Kidd

フレッチャー級駆逐艦 132番艦 DD-661 キッド

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

1		主砲兵装改良1	主砲および魚雷発射管の機能停止発生率　-20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性　+50% 主砲および魚雷発射管の修理時間　-20%
		副兵装改良1	副砲の抗堪性　+100% 対空砲座の抗堪性　+100%
		弾薬庫改良1	自艦の弾薬庫誘爆率　-70%
		応急工作班改良1	応急工作班の有効時間　+40%
2		ダメージコントロールシステム改良1	浸水発生率　-3% 火災発生率　-5%
		機関室防御	主機損傷確率　-20% 主機修理時間　-20% 操舵装置損傷確率　-20% 操舵装置修理時間　-20%
		エンジンブースト改良1	エンジンブーストの有効時間　+30%
		対空防御砲火改良1	対空防御砲火の有効時間　+20% 消耗品「対空防御砲火」の準備時間　-10%
3		主砲改良2	主砲旋回速度　+15%
		対空砲改良1	優先対空セクターの準備時間　-20%
		射撃システム改良1	主砲弾の最大散布界　-7% 魚雷発射管旋回速度　+20% 副砲最大射程　+5% 副砲弾の最大散布界　-5%
		魚雷発射管改良1	魚雷発射管の旋回速度　+20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性　-40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値)　+5%
		発煙装置改良1	スモークの展張時間　+20%
4		ダメージコントロールシステム改良2	浸水復旧時間　-15% 消火時間　-15%
		推力改良1	最大出力への到達時間　-50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上
		操舵装置改良1	転舵所要時間　-20%
		爆雷改良1	爆雷数　+2
5		魚雷発見システム	魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上
		隠蔽システム改良1	発見距離　-10% 空母中隊の発見距離　-10% 自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5%
		操舵装置改良2	転舵所要時間　-40% 操舵装置修理時間 -80%
		艦艇消耗品改良1	艦艇の消耗品の動作時間　+10%

･消耗品

搭載可能消耗品

搭載可能消耗品

スロ ット	消耗品	名称	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
R		応急 工作班	∞	40	5	火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。
T		発煙装置	3	160	30	自艦を中心に半径 0.45 [km]の視界を遮る煙幕を展開する 煙幕持続時間：124 [秒]
Y		修理班	3	80	28	自艦のHPを回復する 回復量：最大HPの 0.5 [%/秒]
U		エンジン ブースト	3	120	120	艦艇の最大速度を一時的に向上させる 最大速度の上昇率：8 [%]
		対空防御砲火	3	80	40	継続ダメージ +50% 砲弾の爆発によるダメージ+300%

ゲーム内説明

フレッチャー級駆逐艦キッドは、処女航海の際に海賊旗を掲揚してニューヨーク港を横断しました。本艦は、ブーゲンヴィル島、ギルバート諸島、マーシャル諸島への上陸作戦の際に援護射撃を実施しました。また、レイテ沖海戦と沖縄戦にも参加しました。キッドは、アメリカ海軍によって記念艦として保存するように指定された 3 隻の艦艇のうちの 1 隻でした。本艦は 1982 年 5 月にルイジアナ州バトンルージュへと曳航され、海軍博物館および記念館に改装されました。

解説

初心者で購入を検討されている方へ
　
アメリカTier8プレミアム駆逐艦。史実では175隻とされるフレッチャー級駆逐艦の1隻である。
　

• 抗堪性
  HP16,700は米駆としては平均的な値だが、Z-23や秋月のような大型駆逐艦と比較すると若干劣る。ただし、本艦は消耗品「修理班」を搭載出来るので継戦能力は数値以上に高い。艦長スキル「抗堪専門家」「管理」を取得し抗堪性の底上げを図ろう。
  　
• 主砲
  127mm/38 mk30 (38口径5インチ単装砲 5基5門)
  性能は同格のBensonとほぼ同一だが、射程が本艦の方が0.5km長くなっている。米駆特有の山なりを描く弾道のため慣れていないと偏差射撃が当てづらい。本艦で初めてアメリカの駆逐艦を扱う場合はトレーニングモードやCo-op戦で偏差射撃の訓練は必要。
  　
• 魚雷
  533mm Mk15 Mod.3 (533mm 5連装魚雷発射管 1基5門)
  魚雷性能はBensonの後期魚雷と同一だが、船首側の魚雷発射管が撤去され艦尾側にある1基5門のみとなっている。このため本艦は他艦に比べ大型艦に対する攻撃力が大きく劣っている。5射線しか撃てない事に加え、雷速が55ノットと鈍足のため雷撃角度が甘いと回避されやすい。また、再装填時間が2分以上と長いので牽制などに使用しづらい。魚雷を使用する際は確実に当てられる状況でのみ使用し、魚雷のリソース(労力)を対空兵装のオンオフ切り替えなどに割り当てよう。
  　
• 対空
  本艦は高い対空性を有する点がセールスポイント…だった。
  駆逐艦としては非常に高い対空性能を有する艦ではあったが、ver.0.8.7の対空仕様変更で自慢の中距離対空兵装から砲弾の爆発が無くなった事と秒間ダメージが減少した事で以前のような高い対空性とは言えなくなった。また、長距離対空兵装の砲弾の爆発が3.5km圏内では発生しないため、折り返してくる艦載機が3.5km圏内でターンすれば爆発で妨害する事が出来ない。対空防御砲火と対空セクターを使用してもHPと耐久性が向上するTier8空母艦載機を防ぐには至らず、格上のTier10空母になれば往復ビンタは避けられないだろう。
  　

• 消耗品
  効果時間の長い米駆煙幕とHP回復する修理班、そしてエンジンブーストと防御砲火の選択式。独立枠で搭載可能。回復量が増える艦長スキル「抗堪専門家」と、使用回数が増える「管理」のスキル取得は必須レベルと言える。
  　
  　
• 機動力
  38ktでBensonと同じ。旋回半径が若干広いが、同格の駆逐と比べれば誤差の範囲。舵も軽く、操作性で困る事はあまり無い。
  実は速力、旋回半径、転舵所要時間といった各パラメータは同じく速力に優遇を受けたフレッチャー級の忠武と全く同じ数値だったりする。
  忠武の操艦経験があれば全く同じ感覚で操艦できるだろう。ただしエンジンブーストを積んでいない場合、遭遇戦での追撃や撤退がやや難しくなる。
  　
• 隠蔽性
  発見距離7.4km、最良隠蔽は5.8kmになる。同格のBensonと同じ数値。
  　
• 総評
  v0.8.0以降の空母刷新により駆逐艦にとって生還するだけでも厳しい環境になったが、そんな中でも最後まで戦い抜ける数少ないタフネスな駆逐艦と言える。
  何より味方艦に効果時間の長い煙幕を提供したり、高い対空性能を活かして味方への防空援護や上手い人なら敵空母を自艦に引き付けて味方への被害を抑えたり、修理班で最後までしぶとく生き残ってcapやspotを行うなど、本艦が出来る事は幅広い。また、各上相手でも戦える高いDPMも見逃せない。その反面で戦闘終盤になると魚雷兵装の少なさが仇となり大型艦への決定打が欠け、火力不足が目立つ場面も少なくない。空母が居ない戦場ではせっかくの対空性を活かす機会も逃すなど、決して万能というわけではない。味方がどれだけ活躍するか、味方へどれだけ貢献するかで勝敗が大きく左右する駆逐艦とも言える。

史実

175隻が建造されたフレッチャー級駆逐艦の1隻で、1943年2月に就役した。艦名は真珠湾攻撃の際に戦艦アリゾナで戦死した第1戦艦部隊の司令官アイザック・C・キッド少将に因む。就役後は護衛任務に奔走したが1945年4月11日に日本軍特攻機の突入を受け損傷。修理を終えた直後に終戦を迎えた。

太平洋戦争後、1946年12月10日に一旦退役するが、朝鮮戦争勃発に伴い1951年3月28日に再就役した。1964年6月19日に二度目の退役を迎え、その後博物館船として保存されている。

小ネタ

現在はルイジアナ州で博物館船として公開されている。wows恒例の博物館プレ艦のうちの一隻である。
2022年は大干ばつの影響でミシシッピ川が干上がり普段見れない船底を晒すことになった。船体を盤木状の支柱で川底に固定しているため横転する事態にはならなかったが、浸水したテキサスやサリヴァンズ、博物館船の余生も一筋縄ではいかないようだ。

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