く有している。 - ネオジオ王国
中央大陸の片隅にある小国。かつては世界中から多くの格闘家が集まり、国中の至る所で大小様々な格闘大会が開かれる賑やかな国であったが、現在は財政難によって滅亡の危機に瀕している。というか既に一度滅んでいる。
首都であるサウスタウンで一年に一度開催される世界的に有名な格闘大会、ザ・キング・オブ・ファイターズの興行収入が命綱になっているようだが、最近ではその大会の人気にも陰りが出ているとか…- ギース・ハワード
ネオジオ王国の国王。
東方大陸の文化に強く感銘を受けているらしく、彼の居城であるギースタワーは東方大陸から輸入してきた調度品で溢れかえっている。
八極聖拳という格闘技を修めており、戦闘力がやたらと高い。生半可な格闘家では、彼に傷ひとつつけることすら叶わないだろう。…当て身投げ的な意味で。
- ギース・ハワード
異次元
- ソルバニア
科学が発達して発達しまくったために魔法の域にまで達してしまった国。
一見ソルバニアで見かけるそれは魔法にしか見えないが、全てれっきとした科学の産物である。
発達しすぎた科学は魔法と同義とは誰が言った言葉だったか・・・。
トップは1人の王と彼につき従う13人の神官である。
主要都市はサーガイア、ネメシス、ソル・バルウの三都市。
神官の内の12人が4人ずつで1つの都市を担当しており、残る1人は神官のリーダーである。
王と神官を除く国民たちは地下深くでカプセルに入り、スリープ状態にある。
地上で会えるのは彼らの意思の通りに行動するビジョンであり、実体ではない。
このような状態になったのは超科学が生まれたためであり、行動することを捨て、思考することしかしない。
また、この国が総力を挙げて行っているのが万人が満足し得る国家の創造である。
それがどんなに困難なことかは想像に難くないだろう。
この目的に離反した者は容赦なく神官たちから処罰される。
それ以外の特徴として、ソルバニアにとって無くてはならない物がオリハルコンの亜種鉱物ソルバニウムである。
ソルバニウムは人の意識に反応して特殊な力場を形成する鉱物で、ソルバニアの科学はこれを中心に成り立っているといっても過言ではない。
ソルバニウムによって発生した力場は肉体の延長として機能する。
しかし、空気中に触れるとすぐに酸化するという特徴も存在し、保存するには特殊な方法が必要である。
全ての国民の体内にこの金属は存在し、これを用いて生活を送っているというわけである。
また、詳細は不明だがなぜかよく巨大生物が出現する国であり、その度にハンターが狩りに赴いている。
- 蛇遣い座の王
ソルバニアの王。この名称は主人公がつけた名称であり、正式な名前は不明である。
というのも現在王は不在であり、実質13人の神官が全政治を行っている。
「創造のシミュレートが終わったら俺を起こせ。それまで俺は寝る」とは当時の王の言らしい。
なぜ蛇遣い座かというと主人公が読んだ文献の王に関する記述において、星座占いに使われる蛇遣い座のマークが王の印として載っていたからである。
また、別の文献に王のことを魔王と記しているモノもあったのだが・・・?
- レイハ
神官たちのリーダー。透き通る様な白い肌に真紅の瞳をもつ無表情な女性。イクサノミコ。
自分に与えられた仕事を淡々とこなしており、大抵の不足な事態が起きようとも顔色一つ変えない。
話す言葉にも感情という物は感じられず、真実しか告げない。聞かれたことしか答えない。
しかし、本当に予想外のことが起こった時は驚いた顔を見せるらしい。
また、彼女の中には拒否という言葉が存在しないようで、頼まれたことは実現可能であれば何でもやってくれる。
ソルバニアは全て彼女に案内してもらうことになる。
なお、他の神官たちの容姿は一点を除いてレイハと寸分違わぬものである。
違う一点とは他の神官は褐色の肌を持つということ。
- イェネンの鬼神
ソルバニアに伝えられる謎の人物。ソルバニアが危機に陥った時イクサノミコ=レイハが召喚するという。
しかし、建国から現在に至るまで一度も召喚がされたことはない。
レイハからの情報によれば、召喚される者はソルバニアに因縁を持つ者で、その因縁は同一時間軸上の過去、現在、未来のいつにでも存在し、平行世界や異世界すらも含まれるという。
また、イェネンの鬼神にはソルバニアの魔法は無効化される。
- 魔法使い
この世界一般で言うところの魔法使いではなく、ソルバニアでのみ当てはまる魔法使い。
この魔法使いは蛇遣い座の王と正式に契約を交わし、ソルバニアの魔法を行使できるようになった者を指す。
イェネンの鬼神と共に伝えられている謎の人物。
ソルバニアで言うところの魔法の本質とは今ある世界を否定することである。
それは世界の枠組みすらも否定することであるため、王と契約を交わす資格を有する者はこの世界に絶望しきった者に限られる。この世界に不満を持つ程度では資格を有しているとは言えないのだ。
魔法使いが行使する魔法はレイハすらも凌ぐ。
- 10th-TERRA
厳密には国家ではないが、分類上こちらに区分する。
嵐の海と呼ばれる異常気象によって外界から隔てられた南北二つの大陸の総称である。
永遠に戦国が続いている北部大陸天羅、無限の荒野を開拓する南部大陸テラに分かれている。
南北双方とも、単純に見積もっても地球の数倍はあると目される超巨大な土地であり、
また、その魔術および技術テクノロジーも尋常でないほどに高い。
- ノースティリス
死んだ人間が普通に蘇る、路上で老人と少女が「気持ちいいこと」をしている、など倫理が崩壊している地方。
死にたい人にお薦め。
- ミラディン
銀のゴーレム・カーンが作成した巨大な人工島。通常の次元からは隔離されており、ここへ行くにはウェザーライトで直接飛ぶのが確実な方法。あらゆる物に金属が含まれている次元で、そこに住む生物も例外では無い。- 銀のゴーレム・カーン
ミラディンの造物主にしてプレインズウォーカー。
元々はウルザが製作した異次元の渡航調査用プローブであったが、何らかの要因でプレインズウォーカーとしての才能に目覚めた。
その後自身が求める完璧な世界を作るべく、金属に満ちた世界ミラディンを生み出す。彼がPWとなりえたのは、ウルザが彼自身のPWの才能(灯火)を移植したため。
ウルザは、戦後の自身の目的に今の立場とPWの力が邪魔になると考えて、
ドミナリア連合から脱退する際に灯火をカーンに委譲した。そのことについてカーンは複雑な気持ちでおり、灯火を返すべきかこのまま持ち続けるべきかで懊悩している。 - メンナーク
伊達ワルが蔓延る金属世界に舞い降りた漆黒の真実
カーンが作ったミラディンの管理人。カーンがメンナークに管理を任せて去っていった後、カーンによって与えられた彼の自由意志は調和のとれた金属世界よりもドミナリアのように生命溢れる世界を選んだ。結果、ミラディンは彼が連れてきた生物達を元にする独自の生態系が発展している。
時が経つに連れて創造主たるカーンと同じくプレインズウォーカーになりたいと思い始めており、『灯火』の所有者の捜索と移植システムの完成に躍起になっている。
- 銀のゴーレム・カーン
- 古代ロンカ帝国
かつて存在したとされる超古代文明。数万年前栄華を誇っていたが何かの原因で滅んでしまったらしい。
よって現在では存在しておらず文献にも名前と少しの詳細が触れられているだけである。
発掘された古代の文献と文字からは国名の発音がよく分からず、地域によっては古代ギンガ帝国と読んでいる場合もある。
一説には発見される秘宝とオーパーツの一部はこれらの文明が作り出したものであり
現代の世界のどのテクノロジーをもってしてもまったく追いつかないほどの軍事力、科学力、テクノロジーを持っていたと言う研究家もいる。実際は魔術等も研究されていたがそれ異常に機械技術が異常に高度なレベルで存在していた。
その技術により宇宙に飛び出して銀河中で大戦争を起こして最終的に『レイム』と呼ばれる神を打ち倒したとか、実際の本拠地は別の星にあってこの星は実験惑星でしかなかったとか、そんな説まで一部宇宙人マニアの研究者が唱えているがさすがに眉唾ものである。
施設や文明の名残も滅んでしまったが世界のどこかにこれらの文明が滅んだ秘密を解き明かす鍵が眠る遺跡があるらしい。
…その遺跡には多くの秘宝、テクノロジー、そして強大な兵器群が存在しているとか。今は亡きロンカ帝国の関係者達である。遺跡内の奥に残存しているレポート、コンピューター内部からそれらの人物の詳細が確認できる。勿論ロック等がそのままかかっているため解除する必要がある…が、どうも既に何者かがロックを解除しているため観覧は自由に可能となっている。
またロンカ帝国にはどうやら軍事・科学等それぞれの部門が存在していたことが人物の詳細で確認できる。
勿論常識的に考えれば数千年前の滅んだ帝国の人間が生きている筈も無いので意味は無いと思えるが…- ルーファウス・ロンカ
今は亡きロンカ帝国の皇帝。初代皇帝というわけではなく何代目かの皇帝らしい。性格は冷酷そのものであり恐怖と軍事力により世界を帝国で支配しようとした。
彼の発案したウェポン計画によりオメガを中心としたウェポンが多数制作された。この計画により帝国は永遠の繁栄を約束される筈だったが…。 - シュバルリッツ・ロンゲーナ
今は亡きロンカ帝国の兵器部門統括。「私の目に狂いは無い。」の口癖通り彼の製造した兵器群と戦略眼は当時の他国軍の最大の脅威とされていたらしい。
ウェポン計画の統括者でもあったらしいがそれとは別に「首領蜂隊」という帝国艦隊の首領だったとか。 - ドクター・ウェスト
今は亡きロンカ帝国の科学部門統括。完全なマッドサイエンティストのようだったらしい・・・が、なんというか彼の詳細は色々な意味で何かがおかしい。「天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう側。」とまで言われるほどの人物だったらしいがその技術は確かな物であったらしい。
「マーカー」と呼ばれる黒いマグロのような物体を作成・研究していたらしいが、資料が足りないためよく分かっていない。 - アウグストゥス・オータム
今は亡きロンカ帝国の治安維持部門統括。暴動の鎮圧、国の治安の維持などが仕事である。そのための手段として「エンクレイヴ」という部隊を率いていた。
ロンカ帝国の科学力等は素晴らしいものがあったのだがその分実験などで生まれた汚染等、環境問題に悩まされておりそれらの汚染を浄化するために「浄化プロジェクト」なるものを計画していたという。 - ザンデ
今は亡きロンカ帝国の魔導・魔術部門統括。開発された兵器に転用する魔術エネルギーや、新たな魔術などの開発を担当していた。
魔術士であるにもかかわらず、凄い筋肉の持ち主であったらしく、相手の弱点を魔法で見抜いた上で身体強化の魔法を唱えて直接殴りかかるという、極めて原始的な戦い方を行っていたという記述が残っている。その杖は飾りか
脳筋魔道士という印象が強いようだが、それでも彼が帝国にもたらした功績はすさまじく、一説には古代ロンカ遺跡で発見された魔導兵器の6割は、ザンデが関わっているとの推測がなされている。
後に帝国から離反し、聖石『アクエリアス』の力を持って魔王として君臨しようと企んだらしい。 - ロンカ帝国始皇帝
ロンカ帝国を興した初代皇帝。
絶対にどこかに存在したはずなのだが、なぜか、膨大な古代遺跡のどこにも資料が残っていない。
性格や出自はおろか名前すらも分からない、名もなきカイザー。
ロンカ帝国が滅びたその原因…それは生物兵器の創造、世界に影響を与えまくる実験等を繰り返したため天使達、神々の怒りに触れ滅ぼされたからである。
兵器の枠を超えた存在を多数生み出し世界を支配しようと進軍を開始しようとしたロンカ帝国だったが、それを許さない天界が攻め込み帝国がそれを軍隊で向かい撃った。天界の圧勝とも思われたが帝国の作り出した兵器群はもはや天界軍と脚色無い力となっており、戦争は長引いたがそれでも流石に神々には勝てず押され気味となっていき最終的には滅ぼされてしまった。しかし帝国は最新兵器「ウェポン」を滅びの直前どこかに転移させ、それらを世界各地に停止状態でばら撒いてしまった。
このことは現代では一部の天使たちが知っていることであるが、何しろ数万年前のことであり詳しく覚えているものはおらず、また禁忌と扱われている。
なぜ禁忌とされているかと言うと「世界を統治するはずの天界が人間に遅れをとりかけた」などという事実は汚点以外の何物でも無く、何かの間違いでまたロンカ帝国のようなことをしでかす国が無いとも限らないからである。 - ルーファウス・ロンカ
- ハルカンドラ
巨大な火山「デンジャラスディナー」とバカでかい工業地帯「エッガーエンジンズ」が存在する荒れ果てた世界。
ここでははるか昔、古代ハルカンドラ人が数多くの伝説の道具を作り出していたらしい。ユユユランドの秘宝「スターロッド」も彼等が作り上げた物だという。- ランディア
ハルカンドラの奥地にある火山に住む4匹のドラゴンで、普段は合体し四つ首のドラゴンの姿をしている。
主人公達とマホロ・ニャンニャンがハルカンドラに来た時、ローニャを攻撃し墜落させた。
マホロ・ニャンニャン曰く、「邪悪なドラゴン」らしい。実は無限の力を持つ秘宝「マスタークラウン」を悪用されないよう長きに渡って守ってきた「ハルカンドラの守り神」とされる存在である。
ハルカンドラに来た際に主人公達を攻撃したのも、野心でクラウンの奪取を目論むマホロ・ニャンニャンを撃退するためであった。
- ランディア
土地
- 中間世界
ミッドランドとも呼ばれる荒涼とした大地。
牧歌的な開拓民が暮らす辺境の土地から、雲の流れる方向に向かうにつれ、廃墟(あるいは遺跡)となった近代都市へと変化していく。その最深部にこそ、全並行世界の中心に在るとされる暗黒の塔がある――と言われている。暗黒の塔は既に狂っている。
その結果、中間世界は変転を始めており、時間の流れは定かではなく、時として異なる平行世界へと(地続きで旅しているという認識のまま)迷い込んでしまう事さえある。また奥に進むにつれ、奇妙な怪物や魔法の力などが満ち溢れ、今まで塔を目指して旅立った多くの冒険者が斃れていった。
魔界
この世界の薄皮一枚隔てた場所に存在する世界。
吸血鬼や悪魔などの「魔族」や闇に堕ちた魔法使いが多数生息している。
行き方はこの世界に幾つかある入口を通るか、上位の魔法使いの手による次元転移、この世界でのLSメンに異世界から来たことを明かすのなら乗ってきた船で行くなどがある。
逆に魔界からこちらの世界に来る者も多い。
しかし魔界には瘴気などが満ちているため、対策をしていかないとマトモに動くことさえ出来ない。
この世界の住人を狩る者を通称「ダークストーカー」と呼ぶ。
- 超魔王
魔界での議会にて最高議長を務める、魔界で一番偉いかもしれない人物。
この超魔王は役職上のものであり本名は別にある、というか大魔王とちがい誰も知らないフシがある。
まるでアニメーターが手抜きをしたような姿をしており、『ジュラル星人』と呼ばれる無数の異星人を配下に持っている。
彼自身が持っている力は微妙だが、回りくどい策謀を練ることには定評があり、ボロ雑巾レベルのジュラル星人を巧みに使いこなしながらも、揺らぎ易い魔界の安寧を守っている。
最近の議会は大魔王の一人にほぼ一任している形になっているが、議会が紛糾したり血が流れかけると、即座に『気にするな!』と叫んでは魔族たちを無理やり納得させている。
何でも最近は地上に住むとある少年の一人をライバル認定したらしく、相変わらずの回りくどい策謀を練っては挑んでいる。
が、大抵は配下のジュラル星人を爆殺、焼殺されるか、自身が断末魔を上げるかで敗北しているらしい。 - 大魔王
魔界のエライ人、だらしねえ二の腕とお腹妖艶かつ豊満なスタイルと、知的な風貌を併せ持つ美女である。
この「大魔王」とは課長とか専務みたいなもんであり、ちゃんと本名があるが誰も呼ばない。
魔界にも議会と法が存在し昔は腕っ節で議会も何もかも進めていたのだが、外部からの侵略や経済的トラブルにおいてどうにも成らなくなり已むを得ずマトモな法が作られた。
「大魔王」とはその議会を取り仕切る魔族のことである。
無論無視する奴もいるが他の大魔王や力の強い魔族が議会に所属しているため、殆どは従う。
でも従わない奴は従わない。 - 魔王
魔界の王の1り。
侵略活動のため、召喚した破壊神の力を借りて、人間界の都市の地下にダンジョンを構築している。
その時召喚しているツルハシ型破壊神によってダンジョンの難易度に差があり、簡単に攻略できるものもあれば無理ゲーと化したものもある。
なお、破壊神の召喚でパワーを使い切ったためか、ロープで簡単にお持ち帰りできるほどに弱体化している。
ただし、地上に持ち帰る時は魔王の呪いによってスキルを全部封じられてしまうので注意。 - モリガン・アーンスランド
魔界の大貴族アーンスランド家の現当主にして、魔王の名を持つ悪魔の一人。
種族はサキュパスであり、精気をエネルギー源とする。基本夢に侵入して精気を吸うのであんなことやこんなことはしてくれない。
その魔力は凄まじいものがあるが、実は今でも不完全、ちょっと前に分身の一つを取り込みようやく三分の二まで戻った。
退屈しのぎのために強者との戦いを求めている立派なバトルジャンキーでもある為、主人公の強さが広まっていれば、暇つぶしに勝負を仕掛けてくるので注意。同じくバトルジャンキーの気があるハドラーとは喧嘩仲間。 - ベール・ゼファー
「魔界の大公」「蠅の女王」「ぽんこつ大魔王」等の異名を持つ大魔王。上のエラい人とはまた別人。
魔界の王達の中でも特に奔放な性格で、他の魔王達とは基本的に相容れる事無く、相棒の魔王「秘密侯爵」リオン・グンタ、「荒廃の魔王」アゼル・イヴリスを引き連れて暇さえあれば地上で暗躍している。
あまりに奔放であるため、他の魔王から敵視される事もあるのだが、自分で大魔王と言うくらいには実力があるのでまともに逆らえる者は少ない。
何事もゲームと称して策略を楽しもうとするが、それ故に詰めの甘さには定評がある。だからぽんこつとか言われるんだよ
一方で、面倒見がよく、ツンデレだったりもする。利害関係さえ一致すれば、人間に味方する事すらある。
よく地上で騒ぎを起こすため、ヘルシング機関からは見敵必殺対象にされているが、事と場合によっては味方する事もあり、複雑な関係となっている。リナ、シャオムゥとは胸の悩みを共有する友 - ハドラー
「魔軍司令」の称号を持つ魔王。元は魔族だが、現在は自らの身体を改造した超魔生物である。
『侵略』よりさらに以前に地上で大暴れした残虐非道な魔王であったが、『侵略』の時期の強敵達との戦いにより一皮むけ、現在は正々堂々を信条とする、魔界の誰もが認める武人である。
現在は特に地上に手出しするような野心はなく、ただ強者との戦いを望む。
なお、彼と戦うには、まず配下のハドラー親衛騎団に勝つ必要がある。
特に人間を見下す事のない珍しい魔王でもあり、彼に好敵手と認められれば、手を貸してくれるかもしれない。
たまに遊びに来るモリガンは喧嘩仲間。アルビナスは微妙な様子だが - ドラキュラ伯爵
「最強の吸血鬼」「神祖」「夜の支配者」等、数多の異名を持つ、世界で最も高名な吸血鬼。
その力は絶大で、魔界の上位の魔王ともタメ張れるとも言われているが、どうも力の幅にムラがあるようである。
ヘルシング機関の盟主・ベルモント家の代々の宿敵であり、アルカードの父親であり、Dの父親であるという事なのだが、それらの話を統合するとどうしても複数人のドラキュラが存在することになるのだが・・・?結論から言うと、確かにドラキュラ伯爵は複数存在する。というかドラキュラ伯爵という名前そのものが個人名を表すものではなく、最強の吸血鬼に贈られる称号みたいなモノなのである。
その為この名前は大人気で、現在ドラキュラを名乗る吸血鬼は何千人と存在し魔界で「オイ!ドラキュラ!」と呼べば必ず数人振り返るあるさま。
しかし上記の三人を含む、かつてドラキュラと呼ばれた吸血鬼は誰ひとりとしてその名前に執着していないため別に制裁に行ったりしない。
ある者は同族狩り。ある者は宿敵一族とのキャッキャウフフ。ある者は自らの実験のただ一人の成功例を監視している。
要は忙しくて雑魚に興味ないのだ。 - マオ
悪魔の少年。といっても1000年より長く生きている。
魔界の名門悪魔学校「魔立邪悪学園」の理事長(大魔王)の息子。ベリルの幼馴染。
生まれも育ちも由緒正しい優等生である。・・・魔界の価値観は我々と違うので、普通に悪人。
学園のトイレを勝手に占拠して自室に改造しているため、学園生屠からも迷惑がられている。
マッドサイエンティスト(変態)で、人間を研究対象と見ている。趣味は人体改造。と言うか改造フェチ。
並みの悪魔よりは強いが、ベリルとは互角。まだまだ子供である。
因みに、称号を持った状態で彼に敗北すると、その称号を一つ奪われてしまう。
好感度を上げれば返却してもらえるので、絶望する必要はない。 - ラズベリル
悪魔の少女。といっても1000歳を軽く越えている。愛称は「ベリル」。
魔界一の不良と名高く、忌避されている。しかし魔界の善悪観はあべこべなので、彼女は我々の価値観からすると超善人と映るだろう。初めて会った相手にはきちんと自己紹介する、ゴミは拾う、お年寄りは助ける、所見のプレイヤーが分かるように丁寧な説明口調・・・むしろ人間より良い子。
マオの幼馴染みであり、親の決めたライバル同士でもある。
しかしお互いのことを心の底では大切に思っているようで、その感情がどういった分類に属するのかは、本人達にも周りにもよく判らない。
人間たちとも積極的に関わっており、特に教育ギルドのビャクレンとの交友は深い。
(1000歳を越えているが)まだ若く、それほど強い力を持たない。 - デモモ
悪魔、裸族
意地汚く金銭欲の塊である。
言語は「デモ」としか喋らないので意思の疎通には通訳がいる。
能力は「デモモカッター」で一人の人間の根幹をなす才能を使えなくすることが出来る。
ルールとしては悪人にしかしてはいけないのだが、デモモに大金積めば善人にもやってくれる。
キャラかぶってるテンテンが大嫌いで。会うたびに諍いを起こす。 - プリニー
魔界に沢山居るペンギン型の下級悪魔。語尾に「~ッス」を付けて喋る。
その正体は、罪人がその罪を償うまで魂を入れられる仮の肉体。
罪に応じたお金を貯めると、赤い月から来る死の遣いによって輪廻の環へと導かれる。
基本的にプリニーに成った時点ではその強さに殆ど個体差はないのだが、ときたま非常に強い力を持ってプリニーになる場合もある。
天界
魔界とは対極の位相に存在する次元。
ここに住まうのは天使や神々などの神聖な存在。
しかし人間や魔族をディスり見下す奴も少なくない。
悪魔どもとの違いなど単に名前でしか無いのだ。
天界から別の世界へ行くのは戦闘のような目的があるか、それでなければ堕落するということ。
また、世界の壁を神々の障壁によって防いでいるため、こちらから天界へ接触を持つのも難しい。
よって、主人公が関わる天界の住人は極めて限定される。
グリコリの天使団はここから来た。
- エルシャダイ
天界を統べ天使を創り上げたこの世界最大の力を持つ神。でも天地創造はしてない。
エルシャダイは名の一つでありヤハウェ、エボバ、アドナイなど複数の名を持つが全てこの神を表す名前。
大問題児で試練と称し大洪水起こすなど救った人間よりも殺した人間が多いあるさま。また自分に従わない神は全て悪魔と明言しており宗教ギルドを「異端の巣だから殺してもいいんじゃよ?」と熱心な信者に神託を行ないテロを行わせたりしていたが、イーノックの「やめなきゃ堕天してアルマゲドン」に屈して仕方なくやめた。
ロンカ帝国の一件で人類にガチビビリしており、もうこの星ほっぽってもっとマヌケで忠実な生命でも作ろうかと悩みを抱えている。
最近天界で高まりつつ有る「アイツ残酷だから不要論」を緩和するためにグリゴリの天使団地上に送ったが、ドジって「再生の卵」あたり発動させて人類滅びねーかなとほのかに期待している。 - 大口縄
神河や他大陸の一部の者達に信仰されるありとあらゆるものに存在する境界を司る神であり、神河で信仰される精霊達を司る神でもあるカナコの父親。
神河では最高神とされており、顕現する際は常軌を逸した巨大な八ツ頭の竜の顔をしているとされている。
彼が顕現と同時に行使する【最後の裁き】はその昔、一つの国の生きとし生けるものを一瞬で消滅させたことがあるとかないとか。
エルシャダイとは最高に仲が悪いが実力でも信仰争いでも負けたため下についた。これにより事実上神河は唯一神の支配下にある。
ちなみに天界では『超親バカ神』『絶対に娘に手を出してはいけない神』と呼ばれていたりする。
最近の悩みは人間界に降り立った娘がちゃんとご飯食べているか、とかちゃんと睡眠取っているか、とか仕送り送ったほうがいいかな、だとか変な奴等に捕まったりしてないかなだとかとにかくカナコのことが心配で心配で仕方ないことである。親バカすぎる・・・
人間に対しては最近の人間は一部を除いて感謝の気持ちを忘れている者が多くなっているなと感じており、それを嘆いている。ただ、まあカナコが平穏無事に人間界で暮らしているからそれでいいかとも思っている。
現在は天界と人間界を隔てる壁として天使団、堕天使、人間界に暮らす者達を監視しているためそう
簡単に動けないが、娘にもしものことがあればいつでも顕現できるように準備はしている。
この場合の顕現は敵討ち等ではなく遺体回収のみしか行わない。親バカではあるが巣立った娘の人生に干渉するつもりもなくそのケツを拭くつもりもない。
- イ-ノック
大昔における元グレゴリの天使たちが引き起こした知恵の拡散を防ぎ、数々の堕天使を封印していった天界の書記官。
今となっては天界において最も高名な大天使の位についており、彼の流れを組む天使も多数存在するが、昔から変わらず自分の信じたものを疑わずにあらゆるものを『大丈夫だ、問題ない』と言い放ってしまったり、事あるごとにどや顔を浮かべてはウザがられる性格は変わっておらず。その図々しさ故に唯一神に対しても平然と「大丈夫じゃない、大問題だ」と言える数少ない存在。
知恵の拡散における争乱に直接関わった故にか、今でも知恵の回収を命じられる天使団に関わることが多いが、その役目は天界から天使団に指示を送る上司のようなもの。
とんでもないほどに名を上げた彼が下界に降りることは許されることではなく、言う事を全く効かない現天使団に悩まされながらも、彼らが堕天使認定されないよう、神々に『大丈夫だ、問題ない』と日夜言い続けているらしい。
ちなみに下界に降りる天使団には満面のどや顔で、ビンテージ物のジーンズを送ったらしい。
- セラ
白いローブに身を包みその背中には一対の翼が生えた、大変慈悲深い如何にもといった天使。
プレインズウォーカー(次元の渡り人)であり、自己愛が強いのか自らの名を冠した『セラの領域』と言う次元を作成し自分を信奉する人間や天使と共にそこに引きこもっている。
- レナス・ヴァルキュリア
運命の三女神の次女。長い銀色の髪を持ち、蒼穹の鎧をまとう美しい戦乙女。神族なので年齢は不詳だが人間に換算すると23歳でスリーサイズはB84/W56/H83。(堕天使アレリア調べ)
運命の三女神は神族の中でも特殊な存在であり、普段は人間として暮らすが彼女達が必要な事態が起こると神々に選ばれた1人が人間から転生し神族になる。そして任務を終えると再び転生し人間の生活へと戻る。
彼女達が活動する際、下界の優れた能力を持つ魂を戦力としてスカウトする。通常ならば死者の魂はそのまま輪廻転生の輪に加わるが、ヴァルキリーにより英雄選定を受けた魂=エインフェリアは彼女らと共に「生きる」ことになる。またエインフェリアとして一定以上の経験を積めば必要に応じて再び肉体を与えられて下界に戻される事もある。
レナスは三姉妹の中でも特に人間に優しく悪人でも情状酌量の余地があるならエインフェリアに加える。時に人間に感情移入し過ぎる事を問題視されているが同じく人を愛するイーノックが『大丈夫だ、問題ない』とレナスを庇っている。
部下に優しい中間管理職みたいな存在。
- アーリィ・ヴァルキュリア
運命の三女神の長女。長い黒髪を持ち、漆黒の鎧をまとう戦乙女。三女神の中で最も神に近い性格で神々に与えられた命令を忠実に実行していく厳格な性格。神族なので年齢は不詳だが人間に換算すると25歳でスリーサイズはB85/W57/H84。
エインフェリア達には神への従属を強要しており、逆らう者は容赦なく処刑していく。しかし厳しいだけではなく情理を解する面もあり妹ほどではないがやはり神々の中では人間に優しい部類である。
部下に厳しい社長秘書みたいな存在。
- シルメリア・ヴァルキュリア
運命の三女神の三女。金色の髪を持ち、浅葱色の鎧をまとう戦乙女。三女神の中では一番人間に近い考え方をする。神族なので年齢は不詳だが人間に換算すると21歳でスリーサイズはB80/W54/H80。
三姉妹の中でも特に運命の三女神としての能力が高く優秀な人材を見つける事が得意。しかしシルメリア本人は神は人を支配するのではなく共に歩んでいくべきだと考えているのでエインフェリアを神々の道具として扱う事を嫌っている。
レナスほど人間に甘くは無いがアーリィほど厳しくも無いというある意味ちょうどいい考え方をするので姉二人の仲裁役になる事が多い。
「オブジェクトリーディング」と呼ばれる、物体に残された残留思念を読み取る能力を持ち、これは他の姉妹にはないシルメリア独自の能力とされる。
優秀なOLみたいな存在。
- パンティ&ストッキングwithガーターベルト
金髪でセレブのようなドレスを纏ったガンスリンガーのパンティ、黒髪でゴシックロリータ風ドレスを着たソードマスターのストッキング。そして姉妹をサポートする黒人神父のガーターベルト。地上を騒がす堕天使たちを狩るために天界から送り込まれた三人の天使たちである。
しかしパンティは男漁りしてareするのに余念がない上にズボラでだらしなく、ストッキングはスイーツに目が無い上に毒舌家な為、二人は喧嘩が絶えない。ガーターベルトが叱り飛ばして何とか堕天使退治に向かわせているが、力のパンティ、技のストッキング、二人のコンビネーションは絶妙である。
パンティは抜いたパンティを拳銃「バックレース」に、ストッキングは脱いだストッキングを二ふりの剣「ストライプI&II」に変化させるが、これは人間に対してはおもちゃ程度の威力しかないものの、堕天使に対しては致命的な武器として効果を発揮する。
ちなみにイーノックの同僚ではあるが、何が気に入らないのかパンティは未だに彼に手を出していない。
- タナトス
死者の魂を冥界へと誘う神。
冥府の支配者にして亡者達の王。地上の者達が【死神】と呼び畏れている存在。
生者も死者も神も悪魔も関係なく全ての存在を平等に愛しており、それ故に多くのヒトが苦しみながら此の世で生き続けている現状に深い悲しみを抱いている。
どうにかして多くのヒトビトを苦しみから解放してやりたいと考えているが、しかし彼は正真正銘の神格。そう軽々と下界に干渉することは許されないのである。
そんなジレンマの中、彼の取った行動は──
- プリニー
基本的に魔界にいるプリニーと同じだが、性格はやや穏やかで目付きも心持ち柔らかい。
コチラはお金の代わりに奉仕活動によって転生へと近付く。
- パルテナ
光を司る女神。
見た目は美しいが性格が良いとは言い難く、いつも直属の部下であるピットをいじって楽しんでいる。
色々とおちゃらけているがその力は本物であり、様々な奇跡を自在に操ることが出来る。本来なら空を飛ぶ力を持たないピットが華麗な空中戦を行うことができるのも、彼女の奇跡のお陰である。
- ピット
光の女神パルテナの親衛隊長を務める天使。
性格は真面目で実直。いつもパルテナにいじられているが、本人的にはまんざらでもないらしい。
飛翔能力こそは持たないがその戦闘能力は天使の中でも随一であり、その気になれば神が相手でも互角に戦える程度には強い。
現在はパルテナの命を受け、人界に訪れつつある異変についての調査を行なっている。
- グリゴリの天使団
この世界が構成されて間もない頃に天界から地上界を監視するために派遣された使節であったが、地上を監視し続けるうちに地上の種族達の様々な要素に憧れを抱き、ついに堕天してしまった9りの天使達、及びその配下の総称。
天使達は地上の色々な場所に散らばり、善意から『知恵』と呼ばれる天界からの非常に強力かつ高度な技術・魔術を人間達に流し、人々の進化と変容に大きな影響を齎していった。
実際に彼らの『知恵』が齎されたことによって『人間』の在り方が目まぐるしく変わることになったのだが、それは『人間』という種から見ても天上でそれを見守る神たちから見ても急過ぎる変化であり、彼らの『知恵』の悪用が原因となって世界が崩壊しかけたこともあったりと混沌の元凶にもなっていた。
地上の民が扱うのには彼らの『知恵』は強力すぎるのだ。
結果的に天界からは彼ら堕天使たちを捕えるために天界の書記官が地上に派遣されたらしく、彼によってそれ以上の『知恵』の拡散は防がれ、堕天使たちの多くが封印された。
いかんせん大昔の話ではあるのだが、既に広まった『知恵』を根本から消すことは天上から見ても得策とは言えず、今では形を変えて広まった『知恵』の行き先と『人間』たちの生活を見守るべく、新たに組織された天使団が各地を飛び回っているらしい。
また、形を変えているとは言うものの、その原形のままに埋もれた『知恵』も存在するらしく、それは遺跡の奥深くに眠る財宝であったり、魔界に堕ちた秘宝であったりと、冒険心をくすぐるには十分な概念と化しているのだとか。
天使団の役目にはそういった発掘されていない『知恵』を『人間』に知られぬまま持ち帰るということでもある。
一部、役に立つどころか世界を滅ぼすような代物もあるが現天使団は役立たずの集まりのためあんまりやる気はない、その為お目付け役まで付けたのに、やっぱりやる気あんまり無い。
ナイトウとかは『知恵』をついでぐらいに考えている。- ユカリ-ヤクモ
最近になって再編成されたグレゴリの天使団を纏める天使の少女。
かつては人間であったがその力が見込まれて天使に生まれ変わったらしい。人であった時の名前を失っているため今の名前の名付け親はイーノック
力はあるのだがユカリ本人は不良天使と評されるほどに天使としての在り方とは程遠い人物で、事あるごとに暇だ暇だと呟いては下界を見下ろしていたらしい。
そんな彼女のぐうたらな姿に業を煮やした神々は、社会勉強の意味も兼ねて新たなグレゴリの天使団の纏め役に彼女を選出。
その他にも堕天一歩手前である様々な不良天使たちをその天使団へと組みこんでいった。それでいいのか、神々。
あらゆる境界を自在に操ったりと天使としての能力は凄まじいものがあるのだが、いかんせん彼女は下界での生活にはしゃぎっ放し。人々の生活における『面白い事』を見つける毎に、ちょっかいをかけたりニヤニヤしたりする困ったちゃんである。
基本的にグレゴリの天使団としての仕事は式神達に任せているが、その式神達がなんらかの原因で浄化されたりすると激怒する。イキナサイ、ランノカタキヲトルノデス。
最近、耳長の青年に眼を付けたとかつけないとか。
- ナイトウ
再編成された不良天使達の中でも一際異様さが目立つ、両手剣『ラグナロク』を自由自在に振るう天使。
不良天使の名に違わず、その有様は天使という位において目も覆いたくなるほどの感情と欲に塗れている。事あるごとに『うはwwwwwwおkwwww』とシャウトしてみたり、綺麗な女性を見かける度にセクハラ発言をかましたりと、そこらの人間よりも俗っぽい。
というのも、元々は感情というものを持たず『神に最も近い天使』と謳われるほどの人物だったのだが、人間という種族の持つ『喜怒哀楽』を見てからは在り方が一変。
グレゴリの天使団として下界してからは天使という実力と身分を隠し、そこそこ腕が立つ程度のナイトとして様々なギルドに所属したり各地を旅しながら人間の持つ『感情』というものにもっと触れようと努力しているらしい。
といってもまだまだその感情というものをしっかりと把握しているわけではなく、稀に元々の無感情で冷酷な部分を見せてしまい、ドン引きされた後に慌ててごまかすという一面もちらほらと。
無論こいつもグレゴリの天使団としての任務など二の次三の次なのだが、共に度を続ける相棒のためにその目的が変わりつつある。現在は東天王国の王女であったミントと共に旅をしているのだが、ナイトウが彼女に付いていっている理由は二つ。
一つは単純に秘宝を片っぱしから漁っている彼女の行動をやんわりと監視するためであり、秘宝のためならばと猪突猛進を繰り返す彼女のバイタリティに舌を巻きつつも、いつか彼女の手に負えぬ秘宝を手にした時のために傍に付いてあげているらしい。
といってもこの世界においては彼女のような冒険者の腐るほど存在しており、そして彼女以上に秘宝に……『知恵』に接触する可能性の高い冒険者は片手で数えきれないほどいるだろう。
そんなナイトウが彼女を選んだもう一つの理由は、その何一つ感情を隠すことなく自分の喜怒哀楽に正直に生きるミントの在り方に憧れたからである。
基本我儘でお転婆ではあるものの、遺跡を見つける度に跳んで喜び、それが外れであれば地団駄を踏み、時折妹の事を思い浮かべては空を見上げ、そして何より冒険を楽しんでいる。
それはナイトウにとってミントと旅をするには十分すぎる理由だった - テンテン
グリコリの天使団の一員、裸族である。
自堕落極まりない性格から天使団に叩き込まれた。
勿論ここに居るぐらいなので立派な不良天使、馬鹿で汚く大食らい。
地上に来ても食欲に溺れているまさにダメ天使、食い物やれば懐くだろう。
能力としては、意志を持つ如雨露「天翼じょうろ」から出る水を使い、一人の人間の根幹をなす才能を一定時間極限まで高めることが出来る。
しかしあくまで一時的なものであり終わったあとは大きな反動が来る。
- レイヴン
元々は天界にて封印された堕天使を見張るための番人役を務める守護天使であったが、何を思ったか自らグレゴリの天使団に名乗り出た。
実のところ、天界では寡黙で守護天使としての義務に忠実な人物だったのだが、下界を見下ろしていた際にたまたま見つけた少女に一目惚れ。それを機に心の中ではその少女への恋慕で胸いっぱいの『むっつり天使』になってしまった。おい、こいつ堕天使だろ。
ナイトウのように大っぴらに自分の本性や願いを出すことは少ないのだが、天使団のメンバーとして下界に降りるなり、レイヴンは天使団としての仕事など放り投げてその少女の元へ急行。
しかしその少女はとあるギルドの中でも重鎮と言われる存在であり、下界に降りたばかりの不良天使が近寄れる道理など一つもない。故に今ではその少女に一刻も早く愛の言葉を届けるために、日夜ギルド上での立ち場を高めるための修行を続けているのだとか。
その過程において狩猟笛の扱いを一方的に叩き込まれたり、最難で知られる金銀火竜二体同時討伐を単独で撃破したらしい、苦労人。
天使としての力は、あらゆる『魔』を取りこみ浄化するほどの力量を持っているが、無論それを下界で使う機会は少ない。
ちなみに下界で名乗っている偽名は『イカ』。
- フェルシア
最近になって天使団に加わった天使。炎の魔術を得意とする魔術師でもある。
元々は職務に忠実な天使であり、天使団のお目付け役として地上界に降りたが、ある事件により記憶と力を失い、自分が天使であることも忘れてしまった。その後は1りの冒険者として過ごしていたが、エリンディルで起きた『魔将戦争』に関わったことで自らの出自を思い出した。
魔将戦争終結後はグリゴリの天使団に一団員として戻る。長い間冒険者として地上で過ごしていたおかげで天界の在り方に疑問を抱くようになったため、また冒険者としての生き方を気に入っており、管理職より世界を廻って『知恵』を探すほうが性に合うと思ったため。
魔将戦争を終結に導いた「クラン=ベルの四英雄」としての顔も持ち、共にPTを組んでいたベネットはフェルシアを主として畏れて慕っている。
- 聖天使アルテマ
イヴァリースで現在も信仰され続けている『聖アジョラ』が死亡した後、彼の死を嘆く信者たちの声によって誕生した天使。
比較的若く他の天使団ほどの力を持たず、大砲のような兵器に乗っている。
感情表現に乏しく、閉ざされた眼が開いたことは未だ無い。
天界でも注目される聖天使で、遠くない未来に神々の側近となるものと目されている。
今回は問題児だらけの天使団のお目付け役として、また彼女を生み出した聖人の居た地への個人的興味から天使団へ参加した。既に秘宝『聖石ヴァルゴ』を確保している。
地上では、自分によく似た何者かの気配を感じているが・・・。
- ビャクレン‐ヒジリ
かつて地上の民に天界から救済と罰を与える役目の天使であったが、その役目の中で人間に対し救済しか施さなかったために天界で問題視されて、グレゴリの天使団にぶち込まれた優しすぎる不良天使。
だがグレゴリの天使団として地上に降り立った直後にその気配が完全に消えてしまったため、天使団は不審に思いながらもやる気がないので放置捜索している。
地上の民の『学習し、進歩する力』に狂信的といっていいほどに深い感銘を受けているおり、そのため現在は教育ギルドのマスターとして君臨し「教育を施すことによって全ての地上の民を天使と同じレベル、またはそれ以上のレベルの崇高な存在にする事。」を目標に熱心に人々を平等に教育しようとしている。
この時に天界からの『知恵』の一部をカモフラージュして人間達に授けているため、教育ギルドの本部『学園都市』の技術レベルは常に世界の最先端である。
ちなみに天使としての気配が消えたのは、巨大樹ヴィトゥ=ガジーの最深部の特殊なカプセルの中で全ての生命維持活動を行う事によってその気配を完全に遮断し、逆に人間の気配をカプセルの外に出しているため。
このため天使団たちは『ビャクレン‐ヒジリ』と公式に名乗っているヒジリの存在には一部の少しやる気のある天使は気づいているが、あくまでも同名の人間であると認識している。
天使としての能力は周囲の魔力を生命力、または生命力を魔力に変換し、それを操作するもの。そのため直接的な戦闘では生命力の増幅による肉体強化が得意であり、寿命の延長や短縮も可能だが、能力の相性として、魔力を簡単に浄化してしまうレイヴンとは相性が悪く、またカプセルにいる間は天使としての力の行使も不可能。
- ヌエ
『未知』を司る天使で人の知らぬことへの恐れや憧れを与える存在。で、あるのだがそういった役目以上に彼女本人が悪戯などを好む小悪魔的な性格であり、天界でも他の天使や神々にまで悪戯をする彼女はめでたく不良天使の烙印を与えられグレゴリに叩き込まれた。
といっても彼女にとっては悪戯をする相手が神々から人間に変わっただけ。自らの姿を様々な獣の素質を宿した『封獣』へと変え、異様に変化した異形の翼に鼻を高くしながら毎日悪戯三昧の日々を過ごしている。
しかし未知への恐怖を司る彼女にとってどうしても気になる存在がこの世界では跋扈している。そう、未知に対して並々ならぬ度胸で踏破していく『冒険者』たちの存在であった。
故に最近では冒険者ギルドにちょっかいをかけようと企んでいるらしく、どこかの遺跡の奥深くに潜り込んで、秘宝の番人よろしく恐怖のラスボスにでもなってやろうかと思っているらしい。
その過程で遺跡に残った『知恵』を回収しているらしく、堕天使認定されそうになる毎に天使団としての成果を上げては自分の行動を上司に黙認させる賢しい所もある。
結果的にグレゴリの天使団としての責務をきちんとこなしているのは彼女だとか。世界を滅ぼすような「知恵」がワンサカあるのに何故こんなのしか送らないのか?それは単純である。
神は既に人類を見放し滅びようが絶滅しようが知ったこっちゃ無いのだ。
ロンカ帝国の件を初めとした様々なトラブルですっかり愛想を尽かしているが完全にそれを公言すると、堕天したルシフェルが世界を守るために本気で動き出し結果アルマゲドンが始まりかねない上にイーノックを始め業を知りながら人類を愛し信じ続ける天使も少なくない。
その為いわばポーズとして天使団を編成して送ったのだ。ユカリのやる気が致命的に無いのはこの事を責任者として聞いているので意図的に手を抜いているのが真相。
・・・逆に言えば天使団はポーズさえとっていればほぼ自由行動であるということ。気まぐれで人間に手を貸しても何らお咎めは無い。
- ユカリ-ヤクモ
- 堕天使
天使の身でありながら神に対して激しく異を唱えたり、高慢、嫉妬、自由意志などの理由で神に反逆した結果天界を追放された者達
イーノックによりその多くが封印されたが、封印を免れたり、封印を抜け出したり、堕天使を裁く戒律がまだなかった頃に堕天した者等は今尚下界や魔界を往来している。
改心し人の世で贖罪を試みる者、再び封印される事を恐れながら人知れずひっそりと生きる者、天界への復讐を企てる者、悪戯に俗世を満喫する者、自らの持つ力で人々を操ろうとする者など思想はバラバラである。- ルシフェル
元々は全天使の長でイーノックの親友であったが、人々に対して『知恵』を授ける事に激しい反感を抱き最後まで反対の意見を呈したが神はそれを快しとせず、結果対立が強くなり天界を追放され史上初の『堕天使』となった。
その時期には堕天使を裁く戒律が存在しなかった時代であったため彼はその間魔界に身を潜めイーノックの手から逃れていたらしい。
後に神はルシフェルの呈した異議は強ち間違ってはいなかった事を思い知らされるのだが、時既に時間切れであった。
神には嫌われた堕天使ではあるが天界の安泰を想う気持ちは人一倍強く、追放されて尚天界に善かれと思った事を独自に行っている。
天使団のいない隙にギルドに訪れ魔を駆逐することに強い意欲を持つ人間を見つけては様々な助力を施している。
巷では「透明の傘を差した黒服の男が『そんな装備で大丈夫か?』と聞いてくる」なんていう噂まで流れているという。ちょっと胡散臭いというか裏切りそうで怖いがそんなことは無いので安心しよう。
『アーチ』や『ベイル』といった天界の『知恵』を幾つか所持している。
- アレリア
あらゆる世界を行き来し、世界の均衡を見定める役を勤めていた天使。責務には忠実だが天界にいた頃から魔の眷属に近い違和感を周囲は感じていたらしい。
世界を行き来しているうちに、生きとし生けるもの全てが持つ『欲望』に強い興味を抱く。その後天界に戻った彼は数多の天使達を唆し神の持つ神器を強奪しようとした。しかし真相に気づいた一部の天使に密告された彼は神に裁かれ正真正銘の『堕天使』の烙印を押された。
しかし天界という地において初めて神に仇名し戒律を破るという所業を行ったその頭脳は、一時の封印で抑えられるものでもなく、どのような策を弄したのかは不明だが封印より抜け出して下界に逃げ込んだらしい。天界の記録からは抹消された人物であるため天使団はその存在を認知していなかった。
全てを見抜く『目』を持っており、人間の抱く悪という概念を肯定的に捉えている。
下界では欲望の深層心理を書き記した『アレリアの儀軌』なる法典を自らの手で作り出したのだが、この法典は人智を越えた力が封印されている魔性のグリモワールでもあり、欲に駆られた人々が血眼になって探しているらしい。
勿論逃げ込んだ先の下界で、本名を名乗ったり堕天した証である黒い羽を見せたりするようなことはなく、『鷺』と名乗りながら人の欲を弄び『知恵』を分け与え、進化する人間や世界の変動を楽しんでいる。
- サリエル
かつては七大天使の一人とまで謳われ人の霊魂が罪を犯さないように監視する役目を負っていた天使。
また天使の罪をはかり堕天する役目も受け持っていた。天界にいた頃は堕天した仲間の事を想い血の涙を流していたという。
月の運行に関する『知恵』を人間に教えた為に自らも堕天してしまったが、その際は理由を一切語らずに優雅に天界から堕ちて行ったという。
捕えるべき堕天使の一人ではあったが彼女もまた魔界に身を潜めてやり過ごしていた。
後にイーノックが下界に降りられない程に高い地位に上り詰めた事をルシフェル、アレリア等から聞き地上に姿を見せる様になったらしい。
医療に精通していて地上では医師として暮らしているが、その青っぽくも見える程に白く美しい肌や髪を持つため周囲からは聖人としての扱いを受けている。
生命に関する『知恵』を駆使し多くの助からない命を助けた一方で、一瞥するだけで相手を傷つける事の出来る邪眼を持つ。
- ルシフェル
亜空
天界とも魔界とも違い、完全にこの世界と隔絶した場所に存在する異次元。
通常この世界と関わることは無いはずだがあるイベント後にここから「亜空軍」が出現しニンテルド連邦内に無差別攻撃を開始する。
- タブー
かつてニンテルド連邦諸国を巻き込んだ亜空大戦の果てに敗北し、次元の彼方に封印された『禁忌』と呼ばれていた者。
現在においてはその争乱を知る者も少なく、彼の存在も歴史の中に消えゆくのみとなっていたのだが、何らかの方法を用いた何者かによってその封印が解かれ、再びニンテルド連邦に牙を剥いた。
しかし彼の有様は暴虐を尽くす化け物と言うよりは、破壊を尽くす度に血涙を流し嗚咽を鳴らすどこかちぐはぐなもの。なぜ亜空軍を使い世界を壊そうとするのか、そしてなぜ彼の背中に青き片翼があるのかは誰にもわからない。元々は遥か古代に起こったグレゴリの天使団による『知恵の拡散』において、下界に堕天した心や絆といったものを司る天使『ミナト・アリサト』。
その争乱においてはイーノックの手より逃れ、ただ一人その争乱の傷跡に責任と悲哀を感じながら人々の心に触れることを心情とした心優しき天使であった。しかしあまりにも綺麗過ぎた彼は人の持つ心のどす黒いものを理解するうちに、本当の意味で邪悪に堕ちてしまった。
その結果、この世に存在するあらゆる人間を滅ぼし、本当の絆と心を持つ人が溢れる新たな世界を作るべく手始めにニンテルド連邦へと侵攻。新世界構築のために大地を自らの身体の中に吸収しようとする彼によって亜空大戦が勃発した。
なお、この亜空大戦では書記官のイーノックではなく、まだ天使としては新しい『ピット』と名乗る少年の力を借りたニンテルド連邦が勝利している。
彼が封印された亜空とは亜空大戦の際にミナトがニンテルド連邦の大陸を削り取って作り上げた異次元であり、彼はそこに新世界を作り上げるつもりだったらしい。
結局は自らが封印される地になってしまったのだが。
幻獣界
人間たちの世界と、かつて【夢】でむすばれていた世界。
幻獣界の住人たちは主に【召喚獣】【精霊】【幻獣】などと呼ばれる魔法的な存在たちである。一般に召喚系魔法によって呼び出される存在はここから呼び出される。
時間の流れや空間の構成が他の世界とは異なっており、距離の概念や時間の経過が一般と異なる。
現在では普通の人間が幻獣界へわたる方法は失われているが、『夢を見る力を持った人間』の中にはときおり、二つの世界の境界を越えることができるものもいるようだ。魔力の強い子どもなどがときおり迷い込み、『神かくし』として扱われることもある。
かつてこの世界は人間界と密な絆を持っており、住人たちは人間と協力し合ったり戦ったりという関係を楽しんでいた。
しかし、グリゴリの天使団によってもたらされた『知恵』によって関係は一変。ただ召喚され使役される存在になった末、危険と見なされた幻獣界は結界によって人間界と隔離されてしまう。
彼らの多くは、ただ自分たちを呼び出し、一瞬使役するだけの力しか持たない現在の召喚魔法を不完全なものと考えている。遥か過去の召喚魔法では、完全な姿で幻獣を呼び出し、かつ、マスターとのあいだに対話や絆を持つことが可能だったからだ。
人間とは異なった精神構造をもつ幻獣たちの多くは、人間からの仕打ちを恨んではいない。もう一度再び、人間とのあいだに絆を持ちたい、とだけ望んでいる。
…実は現在の不完全な召喚術であっても、人界と幻獣界を繋ぐことができる術者も存在している。
ただし、そういった術者は往々にして本人の素質や強大な魔力によって【例外】を成立させているのみであって、幻獣界の結界を解けるほどに系統だった活動を行えない。
ただし人界に対して過剰な思いいれをもつ幻獣が、そういった術者にたいして「悪さ」を行うこともある。
その場合、幻獣たちによって同胞を幻獣界へ叩き返してくれ、といった依頼が人間に対して持ち込まれることになる。あくまで「一般的な」幻獣は、人界にたいして直接干渉をすることが出来ないのだ。
現在、把握されている例外ランクの召喚士としては、メルカディア市の【トラマル・ショウ】などがいる。
- ジェクト
かつて人間だったことのある男。豪放磊落な性格のオヤジで、他人との勝負事や酒を飲んでの大騒ぎを大いに好む。きれいなおねえちゃんも大好き。
遥か過去、世界を襲った災厄に対抗するため、秘術によって召喚獣へと姿を変えたという過去を持つ。その後封印されて幻獣界へと封じられるが、本人もそれを仕方の無いことと認識しているようだ。
人間だった当時、すれ違いにより不仲だった息子がおり、そのことだけ今も気がかりとして残っている。
人間に対しての強い興味や執着を持つ幻獣たちにとって、まとめ役的な存在。元人間だっただけあり、幻獣界においてはもっとも『人間的』な人物である。『究極召喚獣』と呼ばれる幻獣。『シン』と呼ばれることもある。
貝殻のような組織で覆われた凄まじい巨体の召喚獣、というのが本来の姿だが、現在では人間の姿と究極召喚獣の中間のような姿で現れることが多い。海を操る力を持つ。 - エクスデス
数千年の歳を経た古木が魔力を得、幻獣と化した存在。青い甲冑をまとった魔導師の姿で現れる。聖石により召喚されるルカヴィの一柱でもある。
無を司る存在エヌ・オーと表裏一体であり、虚無の力を操ることが出来る。
れっきとした邪悪な存在であるはずなのだが性格はどことなく抜けており、誰が呼んだか名前は『先生』。
愛称の由来はどちらかというと召喚がたやすく、呼び出した後に口車で丸め込んで様々な知恵と魔術を教えてもらうことが出来るからか。
喋るときにやたらと「無」という言葉を多様する傾向がある。「ファファファ」という独特の笑い声も特徴的。無の力を現すときには、本性である古木と半ば融合したような姿を見せる。
普段は愛嬌があるように見えても、れっきとした無の化身であることは事実である。敵に回せば次元の狭間へ叩き込まれかねないため注意が必要。
聖石によって召喚されるエクスデスはこの姿を取る。 - 【暗闇の雲】
再生のためにもたらされる破壊、終末の闇を象徴する幻獣。聖石により召喚されるルカヴィの一柱でもある。
古来、闇を望む多くの存在によって召喚され、召喚者もろとも周囲を闇へと葬り去った危険な存在。
力を発揮しないときの【暗闇の雲】は肌も露な女性の姿をした妖魔の形を取ることが多い。老婆のように古めかしい口調で喋る。
きちんと会話をしてみると好奇心が強く人間好きで、どことなく飄々とした印象を感じるものもいる。意外と騙されやすい性格をしているため召喚後の交渉も可能。
「騙されること」自体を人間との付き合いの内と感じているからなのか、騙してもあまり怒らないことも特徴といえば言える。
ただし、あまりに怒らせると触手で殴られる。節度は守ろう。本人が【闇そのもの】である故か、本性として現れる姿は様々だという。
美女の印象を残したままの異形となることが多いが、筋骨隆々たる巨漢の姿になることもある。どのような姿でも【暗闇の雲】は【暗闇の雲】であるということを忘れてはならない。そんな【暗闇の雲】だが、近年、久方ぶりに現世への召喚を受けた。
しかし召喚が行われる際、【暗闇の雲】はそこに他の存在の介入があるということに気付く。
他者の駒として使われることを不快に思った【暗闇の雲】は、逆に召喚者を幻獣界へと引きずり込む形で召喚を拒絶したのだが、その際不完全に転生が行われてしまい体がトヨヒメの物と融合、現在は二重人格の様な状態で安定してしまっている。
【暗闇の雲】は結果的に幻獣界へと連れ込んでしまう形になった召喚士『トヨヒメ・ワタツキノ』の言葉からルカヴィたちの活動が活性化していることを認識。
世界の滅亡云々よりも先に『同格の相手の手駒にされる』ことへの不快感から、ハシュマリムとは完全に袂を分かつ決意をし、エクスデスをはじめとした他の幻獣たちに対しても再び幻獣界へと干渉が行われる可能性を警告しはじめている。
なお、流れから幻獣界へ引き込み体を奪う結果になったトヨヒメに対して、【暗闇の雲】はかなりの好意を抱いている。【暗闇の雲】を支配しようとしないことを条件に、トヨヒメに対して数々の知識や能力を伝授する、という契約を結んだ。しかし、中途半端に一つに成った体を元に戻す手段は前例が無い為、直ぐには分からないらしい。
また、【暗闇の雲】はトヨヒメに幻獣界と人界のあいだには時間の流れに差があることを教えていない。
その理由は、【暗闇の雲】が久方ぶりに気に入った人間であるトヨヒメを傍に置いておきたいと感じているということ、また【暗闇の雲】の時間感覚ではそもそもこのこと自体がさして重要ではない、という二点にある。
その悪意のなさゆえにトヨヒメもまだ真相に気付いてはいない。また、トヨヒメが独力でそのことに気付くのはかなり先のことになるのは間違いないだろう。
なぜなら、トヨヒメが幻獣界に引きずり込まれてから、彼女の時間感覚ではわずか10日程度が経過しているにすぎないのだから…
一応、トヨヒメに望まれれば帰還に協力するつもりではあるらしいが。 - ティナ・ブランフォード
幻獣と人間のハーフの少女。ポニーテール。
二つの種族のあいだに生まれ、戦争のために利用されそうになっていたところを幻獣界に保護される。その後二つの世界のあいだに障壁が出来てしまったため、人間界へ帰還できなくなった。
兵器として利用されそうになった経験により、きわめて臆病で内気な性格になってしまっている。しかし、本来はとても優しい心の持ち主である。
幻獣界においては異端の存在であり、周りとの差異を常に感じている。いつか人間界へ行き、自分を助けてくれた人々と再会したいと思っているが…
実の父である幻獣を失っており、ジェクトのことを父親のように慕っている。『トランス』によって変異すると、ピンク色の光に包まれた半獣の姿を取り、多くの強力な黒魔法を行使する。ちなみに半裸。
実はティナは人間である以上に幻獣であり、人間界から隔離されて既に数千年すぎているということに気付いていない。
彼女の体感時間上ではもう一つの世界と切りはなされてせいぜいが十数年程度。かつての仲間たちがすでに過去のものとなっているということに、未だに気がついていない。 - ユベル
闇の精霊。ヤンデレボクっ子ふたなりドMとキャラ崩壊しないのが不思議なほどの大量属性持ち。
人間の心の闇に付け込む力を持ち、特に『愛』に関わる心のゆがみをもった人間を唆すことを得意とする。かつて一人の召喚士にすべてを捧げていたが、彼の死後、ショックで精神の均衡を失った。
現在もその召喚士にたいする執着を失っておらず、彼の魂を飽かず探し続けている。二つの世界が別たれた今では、主に『夢』に忍び込むことで人間界に現れることが多い。
多くの子どもたちの悪夢の中に登場する化け物、それが現在のユベルの姿だ。とても長い名前とたくさんの目を持つドラゴンの姿を持つ。
相手に自分を攻撃させ、その攻撃をそのまま相手に跳ね返す、というちょっと特殊な能力持ち。そうやって自分が傷つき、相手も傷つき、痛みを分かち合うことこそが『愛』だとユベルは主張している… - 幻獣666(トリプルシクス)
悪魔の数字を持った幻獣。その名のとおりかつては不吉な存在として、現れると良くないことが起こると恐れられていた。今はマグマの高熱に囲まれた幻獣界の奥地にて活動を停止している。かなり危険な場所なので接触するのにも一苦労であり、活動停止していることからも居なくても普段は誰も気にしていない。しかしロンカ遺跡の一部の発掘物や14歳の少女、そしてトラマル・ショウが呼び出したR-101 を見つけると・・・。機械的な見た目とは裏腹にその本性は正にケモノ。目に付いたものは取り敢えず攻撃してくるが、その方法が重力操作と空間操作と言う性質なため威力は高いが広範囲を一度に巻き込んでしまう。勿論敵味方の区別は無い上、コミュニケーションを取ろうにもまるで言うことを聞かないので制御が難しい。
意思疎通不可能で奇妙な見た目、何よりその苛烈な本性から「実は遥か昔に宇宙から来た侵略用の怪物」「人の悪意が集まって出来た化物」など幻獣から冗談交じりに噂されている。
- ウォーリア・オブ・ライト
幻獣界への入り口を求める者の前に現れるという存在。
完全武装の戦士の姿をしており、高潔であると同時にけして揺るがぬ心を持つという。名も、記憶も持たず、どこからやってきたのかを語ることもない。
伝承は彼が「調和の女神」に忠誠を誓った戦士であると語るが、そもそも全てが今では忘却の果てにある…調和の女神コスモスによって、心と意思を与えられた存在。その本性は終焉の幻獣【神龍】。
しかし幻獣界と人界の絆が薄れ、コスモスが力を失ったことにより、ウォーリアは人間としての在り方を失いつつある。
彼の心を取り戻すためには、【クリスタル】というものが必要らしいのだが…
コメント
- ギルドのページの崖下帝国の記述をコメントアウトしました -- 2011-09-16 (金) 01:30:41
- シナリオの方のコメントアウトは終了 さぁ次はイベントだ・・・ -- 2011-09-16 (金) 18:35:52
- 亜空の使者と記事も書かずばはどうする? 黒のカリスマがねっとりと出しゃばってるわけなんだが -- 2011-09-17 (土) 20:41:33
- シナリオの方のコメントアウトは終了 さぁ次はイベントだ・・・ -- 2011-09-16 (金) 18:35:52
- そういや最初に黒のカリスマ書いた人はちゃんと倒す目途とかはあるの? 混沌之極編でそれが条件になってたけど -- 2011-09-02 (金) 23:30:52
- さて、崖下帝国のほうを修正したいと思うのだが -- 2011-09-02 (金) 23:06:42
- 今までずっと放置されてたわけだし、倫理のポーキー踏み台とか既存のイベントに致命的な矛盾とか起こさなければ大丈夫じゃね?かなり大規模な外科手術でもさ -- 2011-09-02 (金) 23:14:06
- 元ネタ解説を見るかぎりは反発もあったらしいぞ? -- 2011-09-02 (金) 23:17:46
- http://wikiwiki.jp/tetsugakuen/?%A5%B7%A5%CA%A5%EA%A5%AA%2F%BC%A1%B8%B5%C0%A4%B3%A6%A4%CE%CE%B9%2F%B8%B5%A5%CD%A5%BF%B2%F2%C0%E2#iede9536 ここのことやね -- 2011-09-02 (金) 23:21:11
- 今までずっと放置されてたわけだし、倫理のポーキー踏み台とか既存のイベントに致命的な矛盾とか起こさなければ大丈夫じゃね?かなり大規模な外科手術でもさ -- 2011-09-02 (金) 23:14:06
- 収納外して編集しやすくした方がいいんじゃないかな というかどうしてこんな感じになってんだっけ? -- 2011-08-08 (月) 12:06:15
- 遅レスながらやっておきました -- 2011-09-12 (月) 22:37:24
- にしても今見返すと次元世界は暗躍する黒幕が異常に多いな、黒のカリスマに皇帝にエルシャダイに教授に13機関にハートレスにカード使いに…だから収集がつかなくなったんだが -- 2011-08-07 (日) 22:53:59
- で、黒のカリスマはどうなるんべか? -- 2011-08-07 (日) 20:06:07
- このシナリオに限って言えばこのままでいいんじゃないか。天下のジョーカーと違って色々絡みまくってるしイベントもある -- 2011-08-07 (日) 22:43:33
- 倫理のポーキーみたく裏設定にするかあまりでしゃばって来ない奴にするか 他にいい案があったらそれでいいと思う -- 2011-08-07 (日) 22:43:47
- 他のページとコメ欄を繋げてみる -- 2011-08-07 (日) 18:36:00
- 需要はわからないけど、一応コメ欄作成 -- 2011-05-19 (木) 01:18:39