1909年 アメリカ合衆国 駆逐艦 スミス級
アメリカツリーの低ティア駆逐艦。
低ティアにして4インチ砲4門、そして三連装魚雷4基を搭載している火力お化け。
史実では単装魚雷4基だったはずなのだが……
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1909 | 国家 | アメリカ合衆国 | ||||
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艦種 | 駆逐艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 8500 | 戦闘成績(BR) | 90 | ||||
無装甲排水量(t) | 595 | 無装甲速力(kt/h) | 30.9(27.6) | ||||
基準排水量(t) | 700 | 最大速力(kt/h) | 28.1(25.1) | ||||
最大排水量(t) | 900 | 最大舵角 | 40.0 | ||||
可視距離(km) | 8.1(7.5) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 100000S | 購入費用 | 1000S | ||||
200G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 5 | ||
舷側部 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 5 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
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50口径 10.2cm(4inch) Mk.9 高角砲 | 400 | 15.92 | 6.6 | 10 | 25 | 66 | 200/200 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(kt) | 基本弾数 | ||
21インチ Mk.8 三連装魚雷(Mod zero) | 3450 | 15.43 | 50 | 10 | 45 | 27 | 15 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 魚雷発射管旋回装置(魚雷発射管旋回速度+12%) | 特殊塗装(隠蔽性+7%) | 制動機(後進加速度+10%) | 消火器(自艦火災継続時間-10%) | ||
Ⅱ | 魚雷装填装置(魚雷装填時間-10%) | 特殊塗装(隠蔽性+8%) | 副舵輪(横滑り防止+10%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%) | ||
Ⅲ | 魚雷発射管(魚雷射程距離+9%) | 電波探信儀(理想発見距離+4%) | ビルジキール(安定速+10%) | 鋼鉄甲板(榴弾被弾ダメージ-7%) | ||
Ⅳ | 魚雷動力装置(魚雷速度+16%) | 電波探信儀(理想発見距離+4%) | 変速機(加速性能+10%) | × | ||
Ⅴ | 強化魚雷弾頭(魚雷浸水時間+10%) | 精密探信儀(強制発見距離+14%) | ボイラー(巡航速度+12%) | × |
立ち回り
本艦の立ち回りは、他の低ティア駆逐艦とは完全に異なったものとなる。
機動性の低さと大きめの艦体のせいで敵主力艦暗殺は困難だが、異常なまでに突出した魚雷装備はそれを補って余りある攻撃能力と妨害能力を持たせてくれる。
被弾しないように島陰なども活用しながら不規則な蛇行を繰り返し、射程に入ったら敵艦隊の進路上に向け魚雷をありったけバラ撒いて魚雷網を敷いてやろう。
なお本艦より高速で砲戦能力が高い筑摩や、弾幕で圧倒してくるセントルイスなどの巡洋艦は天敵なので要注意である。
主砲
4インチ砲を4基搭載できる。精度は良好。同格駆逐艦と比べ装填時間が長いが門数で勝るので対駆逐艦能力は十分だろう。
装甲が厚い巡洋艦や戦艦を撃ち抜く程の性能ではないので過信は禁物。
魚雷
三連装魚雷を左右に2基、合計4基12門と同格駆逐艦と比べ圧倒的……どころかもはや次元が違うレベルの強力極まりない雷装が特徴。火力部品も魚雷性能向上に振り切れており、ここまで来るといっそ清々しい。
魚雷は威力も高く射程も十分、装填時間も50秒と悪くはない。欠点は雷速がデフォルト状態で27ノットとかなり遅いことだが、部品開発を行うことで31ノットまで増速できるので多少使いやすくはなるだろう。
立ち回りの段にも記したが、暗殺型駆逐艦とは根本的に使い方が異なる。一発必中ではなく数で押し包むこと、敵艦隊の牽制と妨害をすることを第一に考えよう。
混戦になったら突入して近距離雷撃を狙っても良いが、それ以外の場面では本艦の危険性から真っ先に狙われる可能性が高いので目立つ行動は控えよう。
装甲
購入時仕様変更前のデフォルト状態では甲板0.1インチ、舷側装甲0.5インチと低ティア駆逐艦としては並かやや厚めだった。現在は無装甲状態での購入となる。
装甲を盛っても防御力は期待出来ないので、部品開発可能な鋼鉄甲板の「榴弾ダメージ軽減」効果のみ無駄にしないよう最低限だけ残し、それ以上は軽量化のため張らないでおくという手もある。
機動性
重武装と引き換えに機動性はかなり低い。デフォルトでは最大速力25.5ノットしか発揮できず、旋回も鈍い。部品のボイラーを開発すれば28ノットまでは持っていけるが、これでも対人戦では的になる可能性が高い。
装甲を減らし、無駄な弾薬を削減して軽量化する事を強くおすすめする。部品開発以外にも船員を乗せる等である程度の改善は可能だが、それでも機動性を補う事は難しい。
最終手段として武装を降ろして軽量化する手もあるが、戦闘能力を下げることに直結するので注意。
総評
駆逐艦としては機動性と操作性の悪さが気になる。同格駆逐艦である龍江や春雨、スウィフトのように機動力を活かした戦闘は難しい。
一方で、魚雷弾幕による面制圧能力は他国の駆逐艦の追随を許さない。進行方向に複数本の魚雷が向かってくれば機動力の鈍い戦艦は砲戦より回避に意識を持っていかれ、行動に大幅な制約を課される。そのぶん味方艦隊が動きやすくなるため、サポート能力という点でも極めて優秀。
他の同格駆逐艦と性格が余りに違いすぎるため、独特の癖に慣れないうちは扱いが難しいだろう。しかし、動かし方を呑み込めばたった一隻でも敵チームにとって重大な脅威と化す底力を秘めている優秀な駆逐艦である。
中ティア・高ティアで駆逐艦に乗る際にも、牽制としての魚雷の使い方を本艦であらかじめ覚えておくと役に立つ。