Tier 10 イギリス 重戦車
スペック
HP | 2,300 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 85/51/25 |
最高速度(km/h) | 46 |
重量/最大積載量(t) | 55/60 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.64 |
本体価格(シルバー) | 6,100,000 |
パッケージ
Chieftain E:255,000 S:6,100,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Chieftain | Leyland L60 No. 4 Mk. 13A | 120 mm Tank Gun L11A1 | Chieftain Mk. 6 | Chieftain Mk. 6 | 2,300 | C42/B47 AFV stations complete | |
750 | 40 / [34.29] | 250/140/30 | 750 | ||||
13.64 | 0.8/1.0/1.7 | 34 | 400 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
120 mm Tank Gun L11A1 | APCR APCR HESH | 1,050 12G 950 | 270 326 140 | 400 400 515 | 7.27 | 2,908 | 1.50 | 0.32 ? ? | 64 | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier10イギリス重戦車。
アップデート 3.3 Typhoonで新たに追加された。
戦後イギリスが運用したMBTA41 センチュリオンと重戦車FV214 コンカラーの統合を目的に開発された。
FV4202 (P)は開発上で生まれた姉妹のような存在。
同じ車体を使用してる車輌としてChieftain/T95がいる。
2021年10月のアップデートでHPが2,200から2,300 最高速度が42km/hから46km/h 実用出力重量比(hp/t)|13.66から13.64 キューポラ: 152 mm -> 230 mm 視認範囲: 390 m -> 400 m 旋回速度: 30 -> 34 主砲上部前面装甲: 140mm -> 185mm サイドスカート: 6 mm -> 20 mm プレミアム弾の貫通力: 310 -> 326 地形抵抗: 1.2/1.4/2.1 -> 0.8/1/1.7へと大幅変更された。
- 火力
- 120 mm Tank Gun L11A1
コンカラーの120 mm Gun L1A1とは異なる新型の120mm砲が搭載されている。
120 mm Gun L1A1と比較すると発射速度・照準時間が向上しており、DPMは2,908とT-62Aとほぼ同等。
装填時間は100%乗員+装填棒+換気扇+戦友込みで6.81秒まで短縮可能となっており、この場合のDPMは3,520に達しHTとしては驚異的な数値を誇る。
(2022年現在、スキルとオプションの仕様変更によりDPMはさらに向上している)
拡散率はコンカラーから据え置きとなっているが、照準時間は1.5秒に短縮されTier10車輌の中ではGrille 15やWT auf E 100の12.8cm砲と並んで堂々のトップ、精度も0.32と高めになっている。
おまけに俯角も-10度まで取れるようになり、砲塔旋回時の拡散も小さい事から近距離での咄嗟射撃から遠距離狙撃まで難なくこなせる非常に扱いやすい砲となっている。
砲弾には他のHTと異なりAPDSが使用されており、通常弾は初速1372m/s、貫通力270mmと高初速・高貫通力の物が使用可能となっている。
課金弾は初速1350m/s、貫通力326mmと初速が僅かに低下する代わりに貫通力が向上した物。
榴弾は高Tierイギリス戦車定番のHESHで140mmとかなり高い貫通力を持つが、初速は671m/sと低く弓形弾道となっているため偏差射撃時や遠距離目標への射撃の際には注意が必要となる。
この特性を踏まえた上で装甲の薄いLeopard 1やFV4005を見かけたら是非撃ち込んであげよう。
- 120 mm Tank Gun L11A1
- 装甲
- 車体
前面は上部85mm、下部76mmとHTにあるまじき薄さだが、砲塔付近だけは152mm~127mmとなっており、またその下の狭い範囲と車体両端は65度以上の傾斜がついた85mmなのでこの部分は同格の課金弾でも弾く可能性がある。
ただしそれ以外は傾斜の緩い先端部が91mm、中央の傾斜60度の部分が最大で178mm程度となっており、その左右の傾斜がやや強くなる部分でも196mmの厚さしかないために、貫通力200mm以上のAPを安定して弾くことは難しい。
また車体には弾薬庫*1が敷き詰められた状態で存在し、モジュール耐久値も低めとなっていることから貫通されるとほぼ毎回弾薬庫が損傷する。
更に履帯上の張り出しにも燃料タンクが収められている。
張り出しの装甲厚は114mm、傾斜がそこそこ急なので真正面なら弾くが、ほんの僅かに角度が緩くなっただけで容易に貫通される上にこちらもモジュール耐久値は低いので炎上する危険性が高い。
側面は上部が前部76mm、後部51mm、下部が51mm+装甲スカート20mm+履帯25mmで最大96mmとMT程度の厚みしかない。
スカートはHEやHEATに対して一定の防御力が期待できるが、それ以外の部分は口径次第では掠っただけでも容易に貫通される。
後面も25mmと非常に薄いため防御は全く期待出来ない。 - 砲塔
前面は向かって右側が250mm~175mmとなっており、傾斜込みで最も薄い部分でも298mm程度の装甲厚があり殆どの部分が300mmを超えている。*2
しかし、その反面左側の大部分を占める傾斜部の装甲厚は140mmしかなく、傾斜も54度と緩いため貫通力250mm以上であれば貫通可能。
キューポラは230mmであり、こちらも鉄壁とは言い難い。
真正面を狙われた場合、砲身下の垂直部は350mmあるためMTやHTのHEATは防げる。
一方で砲身上は傾斜50度の140mmで傾斜込みでも224mm程度と薄く、しかも貫通された場合には砲身が損傷する可能性がある。ハルダウンを駆使して戦っていこう。
- 車体
- 機動性
最高速度は46km/h*3でエンジン出力は750hpとコンカラーと比較すると200も低下してしまった。
だが、車体の旋回速度は同格HTの中で最も速く、地形抵抗も他のイギリスtiar10戦車と比較しても優秀。
オフロード走行、及びクラッチの名手を習得した状態であれば不整地でも最高速度を維持することが可能となっており、これらのスキルを取得した状態であれば総合的な機動力はコンカラーを上回る。
- 総論
砲性能はTier10車輌ひいては重戦車中でもトップクラスだが、装甲の薄さ故に正面から重装甲車輌の相手をする事は不得意。
HTに期待される前線構築にも向いておらず、Tier10中でもピーキーな性能を持つ。
アップデートにより手堅くまとまったSuper Conquero 後部砲塔のクセはあるがバランス型にのFV215b そして機動力と砲性能の本車両と明確な棲み分けが出来た。
要地の確保や弾受けは他の車輌に任せ、良好な俯角を活かしてハルダウンし被弾面積を減らしつつ前線かその一歩後ろから支援射撃を行う事で味方の援護をするのが基本的な運用となるだろう。
史実
FV4201 チーフテンは、主力戦車A41 センチュリオンとその支援用重戦車FV214 コンカラーを統合するという目的で開発が始まりました。
冷戦中、ドイツやフランスなどの西側諸国の戦車は対戦車ミサイルや歩兵用携帯対戦車火器の発達により「装甲防御力を強化するより機動力を高めて攻撃を回避する方が得策である」という設計思想の基に開発されるものが主流でした。
しかしイギリス陸軍は装甲防御力を犠牲にして機動力を強化する思想には、かつての巡航戦車の失敗から懐疑的であったため、乗員保護の観点からもチーフテンには最大で砲塔250mm、車体150mmという重装甲を持たせました。
主砲も当初はコンカラーの120mm L1を搭載することが要求されましたが、巨大すぎて難しかったので新型の120mm L11を搭載。
この砲は弾薬が分離方式で弾頭と装薬が分かれており、装填手の負担を軽減し砲塔への被弾による誘爆を防ぐよう配慮されていましたが、発射速度は低下してしまいました。
サスペンションは信頼性と整備性を重視し、センチュリオンで好成績を残したホルストマン方式を採用。
エンジンはL60対向ピストン式6気筒多燃料液冷ディーゼルエンジンを搭載しましたが、このエンジンは構造が複雑で信頼性に欠けていたため、後の改良で一般的なディーゼルエンジンに換装されました。
チーフテンは1963年から本格的に生産が開始され、改良を続けながら1970年代初頭まで量産。
その後も装甲や火器管制装置の改良が加えられ、後継のチャレンジャー1が登場するまでNATO軍の第一線で運用されました。
チーフテンは出現当初、時代の潮流とは異なる重戦車的な性格が強い戦車であったために注目を集め、ソビエト連邦軍はチーフテンの攻撃力と防御力の高さを非常に恐れたといいます。
特に冷戦期NATO軍の一員として西ドイツに駐屯するイギリス陸軍ライン軍団(British Army of the Rhine:通称「BAOR」)にセンチュリオンから更新配備された本車は、充分な抑止力として機能しました。
ゲーム中に登場する本車輌は一部性能がMk.2仕様となっているにも関わらずMk.6を名乗っていますが、これは当初Mk.2として作っていたものの、イギリスにおける調査でMk.2が現存していないことが発覚したため仕方なくMk.2の改修型であるMk.6(こちらは現存している)を名乗っているのだと思われます。
コメント
- アプデでスキルが変わったが長所が更に明確になったね。DPM4000 -- 2021-03-06 (土) 09:50:42
- DPM4000超えは脅威だ。弱点をキッチリ撃てるから更に使いやすくなった。調子に乗ってバカスカ撃ってるとすぐ死ぬが。 -- 2021-03-06 (土) 09:54:02
- 機動力について結構辛口な評価をされているようですが、加速が平均重戦車並なだけであり、クラッチの名手をつけた場合の車体の旋回性能は61式以上で、持ち前の砲精度の良さからグネグネ動きながらの射撃もバシバシ当てていける。重戦車や旋回遅い中戦車ぐらいなら強気に仕掛けてNDKすることも容易にできる。拡張パーツは射撃安定装置を着けると格段に扱いやすくなるさらに機動性向上パーツ2個積みで気持ちよく動くのでおすすめ茂みを -- 2021-06-17 (木) 09:12:36
- 遂に救済された -- 2021-10-27 (水) 01:04:07
- 明確な強みができる、というか全体的な性能の底上げがされるんだね。元々貫通以外の攻撃性能に癖のない操作性と、優秀な基礎があったし(実際強かった)DPMもそのままなら英国重戦車の中でも一番扱いやすくなるまであるかも…!? -- 2021-10-28 (木) 21:45:40
- 各性能修正しました。間違っていたらごめんなさい。 -- 2022-04-23 (土) 16:04:40