敷島

Last-modified: 2021-06-11 (金) 14:02:24

1900年 大日本帝国 戦艦 敷島型

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大日本帝国ツリーの低ティア戦艦。
以前は初心者狩り御用達であったが河内にその座を奪われた上に影が薄くなってしまった悲しいかな前弩級戦艦ゆえ、竣工から10年と経たずにこいつが激変させた時代の流れには逆らえなかった模様。
Ver.2.00.018のアップデート後はモデリングがバグって三笠のものになっていたが、Ver.2.00.024後に実施された小アプデにおいて無事三本煙突に戻り、しかも外観のディテールアップまでしてもらった。やったぜ。
なんだか第三煙突が艀に突き刺さってる気がするけどキニシナイ

他画像

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敷島の最初のモデリング。これが……
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暫くの間はこうなっていた。完全に三笠の色違いである。
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グラフィック修正後。Ver.2.00.032まで。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1900国家大日本帝国
艦種戦艦対潜×
耐久値21835(19850)戦闘成績(BR)230
無装甲排水量(t)7200無装甲速力(kt/h)29.7(26.8)
基準排水量(t)15000最大速力(kt/h)19.3(17.4)
最大排水量(t)15255最大舵角34.5(32.0)
可視距離(km)10.9(10.0)絶対視認距離(km)-
アンロック費70000S購入費用700S
100G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部4.04.04.020
舷側部9.09.09.020

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
40口径 四一型 30.5cm 連装砲120015.7315251
(187+8/20)
5080/80
45口径 四一年式 30.5cm 連装砲120021.12295283
(203+8/20)
48100/100
1898年式 40口径 25.4cm 単装砲100018.01162515080/80
1898年式 40口径 25.4cm20.3cm 連装砲80018.01362075080/80
45口径 四一年式 20.3cm 連装砲80018.0116251
(187+8/20)
5080/80
副砲(1~14)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
40口径 15.2cm 単装速射砲(ケースメイト)6008.58.5739
(15+4/50)
50150/150
40口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト)60014.812748
(30+3/50)
60150/150
40口径 三年式 14cm 単装砲(ケースメイト)55015.810945
(21+4/50)
60150/150
45口径 15.2cm アームストロング社製 単装砲60014.88748
(30+3/50)
58150/150
50口径 三年式 14cm 単装砲55017.88927
(21+1/30)
6890/90
副砲(15~26)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
40口径 7.6cm 単装高角砲30010.83153150400/400
40口径 四一年式 7.6cm 単装砲30010.741512
(2+1/20)
60100/100
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(knt)基本弾数
45.7cm(18inch) 水中魚雷30006.460108
(5+1/1)
353

※試験的に重量の詳細を表示(兵装自体の重量+1単位あたりの弾薬の重量/1単位の弾数)

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
副砲装填装置(副砲装填時間-15%)新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%)ビルジキール(安定速+15%)消火器(自艦火災継続時間-10%)
主砲装填装置(主砲装填時間-12%)特殊塗装(隠蔽性+5%)新型艦首(旋回抵抗-5%)傾斜装甲(装甲HP+9%)
射撃管制装置(主砲射程距離+10%)電波探信儀(理想発見距離+4%)変速機(加速性能+10%)船体強化(HP+10%)
改式榴弾(榴弾発火率+20%)電波探信儀(理想発見距離+5%)舵輪(最大舵角+8%)×
強化弾頭(装甲貫徹力+12%)精密探信儀(強制発見距離+5%)ボイラー(巡航速度+11%)×

立ち回り

戦艦らしい真っ向勝負を……と言いたいところではあるが、残念ながらマッチングの関係で弩級戦艦とも戦わされることがある。
この場合、まともに戦うとあっさりやられてしまう可能性が極めて高いので、距離を置いて転舵を繰り返して敵弾を極力回避しつつ相手にダメージを蓄積させるというストレスの溜まる戦い方を強いられる。
同格や巡洋艦相手ならば、それなりの撃ち合いを楽しめるだろう。
とにかく華々しい砲戦ができるかどうかは相手次第なので、艦影から見分けられるようにしておこう。
また戦艦の常として、魚雷を持つ駆逐艦の動向には気を配っておくこと。

主砲

艦の前部と後部に一基ずつ搭載している。
マッチする可能性のある格上の弩級戦艦と比べると手数でどうしても圧倒的劣勢になるので、極力全門斉射が可能な姿勢を確保したいところ。

  • 四〇口径 四一型 30.5cm 連装砲
    敷島の史実砲である。四十五口径と比べ射程が短く装填時間が微妙に長い。しかし砲塔旋回速度は四十五口径より優秀で、貫通力も微妙にこちらが上。中~近距離での戦闘をメインにするなら、重量面で若干のアドバンテージがあるこの砲も選択肢としては有用。
  • 四十五口径 四一年式 30.5cm 連装砲
    河内の史実装備である。上述の敷島砲と比べて重く、貫通力もやや低い。代わりに射程と装填速度に優れるので、遠距離から積極的に狙っていける技倆があるならこちらがおすすめ。

副砲

数は積んでいるが精度が低いため、基本的には敵艦への牽制・砲火補助用である。
射程の長いものを積んでおきたい。

  • 四〇口径 15.2cm 単装速射砲
    史実装備である。射程が短すぎてほぼ使い物にならないので、搭載はおすすめできない。
  • 五〇口径 三年式 14cm 単装砲
    射程、火力共に十分な性能を持つ優秀な副砲。年代的に20年近く先の球磨型巡洋艦の主砲である。
    少々嵩張るが、使いやすさで言えばダントツ。
  • 40口径 7.6cm 単装高角砲、四〇口径 四一年式 7.6cm 単装砲
    一部の副砲スロットにはこの2種しか装備できない。射程が短い上に精度が悪いので、装備しないのも選択肢に入る。
    装備するなら重量面に優れる後者がおすすめ。

魚雷

両舷に2基ずつ固定式で装備可能。狙いをつけるには艦を旋回させる必要がある。
射程も短く活用できる機会は限られるが、当たればそこそこの威力を発揮するので装備しておいてもいいかもしれない。

装甲

現在、購入時は無装甲状態となっている。
仕様変更前は甲板4インチ舷側9インチと前弩級戦艦としては標準的だった。
いずれにせよ戦艦としてはあまり厚いとは言えず、装甲耐久も今ひとつ。弩級艦と比べると排水量にも余裕がないため、張り方を工夫して対抗しよう。
装甲を全廃した巡洋戦艦運用も不可能ではないが、ある程度慣れたプレイヤーにはあっさり未来位置を読まれてタコ殴りにされるためネタの範囲である。

機動性

速力は低く、満載状態ではボイラーを載せても19ノットである。旋回は曲がり始めは早いものの、曲がり続けると速力が下がっていく事に注意。
装甲を全て外すとボイラー搭載状態で29ノット、弾数調整をすれば30ノットに手が届く。ただし旋回するとやはり急激な速度低下を招くので、巡洋戦艦運用をする場合は舵を切るタイミングに注意しよう。
旋回性能自体は小柄な艦体の恩恵かそんじょそこらの巡洋艦より反応が良いので、意外にも魚雷などは避けやすい部類。この点でストレスは感じないだろう。

総評

日本ツリー最初の戦艦だが、三笠共々、火力的には心許ない上に防御面もあまり頼りにはできない。ツリー上で次級に相当する河内の方が扱いやすく戦艦らしい戦いができるだろう。
AI相手ならともかく、対人戦で初心者が扱うには少々難しい戦艦である。経験を積んでから改めて低ティアで遊んでみたいと思ったプレイヤーがあれこれと工夫して楽しむための船と考えた方が良いかも知れない。


歴史背景

敷島型戦艦(しきしまがたせんかん)は日本海軍の前弩級戦艦。同型艦は「敷島」「朝日」「初瀬」「三笠」の4隻。本型は日本海軍がロシア海軍に対抗するために日清戦争後イギリスに発注した戦艦で、1900年から1902年にかけて竣工した。敷島型戦艦は当時世界最大の戦艦であった。なお副砲の配置と煙突の数の違いから「朝日」と「三笠」を準同型艦と分類する場合もある。
本型4隻とも日露戦争に参加し、富士級の二隻とともに第一艦隊第一戦隊を編成して日本海軍の主力として活躍した。「初瀬」は1904年5月15日に旅順港外で機雷に触れ沈没したが、残り3隻は黄海海戦、日本海海戦に参加して勝利に貢献した。その後ワシントン海軍軍縮条約により3隻とも軍艦としての保持をやめ「三笠」は記念艦に、「敷島」と「朝日」は練習艦となった。「朝日」は工作艦に改装され日中戦争と太平洋戦争に参加し、1942年5月26日、米潜水艦により撃沈された。「敷島」のみ終戦まで海軍に在籍していた。


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