【はなす】

Last-modified: 2025-04-30 (水) 21:17:56

移動中コマンド
【はなす】【じゅもん】【つよさ】【どうぐ】【かいだん】【しらべる】【とびら】【とる】【そうび】【さくせん】【なかま】【せんれき】【とくぎ】【おもいで】

戦闘中コマンド
【たたかう】【にげる】【じゅもん】)-【どうぐ】【ぼうぎょ】【こうげき】【さくせん】【いれかえ】【とくぎ】【そうび】【はなす】【おどかす】【ためる】【しらべる】【ひっさつ】【れんけい】
【きりかえ】【あきらめる】

概要

【コマンド】の一つ。話す。
基本的には移動中のコマンドだが、PS版DQ7のみ戦闘中のコマンドとしても実装されている(後述)。
人物(または動物・魔物)と会話し、その内容が【ポポポ音】を伴って【メッセージウィンドウ】に表示される。
会話といっても原則として【主人公】は喋らず、表示されるのは相手の台詞のみであるが、時には会話の中で【はい/いいえ】の選択によって主人公=プレイヤーの意思表示を求められる場合もある。
おもに町の人などの【NPC】から話を聞く際に利用することが多く、店などの施設を利用するときもこの機能を用いる。
会話をするには【PC】が相手とくっついていなければならないが、【テーブル】【カウンターテーブル】鉄格子がある場合はそれを挟んで話すこともできる。
相手が話せない状態である場合は台詞の代わりにメッセージが表示される。死体に話しかけた時にでる【へんじがない。ただの しかばね のようだ。】のメッセージは有名。
 
オリジナル版DQ5~8とDQ1~5の据置機リメイクでは【便利ボタン】、携帯機リメイクとDQ9以降の作品では決定ボタンに「はなす」コマンドの機能が実装され、基本的にボタン一押しで話せるようになった。
さらには「はなす」コマンドそのものが登場しない作品も増えている。ナンバリングタイトルではGB・GBC版以降全バージョンのDQ1~3、スマホ版全タイトル、DQ9、DQ10オフライン、PS4版DQ11とDQ11S3Dモードにおいて「はなす」コマンドが登場しない。
 
DQ7とリメイク版DQ4~6、3DS版DQ11・DQ11S2Dモードでは「はなす」コマンドのもう一つの機能として仲間キャラと会話する機能もある(DQ8、DQ10オフライン、PS4版DQ11・DQ11S3Dモードでは【なかま】コマンド)。PS版DQ7のみ、戦闘中のコマンドとしても実装された。

DQ1

コマンドウィンドウの最も左上に「はなす」コマンドがあり、ウィンドウを開いたときのカーソルの初期位置ともなっている。
以降の作品でも「はなす」コマンドが登場する場合は最も左上が定位置となっている。
ただし、本作では容量の都合でキャラクターのスプライトが前向きのパターンしか用意されていないため、相手にくっついて「はなす」を入力後、さらに「きた/みなみ/にし/ひがし」の中から相手がいる方角を選択する必要がある。
方角選択ウィンドウは特殊なレイアウトで、選択肢が実際の方角と一致する上下左右方向のひし形に配置されているため、相手がいる方向に方向ボタンを1回押してA(北の場合はAボタン連打のみで)で選択できる。
一般論としては地図の上方向が必ずしも北とは限らないのだが、本作はこのウィンドウのおかげで上下左右と東西南北の対応関係が最初から確定する、ある意味親切な存在でもあった。
選択した方角に誰もいない場合は【そのほうこうには だれも いない。】と表示される。
 
なお本作では「はい/いいえ」や【道具屋】での「ものをかいにきた/ものをうりにきた」の選択肢が「はなす」コマンドからポップアップする形になっている。
 
SFC版では便利ボタンで会話ができるようになったが、コマンドの「はなす」も残された。方角指定は必要なくなっている。
GB版以降は登場しない。

DQ2

キャラに横と後ろを向いたスプライトバターンが作られたことから会話の方式が変わり、方向ボタンで相手のいる方向を向いてからウィンドウを開いて「はなす」を実行すると会話ができる。
方角の指定がなくなったので、Aボタンを2回連続で押すことで会話できるようになった。
話しかけると相手のキャラもちゃんとこちらを向いて話してくれる。
なお目の前に誰もいない場合は、前作から引き続き「そのほうこうには だれも いない。」のメッセージが使われる。
 
SFC版の仕様はDQ1と同じ。GB版以降は削除された。

DQ3

「はなす」の仕様は前作から変わらない。
4人パーティの時に隊列を左右または上下方向に往復させると先頭キャラが最後尾キャラと向かい合う状態になることがあるが、話しかけることはできない。
 
便利ボタンが導入されたSFC版でもコマンドとして残されたが、GBC版以降は削除された。

DQ4

会話の仕様は基本的に前作と変わっていないが、【立て札】に限り、「はなす」と【しらべる】の両コマンドで調べられる。
 
PS・DS版ではDQ7と同じく、目の前にNPCのいない場所で「はなす」コマンドを使うと【仲間会話】となる。
スマホ版では削除された。

DQ5

【便利ボタン】が初めて実装されたが、コマンドの「はなす」も存続している。なおDQ4までは「はなす」を選ぶとコマンドウィンドウはそのまま画面上に残っていたが、DQ5以降は消えるようになった。
台詞の設定されていないキャラに話すと【その方向には ダレモイナイ。】という表示が出る。一部カタカナなのが恐怖感を煽る。
 
PS2版ではPS版DQ4、DS版ではそれぞれ各機種のDQ4と同じ仕様で、仲間会話もある。スマホ版では削除された。

DQ6

DQ5と基本仕様は変わっていないが、直前の台詞を記憶するシステムが導入されたことに伴い、会話終了後にボタン操作で【ふかく心にきざみこむ】ことができる。
 
DS版での仕様は同機種のDQ4と同様。スマホ版では削除された。

DQ7

新たに【仲間会話】の機能が加わった。
目の前にNPCがいる場合は従来の会話になるが、誰もいない場合に「はなす」を実行すると、仲間キャラの誰か1人がその場に応じた台詞を喋る。
なお開発中は「はなす」を選んだ後さらに「なかま」を選択することで仲間と話す仕様だったが、このワンクッションが無くなったことで結果的にテンポは良くなっている。
 
PS版DQ7のみ、【戦闘】中の全体コマンドにも「はなす」が実装され、これを選ぶとその場で状況に応じた仲間の台詞が聞ける。
ただし3回以上続けて「はなす」を使っていると敵から一方的に攻撃を仕掛けられることがある。
この仕様を利用したバグっぽいテクニックも見つかった。→【はなす殴り】
 
3DS版ではキャンセルボタンだけで仲間会話ができるようになった。一方戦闘中の「はなす」は削除された。
スマホ版では移動中の「はなす」も削除された。

DQ8

仲間会話は【なかま】コマンドに移行したため、「はなす」はNPCとの会話のみのコマンドに戻った。
目の前に誰もいない場合は、「はなす」を実行してもメッセージは何も出ない。

DQ10オンライン

DQ9で一旦削除されていた「はなす」がメインコマンドに復活した。
詳しくはこちらを参照。

DQ11(3DS版)・DQ11S

3DS版や2Dモードにのみ「はなす」コマンドがあり、DQ7と同じく目の前のNPCとの会話と仲間との会話の両方をこのコマンドで行える。