ACE3の医療システムは従来よりかなり鬼畜複雑になっています。
このページでは追加された内容、アイテムの説明、そして実際の治療の手順について説明していきます。
追加された内容
- 部位の増加。
部位が頭、腕×2.胴体、脚×2の計6つに分けられ、治療する際はそれぞれの部位に適切な治療をしなければならなくなります。
- 血圧、心拍数の追加
血圧と心拍数が追加されます。これらは腕か脚から計ることができます。高すぎたり低すぎたりすると気絶状態になります(気絶については後述)
- 痛みの追加。
けがをすると度合いに応じて痛みがでます。
痛みがでると画面が見にくくなるペナルティーが出ます。
尚モルヒネを打つと止めることができます。
- 骨折の追加。
骨折をすると部位に応じてペナルティーが発生します。
腕を骨折した場合は手ブレがおおきくなり、脚を骨折した場合は走れなくなります。
添え木をあてることによってある程度回復することができます。
- 様々な医療品の追加
包帯、薬品、血液などの医療品が追加されます。
それぞれを適切に使い分けることで生存率を向上させることができます。
- 気絶状態と死亡
痛みや過剰に失血したり頭や胴体に被弾すると気絶状態に陥りる場合があります。
この状態の時は移動ができずこちらの声も周りに届かなくなります。
気絶は時間経過や周りの人が適切な処置をすることで回復させることができます。
負傷の度合いが大きかったり血圧、心拍数が更に過剰に上がったり下がったりすると死亡する可能性があります。
死亡すると回復させることができず、リスポーンしなければなりません。リスポーンがないミッションでは失敗。又は次のミッションまで参加できません。
追加されたアイテムの説明
- 包帯
Bandage (Basic)。日本語だと緊急圧迫包帯。この包帯の止血率は普通ですが再出血の確率が低く、とりあえずこれをもっていけば何とかなる包帯です。
尚、確立こそ低いものの再出血するまでの時間は短いです。 Packing Bandage。日本語だと弾性包帯。この包帯の止血効果は緊急圧迫包帯と同じですが、再出血する確率は高いです。再出血までの時間は長いので、何度も治療する暇がない時に有効です。 Bandage (Elastic)。日本語だと伸縮包帯。この包帯は止血効果こそ最高ですが再発までの時間は短く、確率も高いので「取り合えず止血したい」というときに使います。 Basic Field Dressing (QuikClot)。日本語だとクイッククロット。この包帯は止血効果こそ低いものの再発までの時間は長く、確率も低いため「ゆっくり治療できる時」に使う包帯です。基本これと緊急圧迫包帯をもっていけば大丈夫です。 - 医薬品 Morphine、日本語だとモルヒネ。モルヒネは痛みを打ち消すことができます。又、副作用として心拍数と血圧が下がります。 Epinephrine、日本語だとアドレナリン。アドレナリンは心拍数と血圧を上げます。主にモルヒネのカウンターとして使います。
- 止血帯
止血帯は腕や脚に使うことができます。止血帯が巻かれた部位からは出血が完全に止まります。これは傷の種類や数によりませんので、全身から出血している場合はまず止血帯を巻いて確実に出血が止めてから包帯で治療することによって出血量を抑えることができます。ただし長時間巻いていると痛みが発生し、止血帯が巻かれた部位への注射や輸血は、止血帯を外すまで効果を発揮しません。包帯を使い切った以外の理由で止血帯を巻いたままでの作戦行動はオススメしません。 - 添え木
添え木は骨折した腕や脚に使うことができます。添え木をあてることによって腕や脚の機能をある程度回復することができます。 - 生理食塩水
生理食塩水は基本的にメディックだけが使うことができるアイテムです。止血帯が巻かれていない腕や脚に使うことによって血圧を回復させることができます。250ml、500ml、1000mlの三種類があり、容量が大きいほど重量が大きく輸血の完了までに時間がかかります。 - 縫合キット
縫合キットは基本的にメディックだけが使うことができるアイテムです。使うことによって傷が二度と開かないようにすることができます。サーバーの設定にもよりますが使用場所が制限されている場合がおおいです。傷をたくさん負っているとクイッククロットであっても頻繁に再発するので、そのような場合はこのキットのお世話になることになります。またメディックはブラックジャックではないので自分自身を縫うことはできません。
治療の流れ
味方が気絶したら
- 戦闘が始まったばかりなら
戦闘が始まったばかりではモルヒネを打っておらず多少の被弾でも気絶してしまいます。
その場合は治療する間もなくすぐに回復するので特に治療は必要ありません。
尚、戦闘が始まったばかりでも大きく負傷すると気絶状態から起き上がらないのでとりあえず誰かが気絶したら出来るなら治療してあげましょう。 - 重症の患者の治療
出血してる箇所が3か所以上、又はしばらくしても気絶が回復しない場合は他人の手助けが必要な場合が多いです。- 1、安全な場所に移す。
とりあえずまずは患者を安全な場所に移しましょう。
治療中は自衛のための行動ができなくなります。
敵の射線が通っている状態で治療を始めると、治療をおこなっている者自身も負傷して気絶したり流れ弾が患者に当たり死亡してしまいます。
脅威を排除するかスモークなどで敵の射線を隠すなどして安全な場所まで移した後に治療しましょう。 - 2、止血を優先。
止血をしましょう。
血が減ると血圧が減下がります。
血圧が下がると最終的に死にます。
しかも血圧はメディックでしか回復させることができません。
なので止血は最優先なのです。 - 2.5、止血の順序。
重要なのは止血帯です。
これを出血している腕と足に巻き付けましょう。
そして胴体と頭に包帯を巻きます。(この時の包帯は止血率の高い包帯が良いです) - 3、心肺蘇生の実施。
止血が完了したら心肺蘇生の実施しましょう。
気絶している患者は心肺が停止している場合が多いです。
心肺が停止した状態で一定時間経過すると死亡します。
心肺蘇生の実施することで心肺が回復する可能性があります。
心肺が回復しなかった場合でも死亡するまでのタイムリミットを延長することができます。
気絶している時間が不明である場合は血圧や心拍数の計測よりも心肺蘇生を優先し、2,3回実施したのちに計測するのがよいでしょう。
現状では心肺がある状態で心肺蘇生をすることによるデメリットはありません。
心肺蘇生を実施する際は止血が完全に完了している状態で実施しましょう。
止血が完了していない心肺蘇生は血圧を大きく下げ、患者を死に至らしめます。
出血を確認したら止血してから心肺蘇生をしましょう。 - 4、血圧あるいは心拍数の計測。
心肺蘇生を2,3回実施したら血圧か心拍数を計測しましょう。
計測は両腕と両脚で可能です。
心肺が停止した状態あるいは止血帯を巻いてある部位で計測すると「なし」と表示されます。
血圧や心拍数の計測は止血帯を巻いてない部位で計測しましょう。
計測した結果、「なし」と表示されたら再度心肺蘇生の実施しましょう。
他の人が心肺蘇生を行っているときに血圧や心拍数の計測すると心肺が回復していないにも関わらず「低い」と表示されます。
心肺が回復すると「通常」の表示になるので「低い」はまだ回復していないと判断することもできますが、他の人が心肺蘇生を行っていないか注意しましょう。
一人で治療する場合は心肺が回復するまで心肺蘇生を2,3回実施→血圧や心拍数の計測、包帯による止血、メディックの要請等→心肺蘇生を2,3回実施を繰り返します。 - 5、経過観察する。
心肺が回復し、出血が多くない場合は時間経過で気絶から回復します。
アドレナリンを打つと気絶から素早く回復することができます。
しかし出血が多く血圧が低いと起き上がりません。
ここで2番の止血をいかに早くしたかがカギになります。
再出血に備え、最低でも一人は患者の経過を観察しましょう。
大量に失血している場合は心肺が回復しても起き上がらないのでメディックを要請し輸血をお願いしましょう。
- 1、安全な場所に移す。