Type 58

Tier VI 中国 中戦車

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スペック

車体

詳細

解説

• 概要
  Tier6中国中戦車。
  前身同様、―ライセンスなので当たり前だが―総合的には同格MTであるT-34-85によく似ている。
  とはいえ、只のコピーというわけでもなく、走攻に渡る細かな差異が重なりあい、T-34-85とは異なる運用を求められる戦車になっている。
   
• 火力
  初期砲・最終砲、いずれも典型的な低貫通・高DPM砲である。
  俯角が-5度しかないためハルダウン運用はより難しいものと覚悟しよう。
  • 85 mm S-53
    初期砲。
    頼りになるとは言い難い貫通力だが、ダメージは良好。
    精度も悪く、砲拡散も劣悪。特に車体旋回時の砲拡散は自走砲並みであり飛び出し撃ちの適性は低い。
    貫通力についても残念ながら最終砲になってもほぼ上がらない。
    最終砲になっても性能に劇的な変化がないため、開発を急ぐ必要は薄いかもしれない。
  • 85 mm 56-85JT
    初期砲の精度強化型。そのほかの性能はほぼ変化なし。
    同格戦車の正面装甲に対してはあまり貫通の目はないものの、貫通さえすれば高い攻撃能力を発揮する。
    弱点狙撃もありうるが精度はお世辞にも良いとは言えないため、おすすめしがたい。
    幸い総合的な機動力は悪くないため、側背面に回り込むことで貫通の低さは十分に補える。
     
• 装甲
  HPがT-34-85より多いが、装甲はほぼT-34-85と同じ。
  他方、車体は傾斜こそついてはいるが、肝心の装甲そのものが前面であっても薄く、基本的にあてにならない。
  角度が悪ければ格下にも簡単に貫通されるため、相手を選ばず昼飯の習慣をつけよう。
   
• 機動性
  研究を進めることで履帯性能は大きく向上し、旋回性能や悪路走破性能は同格上位のほう。最終的な出力重量比が少々低めで、上り坂に弱いきらいはあるものの、機動力という点で不足を感じる場面は少なくなるだろう。
  視界や隠蔽もTier6としてはそこそこ良好であるため、必要があれば偵察役を請負える。
   
• 総論
  抜きん出た長所こそ持たないが、高DPM・平均以上の機動力・ある程度のHPと、MTとして求められる性能を過不足なく満たす。
  中戦車らしい臨機応変な運用を心がけることで、T-34-85とは一味違った手ごたえを与えてくれるだろう。

史実

1950年代初頭、計1,800両のT-34-76およびT-34-85がソ連から中国に輸出された。
1954年、中国政府は、58式戦車 (Type 58) として、T-34-85の国内生産を1958年に開始すると決定。
しかし、製造が開始されることはなく、中国軍はT-34を改良して運用した。

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