Tier 7 ソ連 重戦車 IS-2(1945) /日本語表記: イーエース・ドゥヴァー
適用中は車両名が「IS-2 Berlin」となる。
この迷彩は第7独立親衛重戦車旅団のものである。白帯は対空識別用のもの。北極圏付近での戦闘も経験した部隊であり、赤星にはホッキョクグマがあしらわれている。
ソ連のTier7課金重戦車。ISの改良型である。
lS-2の登場により、ついに書記長シリーズがコンプリートされた。
IS, IS-2, IS-3, IS-4, IS-5(Object 730), IS-6(Object 252), IS-7, IS-8(T-10)と大家族である。
バンドルや限定オファーの形で何度か販売されている。
2021年5月7~13日に行われた「戦術的空中投下」イベントの報酬車輛。エンブレム1000個で交換可能。
基本性能(v6.10.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高速度 前進/後退 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 |
IS-2 | VII | ソ連 | 重戦車 | 1400 | 120/90/60 | 34/12 | 46.27 | 6,000 |
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実用出力重量比(hp/t) | 15.13 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VIII | 122 mm D-25T | 4.00 | AP APCR HE | 175 217 61 | 400 340 500 | 1600 1360 2000 | 0.44 | 3.1 | 28 | 1025 4000 10 608 | 2,590 | +25° -6° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VII | IS-122 | 140/90/90 | 22 | 240 | 7,500 |
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射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VII | V-2IS | 700 | 15 | 750 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VII | IS-2M | 48.40 | 26 | 11,500 |
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乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:なし
派生先:なし
関連車両:IS,IS-2(中国),IS-2 Pravda SP,IS-2Sh,IS-2 shielded
解説
基本的な性能はツリー上のIS重戦車と変わらないが、装甲や機動性に違いがある。
装甲
▷車体
車体は史実の後期型IS-2と同じ「直線化装甲」型(いわゆる「ローマ人の鼻」)。
車体正面上部は標準化込で220mm程度の防御力を持つ。ISと比べると、操縦手バイザーが固定化し均一な防御性能を得ており、ここに限れば同格の砲に対してある程度信頼できる。
しかし、正面下部は110mm相当であり致命的な弱点になっている。出来るだけ下部を隠す運用を心掛けよう。
さらに、切り欠きが100mmとISと比べて薄く、豚飯しても、射撃時には装甲圧160mm程度の箇所が出来てしまう。
側面は90mmと厚く豚飯が有効だが、切り欠き部分の傾斜が緩くなってしまうことや下部をそれほど増厚出来ないため昼飯は非推奨である。
▷砲塔
ISと同様の正面に対して丸みを帯びた形状で良好な避弾経始を持つ。バフもあって格下の通常弾に対しては十分に耐えうるようになったが、正面向かって左側の防盾脇に145mmの垂直部分が存在し課金弾を使われると簡単に貫通される。
当たり所が良ければ格上の課金弾ですら無効化するなど狙いが甘い弾は弾けることが多いが、狙う時間を与えてしまうと貫通されてしまう。
キューポラも垂直部分は比較的薄く、冷静に狙われると当てにならないのはISと同様である。
主砲
- 122 mm D-25T
史実砲。高い単発火力を持つが、DPMはかなり低く、精度や照準も劣悪とお馴染みのソ連砲となっている。
ISやIS-2(中国)と比べると弾種や数値がわずかに異なり、IS-2 Pravda SPとは完全に同じスペックである。
通常弾の貫通力は平均的であるが、課金弾は中華IS-2が250mmのHEATであるのに対し本車は217mmのAPCRとなっており、重戦車としても低めの数値となっている。
APCRゆえに砲弾調整搭載時の伸びも悪く(228mm)、Tiger IIなど硬めの格上重戦車と対峙した場合は側背面に回ることも考えよう。
DPMの低さから、ダメージレースは苦手で高い単発火力を活かすターン制の撃ち合いを求められる。
低い精度のみならず、弾速も遅いため遠距離戦では苦労を強いられる。その為市街地など平地の障害物を利用した接近戦が主となる。また、照準時間も長めで相手の弱点を狙うときは長く足を止める必要がある。
俯角は-6°取れハルダウンも可能だが、十分とは言い難く地形に十分気を配る必要があるだろう。
機動性
出力重量比15.13。ISの最終エンジンと同一であり、高い機動性を持つ。重戦車らしく前線を構築する、高い機動性を生かして敵の側面をとるなど必要に応じた柔軟な立ち回りが可能である。注意点として旋回性能がISと比べると低くなっている点があげられる。とはいえISほど小回りの効いた動きは難しいが、重戦車としては十分なものではある。
なお同格のIS兄弟(Lycan含む)の中では出力重量比が高いことに加え、走破能力も高いため加速性能は本車が最も優れている。
立ち回り方
基本はISと変わらない。トップTierとなった場合は、持ち前の機動力を生かして前線を張り、ヒット&アウェイでダメージを稼いでいこう。ボトムTierであれば、格上相手に無理に前線を張ろうとせず、敵の側面・背面からの攻撃など重・中戦車運用を交ぜることで味方をサポートしてあげよう。
特徴
長所
- 優れた単発火力
- 堅牢な砲塔装甲
- 高めの加速性能
- 安定性の増した車体正面装甲
- 優れたクレジット収支
短所
- 大きめのキューポラ
- 低めの耐久値
- 遅い照準速度と悪い精度
- 物足りない貫通力
- 劣悪な旋回速度
歴史背景
IS-2初期型 IS-1 試作はISにて。
85mm砲が標準装備であったIS-1に122mm砲を搭載した改良型が生産された。それがこのIS-2である。コンパクトな車体に122mm砲を搭載したことは車内を窮屈にしたため装填速度や装弾数の大幅な減少と、さらに砲弾も分離装薬式にしたため発射速度の低下を招いたものの、従来の85mm砲では貫徹が困難であったドイツ軍のティーガーI戦車の前面装甲を、距離1,000mで貫徹することが可能となった。
IS-1や初期生産型IS-2にある操縦手バイザー(直視型覗き窓)はほぼ垂直で弱点となっており、この部分が狙われて撃破されることが多発した為、より傾斜角の増した「直線化装甲」型へ車体前面を改良、その他、主砲防楯を幅広の新型に変更したり、砲塔上のペリスコープをイギリス製のコピーであるMK-4に変更した後期生産型IS-2が登場した(後期生産型を「IS-2m」とする資料があるが、これは戦後に西側が勝手につけた俗称である)。
ISシリーズ合計で約3,500輌が生産された。
Zh.Ya.コーチン技師を長とする、チェリャビンスク・キーロフ工場の第2特別設計局(SKB-2)によって開発された新型重戦車IS-85(オブイェークト237)は、スヴェルドロフスク(現エカテリンブルク)の第9ウラル重機械工場(UZTM)設計局のF.F.ペトロフ技師が、55口径85mm高射砲M1939(52K)を基に設計した51.6口径85mm戦車砲D-5Tを主砲に採用しており、1943年10月より量産が開始された。
しかし、直後に同じ85mm戦車砲D-5Tを装備するT-34-85中戦車が完成したため、より大柄なIS重戦車の主砲には85mm戦車砲では小さ過ぎると判断され、より強力な砲に換装されることになった。
新しい主砲には、ソ連海軍の100mm艦艇砲B-34をベースに開発された56口径100mm戦車砲S-34と、46.5口径122mm野戦加農砲A-19を戦車砲に改造したものが候補に上がり、S-34を装備する試作車IS-100(オブイェークト248)と、A-19を装備する試作車IS-122(オブイェークト240)が製作されて試験に供された。
その結果、装甲貫徹力については100mm戦車砲S-34の方が優れていたものの、この砲は開発されたばかりで早期の生産開始が困難であり、一方122mm加農砲A-19の方は、ほとんど改造を加えること無く85mm戦車砲D-5Tの砲架に搭載することができるという利点もあったため、結局122mm加農砲A-19を装備するIS-122重戦車が制式採用されることになった。
その後機密保持の目的から名称の単純化が決定され、IS-85重戦車は「IS-1」に、IS-122重戦車は「IS-2」へとそれぞれ改称されている。
IS-2重戦車の生産は1943年12月から開始されており、最初の内はIS-1重戦車と並行して生産されている。
1944年1月には主砲を、尾栓の型式を変更して発射速度の向上を図った43口径122mm戦車砲D-25Tに換装した改良型のIS-2重戦車が製作され、1944年2月から戦線に投入された。
この122mm戦車砲D-25Tは、戦後のT-10重戦車に至るまでIS重戦車シリーズの主砲として用いられた強力な戦車砲で、BR-471徹甲弾(弾頭重量25kg)を使用した場合砲口初速780m/秒、装甲貫徹力は射距離500mで172mm、同1,000mでも161mmに達し、射距離1,000mでドイツ軍のティーガーI戦車の前面装甲を貫徹することが可能であった。
さらに1944年4月には車体形状などを改良することにより、避弾経始の向上を図った改良型のIS-2重戦車が登場した。
この結果として、ほぼ垂直となっていた戦闘室前面の形状がなだらかなスロープを描くことになった。
また照準機の搭載位置が悪いため、主砲の防盾の幅が左側に延長されて照準機の位置が改められ、ペリスコープも新型に換装されている。
これらの改修を行って生産されたIS-2重戦車は、ロシア語で「改良」を意味する「modifikatsiya」の頭文字”m”が加えられて「IS-2m」と改称されることになった。
一部の車両では、従来のIS-2重戦車の車体に新型の砲塔を搭載して完成したが、これは車体より先に砲塔の方が生産体制が整ったことを意味している。
IS-2重戦車とIS-2m重戦車の正確な生産数は不明だが、1943年にIS-2重戦車が102両、1944年にはIS-2重戦車とIS-2m重戦車合わせて2,250両が完成し、1945年1~5月にかけてIS-2m重戦車が1,150両生産されている。
IS-2重戦車は1944年2月のコルスン包囲戦に初めて登場し、ドイツ軍のティーガーI戦車やパンター戦車を遠距離から簡単に仕留め、最大厚120mmの装甲のおかげで生残性も高かった。
以来IS-2重戦車は「猛獣殺し」と異名を取る活躍をし、ドイツ軍は本車との直接戦闘を避けるようになった。
<IS-2重戦車>
全長: 9.83m
車体長: 6.77m
全幅: 3.07m
全高: 2.735m
全備重量: 46.08t
乗員: 4名
エンジン: V-2-IS 4ストロークV型12気筒液冷ディーゼル
最大出力: 600hp/2,000rpm
最大速度: 37km/h
航続距離: 150km
武装: 43口径122mm戦車砲D-25T×1 (28発)
12.7mm重機関銃DShK×1 (945発)
7.62mm機関銃DTまたはDTM×2 (2,330発)
装甲厚: 20~120mm
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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