勇者アバンと獄炎の魔王
読みは「デッドシグマ」。【ベルクス】の一員である【ベアーチェ】の魔甲奥義。使用されたのは56話。
両手の手甲から巨大な爪状の魔力刃を形成して目標に突撃し、挟み撃ちにする形で左右同時に叩き付ける技。
【アバン】の見立てでは、ベアーチェはベルクスのメンバーの中でも最大の破壊力を持っているらしく、事実その威力はベアーチェと同じ材質でできている魔重剣の【スイグン】を手にしたアバンが繰り出した【アバンストラッシュ】と正面からぶつかり合って打ち勝つほどのものだった。
しかし、アバンは初めからそれを見越してあえて正面からの打ち合いを選んでおり、結果としてスイグンはその衝突で彼の狙い通り完全に粉砕されて死亡し、ベアーチェ自身も両手の手甲すべての爪に亀裂が入る浅からぬダメージを負った。