Kolberg

Last-modified: 2023-08-18 (金) 00:38:00

コルベルク級防護巡洋艦 コルベルク

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性能諸元

編集時 ver.4.2.2

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier3
生存性継戦能力14388
抗堪性・防郭防御7.50%
・火災浸水耐性10%
・装甲6%
・対水雷防御4.50%
主砲射程8.90km
機動性最大速力26.67ノット[kt]
最大出力への到着時間13.36秒
転舵速度8.20度/秒
転舵所要時間5.40秒
隠蔽性7.08km



・派生艦船

派生元Dresden
派生先Karlsruhe



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)(防郭率)装填時間砲塔旋回速度
105mm 45口径 MPL C/06, 12基×1門HE弾 251(2%)
AP弾 382(150%)
4.50秒10度/秒

ゲーム内説明

ドイツ海軍における最後の防護巡洋艦。汎用巡洋艦であるドレスデン級巡洋艦の発展型であり、前級に比べて大型化され、速力および砲の威力が向上している。

解説

ティア3ドイツ巡洋艦。前級に引き続き優秀な砲火力を持っているので射撃戦を楽しみたい艦長にはセントルイスと並んでお勧めの艦である。

・主砲
 105mm45口径単装砲を12基、計12門搭載。砲配置は前級とほぼ変わらず、舷側の砲が1基づつ追加されている。このため真横を向いた状態でも無理せず6門を指向できるようになった。傾け角度によって甲板の砲を1門多く指向できる点も変わっていない。前級に引き続き圧倒的な装填の速さ(約4.5秒)を誇り、かつ射程が8.9kmと伸びたことから同格巡洋艦であれば露巡(9.09km)以外には優位を取れるようになった。ただし元々遅い弾速はそのままで射程距離が伸びている為、弾道が高くなり命中させるためには偏差をかなり多めに取る必要がある(着弾までの時間は最大で5.7秒を要する)。偏差射撃に慣れて居ない艦長にとってはかなり扱いづらく感じるかもしれない。
 AP弾のダメージは382と前級のままであるが発射レートの高さから30560という同格トップのDPMを誇り、貫通が見込める駆逐艦や軽巡洋艦に対しては滅法強い。このため、基本的にAP弾を主体として戦うのが良い。HE弾のダメージも251と前級と変わらないが、こちらは20080とDPMとしては控えめ(他国同格だと24840位)であり、さらに発火率が2%と低く(他国は5%から3%なのに)火災発生も見込めない。AP弾での貫通が見込めない戦艦等に対してはこちらを使うしか手が無いので、正面から無策で挑んだ場合は装甲や体力の差で削られてしまうだろう。

格納

本艦のHE弾使用時の火災発生率は2%である。仮に片舷の6門を全弾命中させた場合、相手の耐性を考慮しない発火率は11.4%である。同様の計算を米巡のセントルイスで行うと、火災発生率4%で片舷の8門を全弾命中させた場合、相手の耐性を考慮しない発火率は27.8%に達する。

・装甲
防郭防御7.5%に装甲6%は他国同格巡洋艦と同等レベル(参考までに数値上は天龍やフリアンと同値)。しかし、なぜか柔らかい印象がある。

・機動性
最高速度は26.67ノットとそれほど速い方ではない。他国同格には30ノットを超える艦も存在するので、それらと比較するとかなり見劣りする、しかし、同格内では一応速い方のグループに属するので安心して欲しい。舵の効きは大変優秀で8.2度/秒は日巡並みである。転舵そのものにかかる時間も5.4秒と短く、旋回性能に不満は無いだろう。このため装填中は艦を立てて被弾面積を最小化、装填終了と共に艦を斜めにして斉射という防御と攻撃の切り替えもスムーズに実行できる。しかし加速は鈍く、停止状態から最高速に乗るまでに13秒以上を要するので、無用な衝突や座礁には要注意である。

・隠蔽性
ティア3の巡洋艦は被発見距離が6km台のものと7km台のものに大きく2分されるが、本艦は後者のグループに属する。このため序盤の索敵や探り合いは得意では無い。ただし本艦は戦闘中はほぼ発砲している事が多く、隠蔽の低さはあまり気にならないであろう。

・生存性
 HP14000台は他国同格巡洋艦と比較して最低水準である。さらに本艦は装甲に期待できるタイプではないので、間違っても単艦で複数の敵と同時に撃ちあったり、無策で正面から戦艦に挑んだりしないように(あっという間に沈んでしまう)。さらに、このティアから増えてくる駆逐艦の魚雷にも注意を払う必要がある。
 よって基本的には単独行動は避けて味方駆逐艦に追従し、索敵や陣地占領のサポートを行いたい。味方と一緒に行動して居れば、仮に戦闘に巻き込まれても「出合い頭で対処不可能な数の敵艦と出くわす」という最悪の事態は防ぐことができるだろう。なお、適切な距離を取って居れば本艦は旋回性能に優れる為、敵からの砲撃に対して回避行動を取ったり、魚雷を撃たれたと思ったら艦を立てる事ですり抜けを狙う等の事も可能。このため不用意に側面を晒すことにさえ注意して居れば無用なダメージを抑えつつ終盤まで生き残ることができるだろう。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
本艦に艦艇スキルはない。
しかしtier5ケーニヒスベルクから精密照準装置、tier6ニュルンベルクからソナーを使用可能になるので、ツリー艦を乗り継いでいくつもりならば、本艦に乗艦しているうちから艦長スキルには気を配って取得していきたい。
具体的には、レベル6の偵察と警戒と、レベル7の精密照準の取得はマストである。レベル2の戦場支援と、レベル5の超火力については、(tier7ヨルクからは重巡となるので)tier6までの乗艦ならば取得は必至。tier7以降も(スキルのリセットをせずに)乗り継ぐならば、(使用回数が増えるので)取得しない選択もありだろう。
※記述者自身は個人的には、このtierで初心者がtier7以降を想定してどの艦長スキルを取得すべきかを悩むのは、自分のプレイスタイルが確立されていないために難しいと考える。戦場支援と超火力は一旦取得しておき、tier7にたどり着いたときに、①そのまま乗り継ぐ、②ニュルンベルク専用艦長として残し新たな艦長を配属する、③艦長スキルをリセットして新たに割り振る、の選択から選べば良いと考えている。

その場合の艦長スキルの例

以下に初心者向けのスキル育成例について記載したい。迷ったら参考にして欲しい。

LV1「水中防御専門家」
LV2「戦場支援」
LV3 どれでも好みのものを選択して欲しい。
LV4「勝利への突撃」
LV5「超火力」
LV6「偵察と警戒」
LV7「精密照準」
LV8「消火器」
LV9「爆発物専門家」
LV10「区画整備」
LV11「被帽付徹甲弾」
LV12 「中央防郭攻撃」

但し、これらはあくまで一例であるので自身の戦い方に合わせて最良の選択を目指して欲しい。ここにはないスキルの選択が間違いなのではなく、独自性が強味となることも多いだろう。

・装備
 ・兵装 主砲改良Ⅰ
 ・防御 操舵装置改良Ⅰ
 ・適正 推力改良Ⅱ

本艦からは兵装で主砲改良Ⅰおよび魚雷発射管改良Ⅰ、防御で操舵装置改良Ⅰ、適正で魚雷防御Ⅰを選択可能になった。しかし有効な選択肢は多くはなく、まだまださまざまなチューニングの組み合わせを試すことは出来ない。次級からは防御に推力改良Ⅰ、適正に操舵装置改良Ⅱを選択可能になるので、次級からは色々と試してみて欲しい。

・エリート特性
・船体強化 HP+4%(お勧め)
・改修済主装甲帯 装甲防御+5%、防郭防御+10%
・功績 EXPアップ+10%
※本艦の装甲厚では装甲を増してもほとんど効果は見込めない。よって消去法で「船体強化」をお勧めしたい。

・総論
 小柄で旋回性能に優れた船体に、強力な火砲を搭載した艦である。前級と比べて艦の性能は向上しているものの、周囲の艦の火力も相応に向上しているため前級のような飛び抜けた強さは失われてしまった。それどころかティアが上がったことから重装甲艦と遭遇する機会も増え、単純にAP弾をばら撒くだけでは前級のように簡単に勝つことはできなくなっている。爽快感が無くなったと嘆く艦長も居るだろう。
 しかし、ここで今一度巡洋艦の主たる任務を思い出して欲しい…巡洋艦の主任務は「敵駆逐艦の排除と味方艦の援護」である。幸いにして本艦は巡洋艦に必要な能力をギュッと凝縮したような性能をしているので本艦で良い結果を出せるようになればこの先でも通用する立派な巡洋艦乗りになれるだろう。

史実

コルベルク級は、ドイツ帝国海軍の小型巡洋艦の中で衝角を備えた最後の艦級である。
また、初めて各艦の機関を蒸気タービンに統一したこともその特徴として挙げられるが、メーカーはそれぞれ異なっていた。

エルビンクのシーヒャウ造船所で建造されたタイプシップ、「コルベルク」は30,400馬力のメルムス&プフェニガー式タービンを搭載し、4軸推進で26.3ノットを発揮した。シュテッティンのヴルカーン造船所で建造された「マインツ」はAEG=カーティス式タービンを載せ、公試で22,040馬力、2軸推進で26.8ノットの成績を示す。キールの帝立造船所で竣工し、三番目に就役した「アウクスブルク」はパーソンズ式タービンを搭載し、31,033馬力で4軸26.7ノットの速力を出した。また同市のゲルマニア造船所で建造された「ケルン」は29,036馬力のゲルマニア式2軸タービンとともに「マインツ」と並んで、それまでのドイツ小型巡洋艦最速となる26.8ノットの速力を誇った。

これより前のドレスデン級と比較すると20メートルほど長くなった艦体は、初めて10.5㎝ SK L/45艦砲12門の搭載を可能とした。また1914年、「マインツ」と「ケルン」がヘルゴラント沖海戦で失われた後、1916年から1917年にかけて「コルベルク」と「アウクスブルク」の艦砲は6門の15.0 cm L/45および2門の8.8 cm L/45高角砲に換装されている。なお、本級は建造当初から45cm魚雷発射管を2門搭載していたが、この時さらに50cm魚雷発射管が2門ずつ追加されている。携行した魚雷は5本であった。

両艦は第一次世界大戦を戦い抜き、「コルベルク」はフランス海軍に引き渡されて「コルマール」として再就役している。1923年の関東大震災ではウラジオストックから横浜へ向かい、日本に支援物資を届けた。「アウクスブルク」は日本に引き渡されたものの再就役せず、オランダのドルドレヒトで解体されている。なにかと日本に縁のある艦級であった。
(本家wowsのwikiより転載)

小ネタ

艦名の由来

 艦名の由来である「コルベルク」は、現在のポーランドの西ポモージェにある都市「コウォブジェク」のドイツ語読みである。「コウォブジェク(コルベルク)」はポーランドの地図上では北西に位置し、北はバルト海に面した港町である。なお、この都市を含むポメラニア地方についてはポンメルンの項の小ネタに記載があるので興味がある場合はそちらを参考にして欲しい。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 解説文を追記しました。元の文章の表現はなるべく生かすようにしています。 -- 2019-03-16 (土) 11:14:04
  • 小ネタを追加 -- 2021-10-22 (金) 08:18:32
  • 本文に弾道の悪さについて記載を追加 -- 2021-12-28 (火) 20:39:49

コメント欄

  • いちこめ  これぞトリガーハッピー -- 2018-01-25 (木) 01:52:42
  • 戦艦相手だとキツいけど、駆逐艦や巡洋艦にはめっぽう強いね、まあ例外は真横以外のセントルイス -- 2018-02-24 (土) 00:27:23
  • 左前30~45度、左右後45度のみ7門斉射可。対して正面では3門しか向けられない。その為、引き撃ちが得意。後方に強いのは独巡の特徴なのでここで慣れておくと良い。欠点を挙げるときりがない。まず装甲は殆どなく、かつ低速、低転舵性能のせいで立ち回りが難しい。弾道は(このtierでは)悪いとは言い切れないが弾速がかなり遅い為、思い切って偏差する必要がある。また単発火力自体は低いのでとにかく当て続けることが必要。リロードは4秒代ととても早いので弾幕を張るのが仕事。立ち回りとしては駆逐を引き撃ちして潰すこと(ただし速度的に追いつかれる)ことと、戦艦の後ろでひたすら榴弾を撃ちまくり敵戦艦を燃やすこと。とにかく転舵を早めに切らないと側面を晒し続けることになる。魚雷回避は加減速で行う方がやりやすい。魚雷が来る方角に艦首か艦尾を予め回しておくことでかわしやすくなる。ピーキーな作りだが、活躍できる場はちゃんとあるので、上手く味方と連携して下さい。 -- 2018-03-25 (日) 00:25:23
  • 駆逐相手がツライ。ふんわり弾速で遠距離はまず当たらないし、中距離も単発不足で削り切る前に肉薄雷撃距離まで詰められる -- 2018-03-30 (金) 01:46:23
    • 転舵関連の数値は天龍と同じであり、鈍足だがよく曲がる気がする。斜め後ろへ引き撃ちするコルベルクと、それを追う駆逐は同航戦に近い並び方となり、偏差さえ合えば砲撃がよく当たる。駆逐相手の場合はAPがおすすめかな?雷撃までの時間を稼ぎつつHPをガリガリ削れる。駆逐が雷撃するタイミングだと感じたら回避に注力、良い転舵性能を活かして雷撃をさばこう。個人的には駆逐の返り討ちが捗る艦です。 -- 2018-03-30 (金) 18:33:54
  • 上手く使えば石鎚と1対1でも焼き魚にできるポテンシャルがある -- 2018-04-27 (金) 11:37:33
  • ビックリするぐらい何も出来ない船。出来るなら飛ばした方が無難。 -- 2021-12-28 (火) 19:11:12
  • 使いやすい。これ巡洋艦として動きも砲撃も優秀だと思う -- 2022-08-13 (土) 17:43:19
    • 低tierでトリハピしたい人にオススメのお船。アンストップとってクラーケン取れば約3秒装填になる面白い船 -- 2022-08-13 (土) 18:13:08
  • 基本的には回避行動でくねくね曲がりながらトリガーハッピーでぺちぺち当てていく艦。爆発的な火力はないけれど、戦艦目線だと、遠距離からじわじわ削ってくるのにこっちの攻撃は回避しまくって段々と弱らせてくる厄介な存在、駆逐巡洋目線だとそこそこの機動力とAP弾の数の暴力でゴリゴリHPを削ってくる大きな脅威なので、貫徹力を含めてもダメージ自体はかなり稼げるはず。 -- 2022-11-17 (木) 22:25:29
  • 戦艦から見ると思ってるより燃えないからその分ストレスがすごい -- 2022-11-18 (金) 00:58:57

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