アマリリス

Last-modified: 2023-03-02 (木) 01:29:57

Amaryllis

基本情報

・真名:リリーナ・ブラディアンテ
・性別:女性
・種族:吸魂鬼
・年齢:18歳(詐称)
・職種:魔術師
・身長:168cm(自称)
・体重:40kg(自称)
・得意武器:宝石、拳銃、狙撃銃、盾

好きなもの

『美しいものや価値のあるもの』
そこにあるからこそ、そう見えると考えるため、欲しいとは思わない。また、その人が持っている方が輝くと思えば、自分が持っているもので欲しいと言われた物はできるものなら何でも譲渡しようとする。

『「存在が輝いている」と思える者』

ついでにお菓子と紅茶、ぬいぐるみ。
それから、シャルアルーティア。

嫌いなもの

『自信や誇り、希望が無いために自らや周囲の人物を大事にできない者』
「存在が輝きを失う」ため。

『他者を邪魔することを好む者』
この中では最も忌み嫌うもの。

『何の長所もない役立たず』
リリーナは大抵その人の長所を見抜くので該当する者は極めて少ない。

記憶

ミトラスフィアの世界に降り立ったときに、喪失。また、定期的に記憶喪失を引き起こす呪いにかかっていたが、現在は、「開花」時に記憶を取り戻し、キルシュグリーフから飲まされた強化ラピスラズリにより、呪術は解除されている。

性格

お嬢様育ちの影響か、とてもプライドが高い。しかし、周囲の人物の長所はちゃんと見抜いているので、見下すようなことはしない。蔑みの言葉であっても、それは本心からではなく、あくまで彼女なりの警告である。また、一定の基準を満たした人などを『存在が輝いている』と表現する。あといわゆるツンデレ。(うるっさいわね!!!)ついでに甘いものや可愛いものが好きな女の子らしいところもある。

「自らを守ることのできる者だけに私を守る権利が与えられる」
「生命はいずれ終わりが来るからこそ輝く。」

能力

・魔術系統:宝石

 世界に存在している魂を宝石に変化させたり、その宝石を変化、あるいはそれに効果を付与する魔術。

・霊魂凝縮
魂を宝石に変化させるアマリリスの基本魔術。並の魔術師が発動するには数十分の詠唱が必要。

・術式付与
宝石に魔術を付与し、宝石自体を魔導装置とする魔術。

・霊魂召還
宝石を魂へと戻す魔術。

・材質変化
結晶状の物体を液化、気化させたり、液体や気体を固体へと変化させる魔術。

・魔眼:珠化の魔眼
血流を透視し、魂の流れを止め、心臓部に集中させ、血管を内側から突き破り、霊魂凝縮によって宝石と化す。3分以上の使用は目にかなりの負荷をかけるため、制限している。また、使用後は24時間の休息を必要とする。ちなみに、5分以上使用すると失明する。

・禁呪

魂は紅き宝石のように (ソウル オブ ブラッディドロップ)
血液中に含まれる魂を、生命を持った物体を吸収する赤い水晶へと変え、内側から串刺しにする。血管、内蔵、心臓が全て破られてしまうため、大抵の生物は即死する。死体は水晶に吸収され、一つの小さな宝石だけがそこに残る。
ブラディアンテ家では禁呪として、封印されている魔術。

詠唱文
生命は宝石のよう、全ての存在が輝きを持つ。魂は生命を形作る。魔力は魂を形作る。ならば、全ての生命は魔力。魔力は我が糧、我が生命。さぁ、我に捧げよ、汝の生命。
「魂は紅き宝石のように」


魂は紅き流星のように (ソウル オブ ブラッディ メテオ)
自分の血液を流出、成形、放射することで、自らの魂を武器と化す禁呪。血液によって作られた水晶槍はあらゆるものを貫通し、魂、肉片、血液、すべてを吸収し、霧散する。当然のことながら、多量出血により、発動者は死亡する。ブラディアンテ家には存在しなかった、仲間を護る覚悟を持ったリリーナ独自の禁呪。

詠唱文
生命は流星のよう、すべての存在が刻とともに流れている。生命は魂より、魂は魔力より形作られる。ならば、我の魂もすべて魔力。我の生命は武器、魔力。ここに示すは我が生命。
「魂は紅き流星のように」


霊魂逆流 (ソウルリバース)
吸収した魔力、魂を逆流させ、死者を蘇生する魔術。自らの生命を犠牲とするため、並の魔術師ならば、死に至る。ブラディアンテ家の人間は詠唱無しで発動できる。

詠唱文
魂は生命の中に流れている。時は空間の中に流れている。我、時の流れを遡る者。魂を戻すも同じこと。いざ目覚めよ、眼前に伏す者達よ。
「霊魂逆流」

吸魂鬼

吸魂鬼(きゅうこんき)は他の吸魂鬼によって魂を吸われ、その上で吸魂鬼の魂を僅かでも植え付けられると発生する。ただ吸われただけでは被害者は絶命する。

高位の吸魂鬼は生命力を魔力として身体から具現化させることができる。その見た目から具現化させられた生命力のことを「魂の杯」と呼ぶ。吸魂鬼はその杯に穴を開け、穴から飲むようにして魂を吸い取る。また眷属を増やす際には、注ぐようにして植え付ける。

植え付けられた魂はもとの魂を吸い上げ、最後には杯を乗っ取る。吸魂鬼の魂は不安定であるため、乗っ取った後は蒸発していく。蒸発すると杯に余白ができてしまうため、新たな魂を求めて彷徨い始める。

魂がもとの生物のものではなく、吸魂鬼のものとなるため、身体の造りも変化する。食べたものは魂に変わって補充され、傷や怪我や病へは魂を染み渡らせることですぐに回復する。身体を崩壊から守る必要性が無くなるため、限界を越えて力を出すことができるようになる。怪力や瞬足はこのためである。しかし、防御力は上がった訳ではないので斬撃や貫通攻撃には弱い。

経歴

当時宝石魔術で有名なブラディアンテ家の一人娘として生まれ、両親の寵愛を受けて育つ。生まれ持った魔術の素養によって両親の魔術をすべて受け継ぎつつ、新たな魔術を生み出すことを可能とする。

ブラディアンテ家に跡継ぎとして男子が生まれなかったため、その家系を守るために同じく当時とある魔術で有名な逆月家に政略結婚の次期当主の花嫁として送られる。が、玲凪が男装の麗人であったため、召使いとして置かれることになる。このことはリリーナの両親は知らない。

ブラディアンテ家の当主が亡くなった後、リリーナはブラディアンテ家へと戻り、当主の座を受け継ぐ。

「発芽」

キルシュグリーフに忘却の呪いをかけられ、ブラディアンテ邸の付近の崖から海へと落とされる。

...

ミトラスフィアの世界へと降り立つ。

...

路頭に迷っていたところをメーアさんに拾われ、シエル・クリール・ホープの団員となる。

開花」(Chapter 1)

リリーナが失踪して数日後、エドルの街にて夜な夜な赤い閃光と共に断末魔が聞こえるという噂、そして行方不明事件が多数発生した。解決を求める依頼が当然シエルの元へも届き、あなたたちはこれを受託することにしたが...
(登場人物:リリーナ、キルシュグリーフ)
以下はネタバレ。

リリーナは「発芽」時に吸魂鬼化の呪いを受けており、未だに身体を侵食され続けていた。吸魂鬼の本能は生命を無理やり自分の魂へ変換して「魂の杯」の穴を埋めるというものだが、リリーナはそれをしていなかった。

今回の事件はついに歯止めが効かなくなった吸魂鬼の本能の暴走である。

暴走したリリーナは街の住民を追い込んでは自身の魔術で宝石に変換し、街全体の生命を禁呪によって自身の魔力に変換しようとしていた。

見かねたキルシュは執行者として機関に訴えるも、「処理」を命じられる。とある理由によりリリーナを「処理」することはできなかったキルシュは...

現在は呪い、記憶喪失、ともに解除、復帰し良好。

「散華」

感情の花

 アマリリスに深く関わることになる人物。主に感情と花(植物)とを組み合わせた偽名を用いる。

・喜:プレジャローザ

ローザとはその名の通り薔薇のこと。よって花としては薔薇に位置する。

・怒:ツォルン...

...とは...のこと。花としては...に位置する。感情をあらわにしたとき、その花の色のように髪色が...く染まる。

・哀:キルシュグリーフ

 キルシュとはさくらんぼのこと。つまり花としては桜に位置する。

・関係:アマリリスの実の...
アマリリスのことを実は慕っていて、面倒を見てくれているシエル団員に感謝している。
・職種:「執行者」
アマリリスはキルシュのことを魔女と呼ぶが、それは彼女が極めて冷淡で手段を選ばないことによる単なる例え。
とある組織の判断基準によって咎人と見なされた人間をこの世から抹消する。警官服のような衣装を身につけ深く帽子を被り拳銃を携行する。
アマリリスも「開花」時には咎人認定されていたが、キルシュが因果を弄ったことにより、解除された。このことは組織の裁判所にて裁定が下されぬまま論争が継続中である。またキルシュは反対派を「可哀想だ」と感じているらしい。
・魔術系統:因果魔術
結果を見た後なら、分岐点に戻り、もう一つの道、イフを選んで進むことのできる魔術。
並大抵の魔術師は扱うことができず、もしも唱えてしまった場合、その人物の存在が抑止力により否定され、消滅してしまう。因果が歪んだかどうかは発動者と本人が許可を与えた者以外は全員が認知不能。
キルシュの所属する組織の「執行者」は全員が使用可能。

・楽:

逆月家

逆月玲凪(さかづきれいな)

現在の逆月家当主。男装の麗人。かつてアマリリスを預かっていた人物。
リリーナはとある事件により玲凪のことをかなり慕っている。
・魔術系統:...魔術

中の人

雪月花 玲(れーさん)
Twitter:@setsugekka_rei
イラストなどの2次制作許可は必要なし。
玲はアマリリスのことを自身の「アルターエゴ」と表現し、アマリリスの感情、意志、行動などは自分から乖離されている、と言う。