デルカダール王国
『デルカダール王国の国宝 第106号~伝説の大盾 デルカダールの盾~』
場所:ホメロスの私室
初代バンデルフォン国王一行が
旅の疲れを 癒すため
デルカダール王国に 宿をとった時のこと。
そのウワサを耳にした 邪悪の黒竜が
バンデルフォン国王の命を 狙って
突然 デルカダール王国を襲ったのである。
人々が逃げまどう中 その村に住む
ひとりの騎士が 住民たちを その背にかばい
両ウデをひろげて 黒竜の前に立ちはだかった。
バンデルフォン国王は 騎士の勇気に感動し
黒竜のウロコに よく似た漆黒の盾を作り
デルカダールの騎士に 与えた。
現在 この盾は デルカダール城に保管され
デルカダールいちの騎士として
王の信頼を得た者に 与えられるという。
ホメロスの日記
場所:ホメロスの私室
我が友グレイグが ソルティコでの修行から戻り
ひと月が過ぎた。しばらく見ないうちに
アホのように背が伸びて 大人の騎士のようだ。
手合わせを申し込んでみたが 生来のチカラに加え
見事な剣術を身につけた ヤツの前に
私は なすすべもなく 倒されてしまった。
そして ヤツは 倒れふす私に向かって
幼き日と同じように 手を差し出して 笑うのだ。
その笑顔がどの技よりも 私を痛めつける。
ヤツが不在の間 私も 遊んでいたわけではない。
兵法を学び おのれを律して 鍛錬にはげんだ。
それなのに なぜ グレイグは私の先を行く?
私たちは この王国を ふたりで守ると誓った。
遠い日のざれごとを 覚えているのは
もはや 私だけなのかもしれない。
だが それでも 私は夢に見るのだ。
ふたりで 王の横に並びたち 共に戦う日々を。
そのために 私は できることを探し続つづけよう。
プチャラオ村
『古代プワチャット王国の秘密』
場所:どうぐ屋
古代プワチャット王国が滅びた 本当の原因は
現代にいたるまで 解明されていないが
最近の研究で 明らかになったこともある。
滅びゆく国にも 暮らしている人はいる。
病や天災が理由ならば 残された人々は
死者をとむらう儀式を 行うのだ。
しかし プワチャット遺跡には
人間の墓や 埋葬した痕跡が見られない。
つまり プワチャット王国の 最後には
とむらう者すら 残っていなかった。
そんな おそろしい仮説が 成り立つ。
同じ特徴が 見られるのは
バンデルフォン王国 ユグノア王国
ふたつの 滅びた大国の遺跡である。
ここから 考えられることの ひとつとして
命を根絶やしにすることを 目的とした
魔物による 襲撃を受けた可能性があるのだ。
古代図書館
『北海の覇者』
場所:2階
ヤイサホ エイサホー!
威勢のいい掛け声が 聞こえてきたら
北海の覇者 バイキングのお通りである。
バイキングとは 盗みや略奪をなりわいとして
沿岸の町を荒らしまわる 武装集団。
そんな イメージを持つ人も 多いかもしれない。
しかし それは バイキングの中でも少数で
彼らの大半は 貿易で生計を立てる
ウデっぷし自慢の 男たちなのだ。
彼らと交流するには つねに 笑顔を絶やさず
土産の酒の ひとタルでも 持っていくと
良好な関係を 築けるだろう。
『幻の王国と魔法道具』
場所:4階
今から数百年前に この世界から姿を消した
古代プワチャット王国は 魔法道具を量産する
高い技術を 持っていたと考えられている。
なかでも 最後の国王に仕えた宰相は
魔法道具の開発に チカラを入れており
現代にも通ずる 魔法道具の開発を進めたという。
彼の時代に開発された 魔法道具の中でも
『まほうのカギ』で開く 魔法の扉は
現在でも 世界各地で見ることができる。
しかし 肝心の『まほうのカギ』は
プワチャット王国滅亡の直前に 王国から
姿を消した宰相と共に 行方知れずとなっている。
クレイモラン王国
『氷の王国 クレイモランの歴史』
場所:女王の私室
ロトゼタシアの北に位置する クレイモラン地方は
果てしなく続く雪原と 氷点下の寒さから
人々の訪れを拒む 未開の地であった。
しかし シケスビア雪原の奥地に
探検家が迷い込んだことで 状況は一変する。
人類の英知 古代図書館の発見である。
古代図書館に眠っていた 多くの書物の発見で
世界中の研究者 魔法使い 思想家たちが
我先にと とクレイモラン地方へ やってきた。
彼らは この地を 学問の聖地と定め
現在のクレイモラン王国 建国の
いしずえとなったのである。
聖地ラムダ
『伝説の建築家』
場所:民家
聖地ラムダの 賢者の石像は
昔 世界中を旅する 建築家が
生涯をかけて 作ったものだが……。
勇者の像と ふたつで対になっている
いわゆる 夫婦像だという話は
なぜか あまり知られていない。
旅に出る時は ユグノア地方にあるという
勇者の像を ぜひ拝んでほしい。
かの ふたりの加護が 得られることだろう。
『天才まほう使い ベロニカの日記』
場所:ベロニカとセーニャの家)
1冊の日記帳が 置かれている。
表紙には 『天才まほう使い ベロニカの日記』
と書かれているようだ。
今日は はじめて まほうの練習をしたわ!
長老さまが いやしのまほうと
ほのおのまほうを 教えてくれたの!
でもね どんなに がんばっても
あたしは いやしのまほうが 使えなくて
セーニャは ほのおのまほうが 使えなかった。
セーニャは これじゃ 立派な賢者になれないって
メソメソ 泣いていたけれど
あたしは そんなこと ちっとも思わない。
だって あたしがケガをしても セーニャが
いやしのまほうで 治してくれるもの。
あたしは ほのおのまほうで セーニャを守るわ。
あたしたちは いつも ふたり一緒。
足りないところは どっちかが 埋めればいい。
……だから だいじょうぶよ セーニャ。
ユグノア王国
『ロウの日記』
場所:ロウの私室
アーウィンに 王位をゆずって以来
あやつは ユグノア王国を発展させるべく
精一杯 やってくれている、
はじめこそ 王族でなかった アーウィンに
王位を継がせることを よく思わない
民の声も聞こえたが……。
今では皆 新たな若き王を信じ したがっている。
アーウィンの 国を思う ひたむきな誠実さが
民の心を ひとつに束ねたのだろう。
エレノアが アーウィンを選んだのは
正しい判断だった……これで わしも
安心して 隠居生活できるわい。
『ローシュ戦記』
場所:王と王妃の私室
~第一章 始まりの詩~
生命を紡ぐ 命の大樹
その息吹より生まれし 光の勇者
勇者の光 尽きることなき まばゆさで
果ては 漆黒の影を生みださん。
影の名は 混沌を統べる 邪悪の神なり。
~第二章祈りの詩~
命の大樹の息吹 聖なる山の頂に
愛の祈りを ひびかせん。
祈りを受けて生まれし 赤子。
その者の名は セニカ。
勇者を守る 聖賢の乙女なり。
とあるトレジャーハンターの伝言
第1章
第2章(ナギムナー村/キナイの家)
私は ナナシのトレジャーハンター。
虹色の枝を乗せた船が 南国の海で沈んだという
風のウワサを頼りに この村へやってきた。
村いちばんの漁師に 海図を渡す代わりに
海の底をさらってもらったが アミにかかったのは
おいしそうな ホタテだけだった。
今は 村の酒場で ホタテを調理してもらって
美人な若女将と おしゃべりしながら
チビチビ 酒を飲んでいるが すこぶるウマい。
村いちばんの漁師は 許嫁がいるそうだが
あまり 乗り気じゃないみたいだ。
心に決めた人が 他にいるのだろうか。
ああ もうすぐ 夜が明ける。
虹色の枝は 見つからなかったが
楽しい時間と 友を得た。旅とは よいものだ。
第3章(プチャラオ村/民家)
私は ナナシのトレジャーハンター。
ちいさなメダル99枚で 虹色の枝が もらえると
風のウワサを耳にして この学園にやってきた。
しかし そんなに うまい話があるものか。
メダル99枚と 交換してもらえたのは
渋い紫色の ユグノア兵士の服だった。
冒険者にぴったりの じょうぶな服だというが
私には ウエスト周りが ちょっぴりキツイ。
どうにも がっかりだ。ふにおちない。
しかし 学園の かわいらしい女生徒が
クレイモランという国を 教えてくれた。
世界中の知恵者が集まる 国のようだ。
そこに行けば 虹色の枝のありかが
わかるかもしれない。私の心は踊っている。
さて もうすぐ夜だ。今夜は どこで眠ろうか。
第4章(クレイモラン/どうぐ屋)
私は ナナシのトレジャーハンター。
虹色の枝のありかを知る 知恵者を探して
クレイモラン王国に やってきた。
しかし ここで 旅の目的を変えようと思う。
この国に入る すこし前 雪道で
生き倒れている 若者を助けたのだ。
若者は 高熱で意識が はっきりしないようだが
うわ言のように 同じ言葉を繰り返している。
故郷に帰るのだ……と。
そんな 若者の様子を見ていたら
私も 長いこと帰っていない 故郷を思いだし
彼のことを ほうっておけなくなってしまった。
だから 虹色の枝探しは 休止して
この若者を故郷に 送りとどけようと思う。
酒場で出会った 砂漠の国から来た老医師が
同行してくれるそうなので ひと安心だ。
旅は道連れ 世は情けというやつだろうか。
第5章
石碑
ドゥルダ郷
場所:大修練場
勇者ローシュ 魔法使いウラノス
我ら 志を同じくする 永遠の友として
共に 邪悪の神を打倒することを 今ここに誓わん
場所:冥府
聖なる波動と 不屈の刃が 交差するとき
まばゆき 光の星雲が生まれ
闇に閉ざされた世界を 希望の光で満たさん
天空の古戦場
くちた石碑に 文字が刻まれている。
どうやら かつて この地にいた神の民が
書きのこした 記録のようだ……。
邪悪の神にしたがう 眷属の魔物たちは
この島に眠る 神聖なる金属の鉱脈を狙い
何度となく 襲いかかってきた。
この島を舞台にした戦いは 激しさを増し
我らと 邪悪の神の眷属たちとの間で
度々 大きな戦いが くり広げられた……。
平和だった この島も すっかり荒れはて
いつしか こう呼ばれはじめた。
……終わることなき 天空の戦場と。