1902年 大日本帝国 戦艦 三笠
日本ツリーの低ティア戦艦。βテスト終了報酬もしくは初回課金の特典としてのみ受取可能。ついでに50ゴールドも貰える。
特殊なアンロック方式だが、いわゆるプレミアム艦扱いではないのでREXP稼ぎには使えない。
基本性能は敷島の上位互換といったレベルに留まるので、河内などの弩級・準弩級戦艦と戦うのは少々荷が重い。性能面ではわざわざ課金してまで買う必要はあまり無いだろう。
どちらかというと、別目的(月間パスなど)で課金する際についてくるオマケ程度に考えておいた方が良い。
艦後方。「みかさ」の文字が刻印されている。
左舷側から。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1902 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 23785(20205) | 戦闘成績(BR) | 225 | ||||
無装甲排水量(t) | 7340 | 無装甲速力(kt/h) | 31.7(28.6) | ||||
基準排水量(t) | 15140 | 最大速力(kt/h) | 20.4(18.5) | ||||
最大排水量(t) | 15179 | 最大舵角 | 38.5(35.0) | ||||
可視距離(km) | 11.2(10.15) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 初回課金特典 | 購入費用 | 9500S |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 4.0 | 4.0 | 4.0 | 20 | ||
舷側部 | 9.0 | 9.0 | 9.0 | 20 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40口径 四一型 30.5cm 連装砲 | 1200 | 15.7 | 31 | 5 | 251 (187+8/20) | 50 | 80/80 | |||
45口径 四一年式 30.5cm 連装砲 | 1200 | 21.12 | 29 | 5 | 283 (203+8/20) | 48 | 100/100 | |||
1898年式 40口径 25.4cm 単装砲 | 1000 | 18.0 | 11 | 6 | 251 | 50 | 80/80 | |||
1898年式 40口径 | 800 | 18.0 | 13 | 6 | 207 | 50 | 80/80 | |||
45口径 四一年式 20.3cm 連装砲 | 800 | 18.0 | 11 | 6 | 251 (187+8/20) | 50 | 80/80 | |||
副砲(1~14) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
40口径 15.2cm 単装速射砲(ケースメイト) | 600 | 8.5 | 8.5 | 7 | 39 (15+4/50) | 50 | 150/150 | |||
40口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト) | 600 | 14.8 | 12 | 7 | 48 (30+3/50) | 60 | 150/150 | |||
40口径 三年式 14cm 単装砲(ケースメイト) | 550 | 15.8 | 10 | 9 | 45 (21+4/50) | 60 | 150/150 | |||
45口径 15.2cm アームストロング社製 単装砲 | 600 | 14.8 | 8 | 7 | 48 (30+3/50) | 58 | 150/150 | |||
50口径 三年式 14cm 単装砲 | 550 | 17.8 | 8 | 9 | 27 (21+1/30) | 68 | 90/90 | |||
副砲(15~26) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
40口径 7.6cm 単装高角砲 | 300 | 10.8 | 3 | 15 | 31 | 50 | 400/400 | |||
40口径 四一年式 7.6cm 単装砲 | 300 | 10.7 | 4 | 15 | 12 (2+1/20) | 60 | 100/100 | |||
副砲(ALL) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
50口径 12cm Mark3 単装砲 | 470 | 9.05 | 10 | 10 | 35 | 50 | 400/400 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(knt) | 基本弾数 | ||
45.7cm(18inch) 水中魚雷 | 3000 | 6.4 | 60 | 10 | 8 (5+1/1) | 35 | 3 |
※試験的に重量の詳細を表示(兵装自体の重量+1単位あたりの弾薬の重量/1単位の弾数)
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 副砲装填装置(副砲装填時間-20%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | ビルジキール(安定速+20%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-15%) | ||
Ⅱ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+15%) | 特殊塗装(隠蔽性+5%) | 方向舵(旋回抵抗-12%) | 高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-15%) | ||
Ⅲ | 照準システム(主砲射撃精度+10%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 変速機(加速性能+10%) | 傾斜装甲(装甲HP+10%) | ||
Ⅳ | 主砲装填装置(主砲装填時間-13%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 舵輪(最大舵角+10%) | 船体強化(HP+7%) | ||
Ⅴ | 射撃管制装置(主砲射程距離+12%) | 精密探信儀(強制発見距離+6%) | ボイラー(巡航速度+11%) | 船体強化(HP+9%) |
立ち回り
一度でも課金すれば必ず獲得できる限定艦だが、わざわざこのためだけに課金するには十分な性能とは言いがたい。概要の項でも触れたように、お得な月間利用特典のおまけとでも考えておこう。
最大排水量は少なく、低ランク艦の中では強力な河内やカイザー、ドレッドノートと比べると中途半端感が否めない。
主砲
敷島のラインナップと全く同じであり、運用はそちらの記事を参照されたい。
2基4門と斉射の弾数が少ないため、総合的にやや火力が不足している。とはいえ近距離戦ではやや不足気味の装甲を抜かれて大ダメージを受ける可能性も大きいため、敵との距離感が難しい。
敷島よりやや高速な点を活かして巡洋戦艦運用をする場合、単発火力については割り切って20.3cm連装砲を積み手数で攻め立てるという方法もある。
副砲
こちらもほぼ敷島同様。異なる点は全ての副砲に統一して『12cm Mark3単装砲』を搭載可能なところだが、射程9kmではほとんど出番はないので結局敷島と同じ選択をした方が射撃機会が多い。
いっそ射程や威力が不足する第15副砲以降は、それ以外の砲の照準の邪魔となるため外してしまった方が良いかもしれない。(それだけでかなり重量を浮かせることが出来る。)
もし搭載を検討するなら火力の高い『40口径 四一年式 7.6cm 単装砲』に換装し、副砲は単射に切り替えると撃ちやすくなる。
第1~14副砲の史実砲は射程が短いため、重量を削減しつつ火力・射程・装填のいずれも優れた『50口径 三年式 14cm 単装砲』に換装しよう。
本砲は副砲ながら射程がかなり長いため、主砲の装填中に撃つ余裕は十分にある。高めの貫通力からAP弾でも巡洋艦を貫通でき、命中すれば主砲火力の低さをカバーできる優秀な砲と言える。斉射数は片舷最大7門。
魚雷
片舵に2門ずつ搭載できる。ただし固定式かつ射程が産廃レベルで短いので使う機会はかなり限られる。
外してしまっても問題ないが、撤去で浮く重量は副砲とは違い微々たるもの。お守りとして持っておいても良いだろう。
装甲・機動性・隠蔽率
史実準拠で側面9インチ、副砲や魚雷を外して最大限強化してもせいぜい11~12インチ程度が限界である。
排水量のせいか装甲はそれほど載せられず、満載では機動性も18ノット程とかなり低くなってしまうため少々悩まされる。
逆に、装甲を半分くらいまで剥がすと23ノット程度まで改善するため、小柄な図体とも合わせてあえて巡洋戦艦のようにしてしまうのも一考である。
なお基本速度が敷島より速いため、弾数調整し装甲を全廃すると32ノットをも楽々超えて巡洋艦並みの機動力を手にすることができる。が、流石にここまでいくとネタの領域か。
舵反応や舵角は申し分ないが、旋回時の速度低下が激しいのも敷島と同じ特徴なので注意しよう。
その他
地味に低ランク戦艦の中で最長の視界を持つ。同じ戦艦相手には先制攻撃がしやすいのは一つの長所と言える。
総評
総火力・装甲・機動性のいずれも尖った強みの無い中堅の性能だが、砲の換装をしっかり、装甲と機動性は好みのプレイスタイルに応じて上手く調整すれば、状況によって活躍できる場面もあるだろう。
だが現状、低ティアは弩級戦艦や準弩級艦に支配されており、ここぞと言うときに力を発揮できないのが痛い……
東郷大将が乗った船を操艦できるというロマンはあるものの、いずれにせよ実戦では初心者向きの戦艦とは言い難い。
歴史背景
三笠(みかさ)は、大日本帝国海軍の戦艦で、敷島型戦艦の四番艦。奈良県にある三笠山(若草山)にちなんで命名された。船籍港は京都府舞鶴市の舞鶴港。同型艦に敷島、初瀬、朝日。1904年(明治37年)からの日露戦争では連合艦隊旗艦を務め、連合艦隊司令長官の東郷平八郎大将らが座乗した。現在は防衛省が所管し神奈川県横須賀市の三笠公園に記念艦として保存され、現存している。
日清戦争後、ロシア帝国に対抗するために日本海軍は軍拡を進めた。その中で『六六艦隊計画』(戦艦を6隻、装甲巡洋艦を6隻配備する計画)の一環、その最終艦として三笠はイギリスのヴィッカースに発注され建造された。
1899年(明治32年)1月24日バロー=イン=ファーネス造船所で起工。1900年(明治33年)11月8日進水。1902年(明治35年)1月15日から20日まで公試が行われ、3月1日サウサンプトンで日本海軍への引渡し式が行われた。建造費用は船体が88万ポンド、兵器が32万ポンドであった。