《人名/か行》
『シー・メル』
- 物語の主人公でプレイヤーキャラクター。ヒルトンの南都ターラの王子。大陸の端の小さな国の将来の後継者として、オグマやクラを師に修行中の身。長く戦争のなかった国で平和に暮らしていたが、突然の外敵の侵略で故郷を追われ、世界を流浪することになる。
- 物語冒頭で不思議な少女シー・メルと出会い、旅の間に幾度か再会する。そのたびに謎めいた言葉を残していく彼女を追ううち、この世界に残された古い神々の思惑にコンラも組み込まれていく。フォモール族の娘インプと交流し、ダナ神の末裔達の加護も得て、敵である新王ブレッシュと戦ったが、コンラ自身の生まれながらに負った宿命を知らされたのはすでに親しい人々も失ったあとだった。戦いの後、答えもなく途方に暮れるコンラには「もうこれ以上悲しい思いをしたくない」との嘆きだけが残った。
- 王子以外の肩書きでは「ターラの知士コンラ」とも呼ばれている。クラと同じドルイドの称号らしい。正式の場では一族の系譜を挙げてトゥアハ・デ・ダナンの血を引くノーサンバランド人、「ターラ都の王コンの子コンラ」(コンラ・ターラコン)と名乗る。最後の戦いの前にも名乗っている。