用語集/あ行

Last-modified: 2024-04-23 (火) 22:03:16

 
 

 

愛科格林公司(爱科格林公司)

DOLLZONE 製造・販売会社
なお、2021年現在の製造・販売会社名は 深圳市红社动漫玩具有限公司 となっており、社名等が変更されたようである。

 

アイサイザー

ボークスなどで販売されている アイホールの裏側を研磨するための 専用やすり : 軸付 球型 砥石 ( といし ) のこと。
一般的にはアイホールの大きさを測る道具のことを指す。
このほか の ドールサプライ用品店 では アイベベラー と呼ぶことが多い。

 

金属製のスティックに球状のやすりが取り付けられており、紙やすり や スポンジペーパー よりも 球状のかたちに沿って 更に均一に研磨することが可能。アイサイズに応じた大きさのものが各種販売されている。
アイのサイズが若干合わないため、アイホールとアイの間に隙間が空いてしまう場合などに、装着性を高めるために使用する。

 

アイシードール ( icyドール )

ブライス ( Blythe Doll ) を 模倣して 新たにデザインしたオリジナルドールのこと。
中国 の 中山市徳必勝玩具有限公司 等 が 製造・販売を行っている。同様ものに YUMMON ドール 等 がある。

いずれも ブライスを模したかのような風貌をしているが、新たにデザインしたオリジナルドールとして 販売されている。
商品パッケージなども、ブライスと異なり簡素である。
オリジナルドールを標榜してることから、ボディ部分などに、ブライスの正規製造メーカー、版権許諾元等を表す表記である
「 ©Hazuburo.inc ©CWC ©TAKARA CHINA 」等の刻印がない。

また、オリジナルドールと称しているとはいえ、ブライスに似た風貌をしたドールが 数多くあること等から、多くのブライスファンからは 快くは 思われていない。

この類のドールに関しては、ブライス の 正規版権元メーカー 等 から icyドール の 製造・販売元 等 に対して、著作権侵害 等 に 関する提訴 が 行われる ことも 考えられ得る状況 に ある と思われる。
購入を検討する際は、こうした状況にあることも踏まえて、判断することが必要。

 

このほか、ブライスなどの人気ドールに関しては、「 ファクトリーブライス 」等と呼ばれる 『 違法スーパーコピー品 』 も存在する。

違法スーパーコピー品 とは、中国で 製造委託 を 請け負う会社 などが、元請け会社から 提供された 精緻なパーツ生成・加工技術など を 基に、元請会社に無断で、商品の外装 (パッケージ) を含めて 本物に出来る限り似せて製造し、中国国内の販売ルート等に載せた違法コピー商品のことをいう。

違法スーパーコピー品と称されてはいるが、フィギュア等においては、一部の塗装色が微妙に異なっていたりするので、正規品と並べれば違法複製品と分かるレベルのものである。

ドール の 違法スーパーコピー品に関しては、アイホールの処理が若干精緻さにかけ、腕等の一部部品が正規品とは若干異なる素材を使用していたりする。
また、ボディ等 にある メーカー刻印文字が若干薄い、植毛やウィッグ、アウトフィット の 色 など が 少し異なる 等 の 特徴がある。

ブライス などの 場合、一部の人気モデルが抽選販売で、購入が難しいこと等もあるが、こうした類似品や違法複製品を購入しないよう、下調べ等は慎重に行う必要がある。

 

アイパテ

アイを固定するために使用する ポリエステルなどの主剤に少量のつなぎ剤を混ぜたペースト状または粘土状の素材 ( パテ ) のこと。
ねりけしタイプ と 粘土タイプがある。別称は スカルピー

 

昨今では、アイパテ のほかに、 粘着ラバー素材 の 再剥離、再接着可能な接着素材 ( ブル・タックひっつき虫 等 ) が使われることも多い。このほか、アイを頻繁に替える予定がない場合や、より強固に固定する場合などに ホットボンド が使用されることもある。

 

※なお、合成樹脂製のアイ( アクリルアイシリコンアイレジンアイ ) に関しては、
 練り消しタイプのアイパテ を 長期間使用した場合 などにおいて、アイが溶けたり、変質してしまったという報告があったので注意すること。
 詳しくはこちらを参照⇒ブロウタイプのグラスアイで気をつけることは

 

※パテという用語全般に関しては ⇒ こちら
※ホットボンド グルー の取り外し方に関しては ⇒ こちら
※ドールアイ全般 に関する 基礎知識 などに関しては 必要に応じて こちらを参照 ⇒ ドールアイの種類と探し方
※ドールの外見 (見た目) を変えてみたいときにあると便利な用品全般等 に関しては こちら ⇒ 見た目を変えてみたい

 

アイべべラー

アイホールの裏側を研磨するための 専用やすり : 軸付 球型 砥石 ( といし ) のことを指す。
別称は アイサイザー

 

アイラッシュ

まつげ または つけまつげ のこと。ドールに関しては、主に つけまつげ のことを指す場合が多い。英語表記は eyelashes
ドールへの取り付け方の一例は次のとおり。

 

 【 つけまつげの取り付け方 】

  • 木工ボンド、ピンセット、綿棒を用意。
  • アイホールの内側に綿棒で木工ボンドを少量塗布し、ピンセットを用いて、つけまつげ を取り付ける(つけまつげ は必要に応じて、あらかじめカットするなどして、長さ等を調整しておく)。
  • 取り付けた後で、その上から再度、木工ボンドを塗布し、取り付け強度を強めるようにすると良い。
  • 木工ボンドについては、作業に不慣れなうちは、ごく少量の水で希釈すると作業が多少行いやすくなる(希釈した分、ボンドの乾燥が遅くなるため)。つけまつげ の位置を微調整する際、先端を水に浸した爪楊枝などを利用すると行いやすい。
     
    ※ドールの外見 (見た目) を変えてみたいときにあると便利な用品全般等 に関しては こちら ⇒ 見た目を変えてみたい
     

青タン

キャスト製ドールにおいて、部分的にパーツのレジンの厚みが十分でなく半ば透けるような状態になっている様。
裏が透けてうっすら青黒い色に見える様子が、打撲による青あざ(=青タン)に似ているためこう呼ばれている。
メーカーによって、また程度によっては、不良品として交換対象になる場合もある。
気になる場合はメーカー(または販売店)に相談のこと。
交換できない場合は裏からパテを盛ることで軽減できる可能性がある。

 

青妖精

BlueFairy の別称

 

アカBAN

ウェブサービス 等 の 管理会社 または 運営者 が アカウント を 剥奪、停止、凍結 する 措置を取る こと を 意味する ネットスラング。
英語表記:Account Banishment または Account Ban の 略語 ( Banishment = 追放 / Ban = 禁止 )。

 

アクリルアイ

義眼 ( 人工的に作られた眼球 ) の 一種で アクリル樹脂製 ( 合成樹脂製 ) 。アクリル樹脂の略号 は PMMA ( MMA )
グラスアイシリコンアイ に比べ 比較的安価 なうえ、レジンアイ と同様に リアルな虹彩デザインのもの 、アニメティックな表現を施したもの などが多彩に揃う。
レジンアイ、グラスアイ と 比べた場合において、透明感 が 若干 ないように感じられる 、 追い目率 ( 追視率 ) が 高くはない という欠点もある。

 

※本体へ固定する際、練り消し ( パテ ) を使用するとアクリルアイが溶けてしまうことがあるという報告があったので注意すること。
 詳しくはこちらを参照⇒ブロウタイプのグラスアイで気をつけることは

 

※アクリルアイを多く取り扱う代表的なメーカーなどとしては、 LeekeWorldSOULDOLL 等 がある。
※ドールアイ全般 に関する 基礎知識 などに関しては 必要に応じて こちらを参照 ⇒ ドールアイの種類と探し方

 

アクリル絵の具 ( アクリル塗料 )

アクリル樹脂 ( 略号 : PMMA / MMA ) の 溶液 と 顔料 などで 練られた絵の具のこと。ドールの メイク ( 塗装 ) に使用する。
顔料を除いた溶液 ( 液体部分 ) は ビヒクル と呼ぶ。
主に 水性アクリル 絵の具・塗料 ( リキテックスなど ) と 溶剤型アクリル樹脂 絵の具・塗料 ( Mr.カラーなど ) がある。
また、アクリル絵の具 などの塗料 を 用いる際の 絵筆 は、ボークス 造形村シリーズ のもの や 神ふで 極面相筆 S , M , L ( GodHand - ゴッドハンド - ) 、 タミヤ モデリングブラシHF 面相筆 細 , 極細 等 がよく使われる。

 

プラモデルやフィギュア 塗装用 の 塗料 については 一般的な 溶剤型 アクリル樹脂 絵の具・塗料 のほか、水溶性 アクリル樹脂 絵の具・塗料 でも ファレホ 、 シタデルカラー といった 製品が発売されている。
これらも 成分上 ドール メイク に 使用しても 差し支えないが、リキテックス と違い 隠ぺい力が 強く 伸びがあまりよくないため、繊細なドール の フェイスメイク用 としては あまり 使用されていない ようである。

 

ほかにも 画材を 取り扱う 製造会社 などが 多様な アクリル 絵の具・塗料 を製造しており、メーカーごとに特性や価格が若干異なる。
インターネット上でメーカー別の特性や使用方法の詳細などを紹介しているページ等も多数ある。

 

ドールへのメイクのしかた に関しては、スーパードルフィー まとめサイト Wiki 等でも詳しく紹介されている。
個人サイト等において 画像付きでメイク手順の詳細などを 掲載 しているページもある。
実際にアクリル絵の具 ( アクリル塗料 ) を使用し、ドールにメイクをするときは、そうしたページを参照する事なども有用。

 
  • 水性 アクリル 絵の具・塗料
    リキテックスなどの 水性アクリル絵の具は 顔料 と アクリル樹脂エマルション ( アクリル乳剤 ) を練り上げたもので、
    水彩絵の具と 同様に 水に溶けるが、乾燥すると優れた耐水性を示す。耐候性にも優れる。油絵の具 と比較すると速乾である。
    有機溶剤が含有されていない ため、有機溶剤のにおいが苦手な場合等 においては、特に有用な絵の具となっている。
    乾燥して定着した塗料を落とすためには、溶剤型アクリル絵具と同様に、有機溶剤 ( シンナー など の 専用剥離液 ) が必要。
  • 溶剤型 アクリル樹脂 絵の具・塗料 ( 有機溶剤 系 アクリル樹脂塗料 )
    Mr.カラーなどの 非水溶性の有機溶剤を用いたアクリル樹脂塗料は、乾燥が速く、形成される塗膜の耐久性があり、
    耐候性も良く、乾燥し、塗膜が定着した後も、有機溶剤等を使用して溶かすことが可能。
    ただし、希釈するに際は 専用の 有機溶剤 ( シンナー など ) が必要になる。
    また、塗料そのものに 有機溶剤 が含まれている ため、特有のにおいがある。使用する際は 適度な換気が必要。
     

【 ドール の メイク ( 塗装 ) に 使用するときの 留意点 など 】

  • Mr.カラー ( 溶剤型 アクリル樹脂 塗料 ) で メイク した 唇、目元 等 に 艶出し を施す場合 は、Mr.カラー の クリアー ではなく、水性ホビーカラー ( 水性 アクリル塗料 ) を 使用する ことを推奨。
    ペイント塗料 と 艶出し塗料 が 双方ともに 同じ 溶剤型 の 塗料 である場合 は、ペイント塗料の溶剤 が 溶けて メイクが滲む おそれがある ため、溶剤型 艶出し塗料 の 使用は 避け、水性 艶出し塗料 を使用 した方が良い。
  • 少量ずつ描き足す ( 1番目に塗ったペイント塗料の塗膜を溶かさない程度 ) であれば、溶剤型 塗料 同士での重ね塗りは可能。
  • Mr.カラー ( 溶剤型 アクリル樹脂 塗料 ) の上に Mr.スーパークリアー つや消し スプレー 等 を 吹くことも、通常量 ならば、ペイント塗料の塗膜を溶かさない 程度 のもの なので、特に問題はない。
  • リキテックス ( 水性 アクリル 塗料 ) の上に Mr.カラー の クリアー を重ねる場合は 特に問題はない。
 
  • ソフトビニール素材 の ドール に関しても、アクリル樹脂 絵の具・塗料 ( 水性 または 溶剤系 ) の使用 について、レジンキャスト製 ドール と 同様 に扱う 範囲においては 特に問題はない。
 
  • ただし、ソフビカラー や Vカラー 等 の ソフトビニール 製 フィギュア ( ソフビ フィギュア ) 用 の 塗料 や シンナー は 塗料 の 定着 を 良くし 塗装面 の ひび割れ 等 を 防ぐとともに、 塗面 を 平滑にするため 、塗装する素材 への 溶解力 が 若干強めの 専用 塗料 及び シンナー として製造されている。
    このため、ドール ( レジンキャスト製 ドール、ソフトビニール製 ドール など ) の 塗装 に ソフビ フィギュア 用 塗料 を 使用する 場合 は、パーツ表面を溶かすことのないよう、事前にテストしてみるなど、充分な留意が必要。
 
  • ソフトビニール 製 フィギュア ( ソフビ フィギュア ) に関しては、ソフビカラー、Vカラー 等 の 専用塗料 または 溶剤系 アクリル 樹脂 塗料 を ソフビシンナー または Vカラーシンナー で 希釈 したものを使用。
    下地 = サ―フェイサー や コート剤 のみ を ソフビシンナー または Vカラーシンナー で 希釈したもの もしくは ソフビ フィギュア 専用 のもの を 使用し 、その他 の 塗装部分 を 水性アクリル 絵の具・塗料 等 で行う 方式を採る こともある。
 

あげる

「やる」、「与える」の謙譲表現。
類義語に「差し上げる」があり、「あげる」よりさらに敬意が高い表現。
韓国メーカーの日本語サイトでときおり目にするが、当代は謙譲の念が薄れた感があり、
上からしてやる、と感じることも。もちろんそうではなく、純粋に敬語表現と思われる。

 

アナエ

CUSTOMHOUSE で販売されていたドール。アナエルのこと。身長は 30cm
当初 アナ と称されたが、ボークスから発売されている スーパードルフィー の アナイス と間違うおそれがあることから現在の呼び名となった。

 

アナタン

 

LeekeWorld が販売しているドール。Sweet のこと。身長は 26cm
5chではしばしば「甘」と略される。

 

アーサータン

 

アラカルトシステム

FairyLandにおける Mini Fee のチョイスシステム。なお、Mini Fee の 身長は 約40cm
詳しくはこちらを参照⇒アラカルトシステム

 

アリエクスプレス ( Aliexpress )

中国最大の通販ショッピング ( 通販モール ) Web サイト。英語表記 は 『 Aliexpress 』。
同様の通販ショッピングサイトとして タオバオ ( 淘宝 ) ティエンマオ ( 天猫 ) もあるが、違いは Aliexpress が主に海外発送向けのサイトとして運営されていること。
サイト公用語 は 英語( タオバオ など、このほかの サイト は 中国語 )。アリエクスプレス では、原則として、サイトに登録している ほぼ 全ての店舗 にて 中国 国外 の 一般個人 とも 取引が可能。

 

日本 の 楽天 や ヤフーショッピング 等 の 通販モールサイト の 中国版( ただし海外発送 を主要に扱う )と思うと分かりやすいかも。
中国企業 の アリババ・ホールディングス( 阿里巴巴集団 : Alibaba Group Holding Limited )が ほぼ 独占的な運営を行っている。

 

中国語が堪能な場合は、タオバオ 、 ティエンマオ からの直接購入の方が更に若干安価に購入できる(サイト運営経費が少し安価であること等による)。アリエクスプレス 、 タオバオ などの サイト内では、基本的に日本語への翻訳サービスはない。

 

なお、これらの通販サイトでは、安価かつ粗悪な違法コピー商品を扱っている店舗も散見されている状況 にある。
利用する際は、十分に下調べを行った上で、個々の責任において慎重に判断されたし

 

アリババ・ホールディングスの運営するこのほかの 通販ショッピングサイトとしては 閑魚 ( シェンユー ) 等がある。
閑魚 ( シェンユー ) は 日本 における メルカリ 等 のような形態のサイトであり、売買等の取引には アプリのインストールなどが必要。
閲覧のみは アプリが無くても可能となっている。サイト公用語は中国語。

 

※ 違法コピー商品に関する注意喚起等についてはこちら ⇒ 【注意喚起】海賊版(違法リキャスト)問題

 

 

稲穂飴

ときとしてLeekeWorldがおまけに入れてくれる飴の一種。
金色で、稲穂をデフォルメしたような絵が描いてある。
勇者が食したところ、ちょっと香ばしい香りとバター飴系の味がするらしい。
なかなかに美味のようである。

 

イムダ

SOOM傘下のブランドNeo-AngelRegionで販売されているドール iMda の別称。
メーカーからの紹介文によると、iMda の 読み方は アイエムディーエー とのこと。
なお、2021年1月28日付で SOOM グループ Neo-AngelRegion から独立し 新サイト iMda Doll を立ち上げている。

 

色移り

濃色の服やウィッグの色 が ボディやヘッドの素材である ウレタン樹脂略号 : PUR ( URE ) に付いて 残ったままになること。
ウレタン樹脂などの樹脂素材には、一定程度の軟質性を保つために肉眼では可視できない細かく小さな気泡が沢山生じており、この気泡内部に衣服の染料等が浸透する事が主な要因。

 

黒や濃色の 服、靴、ウィッグ等 を長い時間(数週間~1ヶ月程度)着用させたままにすると色移りが生じるため、こまめな着せ替え、ボディストッキングを着せる、ボディにラップを巻く、ウィッグキャップを被せるなどの対処を要する。

 

色移りが生じた際に 付着した色 ( 染料 ) を 取り除きたい場合は、メラミンスポンジで表面をごく僅かに研磨するなどの措置が必要。

 

※対処法等の詳細はこちら ⇒ キャストドール素体への色移りを防ぐには

 

 

ウィッグ

かつら のこと。主に装飾や髪型を変える目的で一時的に用いられる かつら のことを ウィッグ ( 英名 : wig ) と呼ぶ。
キャストドールは 髪の毛 を ウィッグスタイル で 取り付けており、ウィッグの取り外しが 可能 になっている ものが 一般的。
このため、ヘアスタイルを自由に変えて楽しむことができる。

 

ウィッグ 製作用 部材の 1つ としては、ウェフティング ( 合成繊維などの 毛を束ねたものを カーテンのように繋げた形状に まとめた部材 ) 等がある。髪の毛 の 一部に取り付け ポニーテールなどの長髪に見えるよう 装飾する パーツのことは エクステンション という。

 

また、ウィッグが取り付けられていなかったり、ウィッグの同梱がない 半完成品の状態 で 販売される キャストドール も 多数 ある。
購入の際は、ウィッグ等の付属品の有無を あらかじめ確認し、付属しない場合には 別途購入するなど 準備をしておいた方が良い。

 
  • サイズ表記
    ウィッグ の サイズ表記 については 欧米等で 一般的な 長さを測る計測単位 インチ ( inch ) = [ 1 inch は 約 2.54 cm ] で表示されていることが多い。
    適応サイズを計る場合は ヘッドパーツ の 耳上部 ( 耳の分の少し上側辺り ) に メジャーや紐などをおいて、両耳にかけるようにして ヘッドパーツに沿って額の方へと廻し、一周させて計測する ( 数値は計測後にインチ単位に置き換えること ) 。
     
    頭囲にゴムが入っているウィッグなどは伸縮性があるため、対応範囲が比較的広め。
    ウィッグは セミマシンメイドやハンドメイドで 製作されているため、同じサイズ表記がなされているものでも 大きさ等については 若干の個体差がある。
    取付時には シリコンキャップを使用したり、ウィッグのゴムに ごくわずかに切り込みを入れたりする などの調整が必要になる場合も生じる。
 
  • 耐熱温度
    合成樹脂繊維 の ウィッグ は、主に 非耐熱性 ( 耐熱温度 : 約70-90℃ ) と 耐熱性 ( 耐熱温度 : 約140-150℃ ) の 2種類に分けられる。
    耐熱性のものは、ヘアアイロンやドライヤーを使用したスタイリングが可能。
    非耐熱性のものは 熱機器を使った スタイリングは 不可。必要に応じて お湯パーマ 等 ( 約80-90℃ の お湯につけて スタイリング 固定 すること ) で 髪型を整える。
    お湯パーマ の 方法 に関しては、個人サイト 等 で 手順の詳細 を 掲載 しているページもある。実際に行う際は、そうしたページを参照する事なども有用。
     
    キャストドール本体の 素材 ( ウレタン樹脂略号 : PUR / URE ) の 耐熱温度は 約 90-130℃ となっているが、実際の耐熱温度 に関しては 各メーカー における 使用素材に 若干の差異があること ( 合成樹脂としての 可塑剤などの薬品添加物の含有量等に 差異があること ) や 製造年月、肌の色合い等 で 個々に異なる と思われる。
    このため、ヘアアイロンなどの熱機器でスタイリングする場合や、お湯パーマで 90℃ 近い熱湯 を扱う際 などは 注意が必要。
     
    軟質 PVC 樹脂製 ドール ( ソフトビニール 樹脂 製 ドール ) に関しては、PVC 樹脂 が 熱可塑性 樹脂 に 分類 されており 加熱すると 約 65℃-85℃ で軟化する 性質 を持つ。保存環境 の 違い ( 紫外線 や 可塑剤 滞留量等 に 起因する 経年変化の違い ) 等 で 冷却後 に 塗装 や ソフトビニール素材 表面の質感 など に 変化が生じる 場合もあるので、熱機器を使用して ヘアスタイリングを行うときは 念のため 留意した方がよい。
     
    ウィッグ に 使われる 主な 合成樹脂繊維素材 等 としては 以下の名称 で 呼ばれるもの などがある。
    ※合成樹脂繊維 素材 等 の 名称カネカロンサラン耐熱ファイバートヨカロンモヘアシンセティックモヘア など
 
  • 合成樹脂繊維の質感 等
  • 非耐熱性
    原色寄りの鮮やかな色調、艶のある自然な質感、耐熱繊維と比べて繊維 ( 毛質 ) が 若干太め なものが 一般的、どちらかといえば 静電気が起きやすく 絡みやすい といった欠点が生じることもある
  • 耐 熱 性
    非耐熱性繊維と比べると抑えた色調 ( やわらかみのあるニュアンスカラー ) 、マットで自然な輝きのある質感、非耐熱繊維と比べて繊維 ( 毛質 ) が 若干細め、絡みづらくサラリとした風合いを持つ
 

※ウィッグを変えて楽しむ際にあると便利な用品の全般等 に関しては こちら ⇒ ウィッグをいろいろと変えてみたい

 

ウェイボー(微博)

ソーシャル・メディア・プラットフォーム サービス の 1つ。
香港や台湾、アジアや欧米その他多くの中国語圏で最も多く利用されている。
中国語圏版 の Twitter と思うと分かりやすいかも。
正式名称は 「 新浪微博( シンラン・ウェイボー )」、運営会社 は 新浪公司
Weibo 及び 新浪公司 の 日本公式 Web サイト は こちら ⇒ https://jp.weibo.com/z/ (日本語)

 

ウェフティング

ウィッグ 製作用 部材 の 1つ。ウエフト とも呼ぶ。
合成繊維などの 毛を束ねたものを カーテンのようにして繋げた形状に まとめた部材。
この毛束をネット状のウィッグキャップなどに縫い付けてウィッグを製作する。
ウェフティングをウィッグキャップに縫い付ける 製作方法は 主にマシンメイドのウィッグを作る際に使われる技法。
ドール用品を扱う店舗などでは、完成品ウィッグのほか、このウェフティングといわれる状態のものをオリジナルウィッグ制作用の材料として販売しているところもある。

 

うがい

エアブラシの洗浄方法のひとつ。
シンナーを塗料タンクに少量入れ、ノズル先端をふさいだ状態で塗装の操作をする方法。
エアが塗料の通路に逆流し、ガラガラと音を立ててシンナーを撹拌して洗浄する。
普通にシンナーのみを吹く洗浄とセットで行うのが効果的。
なお、先端が花びら状に分かれているエアブラシがあるが、付属のキャップでふさぐらしい。

 

ウリタン

 

ウレタン樹脂

プラスチックの一種で、大半の キャストドール ( レジン キャストドール ) の 材料 になっている。
ウレタン樹脂 は ポリウレタン樹脂 の 略称 であり、素材としては同一のものを指す。略号は PUR ( URE )  
適度な弾力性と耐磨耗性、発色性を有するが、多くの合成樹脂素材と同様に経年等により、黄変 する という性質がある。
空気中の窒素 や 紫外線、熱、微生物 など 様々な影響を受けることで、徐々に 分解 ( 加水分解 ) が 生じ、製品化された後に 自然劣化が進むという欠点も併せ持つ。
製品によって 程度の差はあるが、ポリウレタン樹脂 の 含有量 が多い 製品 に 関しては、通常、一般的 には 2年 から 3年 ほどで 目視で 確認できる 程度の 黄変 等 の 劣化 を伴うものが 多い。
( レジン ) キャストドール 素材 など に 関しては、近年、黄変等 の 劣化 の 進行が 従前の製品 と 比べて 遅い 製品 も 開発 されている が、完全な解消 には 至っていない。

 

ウレタン樹脂などの樹脂素材には、一定程度の軟質性を保つために肉眼では可視できない細かく小さな気泡が沢山生じており、この気泡内部に衣服の染料等が浸透する事で色移りという現象が起こることがある。
また、ウレタン樹脂 や ごく微量ながらも キシレン 等 の 毒性のある有機物 などの 合成物質を含む素材 で作られている キャストドール は、念のため、小さいお子さんの 手には 触れさせないようにすること。保管の際などにおいては 十分な換気も必要。

 

耐熱温度は 約 90-130℃
素材から加工された後の 各製品等における 個別の 耐熱温度 に 約40℃ 近い差異がある ことから、熱機器等を使用してカスタムを行う際などにおいては特に留意が必要。
メーカーごとに使用するレジン素材の製造会社等が異なり、合成樹脂としての 可塑剤などの薬品添加物 の 含有量等が異なる ことから、実際の 耐熱温度 に関しては メーカー や 製造年月日、肌の色合い等 で 個々に異なる と思われる。
キャストドール取扱いの際に 耐熱ファイバーウィッグ を着用させたまま 熱機器を使用して スタイリングを行う場合などは、これらの点にも留意した方がよい。

 

※ドールのエステ (手入れ) 全般 に関する 基礎知識 などに関しては 必要に応じて こちらを参照 ⇒ 手入れの際気をつけることは
※パーティングラインを削る際などの取扱いの詳細はこちら ⇒ パーティングラインを消すとき気をつけることは

 

 

エアブラシ

ガス または エア ( コンプレッサー ) の気流に塗料を混合、噴射し塗装するための道具。別称は ハンドピース
塗料のタンクの高さによって、重力式 と 吸上げ式 の 2種類に分けられる。ドールの塗装 ( メイク ) に用いることもある。
使用した際は塗料を残さないように洗浄する必要があるが、この洗浄方法の1つを うがい と呼ぶ。

 

エアブラシ塗装の際に つや有り塗料なのにツヤがなくなったり、白くくもった状態になる カブリ という 現象が起きることがある。
カブリ は 空気中の水分量 ( 湿気 ) が多いことなどが原因で生じる。このため、塗装の際は 多少湿度に注意したいところ。

 

塗料の濃度が濃すぎる場合や、少量ずつの重ね塗りのくりかえしによって 塗膜の厚さが均一にならないときに ゆず肌 と呼ばれる 塗装表面に細かな凹凸ができて荒れた状態 が生じることがある。
このため、あらかじめ目立たない部分で テストをするなどしてから エアブラシ塗装を行うことが望ましい。

 
  • 重力式
    噴射ノズルより上にタンクがある。塗料が少量のとき、あるいは多少傾けても 使用できるほか、塗料 や エア を 絞りやすい。
  • 吸上げ式
    噴射ノズルより下にタンクがあり、エアの圧力差を利用してパイプより吸上げる。
    塗料が少量、あるいは傾けた場合には塗料が途切れることがある。
    また吸上げるためにある程度のエア量が必要で、塗料 や エア を 絞った状態に調整するのが難しい。
     
    ドールのメイク用としては、重力式 のほうが適していると思われる
    ヘッド程度の面積であればガス缶で十分であり、コンプレッサーを購入するほどではない。
    ノズル径は0.3mmが用途が広いが、アイラインやリップを描くために0.2mmも捨てがたい。
    そのほか、操作方法、塗料とエアの調整方法の違いで数種類ある。
    調整機能は多いに越したことはないが、当然値段も高くなるのはいうまでもない。
    使い方やテクニックは、エアブラシを用いたイラストの技法書などが参考になる。
 

エクステンション

ウィッグ ( かつら ) 等の 髪の毛 の 一部に取り付けて ポニーテールなどの 長髪スタイルに 見えるよう 装飾する パーツの名称。

 

エステ

キャストドールのパーツ外観の品位を高めるための作業のこと。
洗浄、パーティングラインバリ除去、ペーパーがけ、クリアーコートなど からなる。必須でない作業 もあるが、やっておくと 気持ちがよいのも確かである。

 

キャストドール素材等 として 使用されている ウレタン樹脂 の 黄変 ( 経年劣化によって 黄色 の 色味が強くなる現象 ) が生じた部分をペーパーがけなどで削って取り除く作業を含めて エステ と呼ぶことがある。

 

※ エステの方法等に関する詳細はこちら ⇒ 手入れの際気をつけることは

 

※ドールのエステ (手入れ) 全般 に関する 基礎知識 などに関しては 必要に応じて こちらを参照 ⇒ 手入れの際気をつけることは

 

 

追い目

人形の瞳がこちらを追ってくるように見えること。追視 ともいう。
または、そのように見えるドールアイのこと。

 

追い目のアイを入れたドールは、顔の正面からだけでなく上下左右の斜め方向から見たときもこちらに視線が向いているように見える。
人形の表情に変化が出るなどの理由で追い目を好む人がいる一方、いつも見つめられているようで怖いと感じる人も。
例えば「斜め遠くを眺めているような表情」などの視線を反らした写真を撮りたいときでも、
追い目のアイではカメラ目線に写ってしまうので、用途や好みによって使い分けると良い。

 

一般的に アクリルアイレジンアイ より グラスアイ のほうが 追い目率が高い。
薄い色 と 濃い色では 「 薄い色 のアイ 」 のほう、ハイドーム と ロードームでは 「 ハイドーム のアイ 」 のほうが 追視しやすい。

 

※ドールアイ全般 に関する 基礎知識 などに関しては 必要に応じて こちらを参照 ⇒ ドールアイの種類と探し方

 

王鳥

Audrey's Doll Gallery の別称

 

黄変

ウレタン樹脂略号 : PUR ( URE ) 等 の レジン素材 、 合成樹脂素材 が 経年劣化 によって 黄色がかってくる現象 を指す。
ニ液硬化型ウレタン樹脂の硬化剤が、高温 や 紫外線 ( UV ) で 変性し発色することが主な原因。
離型剤 がついたままにしておくこと 、
密閉容器等に入れたまま 充分な通気性がない ( 換気が行えない ) 状態で保管すること 、
箱に収納したまま 長期間しまっておくこと 等 も 黄変を促進する といわれている。

 

また 黄変した部分を 紙やすり ( ペーパー ) などで削って取り除く作業 や UVカットクリアー という 紫外線を弱める働きをもつ 無色透明 の 塗料 を 塗布する作業 ( クリアーコート ) を含めて エステ と呼ぶことがある。
なお、UVカットクリアー に関しては、色あせに対する効果は報告されているが、黄変 に対して有効かどうかの情報はまだない。

 

※このほかの 黄変への対処方等の詳細は こちら ⇒ キャストドールの経年劣化(黄変・退色)を防ぐには
※黄変を伴う素材を含むアイパーツ全般に関する取扱留意点 (概要) はこちら ⇒ ドールアイの種類と探し方

 

おばさんパーマ

Ajumapama ( AJ ) の別称。自動翻訳サイトを通したところ、こう翻訳された。
아줌마파마 ( アジュンマパーマ ) は 韓国における中年以上の女性の象徴的なヘアスタイルで 強めのカールがついた 若干チリチリとした 印象もある髪型 のことを指す。
アジュンマ ( 아줌마 ) は 「 おばさん 」 という 意味 の 親しみを込めた フランクな 表現。日本語でいえば、おばちゃん といった感覚の表記。より丁寧に呼ぶときは アジュモニ ( 아주머니 ) となる。

 

お布団

人形を保護するためのクッション材のこと。

 

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ここに追加すべき用語を書き加えてください ( よく質問される用語、知っておくと便利な用語など ) 。
うまく説明できないときは、追加候補の用語だけでも結構です。それに対しては説明できる人が説明を追加してください。
Pukiwikiの操作に自信がない方は、下のコメント送信欄を使っていただいてもOKです。