Tier 6 スウェーデン 中戦車(課金戦車) / 略称 : Strv m/42-57
蛇腹の防水布が付いたAMX-13砲塔、予備転輪が特徴的。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 780 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 55/30/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 45/20 |
重量(t) | 25.6 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.28 |
本体価格 | 3,300G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 狙撃型中戦車 |
武装
名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm kan strv 74 | 2 | 16 | AP APCR HE | 148 190 38 | 150 150 185 | 600 | 0.35 | 2.3 | 925 1,160 840 | 4/60 | 145 2,800 90 | 1,035 | -6°/+12° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Strv m/42-57 Alternativ A.2 | 40/20/20 | 32 | 350 | 3,712 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
2 st Scania-Vabis 607 | 340 | 20 | 1,200 |
---|
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Strv m/42-57 Alt A.2 | 29 | 38 | 8,000 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Ra 400 | 710 | 45 |
---|
乗員
1 | Commander(Radio Operator/Loader) | 2 | Gunner(Loader) | 3 | Driver |
---|
拡張パーツ
Class2 | × | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 14.31% | 3.35% |
移動時 | 10.72% | 2.51% |
車両に関する変更履歴
v0.9.16 | 実装 |
v1.9.0 | 修理費用を10%ダウン HPを700から780に変更 |
解説(v0.9.16)
- 火力
俯仰角は-6°/+12°(前方左右約50°は仰角が+10°)とかなり狭く、地形利用はしづらい。他のスウェーデン戦車はPvlvv fm/42を除き俯角を大きく取れるものばかりなので、かなり不自由に感じるかもしれない。
車高がやや高い事も地形適性を下げる要因となっている。
なお、揺動砲塔のオートローダーの例に漏れず、マスクデータの照準拡散がかなり悪い。
同様に移動・車体旋回時の拡散が悪いことで知られるCromwellと同値で同格ワーストタイ、砲塔旋回時はCromwellより悪く単独ワースト。よほど的が近距離でなければ、走りながらの砲撃には期待できない。- 7,5 cm kan strv 74
Strv 74の史実砲であり、本車両は1セット4発の自動装填砲となっている。
単発砲のStrv 74から貫通力・精度・照準時間は微妙に劣化しているものの、依然としてTier6中戦車としては優秀である。
最大の売りは瞬間火力であり、単発火力150*1×4=弾倉合計火力600と大変良好。HPの減ってくる中盤以降、チャンスを見逃さず相手を確殺する事で大きな戦果を上げられる。
ただし、弾倉交換時間と連射間隔を含めてDPM換算(約1,636)すると発射速度はかなり低くなっており、Tier6中戦車の中では最下位である。実戦においては瞬間火力の方が重要なためさほど問題ではないが、遠距離から継続的な火力を投射するような戦場ではやや物足りなく感じるかもしれない。
- 7,5 cm kan strv 74
- 装甲
装甲は全体的にHEが貫通するほど薄く、被弾はほぼダメージとなる。
耐久力もTier6中戦車で最下位タイである。
自走砲や15榴搭載車両には無傷の状態から一撃死させられる事も多く、射線には細心の注意を払いたい。
また、車体が小型なのでモジュールや乗員へのダメージ判定を受けやすい。
加えて、エンジンの耐久値がTier5中戦車クラスとかなり低く、軽戦車からの攻撃ですら1発で損傷する恐れがあり、100mm口径クラスの相手になると無傷から一気に大破して移動不能となる危険すらある。
- 機動性
車体は軽量だがエンジン出力が足りておらず、出力重量比は13hp/tしかない。
加速・旋回性はあまり良いとは言えず、拡張パーツや搭乗員スキルなどで補うことも考慮すべきかもしれない。
しかし、マスクデータの接地抵抗が優れているので、スペック値の印象よりはマシな必要最低限の直線機動力は持っている。
平地で大体40km/h程度の走行となり、早めに判断を下せば陣地転換には十分間に合うだろう。
- その他
他のTier6中戦車の視認範囲が360~370mの中、本車は350mで単独最下位である。隠蔽性は悪くないが、油断すると一方的に撃たれる状況にもなりえるので頭に入れておきたい。余裕があれば状況判断力を習得させる事も検討しよう。
専任無線手は居ないが、スウェーデン中戦車はすべてのツリー戦車と、Strv 81を除く課金戦車で車長と無線手が兼任のため、習得してもStrv 81以外では無駄にならない。
- 総論
良好な瞬間火力を有するオートローダー中戦車である。
オートローダーでありながら火力と照準性能を両立しており、攻撃性能は一歩抜きんでたものを持っている。
しかし、装甲・機動性は物足りず、スウェーデン特有の優れた俯角も持ち合わせていない。
被弾を極力避け、味方と連携し、オートローダーの特性を発揮できれば十分な戦果を残せるだろう。
搭乗員は3人乗りであり、ツリーのTier7までのMTの乗員育成に使う場合は装填手の成長が遅れがちとなる。
Tier8以降のMTは3人乗りであるため、それらのための乗員育成には問題無い。
史実
Stridsvagn modell/42-57 Alternativ A.2
(ストリッツヴァグン モデル フュルティトヴォ フェムティフュー アルタナティヴ アー トヴォ)
とは、Strv m/42の近代化改修案の一つである。
1953年、イギリスから240両ものStridsvagn 81(Centurion Mk.III)を導入する事を決定したスウェーデンだったが、フランスから購入する予定だった400両のAMX-13軽戦車をキャンセルしていた。
スウェーデンはAMX-13を試験目的で1両購入したが、量産車の導入は高価すぎて断念したと言われている。
↑テストされるAMX-13軽戦車
機甲戦力の不足を補う為、スウェーデン陸軍は1954年春に既存の戦車の近代化改修計画を開始。
開発母体として選ばれたのは戦時中の主力で既に旧式化していたStrv m/42だった。
1954年、スウェーデン陸軍の代表とランツヴェルク社の技術者たちがStrv m/42の近代化改修の可能性について議論した。
軍はStrv m/42のパーツと重量を出来る限り維持しつつ装備を強化する事を要求し、その結果としてA.1、A.2、A.3の3つの計画案が提案された。
本車両はその中のA.2案であり、この案ではAMX-13軽戦車の揺動式砲塔を導入する計画であった。
この計画に基づいて改修を行えば、揺動式砲塔の搭載によって軽量化を達成しつつ、射撃時の安定性や火力を得られるはずだった。
しかし、この型の砲塔を搭載するとなると、主砲の俯角不足の問題に加え、AMX-13砲塔にターレットリングのサイズを合わせなければならず、高コスト化に対する懸念からこの計画案は中止となってしまった。
なお、この時に最もオーソドックスだったA.1案がStrv m/42の近代化改修案として採用され、のちにStrv 74として順次改修されていったのだった。
↑アーセナル博物館に現存するAMX-13。ゲーム内の砲塔のモデルだと思われる。
情報提供
愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
アーカイブ1
※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。