1940年 ドイツ帝国 戦艦 ビスマルク
ドイツツリーの高ティア戦艦。
大英帝国が誇る最新鋭戦艦プリンス・オブ・ウェールズを撃退した上に巡洋戦艦フッドを一撃で海の藻屑にし、その後イギリス海軍が総力を挙げて行った復讐追撃戦においては魚雷で損傷した上に散々砲撃を浴びたにも関わらず沈没するまで驚異的な粘りを見せ、欧州最強の名を欲しいままにした。
実際のところはビスマルクの装甲が最も効果を発揮する近距離での砲撃戦であった上に、フッドの敵討ちに燃えたイギリス軍が必要以上に撃ち据えただけの話であり、戦闘力そのものは戦艦ロドニーの16インチ砲弾を被弾したことで早々に失われていた
アップデートVer.2.00.033にて全体的な色調補正とグラフィックの改善、史実迷彩の柄の変更が行われた。
体力増加+8%の効果のある史実迷彩。接近戦番長のビスマルクにはありがたい効果である。ビスマルクと聞けば、やはりこのバルト海迷彩を塗装された姿を思い浮かべる人も多いかも知れない。
艦首部のハーケンクロイツは鉄十字に修正され、自然な装飾になった。
可視距離増加+5%の効果のあるデジタル迷彩。
ビスマルクは元々視界が広いため、この迷彩を装備してアウトレンジ攻撃で敵艦を削るという戦い方も出来なくはない……敵の観測機を落とせればの話ではあるが。
以下、Ver.2.00.032までの画像。
青灰色に近い船体色と軍艦色の砲塔の色調が合っておらず、やや不自然な印象を与えていた。
以前のバルト海迷彩。艦首のハーケンクロイツは大人の事情で十字部分が削除された状態になっており、何だか良く分からない装飾と化してしまっていた。
基本性能
※数値は全て初期値
年代 | 1940 | 国家 | ドイツ帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 35784(31950) | 戦闘成績(BR) | 430 | ||||
無装甲排水量(t) | 25780 | 無装甲速力(kt/h) | 35.3(32.1) | ||||
基準排水量(t) | 41700 | 最大速力(kt/h) | 27.8(25.1) | ||||
最大排水量(t) | 50900 | 最大舵角 | 42.0(38.0) | ||||
可視距離(km) | 13.1(12.0) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 1400000S | 購入費用 | 14000S | ||||
2480G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 4.7 | 4.7 | 4.7 | 30 | ||
舷側部 | 13.0 | 13.0 | 13.0 | 30 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
52口径 38cm SK C/34 連装砲 | 1500 | 36.52 | 26 | 5 | 1372 | 85 | 200/200 | |||
52口径 28cm SK C/34 三連装砲 | 1100 | 36.47 | 24 | 6 | 642 | 70 | 90/90 | |||
副砲(All) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
65口径 10.5cm SK C/33 連装砲 | 210 | 17.7 | 6 | 10 | 47 | 20 | 400(AA)/400 | |||
45口径 10.5cm SK l4 単装砲 | 410 | 16.0 | 7 | 10 | 19 | 65 | 250/250 | |||
65口径 10.5cm SK l40 単装砲 | 410 | 15.0 | 7 | 10 | 19 | 65 | 250/250 | |||
副砲(1~6) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
55口径 15cm SK C/28 連装砲 | 590 | 22.0 | 10 | 8 | 128 | 85 | 200/200 | |||
55口径 15cm Tbts KC/36(T) 連装砲 | 590 | 23.1 | 8.5 | 8 | 73 | 41 | 60(AA)/60 | |||
15cm SK 艦砲 | 400 | 15 | 10 | 10 | 15 | 65 | 250/250 |
艦載機
機種 | 名称 | 耐久 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 海面視界 (km) | 空中視界 (km) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水偵 | Ar196 A-5 | 610 | 325/475 | 985 | 311 | 9.5 | 3.7 | 3 | 120 | 220lb 爆弾 | 600 | 100 |
※最大搭載数4機、パイロット数3名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 副砲装填装置(副砲装填時間-15%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | ビルジキール(安定速+15%) | 側面装甲帯(被雷ダメージ-18%) | ||
Ⅱ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+12%) | 電波探信儀(理想発見距離+4%) | 新型艦首(旋回抵抗-10%) | 傾斜装甲(装甲HP+12%) | ||
Ⅲ | 主砲装填装置(主砲装填時間-15%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 変速機(加速性能+10%) | 船体強化(HP+12%) | ||
Ⅳ | 射撃管制装置(主砲射程距離+8%) | × | 舵輪(最大舵角+13%) | 強化装甲(装甲硬度+10%) | ||
Ⅴ | 強化弾頭(装甲貫徹力+10%) | × | ボイラー(巡航速度+11%) | ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック) |
立ち回り方
主砲
同格に多数いる40cm級主砲搭載戦艦と比べると火力そのものは劣るが装填が早く、精度も高い。H級以上に手数で勝負する船といえる。砲の旋回も速めで全般的に取り回しが良い。
また、装填の早いグラーフ・シュペーの28センチ三連装砲にも換装することができる。威力と装填速度の速さを兼ね備えた優秀砲ではあるが貫通力は低めで、大和やアラバマなどの比較的よく戦場で見かける重装甲艦に対しては分が悪い。
史実砲とどちらを選ぶかは戦い方によって決めよう。
副砲
数は積んでいるものの、15cm砲以外の火力はあまり期待出来ない。15cm砲については命中すれば巡洋艦に対しても痛打を与えうる。
副砲ゆえの精度の低さはどうしようもないが、いずれにせよ駆逐艦への威嚇や敵艦への放火補助程度なら可能。
魚雷
そんなものはなかった、いいね? 第二次大戦型の戦艦として無い方が当たり前です……と思いきや、妹のティルピッツは魚雷発射管を装備している。姉の立場や如何に……。
航空兵装
Ver.2.00.026のアップデートで遂に観測機を搭載可能になった。最大搭載数は4機だがパイロットは3人なので、2機・1機・1機の三部隊か2機編隊二部隊で運用することが多くなるだろう。
Ar196は攻防能力こそ高いものの視界が狭いため、観測射撃そのものにはあまり向いていない。敵観測機に対する牽制や排除を主眼に動かした方が良いかもしれない。
対空
かつては当たらない高角砲だけに頼って逃げ回るだけであったが、機銃や手動対空砲火が実装されたため防空能力は多少改善した。
副砲スロットの全てに手動対空に対応した砲を搭載することができるので、しっかり狙えば射程に入ってきた観測機を撃墜することは充分に可能である。ただし威力の問題もあって空母艦載機の編隊相手は荷が重い。基本的に味方航空機の傘の下からは離れないようにしよう。
装甲
ドイツお得意の第一次大戦から進歩していない装甲配置のおかげで、近距離では数値以上に堅い船になり得る。(どういうわけか後発のH39より厚くできる)
どんな戦艦にも言えることだが、被弾しやすい舷側中央と甲板中央は厚めに張っておいた方が生存率は上がる。
機動性
デフォルト状態ではボイラー込みで28ノット弱。
満載するとボイラー無しでは21ノット、ボイラー搭載しても23ノットとサウスダコタ並みに鈍足になる。多少装甲を削っても前述の通り堅いので、自身のプレイスタイルと相談しよう。
旋回も数値的には水準以上だが良好とは言い切れず、雷撃には要注意。間違ってもシャルンホルストと比較してはいけない。
総評
堅さを活かした接近戦を得意とするいかにもドイツらしい艦。
H級に比べ速力で劣り装甲で勝るため、いかに相手に近づけるかが鍵となる船である。
妹艦と比較すると魚雷が無いことや機動力の差により総合的にはほぼ下位互換になってしまうが、ビスマルクの方が部品の恩恵で主砲DPMについては勝っており、かつ戦闘成績は低めに設定されているためバランスは取れている。
速度の面でやや不安はあるものの、それ以外は堅固な防御と38cm砲の連打で格上艦に対してでも互角に戦える優秀な戦艦である。
歴史背景
ビスマルク級戦艦(Schlachtschiffe der Bismarck-Klasse)は シャルンホルスト (Scharnhorst) 級戦艦に引き続き、ドイツ海軍が第二次世界大戦中に竣工させた最初にして最後の超弩級戦艦である。
一番艦のビスマルクは1936年7月1日に起工、1940年8月に竣工した。二番艦ティルピッツは1936年11月に起工し、1941年2月に竣工した。
ドイツは1935年3月ヴェルサイユ条約を破棄し、同年5月18日に英独海軍協定を締結した。そして、協定に沿った建艦計画を同年中に立て、北大西洋を見据えた長距離行動が可能な装甲艦を基本に置いた艦隊の編成を計画した。その中で仮想敵国であるイギリス、フランス(両国は同盟関係でもあった)の阻止攻撃から通商破壊作戦に当たる艦船を防衛するために、戦艦艦隊の必要性が認識され、本級が建造された。後のZ計画もこの構想を拡大した形で引き継いでいるが、同計画が目標とした1945年の対英戦準備完了時点を想定した構想では、本級とシャルンホルスト級を中心とした艦隊が北海で睨みを効かせ、イギリス艦隊を本国海域に拘束する計画となっている。通商破壊は装甲艦など他艦の役目であり、イギリス海軍が船団護衛や通商破壊艦狩りに兵力を分散配置した場合には、H級戦艦を中心とした別の水上艦隊を大西洋に出撃させることになっていた。
コメント
- ーTESTー -- 2017-06-25 (日) 21:43:23