Tier 8 フランス 軽戦車 (略称: Lynx 6x6)
↑ 75 mm SA50L
初期状態。前身までより一気に近代的な外観になった。(史実的にはEBRよりも後の世代の車輌である)
↑ 90 mm D. 921 F1
中間状態。AML 90 Lynx、ERC 90 F1 Lynxの史実砲。
砲塔はAML 90 Lynxのものが搭載されているが、車体はその後継車輛のERC 90*1が使用されている。
↑ 90 mm CN 90 F3
最終状態。
車輪上の角ばった部分(スポンソン)には当たり判定はなく、車体は見た目以上に小さい。
スペック(v1.13.0)
括弧外は巡航モード時、[括弧内]は高速モード時の性能
車体
耐久値 | 920 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 13/13/13 |
最高速度(前/後)(km/h) | 58/40 [80/60] |
重量(初期/最終)(t) | 7.62/8.21 |
実用出力重量比(hp/t) | 34.71 [40.19] |
本体価格(Cr) | 2,350,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 装輪式軽戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm SA50L | 9.09 | APCR HEAT HE | 180 220 75 | 175 175 260 | 1,591 | 0.41 | 1.6 | 1,300 850 850 | 50 | 230 3,200 280 | 988 | -8°/+15° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
90 mm D. 921 F1 | 7.06 | AP HEAT HE | 175 207 75 | 240 240 320 | 1,694 | 0.41 | 1.8 | 1,150 850 840 | 38 | 350 4,000 440 | 1,390 | |
90 mm CN 90 F3 | 7.29 | APCR APCR HE | 182 223 75 | 240 240 320 | 1,750 | 0.4 | 1.6 | 1,163 1,163 930 | 38 | 374 4,800 440 | 1,600 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Panhard AML Lynx 6x6 | 16/13/13 | 60 | 310 | 1,850 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Peugeot PRV V6 F1 | 240 [275] | 20 | 400 |
---|---|---|---|
Peugeot PRV V6 F2 | 260 [300] | 20 | 400 |
Peugeot PRV V6 F3 | 285 [330] | 20 | 400 |
車輪
名称 | 積載量(t) | 車輪の最大 舵角(°) | 重量(kg) |
Panhard AML Lynx 6x6 | 8.3 | 20 [5.2] | 1,500 |
---|---|---|---|
Panhard AML Lynx 6x6 bis | 9.5 | 27 [6.4] | 1,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508 | 400 | 100 |
---|---|---|
EM3/R61 | 710 | 100 |
SCR-528 F | 745 | 80 |
乗員
1 | Commander(Loader) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator |
---|
拡張パーツ
Class3 | Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | × | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class1 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.81% | 4.48% |
移動時 | 18.81% | 4.48% |
派生車両
派生元 | Hotchkiss EBR(LT/104,400) |
---|---|
派生先 | Panhard EBR 90(LT/191,800) |
開発ツリー
75 mm SA50L (初期/80,000) | ━ | 90 mm D. 921 F1 (19,500/97,000) | ━ | 90 mm CN 90 F3 (23,400/114,000) | ||
Panhard AML Lynx 6x6 (初期/30,000) | ||||||
SCR 508 (初期/21,600) | ━ | EM3/R61 (6,600/38,000) | ━ | SCR-528 F (9,300/54,000) | ||
Peugeot PRV V6 F1 (初期/31,000) | ━ | Peugeot PRV V6 F2 (17,200/43,500) | ━ | Peugeot PRV V6 F3 (17,500/46,000) | ━ | Panhard EBR 90 (191,800/3,400,000) |
Panhard AML Lynx 6x6 (初期/20,000) | ━ | Panhard AML Lynx 6x6 bis (16,000/31,400) |
車両に関する変更履歴
v1.4.0 | 新規実装 |
v1.10.0 | 車輪破損時の機動特性を変更 |
v1.13.0 | サスペンションPanhard AML Lynx 6x6を搭載した際の移動時・車体旋回時の照準拡散を12%増加 サスペンションPanhard AML Lynx 6x6 bisを搭載した際の移動時・車体旋回時の照準拡散を12%増加 90 mm CN 90 F3の砲塔旋回時の照準拡散を25%増加 90 mm D. 921 F1の榴弾の貫通力を90mmから75mmに変更 90 mm CN 90 F3の榴弾の貫通力を90mmから75mmに変更 |
解説(v1.4.0)
- 概要
v1.4.0で追加されたTier8のフランス軽戦車。
1960年代、パナール社が開発・量産したAML Lynx装輪装甲車の6輪仕様の計画案である。ちなみにlynxは「オオヤマネコ」の意。
この車輌から装輪装甲車の機能である2種類の移動モード「巡航モード」と「高速モード」が使用可能になる。(モードの切り替えはXキー(デフォルトの場合)で行う。)
- 火力
俯角は前身から減ってしまっているが、それでも-8°と良好な数値である。
中間砲からは口径が90mmになり、大幅に火力が向上する。
ちなみに初期状態の車輪でも最終砲まで搭載することが可能である。この場合搭載できる拡張パーツは軽量のものに限られるが、幸い必須であるレンズ被膜は重量がない(0kg)ため搭載できる。また初期砲や中間砲でも十分に戦闘可能であることや機動力の強化が重要であることを考慮して、自分のスタイルに合った順序で開発を進めると良いだろう。- 75 mm SA50L
他の軽戦車の最終砲でも多く採用されている標準的な口径の初期砲。
Hotchkiss EBRの最終砲と比べて通常弾がAPCR、課金弾がHEATになり、貫通力もTier相応に強化されているため無理してフリー経験値を使い飛ばす必要はない。 - 90 mm D. 921 F1
一部の同格中戦車に並ぶほどの火力を持つ90mm口径の砲。
貫通力が更に上昇した非常に強力なHEを使うことができる。
反面、通常弾がAPになり(弾速低下)、貫通力も通常弾・課金弾ともに低下するため、最終砲を開発するまでは初期砲を運用する選択肢も考えられる。 - 90 mm CN 90 F3
やや重量は嵩むものの中間砲から順当に性能が向上しており、通常弾と課金弾がAPCRになり、格上相手にも十分対応が可能な貫通力を持っている。
中間砲と同様の高貫通HEも健在なので、紙装甲相手に短時間で大ダメージを与えることが可能である。
- 75 mm SA50L
- 装甲
13mmの装甲は無に等しく、砲弾を弾くことは不可能である。そのため耐久力の温存が非常に重要となる。戦闘中盤以降は強行偵察により戦況を動かすことができるので、耐久力の使いどころを考えて動くと良いだろう。
ちなみに耐久力は同格最低クラスであり、大口径のHE弾などを受け一撃で撃破されることもある。
- 機動性
本車はツリー内で最初となる移動モード切替機能を搭載した車輌である。移動モードには通常状態の「巡航モード」と、旋回能力が低下し直進能力が上昇する「高速モード」の2種類が用意されている。ちなみに転倒時は移動モードの切り替えができなくなる。
巡航モードでの移動は、前進速度58km/hと同格軽戦車の中でやや遅めであるが、巡航モードの一番の強みは、装輪車輌特有のクイックターンが可能である点と、高速モードに比べて旋回性能が高い点であり、市街地や崖道などの複雑で狭い場所を走る場合に加え、鈍足戦車に旋回戦を仕掛ける場面で活躍する。
高速モードは前進速度80km/h、後退速度60km/hと非常に高い数値に達する。一方でもともと高くない旋回速度は極端に低下してしまうため、複雑な地形や細い道を走るのには向いていない。開幕の要所確保や配置転換、敵から逃げる時の使用に適しているだろう。なお、高速モードでの旋回中に前進キーを離しても巡航モードのようなクイックターンはできないが、旋回能力はわずかに増すので角を曲がる時などに利用すると良いだろう。
高速ゆえに小さな障害物に当たるだけで跳ね上がり事故を起こすことも多い。地形の隆起を使った大ジャンプも可能であるが、着地に失敗してダメージを受けることも多いため、稜線を超えるときや段差を降りる場合などはわずかに減速する癖をつけておくとよい。本車は6つのタイヤを持つが、高速モードでは中央の2つのタイヤは使用しないため、高速モード中に中央のタイヤを破壊されても機動性には影響なく走り続けられるので、覚えておくと修理キットの温存に繋がるだろう。一方で、前後の車輪を破壊されると、移動速度に加えて旋回能力も大きく低下してしまう。破壊された個数や地形、乗員の負傷など条件が重なると全く旋回できなくなることもあるため、こちらは最優先で修理したい。
エンジンが損傷した場合も機動力に影響がでるが、意外にもトップスピードはある程度維持される。そのため、影響の大きいタイヤの修理を優先した方が良いこともあり、通常の軽戦車と大きく異なる点となっている。
耐久力の低さに加え、重量も最軽量クラスなので体当たりは厳禁である。軽戦車相手でも大ダメージを受けることがある。また、敵の自走砲や駆逐戦車の背面に密着する場合にも重量差と装甲の薄さに加え装輪車輌特有の操作性から、体当たりでダメージを受けやすいので、敵の背後を取るときも少し距離を置くと良いだろう。本車に乗るうえで最も難しいのは移動モードの切り替え判断である。高速モードは一見砲撃をかわすのに適しているように見えるが、実際は直線的な動きになるためフェイントがかけられず、熟練したプレイヤーならば偏差射撃で容易に当ててくる。また、敵との距離が100m以下の近距離になると、高速で移動していてもオートエイムで狙われると簡単に被弾してしまう。一方で巡航モードでは同格軽戦車には速度で及ばないため、やはりこちらも偏差射撃を受けやすいが、敵の砲撃のタイミングに合わせたクイックターンによる回避やフェイントはかけやすくなっている。特に斜面を走る時などは蛇行するように走ると、前後の動きに加えて上下の動きが加わるため、遠距離からの砲撃はかわしやすくなる。
- 総論
旋回能力の低さから機動力を活かしづらい本車であるが、地形をうまく活用することである程度は補うことができる。先述の斜面を利用した回避性の向上や、稜線から飛び出してのヒット&アウェイはその基本である。また、通常の車輌に比べて敵の配置に気を配ることが重要であり、孤立した鈍足車輌や奇襲できる敵がいないか、その後方に敵がいないかなどを常にミニマップで観察する癖をつけると戦果につながりやすい。
特に敵の戦線に穴がある場合は、高速モードで一気に侵入して自走砲や孤立した駆逐戦車を狩ることができる。装輪車輌以外では本車に追いつくことはできないので、敵の前線と後方が分離していないかを常に気にしておくとよいだろう(特に敗色濃厚な戦闘終盤などにチャンスが多い)。敵陣に侵入する場合や奇襲をかける際は脱出ルートも予め想定しておくことで、生存確率が上昇し繰り返し攻撃を仕掛けることができるようになる。
史実
AML装甲車(フランス語:l'AutoMitrailleuse Légère)は、Panhard(パナール)社が開発・製造した4x4駆動の偵察戦闘車(装輪装甲車)である。(パナールにおける社内コードはAML 245)
軽量・安価かつ高火力で、AML60/90シリーズ共に迅速な偵察行動と火力支援が可能であり、採用は30ヵ国以上、生産台数は4000両以上(南アフリカでライセンス生産されたEland(エラン)装甲車を含めると5000両以上)の装輪装甲車のベストセラーである。
本車はそのシリーズ車両の内、90mm砲を装備したAML 90の砲塔を改良したAML 90 Lynxと呼ばれた車両…のようだが車体は後継車両のERC装甲車のソレである。
ERC装甲車はパナール社が装甲兵員輸送車として1975年ごろに開発したVCR装甲車*2と共通のシャーシを採用した偵察戦闘車で、こちらはゲーム内同様の6x6駆動となっている。
この車体にAML 90 Lynxの砲塔を搭載したものがERC 90 F1 Lynxと呼ばれ、1979年のアルゼンチンをはじめとしてメキシコなど数か国に採用されている。
ゲームに登場する車両はこれに近い(中間砲が史実砲にあたる)。
ERC装甲車はAML装甲車の後継を担う事を狙ってパナール社で開発されたものだが、なぜWGがERCの車体にAMLの名前を付けたたのかは謎である。
ERC装甲車にさらなる火力を求めて砲塔をアップグレードしたのがERC 90 F4 Sagaie(サゲー)であり、その砲塔は本ゲームでは105mm砲に換装した上でEBR 105とBourrasqueの砲塔として登場している。
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- ELCから飛ばしてここまできたけど、高速乗りとしては面白い。ADのみで動いちゃうのがまだ慣れない。その場でハンドル切る感じになるとより操作しやすくなると思う。あと想像以上に脆いのが難しいところ -- 2019-02-10 (日) 23:26:03
- その場で旋回できないのでA・Dキーに前進を付け加えたんだろうね.後退時の左右操作を反転にしておくとW・Sを小刻みに押して狭い場所でも方向変えやすくなるよ(慣れれば通常の戦車でも前進後退の切り替え時にA・Dの切り替えが不要になる). -- 2019-02-11 (月) 20:06:19
- フロントラインモードではなかなか暴れてるね。リスポンあるぶんハイリスクハイリターンな浸透も試みやすいからだろうか -- 2019-02-11 (月) 12:29:19
- 車輛の解説に,公式による装輪車輛の解説ページへのリンクを追加しました. -- 2019-02-23 (土) 03:10:15
- 申し訳ありせん,寝起きでページを間違えていました.修正しました. -- 木主 2019-02-23 (土) 03:14:25
- 乗ってて気が付いたんだけど,中央の車輪を破壊されても高速モードならば速度低下が起きないっぽいね.タイヤをあげて使用してないからかな.中央のタイヤが破壊された場合は修理せず高速モードでしのぐのはありかも. -- 2019-03-02 (土) 17:04:13
- こいつの外見が近代的で好き、おまけにネコっぽい名前で第2の山猫みたいに感じる -- 2019-03-03 (日) 15:25:15
- 最終砲が次の車輌の初期砲と同じなんですが,最終砲を開発すれば次の車輌の必要経験値は減るんですっけ? -- 2019-03-05 (火) 22:48:51
- 残念ながら減らないです.... -- 2019-03-06 (水) 23:58:08
- なるほど記憶違いでした.ちなみに次の車輛を先に開発すると最終砲が付いてくるので,他車輛で開発した扱いとなりこちらの車輛の技術ツリーでは経験値が不要になるようです. -- 2019-03-07 (木) 00:56:32
- 残念ながら減らないです.... -- 2019-03-06 (水) 23:58:08
- 中間・最終砲は車輪の換装が必要って書いてあるけど、初期砲との差が402kg・612kgで、初期状態の余裕が8.3t-7.62t=0.68t=680kgだからいちおう初期車輪でも載せられないかね。 -- 2019-03-07 (木) 02:13:17
- 最終状態でも8.21なんだからそりゃ載りますね。書いた人は多分拡張パーツを装備してて勘違いしたんでしょう。 -- 2019-03-07 (木) 07:08:15
- 修正。 -- 2019-03-07 (木) 08:19:25
- ついでに最終砲まで搭載可能なことを追記しておきました.開発していた時は意識していませんでしたが,拡張パーツをとるか火力をとるか,または機動力を優先するかなど結構開発の自由度の高い車両ですね. -- 2019-03-07 (木) 11:19:13
- こいつらの最大の利点は横から撃たれても高確率で車輪でダメージ吸える -- 2019-03-10 (日) 15:59:33
- 解説の機動性に関する記述を追加.思いのほか長くなってしまった,,,. -- 2019-03-28 (木) 11:51:48
- 装輪という枠が固定されてしまって、絶対に勝てない同tierの課金車両に高確率でカチ合うのが絶望的に辛い。場所の取り合いで遭遇してしまうと一方的にやられるので、引き気味に構えることを強いられる。 -- 2023-06-25 (日) 12:45:58