1933年 フランス共和国 駆逐艦 ヴォークラン級
Ver.2.00.031のアップデートで追加されたフランスツリー高ティア駆逐艦。
爆雷を四発連続投射可能な現状唯一の駆逐艦。ただしそれ以外の性能は凡庸なので注意Ver.2.00.034にて史実同様の快速と高機動性を手にした。
Ver.2.00.032までの母港画像。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1933 | 国家 | フランス共和国 | ||||
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艦種 | 駆逐艦 | 対潜 | ○ | ||||
耐久値 | 23850 | 戦闘成績(BR) | 215 | ||||
無装甲排水量(t) | 2055 | 無装甲速力(kt/h) | 44.6(42.5) | ||||
基準排水量(t) | 2475 | 最大速力(kt/h) | 41.3(39.3) | ||||
最大排水量(t) | 3140 | 最大舵角 | 64.3(59.0) | ||||
可視距離(km) | 8.1(7.6) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | -S | 購入費用 | 5000S | ||||
900G | 購入費用 |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 20 | ||
舷側部 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 20 |
搭載武装
※購入時は非武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
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1~5 | 1927年型 40口径 138.6mm 単装砲 | 546 | 16.6 | 4.8 | 15 | 23 | 69 | 125(AA)/125 | ||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(kt) | 基本弾数 | ||
1~3 | 54.5cm 連装魚雷 Type 19DT | 3650 | 6.0 | 60.0 | 10 | 96 | 55 | 6 | ||
3 | 54.5cm 三連装魚雷 Type 23DT | 4500 | 13.0 | 60.0 | 10 | 117 | 39 | 9 | ||
爆雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
1~4 | 爆雷 | 2800 | 0.0 | 10 | 5 | 7 | 100 | 10 | ||
5,6 | ヘッジホッグ Mark11 | 250 | 1.8 | 75 | 4.2 | 4 | 100 | 48 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 射撃管制装置(主砲射程距離+8%) | 電波探信儀(理想発見距離+7%) | 注排水装置(スキル『機関全速』アンロック) | 水密隔壁(浸水発生率-4%) | ||
Ⅱ | 魚雷発射管旋回装置(魚雷発射管旋回速度+4%) | 水中聴音機(水中聴音機アンロック+6.5km) | ボイラー(巡航速度+5%) | 対空自動計算(自動距離計算) | ||
Ⅲ | 新型魚雷(魚雷ダメージ+10%) | 逆探(スキル『対艦通信士』アンロック+1%) | ビルジキール(安定速+10%) | 消火器(自艦火災継続時間-5%) | ||
Ⅳ | 強化魚雷弾頭(魚雷浸水時間+10%) | 発煙装置(スキル『煙幕』アンロック) | 舵輪(最大舵角+9%) | 鋼鉄甲板(榴弾被弾ダメージ-5%) | ||
Ⅴ | × | 水中探信儀(スキル『水中探信儀』アンロック+5km) | 変速機(加速性能+7%) | × |
立ち回り
以前は駆逐艦の中でも高ティア不遇筆頭だったが、ル・テリブル共々Ver.2.00.034にて大幅なパワーアップを果たした。
高速・良旋回・高性能の主砲と三拍子揃い、さらに対潜兵装として新たにヘッジホッグを入手。念願の機関全速スキルも獲得したことで汎用性が高くなっている。
一方で魚雷の癖が強く、艦体の大きさと合わせて強襲雷撃にはやや不向き。視界が悪くなる終盤までは突出した行動は控え、味方の護衛や敵駆逐艦の牽制をメインに働こう。
主砲
駆逐艦としては大口径の13.8cm主砲を装備している。門数は単装5基と標準的な部類。
かつては砲旋回が駆逐艦砲としては極めて遅く、艦の機動力に全く追従できなかったが、Ver.2.00.034のアップデートで性能が大幅に底上げされ極めて取り回しの良い主砲となった。
砲配置の関係で全門斉射できる射界が確保しづらいという悩みはあるものの、以前のように駆逐艦同士の砲戦で確実に撃ち負けるという悲劇は起きにくくなっている。
魚雷
2種類の魚雷を装備可能。どちらも相応に高性能ではあるのだが、魚雷配置の癖が強く(舷側一基ずつ、中心線上一基の合計三基)少々扱いにくい。
連装魚雷は55ノットと脅威の雷速を誇るが、火力は低めで射程も6kmと短い。うまく敵の懐に飛び込めても、一撃必殺とはいかない可能性大。
三連装魚雷は13kmとそれなりの射程と39ノットの雷速を有しており火力も十分。だが、こちらは三番発射管にしか装備できず、発射時に連装魚雷との雷速の差をしっかり把握しておかなければ偏差をミスして空振りしかねない。
対潜
本艦唯一の強みとして、爆雷を4スロット装備可能という点が挙げられる。手数が単純に倍になるというのは大きく、深度調整しつつ潜水艦の至近に投下していけば一撃で撃沈ないし大損害を与えられるだろう。
ただし爆雷投下のためには敵潜直上を通過しなければならず、パッシブソナーの範囲もやや狭い上に図体の大きい本艦は他の駆逐艦以上に危険が伴う。
アップデートにより追加されたヘッジホッグをメインウェポンにし、爆雷は仕留めきれなかった場合の補助と考えておくのが良いかもしれない。
対空
Ver.2.00.034以降、主砲全てが対空砲として利用可能になった。
砲旋回速度の速さと対空自動距離計算の恩恵も相まって、門数の割りに駆逐艦としては効果的な対空弾幕を張れるだろう。
ただし、そもそも防空艦ではなくそういった部品もないので敵艦載機の編隊を半壊させるような真似はできない。補助的な運用が限界。
自動機銃も近距離では発砲してくれるが、こちらは焼け石に水レベルで役に立たない。
自分が狙われた場合、機動力に物を言わせて回避を試みよう。
装甲
デフォルト状態では無装甲。
駆逐艦なのでそのままでも良いが、艦体が大きめで被弾しやすく、榴弾ダメージ軽減の部品もあるため0.1インチでも張っておくと少しは継戦能力が上がる。
機動性
以前のヴォークランは機関全速スキルも持たず、旋回反応は鈍く、最高速度も大して出ないと高ティア駆逐艦の中ではワーストに近い悲惨な機動性だった。
Ver.2.00.034にてこれらの問題点は全て解決し、お釣りが来るほどの良好な機動性を発揮できるようになっている。最高速度は装甲を張っても40ノット以上を維持できるようになった。
場合によってはツリー上での次級に相当するル・テリブルよりも操艦しやすいかもしれない。
ただし駆逐艦としては大きめの艦体は如何ともし難いので、近距離で速度が乗っていない時に魚雷を発射されないような動き方を心がけよう。具体的には対潜戦闘時が危険である。
総評
ストレスフリーな操艦感覚と高速性、追従性が高く装填速度も速い優秀な主砲、そこそこの対潜能力、と高レベルでバランスが取れた優秀な駆逐艦。
魚雷の癖が強いのは前述の通りで扱いには慣れが必要なため、これが欠点と言えば欠点だろう。とは言え総合火力で言えば平均レベルは確保している。
本艦はかつての不遇っぷりを完全に過去のものにした。フランス駆逐が好きな艦長は、ゴールドを支払ってアンロックしても後悔はしないだろう。
史実で活躍できなかった鬱憤を存分に晴らしてもらいたい。