Tier6 ソ連 軽戦車 (配布戦車)
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 650 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 37/37/37 |
最高速度(前/後)(km/h) | 65/23 |
重量(t) | 16 |
実用出力重量比(hp/t) | 34.38 |
本体価格 | 2,900G相当 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型軽戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
57 mm ZiS-4T | 20 | AP APCR HE | 118 165 29 | 85 85 95 | 1,700 | 0.38 | 1.8 | 990 1,238 990 | 76 | 56 2,800 28 | 740 | -7°/+25° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
T-34S | 52/52/52 | 52 | 370 | 3,200 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-4-2 | 550 | 20 | 610 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T-50-2 | 18 | 48 | 5,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
10RKM | 730 | 100 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
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拡張パーツ
Class3 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 15.16% | 4.03% |
移動時 | 15.16% | 4.03% |
車両に関する変更履歴
v0.6.7 | 新規実装 |
v0.8.7 | MT-25に置き換えられ削除 |
v1.2.0.2 | Tierを5から6に変更および性能を調整して再実装 |
v1.9.0 | 修理費用を11%ダウン HPを580から650に変更 |
解説
- 概要
v1.2.0.2で再実装されたTier6ソ連配布軽戦車。
1940年代初期、T-50の改良型として開発されていた試作軽戦車である。
元々はv0.6.7でTier5通常軽戦車として実装されていたが、v0.8.7で技術ツリーから削除されていた。
その後、2018年11月28日から配布が始まったWoT10周年記念のプレゼント車輌としてプレイ歴4年以上のプレイヤーに配布された。
また、プレイ歴賞2019、プレイ歴賞2020でもプレイ歴4年以上のプレイヤーに配布されている。 - 火力
俯角は-7°とソ連車輌にしてはそれなり。 - 装甲
砲塔は全周52mm、車体は全周37mm。稀に砲塔の外縁部で跳弾することもあるが、基本的に装甲には期待しないほうがよいだろう。
特に車体は10cm榴弾砲が高確率で貫通するため、該当する戦車が相手にいる場合無理は禁物。
また車体の前後長が長いため投影面積が大きく、車体を晒していると遠距離からでも良い的になってしまう。 - 機動性
最大の特徴は大出力のエンジンによる抜群の加速力である。
同格中1位の出力重量比と砲塔旋回速度に加え、最高速度も上位であり、あらゆる局面で迅速に移動が可能。
一方で車体旋回速度はかなり鈍く、スペック上より明らかに低速である。数値的には軽戦車全体で平均程度だが、同格軽戦車にあっては実用上かなり下位。加速が良いだけに想像以上に曲がれない印象を受けるだろう。
旋回の遅さをカバーする方法として、サイドブレーキによるスピンターン*3や、サイドブレーキを使わないスピンターン*4が挙げられる。これは強力な加速力を持つ本車ならでは。射撃と同時に行うのは困難だが、移動時には積極的に活用したい。
他の快速戦車なら難なく走破できる緩やかな傾斜など、想像できない箇所で横転する事もあり、ピーキーな加速に違わぬ繊細な操作が要求される。
特に、走行しながら狭いスペースで方向転換をする際などは、丁寧にスピンターンや一時減速を行う事を心がけよう。 - 偵察性能
視界は370mあり、Tier6軽戦車の平均的な値。
隠蔽性はVK 28.01以上MT-25未満といったところで、置き偵は十分可能な範囲だが、自分から敵に近づく際には過度な期待はできない。
茂みに隠れる際は長い車体がはみ出ないよう工夫も必要になる。 - その他
かつて置き換えとなったMT-25とは乗員構成が異なる(無線手が余ってしまう)が、系譜のT-50とは同一であり、プレミアム車輌なので乗員の互換運用が可能。入手条件がプレイ暦4年以上という事もあり、本車とT-50の変遷を知るプレイヤーには感慨深いものがあるだろう。
欠点も変わらず、車長と無線手が兼職しているためスキルによる視界の補強には難がある。
拡張パーツについてはツリーから削除された時期ゆえか砲垂直安定装置が装備できないものの、無くても照準拡散は優秀であり、むしろ枠を他に廻せる点で選択肢が広い。プレイスタイルで様々な組み合わせが考えられる。
本車のプレミアム車輌ボーナスは経験値のみでクレジットにはないため、敗北時は勿論のこと、それなりの戦果と勝利を挙げても撃破されれば赤字になりやすい。
現実的には金弾を必要とする場面も多いので、クレジット稼ぎには向いていないと割り切ろう。 - 総論
最高クラスの走行性を持つ快速軽戦車である。
必要最低限の索敵性能も持っており、快速と合わせて使えば、置き偵、走り偵のどちらも高い水準でこなせるだろう。
一方で砲性能は高いとはいえず、装甲もほぼ無いに等しいため正面戦闘力は低い。
攻撃に参加する必要が生じた際は、砲の当てやすさと足の速さを活かそう。
- 概要
v0.6.7で追加されたTier5ソ連軽戦車。
v0.8.7でMT-25に置き換えられ削除。
小さな車体と傾斜装甲により数値以上の防御力を持ち、広い視認範囲と高性能な通信機を搭載した偵察能力も高いレベルに纏まっている。
特筆すべきなのは履帯開発後の足回りによる高い旋回性に加え、30hp/tを遥かに上回る高い出力重量比を誇り、その機動力は他のTier5軽戦車をも上回る。
特に車体が軽量なおかげで登攀力が高く、多少の坂道や起伏なら殆ど減速せずに乗り越えていくことができる。
いくら機動性が高くとも、強力な車両であふれかえる戦場では、少し気を抜くだけで簡単に撃破されてしまう。
修理費用も高額であるため、プレミアムアカウントでさえ高い収益を得るのは困難である。
機動力を活かし、できるだけ長く戦場で生き残り続けよう。
初期砲塔のままではT-50と大差なく、厳しい戦いを強いられることになる。
改良砲塔に搭載できる砲に関しても、57mm ZiS-4は威力が低く、76mm F-34は命中率が低い。
軽戦車・自走砲以外に対しては、マッチング上、APCR弾で背面を狙ってすら全く貫通できない敵が多いが、運用次第では強力な打撃力となる。基本的にはこの砲では、格下軽戦車を相手にした場合ですら、正面装甲はまともには撃ち抜けない。よって、速力と機動力を活かして側背面に張り付いて撃つ形となる。側背面を狙えば、一部の同格中戦車・上位駆逐戦車に対しても極めて有効だ。例えば、PzIV、M7、StuG III、T49、M10ウルヴァリン、M18ヘルキャット、M36ジャクソン等は、側背面の装甲が薄く、砲塔旋回も遅いので、周囲に他の敵が居ない状況で張り付くことができれば、30連発により速攻で仕留めることが可能だ。一部のTier7~8車両にも若干は効く。大ダメージは与えられないが、チャンスがあればトドメを刺すことは可能。ただし、リロード時間は100%乗員ですら40秒を超えるので要注意。必要に応じて手動リロード (Cキー2回押し) しよう。
WOT公式による紹介動画(RU):https://www.youtube.com/watch?v=K5rwzzrYcSg
史実
1941年初頭、歩兵支援戦車として開発されたT-50が量産準備に入る一方、KV重戦車を開発したコーチン技師も加わりその改良型の設計が開始された。それがT-50バリアント2(T-50-2)である。
T-50-2は装甲の傾斜が減少してよりKV-1重戦車に近い外見となり、装甲の増加や変速・操向装置の改良などが行われた。主砲は45mm 20Kのままだったが、同軸機銃が連装となっていた。
T-50-2は試作車が完成した段階で独ソ戦が勃発して開発は中断、制式採用されなかった。
参考資料
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
http://combat1.sakura.ne.jp/T-50.htm
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