導かれし者の祭壇
パデキアの洞くつ
カミュ
「この洞くつの いたる所に
地面に 矢印みたいなマークが 書かれてるだろ?
ああやって こっちに行けって言われると 昔から 逆方向に行きたくなるんだよな。
我ながら あまのじゃくだと思うぜ。」
ベロニカ
「この洞くつの名前は パデキアっていう 薬草の名前から取ってるんだって
ヨッチ族からそう教わったわ。
その薬草ってすっごい苦いらしいわ。
セーニャがたまに失敗する料理と どっちがひどい味かしらね……。」
セーニャ
「この洞くつの床にある矢印……。
道に迷わないために標識でしょうか? ずいぶん親切な洞くつですわね。」
シルビア
「この洞くつって 壁も床も水晶みたいにキラキラしていて とってもキレイね。
まるで宝石みたいにかがやいてるわ。
あんまりキレイだし ひとかけらくらいいただいちゃおうかしら……
なんて やーねえ 冗談よ 冗談! ウフフ」
ロウ
「低温の環境の中で 貴重な薬草の種を保存することで その寿命を延ばす……。
この洞くつほど その保存方法に適した場所は ないじゃろうて。
いい場所を見つけたのう。」
マルティナ
「うーん……なんだかここは つるつるすべって 戦いづらいわね。
足もとに気をつけてね 〇〇。」
グレイグ
「旅の扉というものをくぐると ぐるぐると目が回って酔うな……。
うう 情けない……。」
ロザリーの部屋
カミュ
「こういう 大切な宝を守っていますって
いかにもな 雰囲気の場所にいると 元盗賊のウデが うずくぜ。
……ん? なんだよ そのカオは。大丈夫 何も盗んじゃいねえさ。
昔のオレだったら 話は別だけどな。」
ベロニカ
「ここって 不思議な場所ね。
さっきから 魔物の気配がするんだけど 邪悪な感じが すこしもないの。
きっと この部屋には 心優しい 魔物が 住んでいるんだわ。」
セーニャ
「窓の外が 見えたのですが 景色からして
ここは ずいぶんと 高い塔のようですわ。」
シルビア
「ずいぶん せまいけれど ステキな内装の お部屋ねえ。
お姫さまでも 住んでいるみたいだわ。」
ロウ
「むむ……この建物は めずらしい石で 作られておるようじゃ。
うっすらと 光っておる気がするわい。」
マルティナ
「冷たい石に 囲まれていて なんだか さびしい部屋ね……。
ひとりでいたら 気分が落ち込みそうだわ。」
グレイグ
「うぐ……ずいぶんと 天井が低い建物だな。
俺は すこし かがんで歩かねば アタマを ぶつけてしまいそうだ。」
山奥の村
カミュ
「おっ キレイな池があるな。
なんの用事もなけりゃ 一日中 のんびり釣りでもしたいもんだぜ。」
ベロニカ
「こんな山奥にある村は 私たちの世界にはあんまりないわ。
この村に住む人たちは どうしてこんなへんぴな場所に村を作ったのかな?」
セーニャ
「〇〇さま 旅の扉を通るのは とっても面白いですわね!
身体がぐにゃぐにゃっと 丸められるような
不思議な感じが なんだかクセになりますわ!」
シルビア
「まあステキな花畑ね!
美しいものを見ていると 新ネタがどんどん浮かんでくるわ!
花のようにうるわしいアタシが 空から舞い落ちてくる
シルビアふぶきなんてどうかしら?
うふふ 大ウケ間違いなしよ! 帰ったら さっそく準備しなくっちゃ!」
ロウ
「これはまた 深い森に囲まれた村じゃのう。
まるで 古文書に登場する聖なる者が住まう 隠れ里のようじゃ。」
マルティナ
「ヨッチ族たちが言っていたけれど
この村で暮らす人たちは よそ者に対して とても警戒心が強いんだそうよ。
あまり派手な行動をして ヘンに思われないよう 注意しましょう。」
グレイグ
「美しい森と澄んだ水辺そして花畑……なんと美しい村だろうか。
戦いの日々がすべて終わったら
こういうほがらかな場所で のんびり暮らすのも悪くないだろうな。」