【ヒュンケル】

Last-modified: 2021-01-19 (火) 12:02:16

アバンの使徒
【ダイ】【ポップ】【マァム】―【ヒュンケル】―【レオナ】(―【フローラ】

 魔王軍:ダイの大冒険

【バーン】

【ハドラー】【キルバーン】【ピロロ】【マキシマム】

【クロコダイン】【ザボエラ】―【ヒュンケル】―【フレイザード】【ミストバーン】【バラン】

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】のメインキャラの一人。21歳。
旧アニメでの声優は堀秀行(幼少期は冬馬由美)、新アニメでの声優は梶裕貴。
勇者【アバン】の使徒の1人であり、アバンにとって最初の弟子でもある。
かつて魔物に育てられ、その後アバンに拾われたのち、また魔王軍に拾われる複雑な経歴を持つ。
当初は魔王軍六大魔団長の一人「不死騎団長・魔剣戦士ヒュンケル」として登場する。
作中では【竜の騎士】大魔王を除けばトップクラスの戦闘力を誇る戦士。
常に戦闘は命懸けで、終盤になるほど体はボロボロになっていき、最終的には二度と戦えない体になってしまう。
 
【パプニカ】三賢者の【エイミ】に惚れられていて、告白されるも、「自分にはその想いには応えてやれない」という思いから拒絶。しかし、彼女は諦めておらず、彼のいない所で「地獄の底までついていく」宣言までしている。
 
ゲーム作品では星ドラのダイ大コラボイベントで登場したが、人間である為かスーパーライトには六軍団で唯一登場せず。

来歴

赤子だった頃に故郷の村が魔王軍に滅ぼされ、親に捨てられ天涯孤独の身になっていたところを【地獄の騎士】である【バルトス】に拾われ、その愛情を受けて育てられヒュンケルもまた彼のことを父として慕っていた。
しかし、アバン一行が根城である【地底魔城】に攻めてきたことで事態は急変。
戦いの末、アバンにハドラーが倒された後、隠れていたヒュンケルはバルトスを探すが、ボロボロになったバルトスはヒュンケルに感謝の言葉を遺して彼の目の前で崩れ去る。バルトスはアンデットモンスターであり【ハドラー】の魔力によって生きていた為、ハドラーが倒されれば共に死ぬ運命にあった。
その後現れたアバンを見てバルトスの仇と判断、復讐のために敢えてアバンに弟子入りした。
弟子としての卒業時、その事を激白してアバンに修行の傍らで独自に編み出した必殺技で仕留めようと襲いかかるが、アバンが攻撃を防ぐため咄嗟にヒュンケルを弾き飛ばした事で川に投げ出されてしまう。
この時に魔王軍の重鎮【ミストバーン】によって拾われた事で魔王軍に身を置き、人間全てへの復讐を決意。
ミストバーンに師事して叩き上げられ、人間でありながら人間を憎む心を大魔王【バーン】に気に入られて不死騎団の軍団長「魔剣戦士ヒュンケル」となった。
しかし、騎士道精神の持ち主であった父からの「たとえ敵でも女は殺すな」という教えを今も守り、のちに人質にしたマァムも必要以上に手荒な真似はせず「用が済んだら逃がしてやる」とまで発言している。
アバンがデルムリン島で死んだ事を知った際には呆気ない最期に失望、その復讐心は消えることはなく、他の【アバンの使徒】に対して向けられ、アバンから卒業の証に受け取った【アバンのしるし】を使徒探しの手がかりとしていた。
 
そしてパプニカを滅ぼした際に【鎧の魔剣】を携えて【ダイ】たちと戦い、初戦時にはその圧倒的な力量で追い詰めるも【クロコダイン】の救援によって一度は取り逃がす。
この時のダイは魔物に育てられたヒュンケルの境遇にシンパシーを感じてしまい、竜の紋章を出すことができなかった。
実はバルトスと【ブラス】は同じくハドラー率いる魔王軍の幹部であり、幹部格の魔物に育てられた孤児という点でも同じだったりする。
地底魔城で人質にしたマァムや視察に来た【ザボエラ】、ハドラーとの一幕を経て乗り込んできたダイ達と再戦。自身の鎧の弱点である【ライデイン】を喰らい痛手を負うもダイをブラッディースクライドで一度は倒す。そこにやってきた【マァム】が持ってきた【魂の貝殻】によって「アバンはバルトスと戦い、勝利したが命は奪わなかった」「ハドラーが死んでいなかったためバルトスも死んでいなかったが、裏切り者としてハドラーの手で殺された」「アバンが自分を拾ったのはバルトスがアバンにそう嘆願したから」という真相を聞かされ、今まで培った人間への復讐心の揺らぎと真の仇敵への怒りで板挟みになる。
直後、倒した筈のダイが立ち上がり、それを見てマァムの制止も聞かずに再びダイに挑むが、最終的にはダイの放った新必殺技【ライデインストラッシュ】の前に敗れ、敵として対峙しても尚、自分の身を案じてくれたマァムの暖かな慈悲の心に触れて敗北を認めて改心する。
しかし、その直後に現れた【フレイザード】が起こした死火山の強制噴火からダイたちを救い自身はマグマに沈んだ。
 
そのまま死んだと思われていたが、彼の部下【モルグ】の手当てで一命をとりとめたクロコダインにより、済んでのところでマグマの海から救出される。
それでも罪の意識に苛まれ、命で贖おうと考えていたが、クロコダインに過ちを犯した男としての生き方を説かれたことに心打たれ、再び立ち上がった。
バルジ島の魔王軍総攻撃に苦しめられるダイたちにクロコダイン共々加勢し、氷魔塔へと向かう。そこでバルトスの真の仇であるハドラーと一騎打ちを挑み、死力を尽くした結果見事打ち破った。このバルジ島での一騎打ちの時こそ、「オレの父バルトスの生命を奪った貴様を生かしておけん!!!」と、親の敵に対する恨みを示していたのだが、その後、再び三度と復活したハドラーと対峙しても、『アイツだけはオレが殺す』と言うような露骨な恨み憎しみの素振りは見せていなかったりする
 
直接的に手を下したかどうかは不明だが、ヒュンケルがパプニカを壊滅させたときにパプニカ王は戦死しており、実質的にレオナにとっては国と父の仇である。
ダイたちの活躍によるパプニカ奪還後には、ヒュンケル自身は国を滅ぼした責任を負って処刑される覚悟であったが、レオナから「一生をかけてアバンの使徒として戦え」と言い渡された上で赦され、本当の意味でアバンの使徒となる。
 
【鬼岩城】を追跡する道中で竜騎将【バラン】がダイと繋がりある人物だと知り、バランの襲来を予感して帰還、バラン直属の【竜騎衆】と単独戦闘中だったポップと合流しこれを撃破。【ラーハルト】に鎧の魔剣のうち鎧部分を破壊されるなど苦戦するものの最終的には起死回生のカウンターで打ち破る。その後、彼から以後の装備となる【鎧の魔槍】を託された。
魔剣はバランとの激戦で武器を消失させたダイに託され、全力のライデインストラッシュでバランの【真魔剛竜剣】を折るも、竜闘気に耐え切れず完全に消滅してしまう。
 
剣を失った為、新たな武器である槍を極めるためにバランとダイの宿命の対決の後、アバンの書を読破。アバン流槍殺法を会得すべく暫くの間ダイ達の元から離脱していたが、【鬼岩城】襲撃の際に帰還。この時には以前歯が立たなかった【デッド・アーマー】3体を難なく撃破できるほど強くなっていた(この頃から、アバンの使徒の「長兄役」となる)。
そして、ヒュンケルは過去と決別するためミストバーンに挑むが返り討ちにされる。ミストバーンから闇の力が弱まっていた為弱体化したと指摘され、再び憎しみの力で戦おうとするが、マァムの叫びによって目を覚まし、アバン流槍殺法の空の技【虚空閃】を咄嗟に繰り出す事に成功し、完全な形でアバン流殺法を極める。
その後【ハドラー親衛騎団】との戦いでも利用していくことになる。
 
死の大地にて、ダイたちの為に捨石になろうと単身【バーン】の所へ向かおうとしたバランを止めるため、武器を捨てた【無刀陣】で立ち向かうも【アルビナス】の急襲を受ける。
身を呈してバランを救うが、バランとアルビナスの同時攻撃によって大きな傷を負うことにもなった。
後でわかることだが【真魔剛竜剣】【キルバーン】の血で腐食していたため真魔剛竜剣がベストコンディションではなかったことは確かではある。…アルビナスの【ニードルサウザンド】は二人とも消し去るべく放っているので間違いなく全開だが。
この時点で既に二度と戦えないとクロコダイン、アルビナスに見立てられていたのだが、死の大地でのアバンの使徒とハドラー親衛騎団の決戦に途中参加する。
「立っているだけでも辛い」と言うほどの状態なのに普通に戦闘できている…。とてつもない闘志・回復力である。
この際ポップに「ここに来てくれただけでおれたちに勇気をくれた。安心してつっ立ってろよ!!」とカッコ付け半分に言われるが、「突っ立ってるほうが逆に疲れるんでな…遠慮しておこう」とあっさり却下している。
 
バーンに敗れ捕らわれた際にクロコダインと共に裏切り者として処刑される身となるが、解放の条件としてミストバーンの暗黒闘気を飲み込むことをあえて受け入れた。
そのまま再び暗黒闘気に染まるかと思いきや、彼は自身の中で互いの闘気を戦わせて光の闘気を鍛え上げ、逆に暗黒闘気を完全に抑えて得た力によりミストバーンを退け、ついに過去との決別に成功する。
 
バーンパレスでの最終決戦では、ダイ一行にとっての父親役であるアバンが戻って来たことで、今迄不慣れながらも担ってきた長兄役に別れを告げ、後先考えず思う存分暴れられる一介の戦士に戻る。
バーンパレス入口を開けた際に大量に集まってきた強力な魔界の魔物の大群をまるで寄せ付けずに圧倒。
しかし直後に昇格した【ヒム】の襲撃を受け消耗しつつも撃ち破り、さらに弱ったところを狙った【マキシマム】に襲われるも、戦友となったヒムを守る為にマキシマムの部下を素手で次々と撃破。
HP1で大立ち回りをするその姿は有名。
そのチートじみた活躍は「不死身の男」と呼ぶに極まれりとされるに十分なシーンである。
ヒムを人質に取られて瀕死の所にとどめを刺される寸前だったが、蘇ったラーハルトにより救われる。
HP1でオリハルコンを素手で破壊し続け、満身創痍になっていた彼はラーハルトに鎧の魔槍を返却し、遂に一線を退いた。
なお、魔槍を返した後に壁に横たわって動かなくなるという所謂「燃え尽きた」描写が描かれたが、案の定生きていた。
しかし、それまでの無理がたたって全身の骨はヒビだらけでもはや魔法をもってしてもすでに回復不能な状態となっており、【ブロキーナ】から「二度と武器は振るえない」と宣告される。
ほぼ同じ宣告を受けた以前と違い、今回はそれ以降、本当に直接戦闘する事が無かった。
 
その後、戦えない身ながらもクロコダイン達に同行し、因縁の敵であるミストバーンと対峙する。
そこでは直接戦いに参加する事はなかったが、その戦いを通してミストバーンの正体の核心を付いたり、マァムに乗り移ったミストへの対抗手段に空の技をアバンに講じさせたりとブレーン役として立ち回った。
そして、ミストが新たな肉体を手にしようと動いた時、自分の体へ乗り移って来る事を予感して、予め自らの中に大量の光の闘気を溜め込み、予てから自らの体をバーンの肉体の後釜に据えさせようと目論んでいたミストをその体の中で消滅させる。
こうしてミストの忌まわしい因縁に終止符が打たれ、ヒュンケルにとって本当の意味で最後の戦いが終わる。
真・大魔王バーンとの対決の場に馳せ参じた時には体に蓄積されたダメージのせいでバーンの鬼眼に睨まれ【瞳】にされ、戦いには不参加となった。
 
バーンとの戦いの後は、行方不明となったダイの搜索にラーハルトと共に世界の旅に出ている。旅が出来る程度には回復したようだ。
因みにヒュンケルの後をエイミがこっそりついて行っている。
なお、読者の中にはヒュンケルのことだし、もう完全復活してるんじゃないかと思ってる人もいるとか…。
実際のところ作中設定だけで考えても、クロコダインを復活させた妖魔士団の蘇生液・「破邪の秘法」のようにアバンの持つ知識と技術力・バランを癒した「奇跡の泉」などで再起できそうな感じではある。

戦闘能力

純粋な武器格闘においては本作最強クラスのキャラクター。
特に剣技に関しては【ロン・ベルク】からも「オレに劣らん腕前」とお墨付きをもらえるほど。
職業は【戦士】ではあるがDQ3等の鈍重なそれとは異なり、魔物の剛腕すら受け止める力と不死身とも言える生命力に加えて動きも非常に俊敏、技量も豊富である。
【ローレシアの王子】のような【バトルマスター】タイプである。
 
アバンに師事していたため刀殺法を習得しており、【アバンストラッシュ】を使うことも出来る。
ただし、当時の彼は復讐に囚われていたことで【空裂斬】を極められず、そのストラッシュは地と海の技のみで構成された不完全なものであった。ダイたちと初めて対峙した時、ダイのストラッシュが不完全だったことへの当てつけとして、自身も不完全なストラッシュを放っている。
後に空の技である虚空閃を修得したことで完全な形で放つことも可能になってはいるが、一度はアバンや使徒に剣を向けた戒めとして使用を封じている。
ただし劇場版「ぶちやぶれ!!新生6大将軍」の【ブレーガン】戦では咄嗟にだが未完成のものを使用している。
また、幼少期にアバンを倒すための必殺技として、得物を高速回転させて敵を貫通する独自の技【ブラッディースクライド】も編み出している。
 
彼が着ている鎧の魔剣はデイン系、【メドローア】、鎧に作用しないタイプ以外の多くの呪文を基本的に受け付けない。(【カイザーフェニックス】などの規格外な威力に対してはその限りではない)
白兵戦を余儀なくされるため呪文頼りでは不利な相手である。
 
前述の通り、バラン戦後鎧の魔剣が壊れた後に槍に転向。
素人同然である槍に装備を変えているが、【地雷閃】【海鳴閃】の槍殺法を瞬く間に極め、サミット襲撃の際には虚空閃の境地にも達している。
これについて本人は「ダイは3日で大地斬と海波斬をマスターしているのだから、これくらいできないと面目が立たない」「基本形ができていれば応用は容易い」と語っている。
他人から直接指導を受けるのと、本を読んでモノにするのとでは、後者のほうが圧倒的に難しい。ポップも「悔しいけど天才だ」と内心で認めていた。とはいえ長年愛用していた剣に比べると練度は低い事は否めず弱体化は間違いなくしており、ロン・ベルクにはダイと二人がかりでもあしらわれてしまっていた。
 
その他ではバラン戦では武器を持たずに反撃するアバン流奥義【無刀陣】も使用している。
また、バーンパレスにおけるヒムとの2戦目、及びマキシマム戦ではその技術を自己流に応用し、素手でヒムやマキシマム率いるオリハルコンの兵相手に立ち回っている。
この時、素手でオリハルコンを砕いているという一見すると衝撃のシーンになるわけだが、闘気を用いた上に強力な相手の力を利用したカウンターという、非常に限られた状況だからこそなしえる技。
ここまでの力を発揮できるのは、強い相手だからこそなのだ。
ヒムが真っ正面からの戦いに乗ってくれたのもあり、本人もそうでなければ負けていたと述べている。
しかし素手でオリハルコンを砕いて流石に無事で済むわけが無く、代償に全身の骨に微細な罅が入り回復不能な状態になってしまう。
 
また「アバンとミストバーンに師事した」という複雑な経歴ゆえ、光の闘気と暗黒闘気、両方の技を使用することができる。
完全に相反する二つの力を高いレベルで併せ持つことができたのは、アバンへの憎悪と敬愛の両方の強い感情を持ったことが理由。その真価は単に二つの属性を持ち合わせるだけではなく、対極の属性がぶつかり合うことで互いの力を極限まで高めることにある。
ミストバーン曰く「善と悪との両方の力を兼ねそなえた肉体が不死身の強さの秘密」らしい。
 
敵だった頃は暗黒闘気で敵を拘束する【闘魔傀儡掌】を使用し、その技量は闇の師ミストバーンをして及ばざるが如しと言わしめる程だった。
味方になった後は一度ミストバーン相手に敢えて傀儡掌を使っているが、光の闘気が強まった一方でかつての憎悪をなくしたことから暗黒闘気の力が弱まっており失敗した。その後はマァムの思いに応えて暗黒闘気の使用を禁じている。
最終決戦時前には敢えてミストバーンの暗黒闘気を受け入れる荒業で光の闘気を高めることに成功している。
 
一方で光の闘気のほうは、バルジ島でのハドラー戦以降【グランドクルス】を習得。
アバン曰くコントロールが困難で下手に撃てば死亡するとされるこの技だが、ヒュンケルはこれを最大威力で使用出来るように昇華させ、撃つたびにその反動は減っている。
ハドラー戦で使った時は気絶していたが、ラーハルト戦で使った時は意識は失わずボラボーン程度なら退けられるほどの戦闘力が残っていた。最終的には短い期間に2発全力で放っても平然とし、その気になれば収束に時間こそかかるが3発放つことも可能であろう程になった。(但し3発目は放つ前に反撃を受けて失敗に終わった)
 
戦士という職業柄、呪文の類は一切使えない(そもそも呪文を扱う素質自体が無い)が脳筋キャラかと言われればそうではなく、戦況を冷静に把握してその対抗策を的確に講じたりミストバーンの正体を的確に推測するなど、かなりの【きれもの】かつ【ずのうめいせき】な知性派である。
結構な厚みがあるアバンの書を僅かな期間(パーフェクトブック掲載の日程から、最長7日)の間に隅々まで読破・実際に修業に生かすレベルで暗記して見せたことも。
 
しかしハドラーの地獄の爪、ラーハルトの鎧の魔槍、バランのライデイン、ミストバーンの暗黒闘気、ハドラー親衛騎団など魔剣(魔槍)の防御力が通じない相手と戦うことも多くいずれも苦境に立たされている。

性格

アバンの使徒屈指のシリアス担当でありギャグパートに絡む、顔がデフォルメに崩れるなどといったことは基本的にない。泣き顔もレアで涙を流すことはあっても表情は描かれなかったが、アバンの復活の際に初めて涙を流す素顔が公開された。
表向きはクールな自信家で、物語中盤からはアバン復帰までの間ダイ達の長兄役的な振る舞いを見せる。
ただし、魔王軍所属時には多感で繊細な部分を見せており、仲間になってからは自分の立場を考えて感情を押し殺していたようである。
ダイ達によって救われた後は師や仲間や戦友への想い、過去に重ねた罪の意識に後押しされる形で傷ついた体を押して、戦場に駆り立てられていく。そんな様子に彼に想いを寄せるエイミからは度々心配され、一度は引き止められたりもした。
バランやラーハルト、ヒムなど、度重なる戦いに傷ついても戦場に立ち続けようとする彼に心動かされ、彼の分までダイ達の力になろうとそれぞれ戦場に赴いて行った者も少なくない。
【ボラホーン】にポップを人質に取られた時は彼を見捨てて敵を倒すマネはできず、自ら敵に倒されることを選ぶなど仲間や戦友に対しては自分を犠牲にすることを惜しまない。
また、マキシマムからも過去にインプットされたデータからその一面を見抜かれており、たとえ相手は助けられず自分しか生き残れないような状況だとしても絶対にそれを選ぶことはできない。

名前の由来

拾い子なので本当の両親が付けた名前は不明。ヒュンケルの名付け親はバルトスで、かつて魔界にその人ありと言われた伝説の剣豪の名前を取って命名されたのだが、作者観点での名前の由来は「ヒュン」と「け」ん(剣)をふ「る」(振る)かららしい。ダイやポップとは違って、実はシャレに因んだネーミングだった。
 
因みに上述の伝説の剣豪としてのヒュンケルは伝説上では謎の死を遂げたらしいが、【ゴロア】が思い出したおとぎ話によると、少女に姿を変えた魔族に隙を付かれて自身の剣を奪われ、それで刺殺されたようである。
ただしそちらでは「不死身の剣豪」としか書かれていないので、それがヒュンケルと同一人物なのかは定かではないが。
 
余談だが、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 PERFECT BOOK」で、原作者の三条陸がダイ大のキャラのパラメータ作成用にプレイされたDQ3のデータが公開されておりDQ3の戦士にもヒュンケルに因んだ名前を当てられているが、その時名付けられた名前は何と「ゆんける」。
字数制限があったとは言え、それ何て黄帝液…orz。せめて「ひんける」とか…がそれじゃあ「独裁者」だ。

星ドラ

ダイ大コラボイベントで敵として登場。
鎧の魔剣の鎧化状態なため、属性耐性が高いがデイン系に弱い。

魔王級は難易度が高くなく、初勝利すると優秀なアクセサリーであるアバンのしるしを入手できる。

クロスブレイド

2020年12月10日にカードの実装よりも前に、強敵ボス・ストーリー上のボスとして先行登場。属性は【不死】。
強敵ボスモードでは最初にミイラ男、ボーンファイター、しりょうのきしが現れ、それを倒すと戦える。
ストーリーモードではパプニカ編の冒頭にあたる1章11話で登場。
上記の敵に加えてがいこつ、おどるほうせき、シュバルツシュルトらも加えた3連戦の仕様で対決する…ってどう考えても強敵ボスよりもこちらの方がしんどいのはあえて突っ込まないでおこう。
ヒュンケル本人は鎧化状態だが、スキルによって軽減されるとはいえデイン以外系の呪文攻撃も効く。流石に原作の仕様のままでは強すぎるゆえ仕方のない措置ではあるか。
最も手っ取り早く着実に攻略したければ、原作通り彼に対して優位なスキルを持つ【ダイ】などの起用をしても良いが、正直そこまで強い敵でもない。
気負わずとも特効を持っている【真空の斧】【マイ勇者】に装備させるくらいで十分だろう。

その後第2弾に先駆けてVジャンプ2021年2月号でスペシャルカード化。
スキルは3~5R目の相手ターンに味方【不死】がいると敵全体のブレイブインパクトを見づらくする「正義が敵」。
星2つのレア相当のカードなので、ステータスはあまり高くはない。ヒュンケルを使ってみたい層へのアプローチ、もしくはヒュンケル登場の宣伝くらいの立ち位置だろうか。
必殺技はやはりブラッディースクライド。

本実装となった第2弾では【ドラゴンレア】とシークレットの2種類があり、前者は鎧の魔剣による鎧化状態。
後者は鎧を纏わないマントに素顔の状態である。(上記のスペシャルカード版もこの姿)
ドラゴンレア版のステータスはHP:1980、攻撃:1330、魔力:560、素早さ:810、防御:1230。
スキルは呪文ダメージを常時中軽減する「魔剣の護り」、各R終了時に味方の不死属性のHPを中回復する「憎悪の念」。
原作読者はうんざりするほど目の当たりにしたであろうそのしぶとさと鎧の魔剣の耐魔性能を常識的にゲームに落とし込んだ感じだろうか。
このスキルに加えてHP1980と防御1230という高いステータスもあって、かなり耐久に特化した性能となっているのが特徴。

一方シークレット版のステータスはHP:2170、攻撃:1510、魔力:640、素早さ:950、防御:1330
スキルは3~5R目の相手ターンに、敵全体のブレイブインパクトの速度を少し早くする「憎しみの睨み」、3R目の自分ターンに敵全体の防御を大ダウンする「剣士の気迫」。
耐久特化型のあちらとは打って変わって、全体的に相手に対して攻撃的なスキルが並ぶラインナップ。
ヒュンケルと同じようにシークレットと高レアという棲み分けがなされていた第1弾の【ハドラー】と比べると、方向性が正反対になっていることが分かる。両者の因縁を考えると少し面白い関係にあるのではなかろうか。

余談だがシークレット版について、鎧を脱いでいるにも関わらず、防御の数値が1330とあちらよりも100も上回ってしまっている。
攻撃や素早さが上回るのは納得できない事もないが、防御までとなると流石に鎧の存在意義が疑われる。
もちろん実際の耐久性能はスキルもあって(特に魔法に関しては)あちらの方が高いのだが、何だかやるせない話である。レアリティの差とはつくづく残酷だ。
 

DQウォーク

強敵として

2020年12月のダイ大コラボイベント5章に登場。
5章2話以降で何回か戦うことになり、5章4話クリア以降は強敵モンスター扱いで登場。
また、実装翌日には推奨レベル上級職Lv60でほこらにも登場する。
 
当初は人型で、この時はさみだれ斬りやはやぶさ斬りで攻撃してくる。
だが、強敵レベル16以降は残りHPが70%を切ると即座に状態異常を解除して鎧化を発動するのが最大の特徴。
鎧化後は攻撃力などが上がり、行動パターンが変化する他、属性耐性も変わる。さらに4ターン周期で3回行動まで行う。
中でも、最大550ものダメージをくらう【ブラッディースクライド】と、同程度の威力の痛恨の一撃が脅威。
全体攻撃の【闘魔傀儡掌】もダメージが最大240程度で、混乱の追加効果があるためこちらも厄介。
鎧化前はメラ、ギラ系が、鎧化後はデイン、ドルマ系がそれぞれ弱点でそれ以外は効きにくい。鎧化後と戦う時間のほうが長いので、鎧化後を想定した編成が望ましいか。
厄介な点として系統が????系であるため防具や心珠などで系統耐性を得る術が無いことと、圧倒的に素早さが高いことが挙げられる。
強敵プラスとほこらでは【しりょうのきし】【ボーンプリズナー】が加わる。
 
こころは赤色でコストは89。
力の値が最大110とかなり高いのをはじめ、素早さと器用さも高い攻撃向きのこころ。
高グレードではヒャド、ドルマ系の斬撃・体技ダメージを高め、呪文全般に対する耐性もつく。
 
また、登場と同時に彼の装備が入手できる「鎧の魔剣装備ガチャ」も開始した。

助っ人として

コラボイベントの6章をクリアするとクロコダインとともに助っ人として使えるようになる。
ダイ達と同様に絆レベルは上昇するが、最大レベルは15。
強敵にヒュンケルを設定していると助っ人としては使えないので、ヒュンケル対ヒュンケルは実現不可。
 
この時は兜の無い鎧化後の姿で、鎧の魔剣装備時とほぼ同じ技を使用する。強敵の時は使わなかった【海波斬】も使用する。
12月28日にメガモンスターとして登場した【フレイザード】はドルマ系が有効のため相性が良い。
敵の攻撃のダメージを時折かばってくれるクロコダインを取るか、高い攻撃力で安定するヒュンケルを取るか、どちらを取るかはプレイヤー次第。