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【アバンストラッシュ】

Last-modified: 2018-04-05 (木) 22:12:07

DQ11 Edit

本来のアバン流殺法【大地斬】【海波斬】【空裂斬】に加えて【灼熱斬】【暗黒斬】【閃光斬】という特技が登場。
これらのモーションがアバンストラッシュ同様の剣を逆手に持つものとなっている。
ダイの大冒険ファンへのニクい演出である。

DQMJシリーズ・テリワン3D・イルルカ Edit

DQMJ2P以降の作品に大地斬、海破斬(ここでは海波ではなく、海破)、空裂斬が登場。
【メガボディ】は使用する特技の効力を少しだけ上げる効果があるが、テリワン3Dではアバンストラッシュやそれと同効果の特技だけは1.5倍という強化倍率になっており他の特技より高め。
属性違いの同じ効果の特技に【グランドネビュラ】【日輪斬】がある。

ダイの大冒険 Edit

主人公ダイが用いる必殺技群。
【アバン】が編み出した「アバン流殺法」の奥義であり、ダイをはじめアバンの弟子たちに伝授された。
作中ではダイの他、ヒュンケル、アバン自身、および偽アバンが使用している。
 
共通するフォームとして、武器を逆手に持って光の闘気を込め、そのまま腕を振って攻撃する。
「大地を斬り海を斬り空を斬り、そして全てを斬る技」であり、

の3種類すべてを極めて初めて使いこなせる、
ダイやヒュンケルは始め、空の技を極めていなかったため、不完全なアバンストラッシュしか扱えなかった。
劇場版ではオリジナルの敵キャラである【ベルドーサ】も使っている(当然未完成どころか紛い物)。
 
ちなみに未完成の場合は斬撃が飛ぶだけであり、完成すると光の闘気を撃ちだすという風に描写も変わっている。
この点からの推測だが、地の技のみを極めている場合はAタイプ(後述)を扱えずBタイプで叩き切るにとどまり、海の技も併せて極めることにより斬撃を飛ばす技術が伴い、空の技まで極めることにより完成する物と思われる。
なお、作中で「地の技のみの未完成ストラッシュ」は使用されたことはない。
 
ダイは【フレイザード】との戦いで空裂斬を会得し、完全に使用可能となった。
ヒュンケルは【鬼岩城】襲撃時に咄嗟に空の技に相当する虚空閃を修得。しかしアバンを裏切り魔王軍に連なったことからストラッシュの使用を自ら戒めており、以後完全な技を披露することはなかった。
(映画版「ぶちやぶれ!!新生6大将軍」ではとっさに使用しているが、外伝作限りの例外だろう。)
 
物語中では専ら剣での使用が中心だったが、剣以外の武器でもアバンストラッシュを放つことも可能で、この技の祖であるアバンは、【キルバーン】との戦いで【ジャッジ】の持っていた鎌の柄の残骸を使って槍術版のアバンストラッシュを繰り出している。
設定上は斧、弓、鎖、牙(格闘系の武器)でも可能である。
斧や牙などは兎も角、それらとは全く扱いの異なる弓でどのように繰り出すのかは不明だが。
 
本家のアバンストラッシュには「A(アロー)タイプ」と「B(ブレイク)タイプ」の二つのタイプがある。
加えて、ダイが独自に編み出した派生形がある。

A(アロー)タイプ Edit

闘気を衝撃波のように飛ばして攻撃するタイプの撃ち方。
威力が控えめな反面、離れた敵を攻撃できる上に連射が効く。
 
ダイの修業中にアバンが見せたものや、【デルムリン島】を襲撃したハドラーに撃ったのもこのタイプ。
他にも、ヒュンケル戦の初戦、鎧武装フレイザード戦の決着時、【バラン】戦の初戦にも用いている。

B(ブレイク)タイプ Edit

闘気をまとった武器で相手を直接攻撃するタイプの撃ち方。
Aタイプとは逆に、至近距離の敵に大ダメージを与える。
しかし、一発をくり出すのに時間が懸かり、敵の懐に飛び込む為捨て身の技になる弱点もある。
 
【アバンの書】を読む前のダイはAタイプとBタイプの使い分けを知らなかったが、のちに【ノヴァ】との修行を経て使い分けられるようになり、また後述するアバンストラッシュXの会得につながった。
 
基本的に決着時に使われる事が多く、ロモスでの【クロコダイン】戦や妖魔学士【ザムザ】戦、海底での【フェンブレン】戦での止めになっている。
他、【大魔王バーン】との初戦時に【カイザーフェニックス】を切り裂き、更に剣圧を押してバーン自身に掠り傷を入れて見せた。
【超魔生物】と化したハドラーとの初戦でも繰り出しているが、この時は右腕に仕込まれた【覇者の剣】に防がれてしまっている。
 
また、この技の祖であるアバンもこのタイプをメインに活用し、物語後半でキルバーンや若さを取り戻した真・大魔王バーン対抗手段として活躍を見せた。

アバンストラッシュX(クロス) Edit

ダイの編み出した派生技。
Aタイプを出すと同時に走り出し、着弾の瞬間にBタイプを放つ。
このとき切り上げるAタイプと、切り下ろすBタイプ、2つのストラッシュがクロスして、ヒュンケルの目算によると通常のストラッシュの5倍以上の威力があると言われる。
動いている敵にAタイプとBタイプを同時に当てるのは至難の業で、ヒュンケルですら「…オレにもできん」「ダイだからこそ 可能な超必殺技だ…!!!」と驚愕させている。
事実上超人的な身体能力と天才的な勘を併せ持つ竜の騎士ダイ専用の技である。
 
【ノヴァ】【アバンの書】を読んでもらう事で初めてAタイプとBタイプの使い分けの概念を知った後、Aタイプの連射の特訓を重ね、Aタイプの速射性とBタイプの破壊力それぞれのいいとこ取りが出来ないかと思い悩んでいた時にこの技を閃く。
その後、ノヴァに【闘気の剣】を全開にして貰うように頼んで試し打ちをした結果、ノヴァの闘気に包まれた剣本体を打ち砕くと同時に、衝撃の余波で後方の木々を一掃する程の威力を発揮した。試し打ちを受け止めたノヴァは「自分の武器が闘気剣でなければ首がすっ飛んでいた」と発言し冷や汗を流している。(ちなみにこの時点では新技がどんな技であったかは伏せられてはいたのだが、よく見ると、ノヴァの背後に並ぶ切り倒された木々の切り口が、Xの下部分の形を示唆しており、読者への遠回しなヒントとなっている……もっともこれだけで新技の正体を初披露前に気付いた者はまずいないだろうが…)
 
作中では、ダイが超魔ハドラーとの最終決戦で初披露し、超魔ハドラーに大打撃を与えると同時に【覇者の剣】をへし折った。
また、真・大魔王バーンとの対決の際にも使用され、その時には【ポップ】【天地魔闘の構え】を打ち破った直後にバーンの左腕を斬り飛ばして見せた。
 
これは一見ただのAタイプだと油断させておいてBタイプで斬りつけるという性質を持つため、フェイント技という点でダイの最強技としてギガストラッシュではなくこちらに軍配が上がっている。
実際、両者とも虚を突かれた為、本番では一度も打ち破られた描写もなくまともにヒットしている。
但し、第2撃目のBタイプを時間差で繰り出す関係で初動が通常のストラッシュに比べてやや前屈みになるため、行動パターンを把握している相手には初動で攻撃を読まれやすくなる欠点がある。
前もってAタイプが相殺されるなり、横軸をずらして回避されるなりされてしまうと、この技は成立しないが、速射性に優れるAタイプを回避できた例はなく、AタイプとBタイプの間隙も演出上のものであり、実際には刹那の連撃だろう。
ひとえに子供の柔軟な発想力と、【闘いの遺伝子】の蓄積された経験の賜物といった所か。

ライデインストラッシュ Edit

アバンストラッシュ(Aタイプ)に【ライデイン】を組み合わせた魔法剣。
ダイ大世界では剣技と呪文を同時に放つ魔法剣は【竜の騎士】にしかできない神業とされており、当然これもダイ専用。
 
作中では、敵だった頃のヒュンケルの【鎧の魔剣】に対抗するために使用。
ただし、この時は空の技を取得していない為、アバンストラッシュ自体が未完成。
また、バランとの戦いでは初戦時は【鋼の剣】で繰り出したが殆ど通用せず、竜(ドラゴン)の紋章を拳に移してからは【パプニカのナイフ】が壊れてしまったため、ヒュンケルから渡された【鎧の魔剣】を使って竜魔人化したバランに大打撃を与えたが、竜闘気(ドラゴニックオーラ)も込めて使ったことにより鎧の魔剣が耐え切れずに刀身が消滅してしまった。
 
ちなみに単行本でのQ&Aでのダイ曰く、「竜闘気を込めたライデインストラッシュが最強だが一発で体力を使い果たしてしまうためやらない」と言っている。
実際に竜魔人バランに食らわせた直後にダウンしているので賢明な判断と言える。

ギガストラッシュ Edit

アバンストラッシュ(Bタイプ)と【ギガブレイク】を組み合わせた最強の魔法剣。
突進の途中まではギガブレイクを踏襲したフォームを取るが、炸裂する直前でアバンストラッシュの構えに持ち替えて攻撃する。
なお、ダイは【ギガデイン】を習得していないので【ダイの剣】の鞘の魔法剣増幅効果に頼っている。
その為、発動には10秒以上のタイムラグを要し、接戦になると使い辛いという欠点もある。
事実これを使用した際、どれも相手側が呪文を増幅するのを待っていた。
 
作中では、打倒ダイへの執念に燃ゆる超魔ハドラーの最後の【超魔爆炎覇】に対し、「父さんと先生からもらった力が両方無いと勝てない気がしたから」と咄嗟に思いついて使用。
切れ掛かっていた闘気を魔法力でカバーして超魔爆炎覇を打ち破り、ダイと超魔ハドラーの戦いに決着を付けた。
単行本の技紹介の注釈では「その威力はもはや、測定不能…?」と書かれている程の威力を誇る。
 
その後は双竜紋の発現により更に威力が上がったと思われ、その後の真・大魔王バーン戦でも全快した状態で使用したが、【フェニックスウィング】で防がれ、バーンの皮膚をわずかに切り裂いただけであった。
ダイが編み出した技の中ではトップクラスの威力と見せ場のあった技であったが、些か不遇な感が否めない。
それでも【メドローア】【ハーケンディストール】といった数々の超必殺技を無傷で凌いでみせたフェニックスウィングを僅かとは言え、唯一その防御を直接破って見せた点は特筆すべきだろう。
 
前述の通り、この技はアバンストラッシュとギガブレイクを組み合わせた技とされているが、ギガブレイクの要素は途中までの構えにしかないため、これを「父さんと先生からもらった力を両方使った」と言うには疑問が残る。
作中の猛者達の目からすれば立派な合体技なのかもしれないが、読者目線で見た場合、この技は単にライデインストラッシュが呪文の強化に伴って強化された技、つまりは「ギガデインストラッシュ」でしかないように思える。
意地の悪い見方をすれば、「父の力(ギガブレイク)を途中で否定して恩師の力(アバンストラッシュ)に乗り換えた技」と捉えられなくもない。
とはいえ、初登場の際にはその構えの変化でハドラーの虚を衝いており、双竜紋の発現後には文字通りバランから受け継いだ力を使ってはいるため、父と恩師の力が介在した最強技という点においては何の違いもないだろう。
 
なお、かつてバランはアバンストラッシュを「人間の技としては強力」と評したが、この技を編み出したダイやそれを受けたハドラーは、威力はともかく技としてはギガブレイクよりアバンストラッシュの方が優れている、と評価している。
実際、ギガブレイクのモーションは大地斬とほぼ同じであり、死の大地での対ヒュンケル戦で見せた呪文併用なしバージョンでは闘気を極力抑えていたとは言えオリハルコン製の剣を使いながら鎧の魔槍を完全に破壊するには至らなかった。
しかしアバンストラッシュは多少の溜めがありモーションが大仰なため、技を繰り出すシーンでは大抵相手にもこれから出す技がバレて対策を練る暇を与えてしまっている。
ダイ自身もその点を考慮してか、超魔ハドラー初戦時は一瞬で繰り出せる攻撃としてギガブレイクを選択している。
アバンストラッシュがギガブレイクより全てにおいて上回っているというわけではない点は明記しておく。

さらに言うなら、ハドラーが「ギガデインが使えるなら決め技はギガブレイクしかありえない」と断定している通り、少なくともハドラーの認識において「ギガデインを使った場合の威力はアバンストラッシュよりギガブレイクが上」のようである。
「超エネルギーを剣にまとい必殺の一撃の瞬間に開放して敵を粉砕する技」というギガブレイクの性質も合わせ仮説を立てるならば、纏わせる魔法の規模が大きい場合、魔法剣としての運用を想定していないアバンストラッシュよりもギガブレイクの方が魔法分の威力を十全に食らわせる事において優れているのだろう。
ギガストラッシュとは「ダイが唯一知っている、魔法剣としての運用を前提とした技であるギガブレイクを模倣することで、魔法の分の威力をロスすることなく叩き込めるように改良されたアバンストラッシュ」と言えるのかもしれない。

余談 Edit

アバンストラッシュの「ストラッシュ」の語源は、ストライク(strike)+スラッシュ(slash)で、それらを合わせて縮めた造語であるとの事。
 
ゲーム本編ではメドローアと違って逆輸入はされていないが、ギガストラッシュに似た技として【ギガスラッシュ】が登場している。
また、DQH2における片手剣での【無心こうげき】の動作がアバンストラッシュのB(ブレイク)タイプに非常に似ている。
また、モンスターパレードではダイの大冒険とのコラボイベントで貰える【ダイの剣】を装備することによって使えるようになった。
 
小説版DQ7で【オルゴ・デミーラ】にトドメを刺した技は、アルスとメルビンが同時に放つ交差するギガスラッシュであった。どことなくアバンストラッシュXっぽい演出である。
 
技のモーションが大変わかりやすく、そしてカッコイイため連載当時は全国の小学生の間で傘や箒でアバンストラッシュを真似するのが流行ったとか流行らなかったとか。(鎧化、ブラッディースクライドも同様)なお、言うまでもないが長い物をブンブン振り回すのは大変危険な行為なので、良い子も悪い子も真似しないように。取り返しの付かない事故を引き起こしかねない。