1924年 大日本帝国 重巡洋艦 青葉型
日本ツリーの中ティア重巡洋艦。
古鷹型を改良して誕生した標準的な巡洋艦。酸素魚雷も搭載しており、この後の日本巡洋艦の親とでも言うべき存在だろう。砲の数こそ妙高には劣るが、妙高がただ単に多いだけである。
そこ!劣化妙高とか言うな!
古鷹型から受け継がれている日本重巡特有の艦尾のなだらかな傾斜。
全体的に滑らかな外観の船体と丸みを帯びつつも威厳を放つ艦上構造物を組み合わせたその姿は非常に美しい。
Ver.2.00.032までの母港画像。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1924 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
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艦種 | 重巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 22500 | 戦闘成績(BR) | 210 | ||||
無装甲排水量(t) | 2480 | 無装甲速力(kt/h) | 43.0(38.0) | ||||
基準排水量(t) | 7100 | 最大速力(kt/h) | 33.3(29.5) | ||||
最大排水量(t) | 9820 | 最大舵角 | 47.7(45.0) | ||||
可視距離(km) | 8.75 | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 420000S | 購入費用 | 4200S | ||||
740G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 1.4 | 1.4 | 1.4 | 35 | ||
舷側部 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 35 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
50口径 三年式 20cm C型 連装砲 (青葉/妙高砲塔) | 790 | 28.0 | 12 | 6 | 205 | 68 | 200/200 | |||
60口径 三年式 15.5cm 三連装砲 | 610 | 27.4 | 10 | 6 | 225 | 65 | 360(AA)/360 | |||
50口径 三年式 14cm 単装砲 | 550 | 19.1 | 6.8 | 9 | 36 | 65 | 160/160 | |||
50口径 三年式 14cm 連装砲 | 550 | 19.1 | 6.8 | 9 | 81 | 65 | 320/320 | |||
50口径 三年式 12.7cm 連装高角砲 | 500 | 18.26 | 12 | 9 | 30 | 65 | 300/300 | |||
50口径 三年式 12.7cm 連装砲 | 500 | 18.38 | 6 | 6 | 64 | 89 | 320/320 | |||
40口径 八九式 12.7cm 連装高角砲 | 280 | 14.8 | 4.3 | 7 | 60 | 10 | 425(AA)/425 | |||
45口径 三年式 12cm 単装砲 | 670 | 15 | 7 | 10 | 19 | 65 | 250/250 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
40口径 八九式 12.7cm 連装高角砲 | 280 | 14.8 | 4.3 | 7 | 60 | 10 | 425(AA)/425 | |||
45口径 三年式 12cm 単装砲 | 670 | 15 | 7 | 10 | 19 | 65 | 250/250 | |||
50口径 三年式 12.7cm 連装高角砲 | 500 | 18.26 | 12 | 9 | 30 | 65 | 300/300 | |||
50口径 三年式 12.7cm 連装砲 | 500 | 18.38 | 6 | 6 | 64 | 89 | 320/320 | |||
50口径 三年式 14cm 単装砲 | 550 | 19.1 | 6.8 | 9 | 36 | 65 | 160/160 | |||
50口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト) | 600 | 9.14 | 7 | 9.5 | 50 | 55 | 150/150 | |||
45口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト) | 600 | 14.8 | 12 | 7 | 48 | 60 | 150/150 | |||
45口径 四一年式 15.2cm 単装砲 | 600 | 20.5 | 6.5 | 7 | 45 | 50 | 175/175 | |||
1898年型 50口径 20cm 単装砲(ケースメイト) | 790 | 17.0 | 7 | 6 | 150 | 68 | 200/200 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(kt) | 基本弾数 | ||
61cm 八式 四連装(酸素)魚雷 | 4200 | 32 | 60 | 10 | 94 | 42 | 12 | |||
61cm 八年式 連装魚雷 | 4200 | 15 | 55 | 10 | 70 | 32 | 10 | |||
53cm 六年式 連装魚雷 | 3450 | 10 | 50 | 10 | 16 | 35 | 20 | |||
61cm 八式 三連装(酸素)魚雷(短射程) | 4200 | 10 | 60 | 10 | 80 | 43 | 25 | |||
61cm 八式 三連装(酸素)魚雷(長射程) | 4200 | 20 | 60 | 10 | 85 | 27 | 20 | |||
61cm 八式 三連装(酸素)魚雷(中射程) | 4200 | 15 | 60 | 10 | 90 | 35 | 25 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+10%) | 特殊塗装(隠蔽性+5%) | 制動機(後進加速度+12%) | 消火器(自艦火災継続時間-9%) | ||
Ⅱ | 主砲装填装置(主砲装填時間-9%) | 精密探信儀(強制発見距離+8%) | 新型艦首(旋回抵抗-10%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%) | ||
Ⅲ | 改式榴弾(榴弾発火率+18%) | × | 変速機(加速性能+10%) | 高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-10%) | ||
Ⅳ | 魚雷次発装填装置(スキル『魚雷次発装填装置』アンロック) | × | 舵輪(最大舵角+6%) | × | ||
Ⅴ | × | × | ボイラー(巡航速度+13%) | × |
※本艦以降、日本の重巡洋艦は史実通り全て『魚雷次発装填装置』のスキルを有することとなる。
立ち回り方
長射程の魚雷で戦艦の進路を妨害、可能なら打撃を加えつつ、主砲で駆逐艦、巡洋艦へ攻撃することが基本となる。
やっぱり妙高の方が強い
艦体は青葉の方が妙高より小柄であり、視界も実は本艦の方が広い。この長所を活かすように立ち回ろう。脆い本艦では接近戦は厳禁である。
主砲
選択肢は無闇と多いが、実用的なものは少ない。
史実準拠にすると、20cm連装砲を艦体前部に二基、後部に一基の合計六門搭載となる。砲性能そのものは精度・貫通力・装填時間など全体的に良好であり、撃ち込み続ければ戦艦に対してもダメージを与えることができるが、いかんせん門数が少ないため火力不足気味である。
もう一つの選択肢として、本艦は最上の軽巡洋艦時代の主砲である60口径15.5cm三連装砲を搭載可能。これは妙高にはない特徴であり、単発威力と貫通力が落ちるデメリットこそあるものの、砲門数は1.5倍の九門に増強できる。扱いやすいのはこちらの方かもしれない。
自分にとってどちらが良いかはプレイスタイルと相談しよう。
副砲・対空
現状空母がいない中ティアの艦ではあるが、機銃を装備している。また、副砲として手動対空に対応した八九式連装高角砲も搭載可能。
なお、主砲として上記15.5cm三連装砲を積んだ場合はこちらも手動対空に対応しているため、それなりの対空弾幕は張れる。とは言え、高ティアに出張して防空の役割を果たすことは困難だろう。
連装高角砲は対空射撃できるという点以外は最低レベルの性能しかないので、中ティアで副砲として扱うぶんには三年式12.7cm連装砲の方が良いかもしれない。いずれにせよ副砲スロットの悪影響で砲撃精度が極めて低区なっているため、大型艦への放火補助程度にしか役に立たない。
魚雷
片舷一基ずつ魚雷発射管を装備している。日本艦にしては少ない他国の巡洋艦を見回せば平均的。
しかしそれより重要なことは、日本の巡洋艦がこの青葉以降、伝家の宝刀 超長射程酸素魚雷 を装備可能となり、さらにスキルの『魚雷次発装填装置』を使用可能となる点である。中ティア艦である青葉と妙高は高ティア日巡とは違い四連装魚雷しか選択できないが、基本的に長射程酸素魚雷ではこの四連装魚雷が取り回しが良いので問題ないだろう。32kmもの射程と40ノットの高雷速は、中ティアでは少々OPに感じられるほど高性能である。
スキルに関しては、再使用に120秒のチャージタイムが必要であるものの、使用すれば魚雷の連続発射が可能となる。ここぞというタイミングを見計らえば敵艦に大打撃を与えられる。
注意しないといけないのは、ばら撒きすぎて弾切れを起こすことだろう。射程が飛躍的に伸びたぶん発射機会も増えているわけで、無計画に撒いているとすぐに魚雷が底をついてしまう。
装甲
非常に薄い。まともに撃ち合いしようものなら、重巡はおろか軽巡を相手にしてさえ直ぐに装甲を破壊されかねない。まして戦艦相手は厳しく、一回弾受け出来れば僥倖程度に考えておくのが無難である。
いっそのこと最低限まで落とし、機動力を高めてしまっても良いかも知れない。
機動性
巡洋艦としてはかなり良好。装甲を取り払っていけば40ノット以上という高速を叩き出すことも可能となる。
さらにカタログスペック上では日本艦トップの旋回性能を誇る……が、旋回による速力減衰が激しく、旋回直後を狙われると容易に被弾してしまうため、これに関しては逆に足枷となる場合がある。逆に言えば、敵艦の発砲直後に急転舵することで偏差を狂わせるトリッキーな動きも不可能ではない。
総評
重巡洋艦ではあるが、防御面でも機動性でも軽巡に近い特徴を持つ。そもそも建造された時には重巡洋艦という艦種区分が無かったわけだが
真っ向勝負で他の重巡洋艦と撃ち合いをすると、装甲の不足から不覚を取る可能性も高い。戦艦相手はなおさらであり、無茶な挙動は禁物。
一方で格下に対しては制圧力が高く、酸素魚雷の恩恵で序盤から牽制雷撃も積極的に行っていけるなど味方の援護役としては中々優秀な艦である。主砲選択によるカスタマイズ性も高い。
やや玄人向きの巡洋艦ではあるが、癖をしっかり掴んで乗りこなせば戦場を引っ掻き回すことも可能な面白い船と言える。
歴史背景
青葉型重巡洋艦(あおばがたじゅうじゅんようかん)は大日本帝国海軍の重巡洋艦。同型艦は2隻。
先に日本海軍において建造された古鷹型重巡洋艦は、20cm単装砲6基を有し他国の巡洋艦を圧倒したが、主砲弾の装填を半人力式としたために装填速度が遅いという欠点を抱えていた。
ワシントン海軍軍縮条約において、「補助艦艇は排水量1万トン、主砲最大20.3cm以内」と定められ、その範囲内で欠点の解消と、さらなる火力強化のために古鷹を改設計する事となった。こうして建造されたのが青葉型重巡洋艦である。
【同型艦】
●ネームシップ:青葉
1927年9月竣工
1945年7月戦没
●2番艦:衣笠
1927年9月竣工
1942年11月戦没