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【ヒュンケル】

Last-modified: 2019-07-19 (金) 12:52:49

 パーティメンバー:ダイの大冒険

【ダイ】―【ポップ】【マァム】【レオナ】【クロコダイン】―【ヒュンケル】―【アバン】

 魔王軍:ダイの大冒険

【バーン】

【ハドラー】【キルバーン】

【クロコダイン】【ザボエラ】―【ヒュンケル】―【フレイザード】【ミストバーン】【バラン】

ダイの大冒険 Edit

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】のメインキャラの一人。21歳。アニメでの声優は堀秀行。
勇者【アバン】の使徒の1人であり、アバンにとって最初の弟子でもある。
かつて魔物に育てられ、その後アバンに拾われたのち、また魔王軍に拾われる複雑な経歴を持つ。
当初は魔王軍六大魔団長の一人「不死騎団長・魔剣戦士ヒュンケル」として登場する。
作中では【竜の騎士】大魔王を除けばトップクラスの戦闘力を誇る戦士。
常に戦闘は命懸けで、終盤になるほど体はボロボロになっていき、最終的には二度と戦えない体になってしまう。
 
【パプニカ】三賢者の【エイミ】に惚れられていて、告白されるも、「自分にはその想いには応えてやれない」という思いから拒絶。しかし、彼女は諦めておらず、彼のいない所で「地獄の底までついていく」宣言までしている。
 
ゲーム作品では星ドラのダイ大コラボイベントで登場した。

来歴 Edit

赤子だった頃に故郷の村が魔王軍に滅ぼされ、天涯孤独の身になっていたところを【地獄の騎士】である【バルトス】に拾われ、その愛情を受けて育てられた。
しかし、アバン一行が根城である【地底魔城】に攻めてきたことで事態は急変。
バルトスは【ハドラー】の魔力によって生きていた為、ハドラーが倒されれば死ぬ運命にあった。
結果、アバンにハドラーが倒された後、バルトスはヒュンケルの目の前で崩れ去る。
まだ幼い彼は、アバンがバルトスを殺したと思い込み、復讐のために敢えてアバンに弟子入りした。
弟子としての卒業時、その事を激白してアバンに後の必殺技の未完成版で襲いかかるが、アバンが咄嗟にヒュンケルを振り払った事で川に投げ出されてしまう。
この時に魔王軍の重鎮【ミストバーン】によって拾われた事で魔王軍に身を置き、人間全てへの復讐を決意。
ミストバーンに師事して叩き上げられ、人間でありながら人間を憎む心を大魔王【バーン】に気に入られて不死騎団の軍団長「魔剣戦士ヒュンケル」になった経歴を持つ。
しかし、騎士道精神の持ち主であった父からの「たとえ敵でも女は殺すな」という教えを今も守り、のちに人質にしたマァムも殺そうとはせず、「用が済んだら逃がしてやる」とまで発言している。
アバンがデルムリン島で死んだ事を知った後、その復讐心は特に他の【アバンの使徒】に対して強く向けられ、アバンから卒業の証に受け取った【アバンのしるし】を使徒探しの手がかりとしていた。
 
そしてパプニカを滅ぼした際に【鎧の魔剣】を携えて【ダイ】たちと戦い、初戦時にはその圧倒的な力量で追い詰めるも【クロコダイン】の救援によって一度は退く。
地底魔城での再戦時には【マァム】が持ってきた【魂の貝殻】によって「実はハドラーが死んでいなかったためバルトスは当初生きていたが、裏切り者としてハドラーの手で殺された」という真相を聞かされ、今までの人間への復讐心と真の仇敵への怒りで板挟みになる。
マァムの制止も聞かずに再びダイに襲い掛かるが、最終的にはダイの放った新必殺技【ライデインストラッシュ】の前に敗れ、敵として対峙しても尚、自分の身を案じてくれたマァムの暖かな慈悲の心に触れて敗北を認めて改心する。
しかし、その直後に現れた【フレイザード】が起こした死火山の強制噴火からダイたちを救い自身はマグマに沈む。
 
一度は死んだと思われていたが、彼の部下【モルグ】の手当てで一命をとりとめたクロコダインにより、済んでのところで救出される。
それでも罪の意識に苛まれ、命で贖おうと考えていたが、クロコダインに過ちを犯した男としての生き方を説かれたことに心打たれ、再び立ち上がった。
バルジ島の魔王軍総攻撃に苦しめられるダイたちにクロコダイン共々加勢し、氷魔塔へと向かう。
そこでバルトスの真の仇であるハドラーと戦い、死力を尽くした結果見事打ち破った。
 
直接的に手を下したかどうかは不明だが、ヒュンケルがパプニカを壊滅させたときにパプニカ王は戦死しており、実質的にレオナにとっての父の仇である。
ダイたちの活躍によるパプニカ奪還後には、ヒュンケル自身は国を滅ぼした責任を負って処刑される覚悟であったが、レオナから「一生をかけてアバンの使徒として戦え」と言い渡された上で許され、本当の意味でアバンの使徒となる。
ただし、一度は魔王軍に加担したこともあり【アバンストラッシュ】を使うことは戒めとしている。
 
竜騎衆率いる【バラン】がダイと繋がりある人物だと知った彼は、バランを止めようとする。
その際、竜騎衆の【ラーハルト】に鎧の魔剣のうち鎧部分を破壊されるなど苦戦するものの最終的には打ち破り、彼から以後の装備となる【鎧の魔槍】を託された。残っていた剣はバランとの激戦で武器を消失させたダイに託し、全力のライデインストラッシュでバランの【真魔剛竜剣】を折るも、竜闘気に耐え切れず消滅してしまう。
 
剣を失ったのちは、新たな武器である槍をきわめるため、バランとダイの宿命の対決の後、アバンの書を読破。アバン流槍殺法を会得すべく、暫くの間ダイ達の元から離脱していたが、【鬼岩城】襲撃の際に帰還。この時には以前歯が立たなかった【デッド・アーマー】3を難なく撃破できるほど強くなっていた(この頃から、アバンの使徒の「長兄役」となる)。
そして、ヒュンケルは過去と決別するためミストバーンに挑むが返り討ちにされる。
ミストバーンから闇の力が弱まっていた為弱体化したと指摘され、再び憎しみの力で戦おうとするが、マァムの叫びによって目を覚まし、アバン流槍殺法の空の技【虚空閃】を咄嗟に繰り出す事に成功。
その後【ハドラー親衛騎団】との戦いでも利用していくことになる。
 
死の大地にて、ダイたちの為に捨石になろうと単身【バーン】の所へ向かおうとしたバランを止めるため、武器を捨てた【無刀陣】で立ち向かうも【アルビナス】の急襲を受ける。
身を呈してバランを救うが、バランとアルビナスの同時攻撃によって大きな傷を負うことにもなった。
この時点で既に二度と戦えないとクロコダインに宣告されていたのだが、死の大地でのアバンの使徒とハドラー親衛騎団の決戦に途中参加する。
「立っているだけでも辛い」と言うほどの状態なのに普通に戦闘できている…。とてつもない闘志・回復力である。
この際ポップに「ここに来てくれただけでおれたちに勇気をくれた。安心してつっ立ってろよ!!」とカッコ付け半分に言われるが、「突っ立ってるほうが逆に疲れるんでな…遠慮しておこう」とあっさり却下している。
 
また「アバンとミストバーンに師事した」という相反する経歴ゆえ、彼は光の闘気と暗黒闘気を共に持っていた。アバンへの憎しみと敬愛の両方の感情を持ったことから対極の属性を併せ持ち、ぶつかり合いによって高めあうことになった。
ミストバーン曰く「善と悪との両方の力を兼ねそなえた肉体が不死身の強さの秘密」らしい。
バーンに敗れ捕らわれた際にクロコダインと共に裏切り者として処刑される身となるが、解放の条件としてミストバーンの暗黒闘気を飲み込むことをあえて受け入れた。
そのまま再び暗黒闘気に染まるかと思いきや、彼は自身の中で互いの闘気を戦わせて光の闘気を鍛え上げ、逆に暗黒闘気を完全に抑えて得た力によりミストバーンを退け、ついに過去との決別に成功する。
 
バーンパレスでの最終決戦では、ダイ一行にとっての父親役であるアバンが戻って来たことで、今迄不慣れながらも担ってきた長兄役に別れを告げ、後先考えず思う存分暴れられる一介の戦士に戻る。
バーンパレス入口を開けた際に大量に集まってきた強力な魔界の魔物の大群をまるで寄せ付けずに圧倒。
しかし直後に昇格した【ヒム】の襲撃により消耗し、さらにそれを狙った【マキシマム】に襲われるも、戦友となったヒムを守る為にマキシマムの部下を素手で次々と撃破。
HP1で大立ち回りをするその姿は有名。
そのチートじみた活躍は「不死身の男」と呼ぶに極まれりとされるに十分なシーンである。
ヒムを人質に取られて瀕死の所にとどめを刺される寸前だったが、蘇ったラーハルトにより救われる。
HP1で満身創痍になっていた彼は、ラーハルトに鎧の魔槍を返却し、一線を退いた。
なお、魔槍を返した後に壁に横たわって動かなくなるという所謂「燃え尽きた」描写が描かれたが、案の定生きていた。
しかし、それまでの無理がたたって全身の骨はヒビだらけでもはや魔法をもってしてもすでに回復不能な状態となっており、【ブロキーナ】から「二度と武器は振るえない」と宣告される。
ほぼ同じ宣告を受けた以前と違い、今回はそれ以降、本当に直接戦闘する事が無かった。
 
その後、戦えない身ながらもクロコダイン達に同行し、因縁の敵であるミストバーンと対峙する。
そこでは直接戦いに参加する事はなかったが、その戦いを通してミストバーンの凡その正体を見破ったり、マァムに乗り移ったミストへの対抗手段に空の技をアバンに講じさせたりとブレーン役として立ち回った。
そして、ミストが自分の体へ乗り移って来る事を見越して、予め自らの中に大量の光の闘気を溜め込み、予てから自らの体をバーンの肉体の後釜に据えさせようと目論んでいたミストをその体の中で消滅させる。
こうしてミストの忌まわしい因縁に終止符が打たれ、ヒュンケルにとって本当の意味で最後の戦いが終わる。
なお、真・大魔王バーンとの対決の場に馳せ参じた時には体に蓄積されたダメージのせいでバーンの鬼眼に睨まれ【瞳】にされ その戦いには不参加となった。
 
バーンとの戦いの後は、行方不明となったダイの搜索にラーハルトと共に世界の旅に出ている。
(因みにヒュンケルの後をエイミがこっそりついて行っているようだ)
なお、読者の中にはヒュンケルのことだし、もう完全復活してるんじゃないかと思ってる人もいるとか…。
実際のところ作中設定だけで考えても、クロコダインを復活させた妖魔士団の蘇生液・「破邪の秘法」のようにアバンの持つ知識と技術力・バランを癒した「奇跡の泉」などで再起できそうな感じではある。

戦闘能力 Edit

純粋な武器格闘においては本作最強クラスのキャラクター。
特に剣技に関しては【ロン・ベルク】からも「オレに劣らん腕前」とお墨付きをもらえるほど。
職業は【戦士】ではあるがDQ3等とは異なり、高い力とHPに加えて動きも非常に俊敏、技量も豊富である。
【ローレシアの王子】のような、【バトルマスター】タイプである。
 
アバンに師事していたため刀殺法を習得しており、【アバンストラッシュ】を使うシーンもある。
ただし、当時の彼は復讐に囚われていたことで【空裂斬】を極められず、そのストラッシュは地と海の技のみで構成された不完全なものであった。
ダイたちと初めて対峙した時、ダイのストラッシュが不完全だったことへの当てつけとして、自身も不完全なストラッシュを放っている。
また、得物を高速回転させて敵を貫通する独自の技【ブラッディースクライド】も編み出している。
 
彼が着ている鎧の魔剣はデイン系、【メドローア】、鎧に作用しないタイプ以外の多くの呪文を基本的に受け付けない。(【カイザーフェニックス】などの規格外な威力に対してはその限りではない)
白兵戦を余儀なくされるため呪文頼りでは不利な相手である。
 
前述の通り、バラン戦後鎧の魔剣が壊れた後に槍に転向。
素人同然である槍に装備を変え、設定上弱体化しているはずなのだが、【地雷閃】【海鳴閃】の槍殺法を瞬く間に極め、サミット襲撃の際には虚空閃の境地にも達している。
これについて本人は「ダイは3日で大地斬と海波斬をマスターしているのだから、これくらいできないと面目が立たない」「基本形ができていれば応用は容易い」と語っている。
だが、他人から直接指導を受けるのと、本を読んでモノにするのとでは、後者のほうが圧倒的に難しい。ポップも「悔しいけど天才だ」と内心で認めていた。
地・海・空の3つを極めたことで完全な槍版アバンストラッシュができると思われるが、ヒュンケルは不死騎団時代の行いからアバンストラッシュを戒めており、結局使用することはなかった。
但し、「ぶちやぶれ!!新生6大将軍」の【ブレーガン】戦では咄嗟にだが使用している。
 
その他ではバラン戦では武器を持たずに反撃するアバン流奥義【無刀陣】も使用している。
また、バーンパレスにおけるヒムとの2戦目、及びマキシマム戦ではその技術を自己流に応用し、素手でヒムやマキシマム率いるオリハルコンの兵相手に立ち回っている。
この時、素手でオリハルコンを砕いているという一見すると衝撃のシーンになるわけだが、闘気を用いた上に強力な相手の力を利用したカウンターという、非常に限られた状況だからこそなしえる技。
ここまでの力を発揮できるのは、強い相手だからこそなのだ。
ヒムが真っ正面からの戦いに乗ってくれたのもあり、本人もそうでなければ負けていたと述べている。
しかし素手でオリハルコンを砕いて流石に無事で済むわけが無く、代償に全身の骨に微細な罅が入り回復不能な状態になってしまう。
ちなみにこのシチュエーションは、過去アバンがハドラーを倒した時のシチュエーションと酷似しているのも特徴。
 
さらに、光の闘気と闇の闘気を併せ持つため、その両方の技を使用できる。
敵だった頃は暗黒闘気で敵を拘束する【闘魔傀儡掌】を使用し、その技量は闇の師ミストバーンをして及ばざるが如しと言わしめる程だった。
味方になった後は一度ミストバーン相手に敢えて傀儡掌を使っているが、光の闘気が強まった代わりに暗黒闘気の力が弱まっており失敗した。
その後はマァムの思いに応えて暗黒闘気の使用を禁じている。
 
一方で光の闘気のほうは、バルジ島でのハドラー戦以降【グランドクルス】を習得。
アバン曰くコントロールが困難で下手に撃てば死亡するとされるこの技だが、ヒュンケルはこれを最大威力で使用出来るように昇華させ、撃つたびにその反動は減っている。
ハドラー戦で使った時は気絶していたが、ラーハルト戦で使った時は意識は失わずボラボーン程度なら退けられるほどの戦闘力が残っていた。
 
戦士という職業柄、呪文の類は一切使えない(そもそも呪文を扱う素質自体が無い)が脳筋キャラかと言われればそうではなく、戦況を冷静に把握してその対抗策を的確に講じたりミストバーンの正体を的確に推測するなど、かなりの【きれもの】かつ【ずのうめいせき】な知性派である。
結構な厚みがあるアバンの書を僅かな期間(パーフェクトブック掲載の日程から、最長7日)の間に隅々まで読破・実際に修業に生かすレベルで暗記して見せたことも。
 
しかしハドラーの地獄の爪、ラーハルトの鎧の魔槍、バランのライデイン、ミストバーンの暗黒闘気、ハドラー親衛騎団など魔剣(魔槍)の防御力が通じない相手と戦うことも多くいずれも苦境に立たされている。

性格 Edit

アバンの使徒屈指のシリアス担当でありギャグパートに絡む、顔がデフォルメに崩れるなどといったことは基本的にない。泣き顔もレアで涙を流すことはあっても表情は描かれなかったが、アバンの復活の際に初めて涙を流す素顔が公開された。
表向きはクールな自信家で、物語中盤からはアバン復帰までの間ダイ達の長兄役的な振る舞いを見せる。
ただし、魔王軍所属時には多感で繊細な部分を見せており、仲間になってからは自分の立場を考えて感情を押し殺していたようである。
ダイ達によって救われた後は師や仲間や戦友への想い、過去に重ねた罪の意識に後押しされる形で傷ついた体を押して、戦場に駆り立てられていく。
そんな様子に彼に想いを寄せるエイミからは度々心配され、一度は引き止められたりもした。
バランやラーハルト、ヒムなど、度重なる戦いに傷ついても戦場に立ち続けようとする彼に心動かされ、彼の分までダイ達の力になろうとそれぞれ戦場に赴いて行った者も少なくない。
【ボラホーン】にポップを人質に取られた時は彼を見捨てて敵を倒すマネはできず、自ら敵に倒されることを選ぶなど仲間や戦友に対しては自分を犠牲にすることを惜しまない。
また、マキシマムからも過去にインプットされたデータからその一面を見抜かれている。

名前の由来 Edit

拾い子なので本当の両親が付けた名前は不明。ヒュンケルの名付け親はバルトスで、かつて魔界にその人ありと言われた伝説の剣豪の名前を取って命名されたのだが、作者観点での名前の由来は「ヒュン」と「け」ん(剣)をふ「る」(振る)かららしい。ダイやポップとは違って、実はシャレに因んだネーミングだった。
 
因みに上述の伝説の剣豪としてのヒュンケルは伝説上では謎の死を遂げたらしいが、【ゴロア】が思い出したおとぎ話によると、少女に姿を変えた魔族に隙を付かれて自身の剣を奪われ、それで刺殺されたようである。
ただしそちらでは「不死身の剣豪」としか書かれていないので、それがヒュンケルと同一人物なのかは定かではないが。
 
余談だが、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 PERFECT BOOK」で、原作者の三条陸がダイ大のキャラのパラメータ作成用にプレイされたDQ3のデータが公開されておりDQ3の戦士にもヒュンケルに因んだ名前を当てられているが、その時名付けられた名前は何と「ゆんける」。
字数制限があったとは言え、それ何て黄帝液…orz。せめて「ひんける」とか…がそれじゃあ「独裁者」だ。

星ドラ Edit

ダイ大コラボイベントで敵として登場。
鎧の魔剣の鎧化状態なため、属性耐性が高いがデイン系に弱い。

魔王級は難易度が高くなく、初勝利すると優秀なアクセサリーであるアバンのしるしを入手できる。