Ohio

オハイオ級戦艦(モンタナ級戦艦2番艦) オハイオ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

モンタナ級の設計を代表する戦艦で、1930年代にアメリカで設計された連装砲塔に搭載された457mmの主砲を備える。

解説

・主砲
最近のTier10で標準装備となりつつある18in級を連装4基8門と、やや控えめ門数だが備えてある。それこそ同国同格18in級であるVermontと比べると、門数が少なく瞬間ダメージ量こそ負けるが、同格2位タイの単発ダメージかつ装填時間の短さによりAPのDPMは約1.14発分ほどしか差がない。その上で後述の急速装填Ⅰによるブースト効果もあり、総じてそれほど見劣らない主砲性能と言えるだろう。また、同格戦艦の中で4番目かつ18in級で日本戦艦を除く唯一となる素射程15km以上を誇り、迷彩効果や米戦専用装備である射程延長ができることを考慮すると、射程不足に悩まされることはないはずだ。さらに連装砲ゆえか精度優遇も受けており、横散布界は最大390mとDB上に明記してある同格戦艦の中で3番目に小さく、かつ集弾率を示すσ値=2と優秀である。ただし、主砲旋回速度が少し鈍いため、違和感を覚えるのであれば慣れる必要があるかもしれない。
まとめると特に大きな問題はなく、癖の少ないバランスに優れた主砲だろう。

ちなみにゲーム内説明に1930年代とあるが、本砲は1920年代設計の主砲であり、本来であれば1938年にテストしていた改良型18"/47 Mk.Aが正しい。また、バーモントの主砲名称こそMk.Aのソレだが、何故か45口径にされており、本家は史実砲準拠である47口径のため相変わらずblitz世界のガバ具合かもしれない。

・副砲
米戦艦ではお馴染みの5in両用砲を片舷10門指向可能である。Montanaと同じく射程が6kmを切っており、長距離砲撃戦が基本視野に入る本艦にとって出番こそ少ないが無いよりマシな評価。何故か同格米戦とは異なり精度優遇があるが、評価しづらい部分なのは言うまでもない。

・対空
高Tier米戦艦らしく総合対空値828(同格6位)を誇る。大口径対空砲である副砲の5in両用砲がMontanaと同じ門数あるので大口径対空値436(同格3位タイ)だが、対空機銃を同艦の半分の門数まで減らされた影響により小口径対空値392(同格7位)と一回り落ち込んでしまった。その代わり、中距離対空砲のボフォースの一部がWorcesterやDes Moinesにも配備してある3in速射砲に置き換えられており、そのため同格戦艦の中で唯一最長の3kmもある。この長所を活かすべく、あくまで極端な装備構成の例として対空射程延長に特化すると大口径4.40km/小口径3.53kmもの範囲がカバー可能である。

このように、スキルの継続時間やクールタイムに縛られず、常に安定した対空の傘を味方に提供できるというのは本艦の強力な武器だろう。

・装甲
総じて防御力は高くない。装甲配置はMontanaやRépubliqueと似ており、甲板115mmは英戦艦を除いたとしても平均よりやや低く、一方の舷側装甲350mmはMontanaと並んで同格最低値。装甲防御率も最低クラスであり、必然的に安易な弾受けはNGである。

・機動性
最高速力27.93ktは必要最低限の高速性があると言えるだろう。また加速性能も戦艦の中で突出しており、旋回性能もそれなりに良いため、総合的な機動性は戦艦の中では比較的良好な評価が妥当か。

・隠蔽性
可もなく不可もない評価...しかし、戦艦の隠蔽性は狭いblitzマップでは重要視されないため、気にしなくてよい。

・生存性
前述の通り装甲等の防御面に関しては抗堪性が微妙、かつHPが同格ワースト5位であることから生存性は決して高くない。少しでも交戦距離を見誤ると、巨大な船体や装甲の弱さが相まってゴリゴリに削られてしまう。したがって、基本的に前線を支えるべく後方から火力支援による常に圧力をかけることで、低い生存性を補いつつも貢献しやすい。ちなみに米戦の強みとなる火災浸水耐性は同じ30%と極めて高く、そこそこ耐えることができる。しかし残念ながら魚雷防御18%は同格最低クラスであり、浸水被害は耐えられても雷撃は甚大な被害を被るため、敵魚雷攻撃には必要以上に警戒しよう。

・消耗品
戦艦御用達である高級船員食糧、予防整備パックは当然として、残りの1枠に改良型ディーゼルエンジン或いは追加対空弾を推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
Montana級の系譜を受け継いでる設定ゆえか、同艦と同じく急速装填Ⅰを3回分使える。3回分もあるとはいえ、ポンポン使うと意外とマッチ終盤に枯渇していることが多い。そのため、特に敵艦に集中砲火したい場面や強引にヘイトを向けさせる状況といった、ここぞといった場面に使いたい。

艦長はプレ艦ゆえの自由な移動が可能な利点を活かし、Montanaツリー艦の艦長を使えば問題ない。

・装備

• 兵装　主砲改良Ⅲ or 射撃管制室改良Ⅰ
  • 米戦らしく専用装備となる射程延長も選択肢にあるが、迷彩効果や後述のエリート特性で補強できる。したがって、主砲改良Ⅲによる命中期待率を上げたほうが無難。もしくは、推奨こそしないが対空特化の副兵装改良Ⅰもあるも、それは尖りすぎた選択ゆえに対空強化するならば他の項目だけで十分なはず。
• 防御　機動性 or 防空改良Ⅰ
  • 基本行動が後方支援砲撃のため、機動性を上げることで生存性のバランスが少し良くなる。その一方、対空射程を活かすべく対空ダメージを上げることで、昨今の高耐久高速の艦載機に対して有効な対抗手段となり得よう。
• 適正　防空改良Ⅱ or 操舵装置改良Ⅱ
  • やはり長射程対空能力を更に上げるか、無難に機動力を補強するのが良い。他には優先順位が下のため明記こそしないが、脆弱な対魚雷防御を上げるべく魚雷防御Ⅰを選ぶことで20.7%と同格平均にしても良い気もする。だが、Tier10まで来れば経験則で敵魚雷の予測ができれば被害を抑えることもできるため、先の2つを列挙した。

・エリート特性
　・ダメージコントロールセンター　火災浸水耐性+15%
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4%
　・功績　EXPアップ+10%
　→射程延長を選ぶことが無難、火災浸水耐性は素の30%だけでも十分運用が可能だろう。

・総論
本艦は長射程・そこそこ良いDPM・唯一の小口径対空射程3kmなどのバランスに優れたTier10戦艦である。Montanaの優れたDPM性能に加えてVermontの重い一撃を備えながらもデメリットがせいぜい8門しかない程度だろう。そんな8門もDPMや急速装填スキルによってカバーされ、総じて攻撃面において大きな欠点らしい欠点は無いだろう。
その一方で防御面に関しては不安が大きく、そのため基本戦術として敵戦艦から砲撃届くもバラけやすい超長射程を中心に動くことが大事。その上で味方艦の動きに合わせた敵前線への圧力や、時としてヘイトを受けて援護しよう。また、可能ならば長い対空射程を活かして味方艦に防空の傘を届けたいが、強引な単艦行動は難しい。だが、常に味方と艦隊行動をするうちに自ずと防空圏内へと味方艦を入れることができるはずだ。
バランス型戦艦だが、先述した理由により常に戦況判断が要求されるプレッシャーを受ける一方で、逆にそれは本艦への期待の裏返しに違いなく、期待に応えるべく味方艦と連携して勝利に導こう。

最後に、ずっと後ろで芋ってればいいってもんじゃねぇぞ。
味方が前線を押し上げようとしているときは、前に出て背中を押してあげよう。

戦闘名誉章

史実

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