Tier9 日本 重戦車 / 日本語表記:四式重戦車 略称:Type 4 H
↑ Type 4 Heavy + 12.7 cm/50 3rd Year Type
初期状態。主砲は五〇口径三年式一二糎七砲 。
いままでの日本重戦車たちと長い付き合いだった副砲塔がなくなり、非常にすっきりした外見に。
装甲は分厚いが、切り立つような垂直さは相変わらず。
↑ Type 4 Heavy + 15 cm/45 41st Year Type
四十五口径四一式十五糎砲。
v0.9.17.1で追加された15cm榴弾砲。余談だが、本砲を搭載するために同アップデートで砲塔の砲身を通す穴が拡大されている。
↑ Type 4 Heavy + 14 cm/50 3rd Year Type
五〇口径三年式一四糎砲。
搭載する主砲は3種類とも海軍の艦砲。
各所のリベット、Chi-Riとほぼ同じデザイン、直視式の巨大なキューポラなどに日本らしさを残しつつも、千鳥足輪転、丸いエンジングリル、凹凸を噛み合わせて接合された砲塔の装甲などにドイツ重戦車の影響を感じさせる。
スペック(v1.13.0)
車体
耐久値 | 2,050 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 250/140/150 |
最高速度(前/後)(km/h) | 25/10 |
重量(初期/最終)(t) | 158.65/160.51 |
実用出力重量比(hp/t) | 7.48 |
本体価格(Cr) | 3,700,000 |
修理費(Cr) | 約19,000 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 攻撃的重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
12.7 cm/50 3rd Year Type | 3.68 | AP AP HE | 230 258 64 | 450 450 610 | 1,656 | 0.38 | 2.3 | 910 910 910 | 80 | 790 4,800 670 | 4,245 | -10°*1/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15 cm/45 41st Year Type | 2.73 | HE HE AP | 75 192 252 | 900 900 680 | 1,855 | 0.49 | 3.2 | 850 850 900 | 40 | 1,320 6,400 1,200 | 6,700 | -10°*2/+20° |
14 cm/50 3rd Year Type | 3.03 | AP AP HE | 257 290 70 | 600 600 770 | 1,818 | 0.4 | 2.9 | 850 850 850 | 60 | 1,195 4,800 905 | 5,600 | -10°*3/+20° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Type 4 Heavy | 250/200/200 | 17 | 390 | 35,000 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
2x Kawasaki Type 98 V-12 (550) | 1,100 | 20 | 1,020 |
---|---|---|---|
2x Kawasaki Type 98 V-12 (600) | 1,200 | 20 | 1,020 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Type 4 Heavy | 160 | 15 | 40,000 |
---|---|---|---|
Type 4 Heavy Kai | 170 | 17 | 40,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 96 Mk. 4 Bo | 425 | 50 |
---|---|---|
Type 3 Otsu | 550 | 240 |
Type 3 Ko | 750 | 560 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Superheavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 0.17% | 0.03% |
移動時 | 0.06% | 0.01% |
派生車両
派生元 | O-Ho(HT/177,700) |
---|---|
派生先 | Type 5 Heavy(HT/257,560) |
開発ツリー
12.7 cm/50 3rd Year Type (初期/230,000) | ━ | 15 cm/45 41st Year Type (64,500/330,000) | ┳ ┃ | Type 5 Heavy (257,560/6,100,000) |
Type 4 Heavy (初期/50,000) | ┃ ┗ | 14 cm/50 3rd Year Type (64,600/332,000) | ||
Type 96 Mk. 4 Bo (初期/14,000) | ━ | Type 3 Otsu (4,000/22,000) | ━ | Type 3 Ko (9,300/54,000) |
2x Kawasaki Type 98 V-12 (550) (初期/51,000) | ━ | 2x Kawasaki Type 98 V-12 (600) (27,500/77,500) | ||
Type 4 Heavy (初期/34,000) | ━ | Type 4 Heavy Kai (27,200/68,000) |
車両に関する変更履歴
v0.9.17.1 | サスペンションType 4 Heavy Kaiの積載量を165,000kgから170,000kgに強化 15 cm/45 41st Year Typeを追加 履帯裏装甲を105mmから120mmに強化 |
v0.9.20 | 車体正面装甲を変更 初期履帯の旋回速度を20°/sから15°/sに変更 後期履帯の旋回速度を22°/sから17°/sに変更 砲塔回速度を18°/sから17°/sに変更 |
v1.5.0 | 14 cm/50 3rd Year Typeと15 cm/45 41st Year Typeの研究順と研究費用を入替え 15 cm/45 41st Year Typeの攻撃力を1,100/1,400から900/900に変更 15 cm/45 41st Year Typeの課金弾の貫通力を75mmから192mmに変更 15 cm/45 41st Year Typeの装填時間を24.5秒から22秒に変更 14 cm/50 3rd Year Typeの貫通力(mm)を249/282/70から257/290/70に変更 |
v1.13.0 | 15 cm/45 41st Year TypeにAP弾を追加 15 cm/45 41st Year Typeの精度を0.52mから0.49mに変更 14 cm/50 3rd Year Typeの精度を0.42mから0.4mに変更 |
解説(v1.13.0)
- 概要
v0.9.10で追加されたTier9の日本重戦車。
O-Iの発展型とされる超重戦車の計画案である。
ここまで順当に大型化を続けてきたが、Mausを超えゲーム中最も大きい戦車となった。
しかし形状は異なっても、O-Iから続いてきた日重の特性と共通するものが非常に多く、基本の立ち回りはあまり変わらない。 - 火力
前身のO-Hoまで使ってきた10cm砲及び15cm榴弾砲から一新され、3種類の主砲が使用可能となる。
副砲塔が遂に無くなったため12.7cm砲と14cm砲では正面・側面に特に引っかかるところもなく-10°の深い俯角が取れる。
一方で15cm砲は正面*4全てに-6.5°までの俯角制限が掛かってしまう。
車高が高く、ISシリーズなど車高が低い相手なら天板を狙えることもある点や総弾数が豊富なところは共通した利点。
どの砲も装填時間が長く、装填中の隙を突かれる危険性がある。セオリー通り必ず後退・退避できる場所を確認してから攻撃したい。DPMも低いため単独での戦闘は自殺行為であり、味方との連携は必須である。- 12.7 cm/50 3rd Year Type
初期砲。単発火力は高めだが、DPMが(ただでさえ低い)14cm/15cm砲よりさらに低く、重戦車としての火力はかなり頼りない。
だが精度と照準時間はそれらの砲はもとより日本重戦車ツリーでは最高のスペックとなっており、貫通できるかどうかは別として、弱点を狙う事に関しては最終砲よりやりやすい。
貫通力は同格重戦車の中間砲程度にはあるが、やはりこのTierでは不足気味。
最終砲までの繋ぎとして使えるだけの最低限の性能はあるが、主砲開発後は載せ替えよう。 - 15 cm/45 41st Year Type
15cm榴弾砲。名称は15cmだが、ゲーム内の実際の口径としては152.4mm。最終砲候補の一つ。
通常弾のHEは役に立たないため、貫通力192mmの強化HEと、v1.13.0で追加されたAPを使い分けることになる。装填手スキルの直感を活用したいところ。
AP弾はTier9重戦車としては破格の単発火力を誇り、貫通さえできれば非常に強力。貫通力も弱点を狙えば同格HTにも通用する程度の値を有しており、更に152.4mmという大口径から50mm以下の装甲は傾斜に関係なく貫通させることが出来る*5。スペック上のDPMは意外にも14cm砲よりわずかながらに高い。
課金弾は貫通力を強化したHEとなっている。軽~中装甲車輌に対して大ダメージが与えられるほか、Conquerorのように同格にも正面から貫通可能な重装甲車輌が存在する。
また、履帯や装甲厚60mmまでの空間装甲であれば貫通することが出来るため、敵の豚飯への対抗力は高い。
しかし、APも強化HEも通用しない車輌に対してはHEの非貫通ダメージで応戦するしかなくなり、苦戦を強いられる。
もともと非貫通ダメージは装填速度を考えると頼りなかったが、v1.13.0でHEの非貫通ダメージがさらに減ってしまった。
榴弾砲のイメージに反して正確に貫通させていく必要があるが、精度と照準時間は輪をかけて劣悪であり、O-Hoと違い砲塔旋回時の拡散もかなり悪い。*6
発射速度の低さも相まって非常に繊細な扱いが要求される。 - 14 cm/50 3rd Year Type
14cm砲。名称は14cmだが、ゲーム内の実際の口径としては139.7mm。最終砲候補の一つ。
Tier9重戦車としては自身の15cm砲のAPに次ぐ単発火力600を有する。
2倍ルールが適用される70mm未満、3倍ルールが適用される46.5mm以下の薄い装甲に対して有利であり、M103、T110E5やObject 257等の薄い側面や天板を貫通しやすい等、大口径ゆえの恩恵もある。
通常弾貫通力もv1.5.0にてBuffされ、大口径砲としては優秀な値となった。
しかし、それら以外の性能はお粗末であり、精度・照準時間は15cm砲よりはマシとは言え同格重戦車内で最低レベルの劣悪さとなっている。DPMに至っては15cm砲より低く同格重戦車ワースト1位。
また、金弾の貫通力は290mmと、APの標準化を加味しても少し物足りず、格下はともかく同格以上の重戦車・重駆逐戦車を相手取るのが厳しくなっている。鈍足・低精度かつ装甲配置的に長時間の照準作業を避けたい本車輌にとって、ミスマッチな性能と言わざるを得ない。
そのため、市街地などにおける疑似ターン制において有利に働きやすい主砲といえる。
- 12.7 cm/50 3rd Year Type
- 装甲
これまでの車両と同様正面に極端な弱点は無いため、格下の通常弾に対しては非常に堅い。
ただし垂直部位がほとんどを占めるため、高貫通弾に対しては無力。
車体形状の関係で、装甲厚の数値以上の防御力を発揮することは苦手である。同格・格下であっても高貫通の金弾を使われている場合には装甲があてにならない局面もあり、そういった時は単発火力を活かしたターン制のダメージ交換に徹しよう。
装甲が厚く榴弾に耐性があるとはいえ、自走砲に一度目を付けられると逃げるのが難しくなるため、開幕の移動時はやや遠回りした方が安全だろう。
また、Tier9車両中トップクラスの2,050ものHPを擁する。市街地などでの擬似ターン制での戦闘中では優れたしぶとさを発揮する。
今までどおり、貴重な耐久力は無駄遣いせず、課金弾を立て続けに撃たれているようなら速やかに後退しよう。重戦車だからと前に出すぎるのは禁忌である。
ちなみに天板は90~75mmと分厚く、自走砲の榴弾が貫通する心配はない。
↑上は正面装甲各部位の大まかな防御力、下は25度のよそ見。
・v0.9.20アップデートにより車体正面上部に2箇所の弱点が出来てしまった。特に操縦手ハッチは正面向きで230mm相当と、同格の通常弾に高い確率で抜かれてしまう。
・よそ見で実装甲厚をまんべんなく最大化できる角度はややシビアで、形状の関係上E 100やMausほどの防御力向上効果は得られない。
↑網掛け部分は障害物。上は側面と切り欠きを障害物で隠し車体正面だけを晒す昼飯、下は車体背面を隠す逆豚。
・通常の重戦車のように側面を見せた昼飯を行うと、切り欠きが垂直に露出してしまう。貫通200mm未満の格下相手でもない限りは絶対にしてはならない。
・後ろに長く伸びた車体形状を利用した、敵に後ろを向け車体背面を障害物で隠す逆豚も可能。切り欠きにより封じられた豚飯の代わりの防御方法である。とはいえかなり味方の邪魔になる上、接近された際に危険が伴うので常用は難しい。
・砲塔正面の端部分の弱点が見て取れる。射撃時以外は上記のとおりのよそ見をするか、完全に隠れるべき。
数値はAP弾の標準化を加味した実質の防御力。
装甲モデルはtanks.ggより- 砲塔
- 正面
真ん中の膨らんだ部分とそのまわりのリベットがある部分は270mm。傾斜のかかる上下部分はそれ以上の防御力を持つ。外側も250mmあり車体と同様に同格の通常弾までならそれなりに防ぐ。
しかし他の重戦車と異なり防盾などの空間装甲が(砲の直径分以外)全く存在しないため、同格のHEATやそれ以上の貫通力を持つ砲なら、砲塔左右やキューポラを狙わずともど真ん中を狙えば容易に貫通される。
よって互いハルダウンした状態での射撃は自身の低精度・低貫通もあり金弾飛び交うこのTierでは圧倒的に不利である。 また E 100やMausでは効果的なよそ見だが、上から見ると六角形をした砲塔形状のためE 75などと同じくあまり効果的ではない。25度程度が理想の角度だが敵の貫通力が高すぎる場合、投影面積が増えるだけの逆効果になる。
砲塔左右の側面にある円筒形の測距儀は、150mmの空間装甲と裏装甲0mm判定となっている。正面から狙うのは難しいが、付け根に当たると貫通160mm程度でもダメージが入る。 - キューポラ
真ん中あたりはおよそ240mm程度になり、極端な弱点とはならない。また地上高が非常に高いため撃ち上げになりやすい。
キューポラを貫通できる砲なら正面装甲も抜けるため、正面を向ている時は外すリスクを負ってまでキューポラを狙う必要はあまりない。
とはいえサイズがかなり大きいこともあり、実際の試合中は優先的に狙われやすい。砲塔や車体を揺さぶったり、砲塔の左半分を建物などで隠すと対策になる。 - 側背面
側面、背面ともにO-Hoから同じく200mm。装甲厚だけ見れば硬いように見えるが、面積が非常に広い上ほぼ垂直なため頼りない。よそ見や側面からの攻撃への防御といったことにも役に立ちにくい。
- 正面
- 車体
- 正面
垂直部分は概ねまんべんなく250mm装甲で、同格重戦車の通常弾はある程度防ぐことが出来る。傾斜している部分は、真正面からだと310mm~350mm以上になるためまず抜かれない。
顕著な弱点は、車体前面の機銃部分と操縦席にある二箇所の四角いエリアと、上部左右にあるTiger (P)のものに似た200mmの切り欠きである。
切り欠きは真正面からであれば固いが、傾斜が殺される豚飯や昼飯は得意ではない。車体を傾ける場合は、必ず切り欠きを隠せる障害物を確保すべきである。抜かれてしまうと弾薬庫も破損する。 - 側面
投影面積が非常に広く、物影に隠れるのも一苦労する。
側面上部は垂直140mmで、数字だけ見れば同格重戦車の中ではMäuschenに次ぎ分厚いもののこの巨体に対しては少々不足気味で、また大きな弾薬庫判定がある。
車体を傾けると、履帯の幅が広いため履帯裏装甲の角度が緩やかになりがち。同じく広い履帯を持つMausやE 100、T95などの車両と違い、前面に履帯スカートがないため分かりやすい弱点となる。
- 正面
- 砲塔
- 機動性
機動性は日本重戦車の中でも特に低い。重量160tに出力比7.5hp/tのため、わずかな坂道や旋回でも大きく速度は落ち、移動に不自由な点が本車両最大の問題点であることは間違いない。あのMausより遅い場面もしばしば。
当然ながらこの機動性にこの巨体では自走砲の恰好の的であり、エンジンルーム天板も高い位置に広々と空いているため火災が起こる危険性も高い。
また超重戦車の定めとして、高機動の車両にまとわりつかれると車高の問題もあり手も足も出なくなる。MTに接近され背中を取られるような立ち回りは厳に慎みたい。
- 総論
圧倒的な装甲厚と単発火力を特長とする超重戦車であるが、アップデートによる周りの車輌の性能の上昇に置いていかれてしまっており、総合的には扱い辛い車輌となってしまっている。
弱点の無い正面装甲は貫通力の低い相手にはとことん強いが、格下重・中戦車でも貫通力250~270mmのHEAT持ちが珍しくない現環境では、思ったように装甲を生かせないことが多くなっている。
高いHPに関してもTier9全体の平均が上昇してしまった現在では埋没気味であり*7、被弾しやすい巨体と低い機動力に見合うものではなくなっている。
火力面も貫通さえできれば強力だが、発射速度、精度、貫通力に難を抱えており、機動性に優れているわけでもない本車輌としては辛いところである。
単発火力を犠牲に取り回しを重視した主砲と硬い砲塔、軽快な機動力を持つConquerorとは対照的な戦車と言える。
単独行動は避け、支援を受けられる位置取りを気を付けよう。
超重戦車の常として格上には弱い。Tier10戦車とマッチした際は装甲はあてにせず、味方のTier10戦車と共闘することで戦闘を進めたい。
史実
ゲーム内の説明では「四式重戦車 (Type 4 Heavy、または Type 2604) は、二次大戦中に開発された超重戦車オイ (O-I) の派生型の計画案のひとつです。敵要塞に対する突破攻撃や沿岸防衛に用いるための車輌でした。」と書かれている。
Tier9~10の日本重戦車は、情報が極めて少なく説明に苦慮する。
これらの戦車の出所は、SerB曰くグリゴリエフというソ連の技術者のアーカイブから来ているらしい。出典
しかし、この情報に先行して日本の匿名掲示板には、SerBが「沿岸防衛用に計画された406mmの至近弾に耐える超重戦車の資料を日本で購入交渉中」という旨の発言をしているとの情報が寄せられていた。出典
砲塔に関しては、満州でトーチカとして利用されていた事を示す画像が存在しているが、詳細不明で、真偽の程も定かではない。
ゲーム中で本車の装備している12.7 cm/50 3rd Year Type、14 cm/50 3rd Year Type、15 cm/45 41st Year Typeはいずれも日本帝国海軍の艦船に使用された砲である。
12.7 cm/50 3rd Year Type(五十口径三年式十二糎七砲)は、吹雪型駆逐艦、白露型駆逐艦、初春型駆逐艦、朝潮型駆逐艦、陽炎型駆逐艦、夕雲型駆逐艦、島風型駆逐艦などに搭載された艦砲とその改良型の事である。
荒天時や交戦時の微砕片よけに対応する為、駆逐艦搭載砲としては初めて標準で全周囲に防盾を施した砲であった。
ゲーム内では、本砲用のAP弾として12.7 cm Capped Commonが存在するが、史実に相当する砲弾は存在しない。もちろんそれでは話にならないので、ゲーム的な"あや"で作られた架空の砲弾だと思われる。
14 cm/50 3rd Year Type(五十口径三年式十四糎砲)は、伊勢型戦艦や長門型戦艦の副砲、天龍型軽巡洋艦、5500トン型軽巡洋艦や各種艦艇の主砲として使われた。
15 cm/45 41st Year Type(四十五口径四一式十五糎砲)は、河内型戦艦の副砲である。
金剛型戦艦や扶桑型戦艦、阿賀野型軽巡洋艦などに搭載された五十口径四一式十五糎砲とは別物である。
なお、本砲用のAP弾としてCommon Type 91(九一式通常弾)が存在するが、これは五十口径三年式二号二十糎砲の対空砲弾の名称である。史実的には半徹甲弾であるCommon No.4(四号通常弾)などが正しい。
余談になるが「3rd year type(三年式)」の数字は、皇紀ではなく「大正3年」及び「昭和3年」を示している。
日本の兵器の年式は、明治時代の三八式歩兵銃など年号を付けていたが、時代が昭和に下ると数字が前後したり重複したりして混乱が生じる可能性が出てきたので、兵器の年式に皇紀を採用するようになった。
情報提供
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マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
↓アーカイブに重複内容が無いか確認し、考えてから書き込みをしましょう。
アーカイブ1
曲面装甲で手数型の71式と垂直装甲で単発型の4式/5式って棲み分けができたら最高なんだがなぁ、ツリー放棄で上位互換の71式出すから乗員転換してねで終わりそうなんだよなぁ。 -- 2022-12-26 (月) 16:55:16