Rheinmetall Skorpion G

Last-modified: 2024-03-09 (土) 17:55:03

Tier8 ドイツ 駆逐戦車 (課金戦車) / 日本語表記: ラインメタル・スコーピオン

Rheinmetall Skorpion G (略称:Skorpion G)
Skorpion G-min.PNG
通称「スコジー」
ねじ巻きのようなマズルブレーキが特徴的。
赤い(サソリ)のエンブレムと砂漠系の迷彩が施された仕様であり、購入時から迷彩が付属しているが、迷彩の解除はできない。

 

Rheinmetall Skorpion (略称:Skorpion)
Skorpion_normal.jpg
無塗装版。こちらはv1.4.0から期間限定で販売。
初期迷彩の有無を除いて性能差は無いが、好きな塗装や迷彩を施せるのは無塗装版だけの長所である。
ちなみにほぼ同名のアメリカのTier7プレミアム駆逐戦車はScorpionである。

Skorpion専用スタイル「パンツァー・スコーピオン」

Panzerskorpion.jpg

Skorpion専用3Dスタイル「イーゲルシュノイツヒェン」

rheinmetall-skorpion-in-igelschnauzchen-3d-style-08-1920x1080_1024x.jpg
(画像は公式サイトより引用)
日本語やゲーム内では表記揺れがあるので気づきにくいが、Grille 15の3Dスタイル「イゲルシュナイツン」と同じ造りの3Dスタイル。(英語、というかドイツ語では同じ表記となっている)

 
砲塔内部の写真について

Skorpion_G_Marlene_Dietrich.jpg
本車両の砲塔内部にはドイツ人女優マレーネ・ディートリヒの写真が飾られている。
ちなみに画像はSkorpion Gだが、無塗装版にも彼女の写真が飾られているので一安心。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,150
車体装甲厚(mm)30/16/20
最高速度(前/後)(km/h)60/20
重量(t)38.23
実用出力重量比(hp/t)17
主砲旋回速度(°/s)18
視認範囲(m)360
本体価格(Gold)9,800G相当
修理費(Cr)
超信地旋回
ロール狙撃型駆逐戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
12,8 cm Kanone 43 L/554.92AP
APCR
HE
246
311
65
490
490
630
2,4100.32.1920
1,150
920
301,070
4,800
935
3,050-7°/+14°
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Maybach HL 210 TRM P3065020850
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Rheinmetall 12,8 cm K 43 Skorpion453015,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
Fu.Spr.Ger. "f" A70040
 

乗員

1Commander(Loader)2Gunner3Driver4Radio Operator
 

拡張パーツ

改良型換気装置×装填棒Class1砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class1内張り装甲Medium
 

隠蔽性

無塗装G*1
非発砲発砲時非発砲発砲時
静止時9.29%1.42%13.29%2.03%
移動時5.59%0.85%9.59%1.47%
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.15.1.1新規実装
実装から数日後、通信範囲が400m→700mへ向上
v1.0.1Skorpion Gの隠蔽性を修正

解説(v0.9.15.1.1)

  • 概要
    v0.9.15.1.1で追加されたTier8ドイツ課金駆逐戦車
    ラインメタル社が提案した、Pantherの車体を用いた対戦車自走砲の計画案である。
    Rheinmetall Skorpion Gは初めから迷彩が施されており、迷彩の購入・削除はできない。
     
    ここ最近の課金車両の常として極めて攻撃能力が高く、クレジットや経験値稼ぎにはもってこいである。
    実際にこの車両はBourrasqueが台頭するまで全ての車両中で最高の使用率を誇っており*2、2023年現在もなお上位に君臨する。*3
     
  • 火力
    俯角は-7°とそこそこだが、正面の左右29°以内は-6°、後方の左右142°以降は-3°の俯角制限がかかる。
    車高もあるので地形や射撃姿勢には気を使う必要があり、稜線射撃をするときは、相手に対して車体を30°以上傾けると良い。
    また、全周旋回砲塔によって360°の射界を持っているが、砲塔旋回速度が約19°/sという事もあって至近距離での咄嗟の反撃は難しい。
    • 12,8 cm Kanone 43 L/55
      Rheinmetall Skorpionが搭載予定だった史実砲。
      Rhm.-Borsig Waffenträgerの初期砲と名前が似ている別の砲を装備している。
      Rhm.-B. WTの初期砲と比べると装填時間が微増した代わりに精度・照準時間が大幅に改善されている。
      砲塔旋回時の照準拡散は遅い砲塔旋回速度も相まって優秀だが、移動時の照準拡散が大きく、狙いをふらつかせるとせっかくの照準精度もまるで活かせなくなる。拡張パーツの改良型旋回機構で補うことも選択肢に入る(ちなみに、この拡張パーツではさらに旋回速度も上げることが出来るので、まさに一石二鳥である)。
      なお、総弾数が30発しかないため、無駄撃ちはできるだけ避けたい。

      貫通に関してはあちらと同様、通常弾でも246mmと、Tier8TDとして充分な貫通力が確保されている。ただし、格上の重装甲車両相手には通常弾だけでは流石に厳しいので、貫通力311mmの課金弾もいくらか積んでおこう。
      クレジット収支が良く、気軽に大量の金弾を持ち込めるのもこの車両の大きな強みである。

      注意すべきこととして、課金弾はAPCRで弾速こそ速いものの距離減衰が大きい(GSOR 1008程ではないが)。500m地点でAPが241mm(5mm減)なのに対してAPCRが263mmと48mmも減衰してしまう。本車両の特性上遠距離狙撃が主体であり、これより遠い敵を狙うことも十二分にあるので、遠距離狙撃でIS-3などの傾斜装甲を取り入れた相手を撃つ際は標準化の大きいAPの方が安定することもある。

      総合的に見れば同格の通常ツリーの駆逐戦車と比較しても全く見劣りしないどころか優秀とさえ言える良砲であり、火力に難のある事の多い課金戦車としては破格の攻撃性能である。

       
  • 装甲
    防御はまるで期待できない紙装甲である。
    Pantherの車体をそのまま使用しているように見えるが、Grille 15と同じくベース車両から装甲厚は減厚されている。最も厚い車体正面でさえわずか30mm、車体側面は16mm、砲塔に至っては14mmしかない。主砲の周りと、向かって右上にある穴は、見た目のとおり装甲0mmとなっており、全ての砲弾が100%貫通してしまう。
    モジュールや搭乗員に被害が出やすいので被弾は避けるようにしよう。

    独駆逐第2ルートと同じく日本重戦車やT49などの大口径榴弾砲は掠めただけで大ダメージなので、そういった相手が構えていそうな場所には安易に身を出してはいけない。車高の高さを意識して身を隠そう。

     
  • 機動性
    駆逐戦車としては優秀な機動性を有しており、平地であれば40km/h、走り続ければ60km/hも出る。曲がりの少ないコースを取れば、迅速に移動できる。
    野戦改修レベル2との相性が非常に良く、速度維持性能(=履帯の接地抵抗)15%向上を取得すると加速がかなり改善される。

    しかし、旋回性能はお世辞にも良いとは言えず、砲塔旋回の遅さも相まって接近戦は不得手。軽戦車などに機動戦を仕掛けられる事態は極力避けたい。もしそうなったときは、車体を一緒に旋回させたり、壁際に逃げる、相手の移動先に割り込んで動きを止めるなどして対応したい。
    基本的に接近戦は緊急時のみにして、移動のための足として考えよう。

     
  • その他
    隠蔽性能はあのPantherの車体を流用している都合上、Rhm.-B. WTに比べて大幅に悪化している(無塗装ver、つまり素の隠蔽率は駆逐第一ルート同格のJagdpanther IIFerdinandより悪い)。
    同じような立ち回りではあっさりと見つかってしまう可能性もあるので注意して戦おう。

    なお、乗員構成が4人乗りの車両としては少々特殊である。
    装填手の代わりに無線手が入り、車長が装填手を兼任している。
    すなわち装填手の育成ができないので、装填手も同時に育成したいという人は注意が必要だ。

    因みに実装当初、通信範囲が400mとTier8にしてはかなり低めの数値だったが、1週間もしないうちに700mに変更がなされた。

 
  • 総評
    高い攻撃能力、陣地転換能力を持つ駆逐戦車である。
    Rhm.-B. WTに比べると精度・照準時間、機動力と僅かにHPで勝るが、紙装甲駆逐戦車として必要な隠蔽率が大きく低下している。
    また、増大した投影面積は被弾の増加を招く。
    ゆえに基本は敵の視認範囲外からの遠距離狙撃であるものの、状況を見て機動力を活かし、自ら射線を作りに行くことも重要。
    決して扱いの簡単な車両ではないが、乗りこなせれば敵に対して大いなる脅威となるだろう。
     

史実

詳細
rhein1-716x1024.jpg
 

Rheinmetall Skorpion Gとは、Pantherの車体を用いた自走砲開発計画の計画案の一つであり、本車両はラインメタル社から提案された設計案であった。
一方、クルップ社から提案された設計案を元にした自走砲が本ゲームにおけるG.W. PantherGrille 15である。

 

この車両をはじめとした自走砲群は1943年1月に設計を開始された。
12,8cm K43 Sflを搭載した案は1943年1月に、 12,8cm砲を搭載したSkorpionと 15cm sFH 43 mit Panther Bauabteilenは1943年4月に、15cm sFH 18 mit Panther Bauabteilenは1944年1月にそれぞれ提案された。
しかしながら、戦局の悪化によってPantherの車体の確保が困難となってしまい、これらラインメタル社の設計案はクルップ社の設計案たちと同じ運命を辿る事になった。

 

参考

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 塗装済の値
*2 文字通りプレミアム戦車などを含めた全車両。2019年1月~3月のアジア領域における戦闘数統計。
*3 統計上はSkorpion GとSkorpionは別々に計上されるが、合計すると使用率は非常に高い