左前方パネル

姿勢指示器(ADI)

• 上の線は指定されたルートに沿って飛ぶための角度。右にずれていれば自機が目的のフライトパスの左に向かっていることを示す。
  左の線はルートで設定された速度。下にずれていれば自機が設定より速いことを示す。
  右の黄色い矢印はルートで設定された高度。上にずれていれば自機が設定より低いことを示す。
• 左右に動く灰色の縦棒は、機体をコースに乗せるためのバンク角を示す。
  上下に動く灰色の横棒は、機体をコースで指定された高度に乗せるためのピッチ角を示す。
  コースの情報がない時は中央に来る。
• コースの情報がないと左上のフラグが出てくる。
  INUから姿勢情報が来ないかADIに電力がこないと、左下のフラグが出てくる。
• 左下はセルフテストボタン、右下は水平線位置調整ノブ。

水平位置表示計(HSI)

• コンパスカードの外側にある黄色の目印は、DH（目標方位）または手動で指定した方位を示す。
  白の二重矢印は、DTA（目標トラック角）または手動で指定した方位を示す。
• 黄色の矢印は、RMIによる選択した無線局の方向を示す。外側の固定目盛で読むこと。
  無線局はARK-22 ADF制御パネルで選択する。
• 左上の数字は目的地までの直線距離（km）、右上の数字は白の二重矢印が示す方位。
• 中央の横線は、ホバーモード開始位置からの前後のずれを示す。
  中央の縦線は、ホバーモード開始位置またはフライトパスからの左右のずれを示す。
  フライトパスからのずれは、自動操縦パネルの“ЗК-ЛЗП”切替スイッチが方位保持モードに設定されていると機能しない。
• 右のスイッチは、DH及びDTAの設定の自動／手動を切り替える。[LCTRL + H]
  デフォルトは下の“АВТ”で自動モードとなり、方位とコースはナビゲーションシステムで更新される。
  上の“РУЧН”では手動モードとなり、左下と右下のノブでそれぞれDHとDTAの方位を手動指定する。
• INUが方向を出さなくなるかHSIに電力がこないと、上の“КС”フラグが出てくる。
  ナビゲーションコンピュータのテストに失敗すると、左右に“K”“Г”フラグが出てくる。
• 左下のノブの近くにあるボタンはセルフテストボタン。

レーザー指示装置パネル

• HSIのすぐ下にあるレーザー測距／レーザー指示“ЛД-ЛДП”モード切替スイッチは、デフォルトでは“ЛД”レーザー測距になっている。[LSHIFT + O]
  “ЛДП”レーザー指示に切り替えると、レーザーはKh-25ML、Kh-29L、レーザー誘導爆弾といった武器のために目標を指示するのに使用できる。Ka-50は目標を走査し、2回目のENTER（目標ロック）を押すことで20秒間目標を照射できる。このスイッチは“Vikhr”には使用できない。
• “СБРОС ЛДП”レーザー指示リセットボタンは、20秒で時間切れになる前にレーザー照射を止めるのに使う。[LALT + LCTRL + O]

電波高度計
300mまでの対地高度（AGL）を表示する。

• 黄色の矢印は安全高度バグで、右下の警告灯つきノブで調整する。降下中に安全高度に達するとノブが光り、警告音が鳴る。
• 左下のテストボタンを押すと、正しく動作していれば安全高度の矢印が15mの位置に動く。[LALT + LSHIFT + R]
  右の赤いフラグは電波高度計が動作していないことを示す。対地高度が300mを超えた時も出る。

時計
機械時計は時刻（時、分、秒）、ミッション経過時間（時、分）、ストップウォッチ（分、秒）を表示する。

• ミッション経過時間は、文字盤上部の小さい目盛。左の赤いボタン[RALT + RCTRL + RSHIFT + C]で開始／停止／リセットする。進行中は中の赤ライトが点灯し、停止中は点滅する。
  ストップウォッチは、文字盤下部の小さい目盛。右の白いボタン[RALT + RSHIFT + C]で開始／停止／リセットする。
• 時刻を合わせるには、秒針が上に来た時に右のボタンを時計方向に回して[RCTRL + RSHIFT + ,]時計を止める。その後左のボタンを引いて[RSHIFT + M]右マウスボタンを押しながら反時計方向[LALT + ,]か時計方向[LALT + .]に回して時刻を合わせる。右のボタンをもう一度、今度は反時計方向に回して[RCTRL + RSHIFT + ,]再開する。

左前方パネル警告灯

ギア操作パネル