概要
DQ6以前において【はなす】コマンドを話しかけることができる対象がいない方向に対して実行すると表示されるメッセージ。
これ以上なくシンプルかつドライな言葉で、これを見たプレイヤーはハッと我に帰る事になる。
DQでは割とメジャーなメッセージ。
元々は、FC・MSX・MSX2版のDQ1の仕様に従ったメッセージであった。
なぜなら、キャラクターが常に正面しか向いていないため、会話の際に方角指定する必要があるのだ。
だから、指定した方角に誰もいない場合に、「”そのほうこうには” だれも いない」と明示する必要があった。
しかしキャラクターが東西南北の向きを切り替えられるようになったDQ2以降でも、DQ1の癖でキャラを隣接だけさせて相手の方向を向かず「はなす」コマンドを使用し、その後の(DQ1なら出て来る)東西南北で会話しようとするプレーヤーがいたことから、DQ6まではこのメッセージが使われ続けた。
ちなみに、その方向の1歩離れた位置(SFC版DQ5、DQ1・2では半歩でも)に誰かいても「その方向には誰もいない」と言われる。「いや、いるだろ!」とつっこんだプレイヤーも少なくないのではなかろうか。
【仲間会話】が実装されたDQ7やリメイク版天空シリーズでは、誰もいない場所で「はなす」と仲間との会話が始まるため、このメッセージが表示されることはほぼない。
例外はPS2版DQ5であり、【主人公(DQ5)】を戦闘メンバーから外して誰もいない場所で「はなす」を使えば
その方向には
だれも いない。
を拝むことが出来る。
会話システムがないGB版のロトシリーズでは完全にリストラされており、誰もいない場所で【便利ボタン】(Aボタン)を押すと【しらべる】の方が機能して【あしもとを しらべた。】のメッセージが表示される。
ついにDQ8では近くに誰もいない時に「はなす」を選んでも何も表示されなくなった。因みにこの作品で仲間と会話する場合には【なかま】というコマンドを使う。
亜種には【その方向には ダレモイナイ。】なんてものもある。