神の民の里
カミュ
「大きな島が 空に浮かんでるだけでも
信じられないのに 建物まであるとはな。
いったい どうなってんだか……。
まっ 世の中には オレたちの知らないことが
まだまだ たくさんあるってことだな……。」
セーニャ
「ラムダの長老さまの お告げの通りなら
天空に浮かぶ この島に
闇を打ちはらうチカラが あるはずです。
私たちが この地に導かれたことには
何か意味があるに 違いありません……。
さっそく あの神殿に 行ってみましょう。」
シルビア
「ホントに 天空に浮かぶ島が あったわね。
正直 ラムダの長老さまの話は
半信半疑だったから おどろいちゃった。
空飛ぶクジラといい 空に浮かぶ島といい
長老さまの 大樹の神託は 本物みたい。
今度 疑ったことを 謝っておくわ。」
マルティナ
「ラムダの長老の お告げに出てきたっていう
天空の島は 神の民がいた島のことだわ。
あそこに 闇をはらうチカラが あるはずよ。
でも 闇を打ちはらうチカラって
具体的に どんなものなのかしら……。
全然 想像ができないわ。」
ロウ
「この島の端には 半円形のくぼみがあるのう。
何かが くぼみに はまるようにも見えるが
いったい なんに 使うんじゃろうな……。」
グレイグ
「この島にある神殿は 地上の建物とは
全然違う 建築様式で 作られているようだ。
もしかすると あの神殿を建てた人々は
我々とは まったく 異なる文明に 生きていたのかもしれんな……。」
太陽の神殿
カミュ
「神の民の里にある 浮島は
ほとんど 魔王軍に 落とされたらしいな。
魔王のヤツ むちゃくちゃしやがるぜ……。
もしかすると この里にある
魔王の闇をはらうチカラを 葬ることが
ヤツらの 目的だったのかもな。」
セーニャ
「唯一生き残った 神の民は
里が襲われたとき 聖なる種火の加護に守られ
なんとか 難を逃れたそうです。
どうやら 聖なる種火には
魔をしりぞけるチカラが あるようですわ。
とても ありがたいチカラですわね。」
シルビア
「太陽の神殿にいた あの子は
生き残った 最後のひとりなのね……。
まだ 子供なのに ホントにかわいそう。
アタシたち 人間だけじゃなく
神の民の笑顔まで 奪うなんて……。
魔王だけは 絶対に 許しちゃいけないわ!」
マルティナ
「神殿の奥から 大きなチカラを感じるわ。
おそらく このチカラの源が
神の民の言う 聖なる種火なんでしょうね。
他に手がかりもないし まずは
聖なる種火を 調べてみましょう。
何か わかるかもしれないわ。」
ロウ
「神の民は 勇者のことを知っておったな。
さすが ロトゼタシア創世の時代から
この世界を 見守ってきただけあるわ。
あの子以外にも 神の民が 生き残っていれば
魔王の闇を はらうチカラについて
聞けたかもしれんが……残念じゃのう。」
グレイグ
「まさか 天空に 神の民のような
人間とは まったく違う一族がいるとは
考えたことも なかったな……。
しかも 彼らは ロトゼタシア創世の時代から
この世界に 存在している一族……。
よく 人間に 知られなかったものだ。」
適当な場所へ寄り道
カミュ
「神の民は 太陽の神殿の奥に
世界誕生の時から燃え続ける
聖なる種火があると 言ってたよな。
他に 手がかりもなさそうだし まずは
神の民の里に戻って 聖なる種火を調べようぜ。
何か わかるかもしれないぞ。」
セーニャ
「お姉さま……今まであなたがいないと
私は何もできませんでした。
ですが 私はもう 昔の私ではありません。
……見ていてください。
皆さまと共に 勇者さまを導き
必ずや 使命を果たしてみせます。」
ロウ
「よいか 〇〇。
お前の父 アーウィンは どんなことがあっても
絶対に あきらめない男じゃった。
魔王が どんなに 強大な敵だったとしても
わしらも 絶対に あきらめてはならんぞ。
そうすれば 勝機は 必ず訪れるのじゃ。」
グレイグ
「〇〇 今 こうしている間にも
たくさんの人が 魔物の犠牲になっているぞ。
一刻も早く ラムダの長老の言う
魔王の闇をはらうチカラを 手に入れ
ウルノーガを 討ち果たすのだ。」
聖なる種火を調べた後
カミュ
「見ろよ 〇〇。聖なる種火の 優しい光が
太陽の神殿中を 照らしてるぞ。
なんでだろうな……。
あの優しい光に 包まれていると
不思議と あったかい気持ちになるぜ。」
セーニャ
「3本の苗木からは 命の大樹にも似た
不思議なチカラを感じます……。
〇〇さま 神殿の苗木を調べましょう。
何か 大事なことを伝えようとしている……
私には そう 思えるのです。」
シルビア
「〇〇ちゃんは 大樹の根を調べると
命の大樹に宿った 過去の記憶を
見ることができるじゃない?
なんとなくだけど 神殿にある苗木は
その根と 同じような感じがするの。
せっかくだから 調べてみましょうよ。」
マルティナ
「神殿に 安置されているところを見ると
3つの苗木は 神の民に
大切に 育てられているみたい。
私には あの苗木に
どんなチカラがあるか わからないけど
神の民にとって 特別な植物なのかもね。」
ロウ
「聖なる種火が 〇〇のアザに
反応して 器に移ったということは
聖なる種火は 勇者に関係があるのじゃろう。
勇者のチカラは お前が 生まれたときから
当たり前のように あるものじゃが
まだまだ 謎が多いのう……。」
グレイグ
「神殿の入り口にいた 神の民は
聖なる種火が 世界誕生の時から
ずっと燃えつづけていると 言っていたな。
我らの常識では 考えられんが
あの炎を見ていると それもあり得ると
思えてしまうから 不思議なものだ……。」
部屋を出ようとした時
セーニャ
「〇〇さま お待ちください。
あの淡い光を まとった
不思議な木々を調べてみませんか?
あの光…… 何か とても大事なことを
伝えようとしている……。
私には そう思えてならないのです。」
苗木を調べた後(1回目)
カミュ
「苗木を調べた時に見た 4人が
先代勇者 ローシュたちのようだな。
他の苗木を調べれば ローシュが
邪悪の神と 戦った時のことが 何かわかるかもしれない。
さっそく 調べてみようぜ。」
セーニャ
「ローシュさまと 一緒にいた女性が
賢者 セニカさまなのですね。
なんて 美しい女性なんでしょう……。
でも 私たちは あの方の 生まれ変わりだと言われて 育ちましたが
お姉さまにも 私にも 似ていませんでした。
生まれ変わりの話が ただの言い伝えだったと
言ってしまえば それまでですが
なんだか 不思議な感覚でしたわ……。」
シルビア
「先代勇者ちゃんたちは あの島で
いったい 何をしていたのかしら。
何かの鉱石を 持っていたようだけど……。
う~ん 考えていても 仕方ないわね。
とりあえず 他の苗木を調べてみましょう。」
マルティナ
「苗木を調べることで 過去の記憶を
見ることができたってことは あの苗木は
大樹の根と 同じチカラを 持っているのね。
でも 大樹の根とは すこし雰囲気が違うわ。
やっぱり 大樹のチカラを持つ物の中でも 特別な苗木なのかもね。」
ロウ
「苗木の記憶の中で 〇〇と同じく
左手に アザのある方が おったじゃろう。
あの方が 先代勇者 ローシュさまじゃ。
わしには 想像もつかんが
同じ勇者の宿命を 負う者同士
何か通じ合うものが あったのではないか。」
グレイグ
「先代勇者ローシュが 持っていた鉱石は
かなり めずらしい物のようだが
いったい なんの鉱石だろうか……。
俺は 鍛冶を学んだ経験から
世界中にある鉱石に くわしいのだが
あの鉱石は 一度も見たことがないぞ……。」
苗木を調べた後(2回目)
カミュ
「なんとなくだけどさ 先代勇者 ローシュは 〇〇と 似てるよな。
ああ カオの話じゃないぞ。
カオつきは ローシュのほうが 大人っぽいが
印象というか……全体の雰囲気が 似てるんだ。
まあ 自分じゃ わからないだろうがな。」
セーニャ
「〇〇さまは ローシュさまたちがいた
砂漠に 見覚えがありますか?
私は どこかで 見たことがある気がします。
もしかしたら 私たちが 行ったことのある場所かもしれませんね。」
シルビア
「先代勇者ちゃんが持ってた ハンマーは
なんなのかしら? あの様子からして
ただのハンマーじゃ なさそうだけど……。
ひょっとすると あのハンマーが
闇をはらうチカラに 関係しているのかもね。」
マルティナ
「2つの苗木の記憶だけじゃ
魔王の闇をはらうチカラについて
手がかりを得たとは 言えないわ。
考えていても 仕方ないから
とにかく 次の苗木を調べてみましょう。」
ロウ
「苗木の記憶を見るに ローシュさまたちも
今のわしらと同じように ロトゼタシア中を
旅していたのかもしれんな。
ローシュさまたちは 邪悪の神と戦い
わしらは 魔王と戦っておる。
やはり 何か宿命的なものを感じるわい……。」
グレイグ
「ローシュが持っていた ハンマーの形状は
武器というより 鍛冶用のものに近いな。
俺は 鍛冶を学んだ経験から いろいろと ハンマーには くわしいのだ。
知識というのは やはり役に立つものだな。」
苗木を調べた後(3回目)
カミュ
「いいか 〇〇。魔王を倒すための
新たな勇者のつるぎを オレたちの手で 作るんだ。
勇者のつるぎを作るために 必要なものは
先代勇者の足跡を追えば 手に入るはずだぜ。
準備ができたら さっそく 出発しよう。」
セーニャ
「ローシュさまたちが 剣を鍛えていた山は
ホムラの里の近くにある 巨大な火山に 間違いありません。
あの火山に行けば 勇者のつるぎを
鍛えるための場所が 見つかるはずですよ。」
シルビア
「先代勇者ちゃんが ハンマーを手に入れた場所は
アタシと 〇〇ちゃんが出会った 運命の地……
そう サマディー地方のどこかよ!
サマディーの王さまなら ハンマーについて 何か知ってるはずだわ!
さっそく 話を聞きにいきましょう!」
マルティナ
「ローシュさまたちは 邪悪の神と戦うために
仲間たちと チカラを合わせて
勇者のつるぎを 作ったのね。
たしかに それと同じチカラを持つ 剣があれば
魔王の闇を はらうこともできるはず……。
なんとしても 勇者のつるぎを 作らなくちゃ」
ロウ
「ローシュさまたちが 鉱石を採掘していたのは
この場所と同じく 天空の浮島じゃったな。
入り口にいた 神の民どのなら あの島が
どこにあるのか 知っているかもしれんの。
彼に 話を聞いてみるとするか。」
グレイグ
「先代勇者ローシュたちも 自分たちのチカラで
勇者のつるぎを 作ったのだ。
我らも 自分たちで 剣を作ってやろう。
いくら ローシュたちが 伝説の英雄たちと言えど 同じ人間だ。
彼らにできて 我らにできぬ道理はないぞ。」
神の民の話を聞いた後
ロウ
「神の民どのによると ローシュさまたちが
鉱石を採掘していたのは 天空の古戦場という
かつて 大きな戦いがあった場所のようじゃな。
それ以外にも 神の民どのは 剣を作るのに
必要な物の場所について くわしいようじゃ。
迷ったら 彼の話を聞くとよいぞ。」
適当な場所へ寄り道
セーニャ
「勇者のつるぎを 作るために必要な物を すべて集め
ホムスビ山地にある 火山へ 向かいましょう。
そこに かつて ローシュさまたちが
勇者のつるぎを鍛えたという 伝説の鍛冶場が あるはずです。」
シルビア
「行くわよ 〇〇ちゃん!
アタシたちで チカラを合わせて
新しい 勇者のつるぎを作るのよ!
先代勇者ちゃんの 勇者のつるぎや
ウルノーガの 魔王の剣にも負けないぐらいの
史上最強の剣を 作っちゃいましょ!」
ロウ
「〇〇 残された時間は 少ないぞ。
一刻も早く 勇者のつるぎを作り
魔王の居城である 天空魔城に乗り込むのじゃ。」