勇者アバンと獄炎の魔王
第二部で【アバン】の敵として立ちはだかった【ベルクス】の一員。12巻収録の次巻予告にて存在が判明。
【はぐれ武器】の一種で「魔弓のヒヒ」と呼ばれている老人口調の弓。
狒々の仮面で占い師の肉体を乗っ取っており、頻繁に【ルーラ】で居場所を変える【アバン】の位置を割り出す。
必殺技は【矢降雨】。
特殊技能を持っていることも含めて現時点の肉体の性能に不満はないものの、かなりの高齢で限界が近いために新しい活きのいい体を求めており、【タークス】の抜け駆けに手を貸す代わりに自分は【ヒュンケル】の体を得ようと目論む。
他のベルクスはみな自分を振るうことのできる技能をもっている使い手の体を狙っているが、彼だけが特に弓術に関する技能などは披露していないヒュンケルの体を狙ったのは、今の体の限界が近いので早く新しい体を得るために理想的な体が見つかるまでの当面のつなぎと考えて妥協したものか、あるいは身体能力が高くかつ非常に若いので将来性に期待していたのかもしれない。
【怪人島】での戦いでは岩の隙間からタークスを援護していたがヒュンケルの挑発に乗ってしまい、
彼のほうに気を取られている隙に【シュプレ】からの奇襲を受けて気絶。
タークスに置き去りにされつつ自身も意識を取り戻して撤退したが、現時点の消息は不明。