Tier 2 日本 軽戦車 / 略称: Ha-Go / 日本語表記: 九五式軽戦車 ハ号
↑ Type 95 Ha-Go + 37 mm Gun Type 94
初期状態。Type 95 Ha-Go(九五式軽戦車ハ号の前期生産型)の史実装備。
史実に詳しい人にとってはお馴染みのスタイル。
↑ Type 4 Ke-Nu + 5.7 cm Gun Type 97
最終状態。砲塔から史実でのType 4 Ke-Nu(四式軽戦車ケヌ)*1に近いものの、車体正面の装甲厚等が違う。
砲塔周りの形状がクビンカ戦車博物館やポクロンナヤ勝利記念公園の展示車両と同じである。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 335⇒350 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 12/12/10 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/15 |
重量(初期/最終)(t) | 7.39/8.06 |
実用出力重量比(hp/t) | 16.75 |
本体価格(Cr) | 3,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
37 mm Gun Type 94 | 24 ⇒26.09 | AP AP HE | 33 52 18 | 45 45 60 | 1,080 ⇒1,174 | 0.46 | 2.1 ⇒1.9 | 580 580 580 | 240 | 14 800 10 | 185 | -15°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
37 mm Gun Type 98 | 24 ⇒26.09 | AP AP HE | 41 60 18 | 45 45 60 | 1,080 ⇒1,174 | 0.44 | 1.9 ⇒1.7 | 685 685 685 | 240 | 14 800 10 | 192 | |
5.7 cm Gun Type 97 | 16.67 ⇒17.65 | AP HEAT HE | 30 55 28 | 75 75 95 | 1,250 ⇒1,323 | 0.5 | 2.3 ⇒2.1 | 355 355 355 | 185 | 15 1,200 20 | 150 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Type 95 Ha-Go | 12/12/12 | 36 | 300 | 600 |
---|---|---|---|---|
Type 4 Ke-Nu | 35/25/25 | 36 | 300 | 1,300 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Mitsubishi A6120VDe | 120 | 15 | 630 |
---|---|---|---|
Mitsubishi A6120VDe S | 135 | 15 | 630 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Type 95 Ha-Go | 7.4 | 40 | 2,500 |
---|---|---|---|
Type 4 Ke-Nu | 10.1 | 44 | 2,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 94 Mk. 4 Hei | 350 | 90 |
---|
乗員
1 | Commander(Gunner/Loader) | 2 | Driver | 3 | Radio Operator |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 15.16%⇒15.31% | 3.64% |
移動時 | 11.4%⇒11.51% | 2.74% |
派生車両
派生元 | Renault Otsu(LT/270) |
---|---|
派生先 | Type 97 Chi-Ha(LT/1,460) |
開発ツリー
37 mm Gun Type 94 (初期/2,000) | ━ | 37 mm Gun Type 98 (105/2,450) | ━ | 5.7 cm Gun Type 97 (140/2,800) | ━ | Type 97 Chi-Ha (1,460/45,000) |
Type 95 Ha-Go (初期/600) | ━ | Type 4 Ke-Nu (115/840) | ||||
Type 94 Mk. 4 Hei (初期/2,350) | ||||||
Mitsubishi A6120VDe (初期/2,400) | ━ | Mitsubishi A6120VDe S (230/3,600) | ||||
Type 95 Ha-Go (初期/600) | ━ | Type 4 Ke-Nu (110/810) |
車両に関する変更履歴
v0.9.13 | HDモデル化 |
v0.9.14 | 一部モジュールを削除 |
v1.5.1 | 37 mm Gun Type 94の貫通力(mm)を32.8/51.7/18から33/52/18に変更 37 mm Gun Type 98の貫通力(mm)を40.4/59.4/18から41/60/18に変更*2 |
v1.9.0 | 37 mm Gun Type 94の総弾数を120発から240発に変更 37 mm Gun Type 98の総弾数を120発から240発に変更 5.7 cm Gun Type 97の総弾数を93発から185発に変更 修理費用を50%ダウン 収益性を21%ダウン Type 95 Ha-Go砲塔時のHPを160から335に変更 Type 4 Ke-Nu砲塔時のHPを175*3から350に変更 派生先車輌を変更 |
解説
- 概要
v0.8.10で追加されたTier2の日本軽戦車。
大戦中、帝国陸軍の機甲戦力の一角を務めた軽戦車である。一般的には「九五式軽戦車ハ号」と呼ばれる。
読み方は英語の略称から「ハゴ」と勘違いしている人が多いが、正しくは「ハごう」である。
- 火力
主砲は3種類ある。
37 mm Gun Type 94(九四式三十七粍戦車砲)は同Type 98(九八式三十七粍戦車砲)の下位互換*4であるために、最終砲候補は37 mm Gun Type 98と5.7 cm Gun Type 97(九七式五糎七戦車砲)である。
どちらの砲も優秀であるが特性が異なる。簡単に言えばいわゆる普通の戦車砲(37mm)と榴弾砲(57mm)である。自分に合った方を選ぼう。
なおどちらも初期砲塔に搭載可能。また改良砲塔に搭載すると若干性能が向上する点も同じ。
また、どちらの砲も俯角が広く、ハルダウンへの適性が高い。
(ただし後述するが一概に改良砲塔のほうが良いとは言えない。)- 37 mm Gun Type 98
本砲は他国の同口径砲に比べて単発威力・装填速度に優れる。
また、貫通力も通常弾で41mm、金弾でも60mmと同格の装甲は安定して貫くことができる。
しかし、格上戦車にはこの貫通力も不足気味になるので、機動力を生かして装甲の薄い後方に回り込むなどの工夫をしよう。
因みに本車の金弾は貫通力の上昇したAPである。一般的な金弾のAPCRに対して通常弾と比べての貫通力の伸びが小さい代わりに距離減衰に強いという特徴がある。 - 5.7 cm Gun Type 97
本砲は榴弾砲に近い特性を持つ。
AP弾とHE弾では貫通力が殆ど変わらないので威力の大きいHE弾を使うと良い。
金弾はHEAT弾となっている。貫通力は55mmと同格には十分通用するが格上にはやや力不足気味である。
まだ、どの弾も弾速が遅くやや山なりの弾道を描くので遠距離の敵を狙撃するのはやや技術を必要とされる。
逆に、この弾道を生かして障害物越しの射撃なども可能になっている。使う機会は少ないが、身に着けておくと役立つこともある。- 弾種の使い分けについて
AP弾は使用しなくて良い。
HE弾とHEAT弾の使い分け方としては、通常はHE弾を射撃することにし、フランスのFCM 36などの30mmを超える装甲を持つ敵や、一撃で倒しきる必要があるときにHEAT弾を射撃するといいだろう。
- 弾種の使い分けについて
- 37 mm Gun Type 98
- 装甲
Renault Otsuと異なり、車体装甲は全く頼りにならない。特に側面には弾薬庫があるので気を付けよう。
地形や障害物を利用して敵弾に当たらない・狙われないようこころがけたい。
砲塔は初期砲塔と後期砲塔で一長一短であるので、各人の使いやすいものを選ぶと良い。- 初期砲塔
投影面積が小さいので、被弾しにくいという長所がある。
しかし、装甲は12mmで防楯も30mmしかないので、敵弾を防ぐことはほぼ不可能になる。 - 改良砲塔
装甲がやや厚くなり、機関砲程度なら防ぐことができるようになる。しかし、戦車砲には容易に貫通される厚さであるため、過信は禁物。
また、射撃速度が底上げされるのもメリット。
ただ、投影面積が大きく、被弾しやすいのが欠点である。
- 初期砲塔
- 機動性
このTier帯の軽戦車としては、最高速度・加速力ともに並程度。
高機動の戦車と競走するのでなければ、極端に困る場面は少ないだろう。
旋回性も高いので、砲弾の回避は十分可能であるだろう。
また、履帯の地形適応が高く、スペック以上に車輌の機動性は良い。
- 通信範囲
日本ツリーの軽戦車は通信範囲が広い。この車両も例外ではない。
視認範囲は300mとやや狭めなので、敵車輌からの視界には気を配るようにしよう。
- 総論
2種類の砲と砲塔を使用でき、乗り手のプレイスタイルに合わせて使用できる戦車である。
しかし、装甲は薄く、火力も格上に対しては頼りない。
地形やオブジェクトなど、障害物に身を隠すなどして被弾面積を減らし一方的にダメージを与えられる展開を作っていこう。
史実
九五式軽戦車が誕生するきっかけを作ったのは関東軍が満州で混成第一旅団というすべての兵科を自動車及び戦車で移動することを主体とする機械化実験部隊を編成する計画を立てた時に始まる。
当時の日本の主力戦車である八九式中戦車は最高速度が約25km/hと遅く、ルノー乙型戦車などの外国製戦車にいたっては論外レベルで遅かった(当時の6輪トラックの最高速度は60km/h、砲兵の牽引車ですら45km/hを出せた)ため新型の快速戦車を開発する必要が生まれたのだ。
そこで関東軍の要望を千葉の陸軍歩兵学校に送り、それを元に同校は1931年9月に「歩兵戦闘用軽戦車」の研究要望案を提出、翌1932年には技術本部に軽戦車開発のアウトライン(エンジンはディーゼルにするべきだ等の具体的な要望)を述べた。
そのアウトラインを元に早速設計が開始され、1934年6月の第一次試作車を経て1935年11月の第二次試作車3両による実戦テストで良好な結果を残したため、この年の皇紀年号の下番号2文字を取って「九五式軽戦車」として正式採用された。
九五式軽戦車のエンジンは八九式中戦車乙型と同じディーゼルエンジンだったが、車体重量が八九式中戦車の約半分だったため最高速度は約40km/hと快速だった。また行動距離も無補給で約250kmと長かった(八九式中戦車より50%伸びている)ため広大な中国大陸での運用に適していた。おまけに構造が他の戦車と比較して簡単だったため信頼性も高かった。
防御面は砲塔内に弾薬を積んでないため被弾時の誘爆が起こりにくいという利点があったが、砲塔前面で最大厚12mmと元々薄いため、登場当初から防御力不足に悩まされた(実際に正式採用時に戦車部隊から主力戦車として使うには装甲が薄いので最低12mmから30mm程装甲を増やしてもらいたいという要望が出た)
九五式軽戦車は1943年の生産終了時までに2375両が作られ、各戦線に貴重な戦車として投入された。多くが撃破又は鹵獲されたが残存した車両も車体部分を流用して四式軽戦車や試製四式十二糎自走砲など多くの車両の開発に使われた。
余談であるが現存している戦前の日本戦車の中では恐らく一番多く残っている。
参考文献
歴史群像パーフェクト [貴重写真で見る]日本陸軍兵器総覧 株式会社学研パブリッシング発行 著:太平洋戦争研究会 2010年12月28日発行
日本の戦車と軍用車両 株式会社文林堂発行 著:高橋昇 平成17年3月20日発行
ゲーム中の最終状態である、「四式軽戦車 ケヌ」とされる車両。
本車は一般的に「四式軽戦車 ケヌ」と紹介され、ゲーム内名称もそれに依るが、実際には、その呼称は誤りであると考えられている。
そもそも、本車を「四式軽戦車 ケヌ」と呼称したのは、現在知られている中では戦後の米軍の調査資料が初出であり、本資料などを基にして書かれた「日本の戦車」によってこの名称が広まった。しかしながら、少なくとも現在公開されている日本陸軍の史料では、本車をさして「四式軽戦車 ケヌ」の呼称を用いたものは無い。日本陸軍の史料である「未完成兵器等一覧表」によると、「ケヌ」について、二式軽戦車 ケトの砲塔を改修したものとの記載があり、これは一式47 mm戦車砲を搭載したものであったと思われる。つまり、本車を「四式軽戦車 ケヌ」とするのは、戦後の米軍の調査資料における名称の取り違えが人口に膾炙した結果だ、と考えられている。
ただし、本車の実際の名称は判然としない。
一説では、「三式軽戦車II ケル」と呼ばれる車両が本車ではないかとされる。「未完成兵器等一覧表」によると、ケル車は、九五式軽戦車砲塔改修又は自走砲化であると記載されている。しかし、別の史料中では、同じ「九五式軽戦車砲塔改修又は自走砲化」という車両について、一式47 mm戦車砲を搭載すると明言されており、これが同一の車両を指すならば、本車とは異なる車両である。なお、この「九五式軽戦車砲塔改修又は自走砲化」について、当初は砲塔改修が本命であったため軽戦車であるケルの名称が付けられたが、何らかの不都合によって次善案であった自走砲化を採用することになり、それに当たって名称を変更したものが五式四十七粍自走砲 ホルではないかとする説もある。
また、本車の前段階として、九五式軽戦車の砲塔に直接57 mm砲を搭載した「三式軽戦車I ケリ」と呼ばれる車両があったことが知られている*5。従来説では、本車はその砲塔のあまりの狭さから不採用となっており、「四式軽戦車 ケヌ」の開発に進んだとされているが、この車両はあくまで、ケリ車の一案として試作されたものであり、チハ旧砲塔を搭載する本車が実際に採用されたケリではないか、と考えることも出来る。
情報提供
愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。