Tier 4 アメリカ 自走砲
スペック
車体
HP | 420 |
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車体装甲厚(mm) | 13/13/13 |
最高速度(km/h) | 56 |
重量/最大積載量(t) | 20.51/21.0 |
本体価格(シルバー) | 130,000 |
パッケージ
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Continental W-670 | 105 mm Howitzer M3 | T85E1 | M37D1 | 420 | 325 | |||||||
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262 | HE HEAT | 53 101.59 | 410 350 | 126 | 166 10G | 5.22 5.0 0.72 | 25 | --/--/-- | 16 | 340 | |||
105 mm Howitzer M4開発時 | Twin Cadillac, Series 44T4 | 105 mm Howitzer M4 | T85E2 | M37D1 | 325 | ||||||||
296 | HE HEAT | 53 101.59 | 410 350 | 126 | 166 10G | 5.22 4.5 0.70 | 28 | --/--/-- | 16 | 340 |
解説
- 概要
Tier4アメリカ自走砲。 - 砲
単発火力はプリーストそのままだが、装填時間が短縮されたことに伴い実質的な攻撃能力は向上していると言って良い。
初期砲も後期砲も単発威力・発射速度は同一だが、射程距離が大きく異なるため実際の戦い方は全く別物。
砲精度は微増、後期砲のみ照準速度がやや向上する。- Howitzer M3
射程約640m。射程が短いということは弾道が山なりになりやすいというメリットがある。
この特性は特に射程限界付近の距離で顕著になるため、初期砲を使用する場合は500~600m強の位置に居る敵が狙い目。
障害物に射線を遮られにくく、天板を撃ち抜く可能性も高くなるため、重装甲の敵や物陰に隠れて足を止めた相手に痛撃を与えやすい。
一方、弾速が遅く弾道が山なりになる関係で高速移動中の敵への偏差射撃や近距離での直射はやや苦手とする。 - Howitzer M4
射程約980m。だいたいのMAPは全域を射程内に収めることもできる。
初期砲に比べて照準速度・精度に優れるが、実際の散布界は距離に拠る部分も大きい点に注意。射程限界付近の敵への砲撃は、絞りきっても外すことが多い。
- Howitzer M3
- 防御
前身であるM7 Priestから見ると、特徴の一つと言えた部分的ながらTier不相応な重装甲部分がなくなっており、接近された際の脆さは平均的なSPGと同程度になってしまっている。
このため、プリーストであれば選択肢に入った被接近時の体当たりや思い切った接射といった行動は難しく、後述する足回りの鈍化とあわせて狙撃地点の選択や陣地転換には早めの判断が必要。
また車体正面のみならず全体的な装甲厚も大きく減少しているため、前身なら弾けた機関砲どころか榴弾も貫通するようになってしまっている。 - 足回り
搭載エンジンの出力低下によって実質の出力重量比の減少が著しく、動き出しや加速、登坂などの面でM7 Priestよりも鈍重となっている。
56km/hという最高速も下り坂やある程度平坦な地形を長距離走るような局面を除いて活かす機会はないだろう。 - 総論
Tierが上がって攻撃面は微強化されたが、代わりに前身の強みを削ぎ落されてしまったような性能と言える。
自走砲としては平均的な性能分布に落ち着いており、堅実な運用が求められる車輌となっている。
史実
M37自走榴弾砲は、アメリカ軍の105mm自走榴弾砲で、M7プリーストの後継として1943年6月10日から開発されました。
M24軽戦車を主力とする軽戦闘チームに所属して火力支援を行うのが主任務でしたが、開発中に重量別戦闘チーム構想の方は消滅してしまいます。
車体はM24の流用で、上部に装甲厚13mmの固定式オープントップ戦闘室を装着し、105mm榴弾砲M4(105mm砲搭載M4シャーマン戦車と同じもの)をM5砲架に搭載したものです。
射程11,160m、発射速度は最大毎分8発、持続毎分4発で、俯仰角はマイナス10.5度からプラス42.8度で、旋回角は左26.3度、右25.4度。M1HE(榴弾)、M67HEAT(成形炸薬弾:装甲貫徹力102mm)、M48弾底放出式発煙弾、M60WP(白燐発煙弾)など126発を搭載できます。
戦闘室外側にL字支柱が片側5本装着されていて、天幕を張ることができます。
車体右前部にはプリーストと似た自衛用12.7mm機銃搭載リングマウントを装備します。
エンジンはキャデラック44T2液冷4サイクル90度V型8気筒ガソリンエンジン(148馬力)を2基、トランスミッションはGM製流体継ぎ手付遊星歯車式オートマチック(前進2段・後進1段)2基で、最大時速56.33km/hを発揮しました。
ゲーム中ではエンジンが、後継のキャデラック44T4に変えられています。
1945年1月に制式採用され、10月までに316両が生産されて朝鮮戦争に投入されました。
その後はM52に後を譲って1960年頃に全て退役しています。
コメント
- 装填時間が短縮ってあるけど実際はプリーストの後期砲より4秒くらい長くなってるんだね -- 2017-05-16 (火) 19:30:10