Weser

Last-modified: 2024-04-13 (土) 18:37:14

ヴェーザー (ザイドリッツ改装空母)

ヴェーザー (ザイドリッツ改装空母)
性能諸元
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性能諸元

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･基本性能
性能諸元の数値は、アップグレード・艦長スキル・信号旗・迷彩の補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。プレミアム艦艇の場合も迷彩を外した値を記入してください（ツリー艦との性能比較に必要です）。

･基本性能

Tier	6	種別	ツリー艦艇
艦種	空母	派生元	Rhein
国家	ドイツ	派生先	August Parseval
生存性	継戦能力		(A) 40,800 (B) 41,000
	装甲	全体	10-80mm
		艦首甲板	0-1mm
		甲板	0-1mm
		艦尾甲板	0-1mm
		砲郭	0-1mm
		底部	0-1mm
	対水雷防御	ダメージ低減	(A) 0% (B) 0%
機動性	機関出力		132,000馬力[hp]
	最大速力		32.0ノット[kt]
	旋回半径		930m
	転舵所要時間		(A) 14.9秒 (B) 10.6秒

隠蔽性		通常	火災	煙幕
	海面発見距離	12.1km	14.1km	0.0km
	航空発見距離	9.5km	12.5km	-

･艦載機

種別	機体	兵装	生存性	速度(最速)	小/中隊機数	最大ダメージ(火災)	貫通	ペイロード	発見距離
攻撃機	Ar 197	AP RZ-73	1,150	132(172)	2/8	1,700 (0%)	mm	4	10.0km
攻撃機	Bf 109E	AP RZ-73	1,210	150(190)	2/8	1,700 (0%)	mm	4	10.0km
種別	機体	兵装	生存性	速度(最速)	小/中隊機数	最大ダメージ(浸水)	射程	ペイロード	発見距離
雷撃機	Ar 95b	F5	1,370	120(160)	2/6	3,600 (31%)	2.0km	1	10.0km
雷撃機	Do 22	F5d	1,440	123(163)	2/8	4,067 (34%)	2.5km	1	10.0km
種別	機体	兵装	生存性	速度(最速)	小/中隊機数	最大ダメージ(火災)	貫通	ペイロード	発見距離
爆撃機	Ar 81	AP PC 500c	1,220	116(156)	2/8	7,000 (0%)	mm	1	10.0km
爆撃機	Hs 123	AP PC 500c	1,290	140(180)	2/8	7,000 (0%)	mm	1	10.0km

･兵装

副兵装	船体	口径,搭載基数×門数	最大ダメージ(火災率)	発射速度	射程
副兵装	A-B	105mm L/65 Dop. L. C/31, 5基×2門	HE弾 1,200(5%)	17.91発/分	5.0km

船体	距離	口径	基数×門数	継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1)	命中精度	有効ゾーン 0.1km -
A	短	20mm Flakzwilling 38	10基×2門	0	0.0%	2.01km
	中	37mm Flakzwilling 30	7基×2門	0	0.0%	3.51km
	長	105mm L/65 Dop. L. C/31	5基×2門	0 (0×0)	0.0%	4.5km
B	短	20mm Flakvierling 38 20mm Flakvierling 38	9基×4門 1基×4門	0	0.0%	2.01km
	中	37mm Flak LM/42	7基×2門	0	0.0%	3.51km
	長	105mm L/65 Dop. L. C/31	5基×2門	0 (0×0)	0.0%	4.5km

･アップグレード

スロット1	スロット2	スロット3	スロット4	スロット5	スロット6
○	○	○	○

搭載可能アップグレード

1	飛行機隊改良1	航空母艦へ帰還中の航空機の速力　+20%
1	副兵装改良1	副砲の抗堪性　+100% 対空砲座の抗堪性　+100%
2	ダメージコントロールシステム改良1	浸水発生率　-3% 対水雷防御ダメージ軽減率　-3% 火災発生率　-5%
2	航空機エンジン改良1	エンジンブースト時間　+10%
3	副砲改良2	副砲最大射程　+20% 副砲弾の最大散布界　-20%
	対空砲改良2	対空砲座の最大射程　+20%
	雷撃機改良1	雷撃機の攻撃時間　+5秒
	攻撃機改良1	攻撃機の攻撃時間　+2秒
4	ダメージコントロールシステム改良2	浸水復旧時間　-15% 消火時間　-15%
	攻撃機改良2	攻撃機のHP　+7.5%
	雷撃機改良2	雷撃機のHP　+7.5%
	爆撃機改良2	爆撃機のHP　+7.5%

･母艦消耗品

搭載可能消耗品

・航空機消耗品

搭載可能消耗品

ゲーム内説明

ヴェーザーはアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦を航空母艦に改装するという二次大戦中の計画案です。元になった艦級から高い速力と堅牢な装甲防御力を引き継いでおり、対空兵装に関してはある程度上回っていました。

解説

船体
舷側装甲80mmに艦首は40mmと19mm、甲板21mmで巡洋艦より少し厚い程度。
防郭は喫水線ギリギリにあるため、同格空母よりもバイタルを抜かれることは少ない。
速度も32ノットと高速で、発見距離は12.1kmと某違法建築艦張りの巨大な艦橋の割には平凡。
ドイツ特有の副砲の強さ（早いリロードと口径4分の１貫徹力）も健在であり、対空もまずまず。
　
攻撃機
中隊機数は6機から8機に増え、一機あたりのロケット弾も倍に。一方で攻撃小隊は2機に減り、攻撃あたりの投射量は微増にとどまる。
T6への強化としては順当だが、やはりT4同様に一癖も二癖もある性能。
しかしT4とは異なり、真横を向けた駆逐艦の船体や戦艦の艦橋に打つと命中弾の半分ぐらいは通常貫通ダメージが出るようになった。
HE攻撃機にはさすがに引けを取るが、多少なりと相手を選ばなくなったのは頭の隅に入れておいてもいいだろう。
また攻撃態勢時にT4よりも機体がさらに下に下がり込むため、対空の爆風を避けやすく、強引な攻撃に向く
　
雷撃機
中隊機数が8機に増え、魚雷は威力と雷速が上がっているが、日本航空機を下回る低い耐久力と機動力は相変わらず。
強力なエンジンブーストは健在で他国の攻撃機に匹敵する最高速度を持っているため、攻撃の回転率は良好。
対空火力の低い駆逐艦や戦艦に積極的に嫌がらせをしていこう。初手で発艦させるのもあり。
　
爆撃機
発艦直後から高空へ上昇して高高度を飛行する。発艦時にブーストを吹かすのは非推奨。
攻撃時にほぼ垂直に急降下して爆撃するため防郭を狙いやすく、最大ダメージも7000に上昇して打撃力が大幅に上昇した。
しかし同格の中では群を抜いて低い耐久力が足を引っ張っている。
格上戦艦に攻撃しようものなら敵が単独であろうとほぼ帰ってくることはないし、集団に放り込もうものなら攻撃することさえ許されない。
ハイリスクハイリターンな機体なので慎重に扱おう。
　
総評
T4時代にはあまり気にならなかった艦載機の耐久力の低さを意識しなくてはならない。
敵集団への強攻はほぼ不可能な一方で、独行艦への瞬間火力は更なる強化を得ている。
単独でいる敵が出てくるまで偵察や戦闘機による援護を行い、ここぞというタイミングで強力な一撃を高い回転率で叩き込もう。

史実

「ヴェーザー」としてwowsに実装されている本艦は、ページトップのタイトルにもあるよう「ザイドリッツ」の改装空母である。
　

ザイドリッツについて

「ザイドリッツ」はドイツ海軍のアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦の4番艦として建造された艦で、計画時には4番艦ザイドリッツと5番艦リュッツォウが15センチ砲塔を搭載した「軽巡」として建造される予定だった。ちなみにマインツのゲーム内説明にある「巡洋艦K」とはこのザイドリッツの計画時の名前である。つまりマインツはもし本艦が計画当初の姿で建造されたら、という姿であるともいえる。この軽巡設計案はソ連海軍がキーロフ級級巡洋艦に18cm砲を搭載して建造を始めたことに対抗して変更され、結局1～3番艦同様20.3cm砲装備での建造となった。
　
1936年12月29日に起工されたザイドリッツの建造はゆっくりと進み、第二次世界大戦が始まっても未完成のままであった。1939年には同じく未成であった「プリンツ・オイゲン」と「リュッツォウ」と共に当時不可侵条約を結び表面上は友好的であったソ連海軍に売り渡すことも検討されたが、最終的に売却されたのはリュッツォウのみであった。
　
1942年5月、完成までに航空機関連装備と対空砲の設置を残すのみという状態であったものの建造が中止されてしまう。というのもドイツ海軍は「ビスマルク」を艦載機の攻撃がきっかけで失うなどの戦訓を通じて航空母艦の必要性を確信し、1940年4月に建造が中断された「グラーフ・ツェッペリン」の建造を再開させると共に多数の船舶を補助空母として改造することを決定。その改造計画にザイドリッツも含まれていたのだ。
　
重巡洋艦としてほとんど完成していたザイドリッツは「ヴェーザー」と改名されて改装作業が始められ、航空機格納庫と飛行甲板の設置のためにその上部構造はほとんどカットされ、艦載版Bf109とJu87を10機ずつ搭載する空母としての完成が目指された。
　
しかし改造が完了する前の1943年6月に工事は中断され、その船体はケーニヒスベルクに回航されたまま終戦間際まで放置され、1945年1月29日には迫りくるソ連軍に鹵獲されることを防ぐため自沈。終戦後にソビエト海軍はヴェーザーの船体から部品を取って戦前に購入した姉妹艦のリュッツォウ（1945年当時には「タリン」と改名されていた）を完成させることも計画されたものの、行われずじまい。そのまま解体されて波乱の生涯を終えた。