元ネタ帳 - 技・宝具・他

Last-modified: 2014-04-10 (木) 01:41:05

名前使用者解説
辺津鏡ヒミコへつかがみ。卑弥呼との関わりが考えられている籠神社に納められた銅鏡。饒速日命が天津神から賜った品とされている。
都牟刈大刀ヤマトタケルつむがりのたち。三種の神器の一、草薙の剣の別名。古事記に登場する名称。
義経千本桜源義経人形浄瑠璃・歌舞伎の演目。源平合戦や義経伝説を元にしている。演出や効果は漫画『BLEACH』に登場する朽木白哉の卍解、殲景・千本桜景厳(せんけい・せんぼんざくらかげよし)。
千器万来武蔵坊弁慶弁慶が集めた1000本の武具を一斉に解き放つ。史実においては、願掛けとして1000本の太刀を奪うことを誓い、武芸者から999本の太刀を奪ったが、1000本目の獲物とした義経の太刀を賭けて決闘を挑むが敗れ、義経に忠誠を誓うことになる。
第六天魔王織田信長武田信玄への書状において信長が名乗った名前。第六天魔王とは仏道の修行を妨げる魔王のこと。
百鬼夜行安倍晴明説話に登場する異形集団の行進のこと。妖怪大行進。
昔の京は妖怪が沢山居たとされ、安倍晴明はその妖怪を退治する陰陽師だったという説から。
天地測量伊能忠敬金星の子午線経過を観測したこと、地図投影のために緯度1度に相当する子午線弧長が28里2分(110.7km程度)、地球全体の外周をおおよそ4万kmと推測した事から。なんと誤差0.1%である。
びしゃもんてん上杉謙信・直接の出典はアリスソフト「ランス・クエスト」において上杉謙信が使用する技(自身を全回復・攻防付与)
・毘沙門天は仏教における武神。(史実の)上杉謙信は熱心な毘沙門天の信仰家であり、「毘」の文字を旗印としていた。
不死の薬始皇帝始皇帝の不死薬に関する逸話としては、徐福に東方の三神山に不老不死の薬を取りに行くよう命じた徐福伝説が有名。
また、兵馬俑で知られる始皇帝の陵墓には、不死の妙薬と考えられていた水銀の川が造られていたという。
双戟無双呂布演義で愛用したとされている方天画戟の別名+リアル無双した事より?
ちなみに方天画戟自体は呂布が活躍した3世紀には存在しなかった武器。
四路五道孫子孫子の兵法の一つ。東西南北に4つの道がある時、その場から動かないという5つ目の選択も存在するという意味。
ルフウィングフビライ・ハンルフとは巨大な鳥、ロック鳥のこと。マルコ・ポーロの東方見聞録に語られている。
イル・ミリオーネマルコ・ポーロマルコ・ポーロが記述した東方見聞録の写本。イル・ミリオーネはイタリア語で「100万」という意味。
緊箍呪三蔵法師きんこじゅ。孫悟空の頭に嵌められた輪、「緊箍児」を締め上げるための呪文。暴れん坊の孫悟空を抑制するためのもの。
アショーカ・ピラーアショーカアショーカが建立したという石柱。現存しており、表面に刻まれた文字が重要な歴史的資料となっている。
キラウエアカメハメハハワイにあるキラウエア火山。敵軍がキラウエア火山の噴火に飲まれて壊滅したという伝説を持つカメハメハは、この火山に住まう火の女神ペレの加護を受けていると信じられていた。
斬鉄剣石川五右衛門漫画「ルパン三世」に登場する十三代目石川五ェ門の愛刀。
レボルシオンジャンヌ・ダルクフランス語で「革命」を意味する言葉。
ジャンヌは人の殺傷を嫌い、進んで旗持ちを務めながらも果敢な突撃を繰り返したとされる。フランス7月革命に題をとったドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」との連想か。
ドラキュリアヴラド・ツェペシュヴラドのニックネーム。父がドラクル(竜公)と呼ばれていたことから、「竜の息子」の意。吸血鬼の名はここから付けられた。
野生の雄叫びジェロニモ直接の元ネタは漫画「キン肉マン」に登場する超人ジェロニモの必殺技「アパッチの雄叫び」か。
バンディッツビリー・ザ・キッド自身の墓に刻まれた言葉「The Boy Bandit King」から。悪党・悪漢の意味。
エッグバレットコロンブス大陸発見はだれにでもできると評されたコロンブスが、卵を立てることを試みさせ、一人もできなかった後に卵の尻をつぶして立てて見せたという逸話から。
トレジャーアイランドウィリアム・キッドキャプテン・キッドの隠し財宝の伝説を元に書かれた小説「宝島」より。
エル・ドラコドレイクドレイクの異名。ドレイクによって多大な損害を与えられたスペイン人は、彼を「悪魔(エル・ドラコ)」と呼んだ。
黒髭大爆発ティーチ有名な玩具「黒ひげ危機一髪」。あの髭オヤジのモデルがティーチ。
インティライミワイナ・カパックインカの言葉、ケチュア語で「太陽の祭」という意味。クスコで毎年開催されている。
生贄の祭壇モンテズマアステカ文明において特記すべきはとにもかくにも生贄。太陽の生命力を補う目的のほか、雨乞いなど年中行事ことあるごとに人の心臓が捧げられた。
ヘタイロイアレキサンダーアレキサンダー大王が従えた、彼の側近でもあるマケドニア重騎兵団。
オルガノンアリストテレスアリストテレスの論理学に関する著作を、彼の死後に纏めたもの。
ファラオの呪いツタンカーメンツタンカーメンの墓所発掘に携わった者が次々と怪死を遂げたことから、ファラオの呪いではないかと噂された。
黄金のアストロラーベクック18世紀に六分儀が開発されるまで、航海における主要な測定機器だったもの。星座早見盤の原型ともいえる。
「星(astro)」を「取る(labe)」のでアストロラーベ(astrolabe)と呼ばれた。
マゼラン星雲マゼラン大マゼラン雲と小マゼラン雲の2つの銀河。マゼランの船団員が観測記録を付けていたことから名付けられた。
星・宇宙と野球ネタを絡めているあたりは野球漫画「巨人の星」や「アストロ球団」を意識しているか。
アーレアカエサルアーレアはサイコロのこと。カエサルの名言、「賽は投げられた(アーレア・ヤクタ・エスト)」より。「既に運命の歯車は回った」という意味。
絶対可能砲ナポレオン不可能はないので絶対可能。カノン砲の漢字表記である加農砲(かのうほう)にも掛けているか。
戦象突進ハンニバルハンニバルは戦争において象を運用したことで知られる。
最後の晩餐ダ・ヴィンチダ・ヴィンチの有名な絵画。キリストの最後の晩餐の情景が12人の弟子と共に描かれている。
ヒアマイソングネロネロは劇場で独唱会を開いた。その際、出入り口を塞いで観客が途中で帰ることがないようにしたという。
運命交響曲ベートーヴェンベートーヴェンのもっとも有名な曲、交響曲第5番。正式な名称ではないが、日本では「運命」の題で知られる。
オリハルコンパンチアトラスオリハルコンはアトランティスに存在したと云われている幻の金属。
アトランティスの大王の名がアトラスであり、アトランティスというのもアトラスの女性形(『アトラスの海』や『アトラスの島』を意味する。古代ギリシア語の『海』や『島』は女性名詞)である事にちなんでいると思われる。
エクスカリバーアーサー非常に有名なアーサー王の聖剣。王を選定する剣カリバーンと同一視されることもある。
また、その鞘には持ち主を不死にする力があるとも言われている。アーサーが超再生を修得するのはその逸話からだろう。
アロンダイトランスロットランスロットの持つ剣。アーサー王伝説に名前は登場せず、後世の別の物語で「ランスロットが使った剣」として名前が語られた。
ガラティーンガウェインガウェインの持つ剣。エクスカリバーの兄弟剣とも言われる。
アイスソードガラハドゲーム「ロマンシング・サガ」に登場するガラハドが手に入れた剣。選択次第で主人公に殺されて奪われるという衝撃的な展開で有名。もちろん円卓の騎士ガラハドとは全く関係がない。
クラレントモードレッドモードレッドがアーサー王の武器庫から奪い、使用した剣。
セクエンスパーシヴァルアーサー王が使用した剣。本来はパーシヴァルは使用していない。
カルンウェナンベディヴィエールアーサー王が使用した短剣。本来はベディヴィエールは使用していない。
クレシューズボールスアーサーの支持者でランスロットの父、ベンウィック王バンが持つ剣。本来はボールスは使用していない。
クレタナトリスタンカーテナとも。イギリス王家に代々伝わる切っ先の欠けた剣。慈悲の剣。トリスタンの剣であったという伝承が残る。
ロンゴミニアドケイロンとも。アーサー王が使用した槍。本来はケイは使用していない。
ブロンラヴィンユーウェインサクソン人の戦士オスラの持っていた短剣。大きさが変わり、川を渡る橋になったという。本来はユーウェインは使用していない。
プライウェンパラメデスアーサー王が持っていた聖マリアが描かれていたという盾。本来はパラメデスは使用していない。
船として使用出来るという伝承もある。
ケンヴェルヒンベイリンユーウェインの祖父、キンヴァルフが持つ300本の剣から。本来はベイリンは使用していない。
未来詩篇ノストラダムスノストラダムスの予言集は「百詩篇」という通称で呼ばれる。
グローザイヴァン雷帝その苛烈な性格からグローズヌイ(峻厳な、恐怖を与える、脅すような)と恐れられていた。元となったロシア語で雷雨を表すグロザーと合わさり、和訳で「雷帝」と称される事となる。
ミスティカリオンラスプーチン"μυστήριον"(ミスティリオン)ギリシャ語で機密・秘密。正教会ではハリストス(キリストのギリシャ語読み)の献身・救済・降誕・死・復活・生涯の出来事・信仰・教え・教義・奉事・祈り・教会の祭日・信經・要理等を一まとめにこう呼んだ。ラスプーチンはロシアの正教会の祈祷僧だったとされる。
目には目をハンムラビハンムラビ法典の有名な一節。「やられたらやり返せ」ではなく、「やられた以上のことはやり返すな」という意味である。
ネフィリムギルガメシュ旧約聖書に出てくる種族の事。多くは「落ちてきた者達」と名付けられた巨人の事を指す。
ギルガメシュとの絡みは「創世記」において生まれた神と人間の子らをネフィリムと呼んだ事から半神繋がり。
バビロンの城壁エンキドゥ世界七大不思議の一つともされた、新バビロニア王国の首都バビロンを取り巻く城壁。高さ90m、厚さ24m、総延長は数十kmにおよび、100の門と250の塔をそなえていたと言われている。この中で有名なものに現存しているイシュタル門がある。
ギルガメシュが作ったのはウルクの城壁だしそもそもエンキドゥとは何の関連もない。不思議な英雄技である。
ケイロンステップアキレスケイロンはギリシャ神話に登場するケンタウロス。多くの英雄を弟子に持ち、アキレスもその一人。ちなみにヘラクレスも彼の弟子である。
ゲイ・ボルグクーフーリンクーフーリンが師のスカアハから授けられた魔法の槍。あるいは槍投げの投法であるとも言われる。
バルムンクジークフリートジークフリートの持つ剣。彼がニーベルンゲン族から奪い、己の愛剣とした。ジークフリートの妻クリームヒルトが、ジークフリートを暗殺したハゲネに復讐する際にも用いられた。
ギガントマキアヘラクレスギリシャ神話の神々と巨人との戦い。人間の力を借りなければ勝てないという戦いであったため、ヘラクレスが神側に協力することで巨人に勝利をおさめた。
封神台太公望封神演義において神・仙人の魂を封じ込める為に作られた塔の事。封神の執行者として選ばれたのが太公望。
ブリューナクムーケルト神話の太陽神ルーが持つ槍。あるいは投石機によって放つ飛び道具とも。ダーナ神族の4つの宝の1つ。

宝具

名前解説
セレナイト石膏の一種。無色透明なものを指してセレナイトと呼ぶ。昔は聖母マリアのガラスとも呼ばれ、窓ガラスとして使用されていた。脆く柔らかいため装飾品には向かない。
ヒヒイロカネ緋緋色金、日緋色金と書かれる古代日本の伝わる伝説の金属、もしくは合金。太陽のように赤い金属とも、輝く金属とも言われる。三種の神器もヒヒイロカネで作られているとされる。
オリハルコンアトランティスに存在したという幻の金属。ローマ世界の文献にも登場し、こちらは銅系の合金ではないかと考えられている。
ゲームでいうところの硬い金属としての設定を考え出したのはエドガー・エヴァンズ・ケイシーというアメリカの人。
馬宝石中国の伝承の一つ。中に生きた馬が入っているという石。
蓬莱の玉竹取物語でかぐや姫が出す難題のひとつ。「東の海にある『蓬莱山』に存在する、根は白銀、茎は黄金、実は白玉(真珠)でできている木の枝」とされる。
龍玉中国の伝説に起源を持つドラゴンの一種が手に持っていると云われている宝玉の事。
鬼丸鬼丸国綱。天下五剣の一振り。北条時政がこの刀の力で夢に現れる小鬼を祓ったことから名付けられたという。
ミスティルテインミストルティンとも。北欧神話にて、光の神バルドルを死に至らしめたヤドリギの枝のこと。
童子切童子切安綱。天下五剣の一振り。源頼光が酒呑童子討伐に用いたことから名付けられたという。
数珠丸数珠丸恒次。天下五剣の一振り。日蓮が所持しており、柄に数珠を掛けていたことから名付けられたという。
ジュワユーズカール大帝(シャルルマーニュ)が所持していたとされる聖剣。名は「歓喜」を意味する。柄頭には聖槍が埋め込まれていたという。ゲスト枠でなければカール大帝の英雄技はこれだったのではないだろうか。
七星剣中国道教思想に基づき北斗七星が意匠された刀剣のこと。鎮護・破邪の力を持つ剣とされ、古くから儀式に用いられてきた。
三国志演義において曹操が董卓暗殺のために授けられたものや、日本の四天王寺の国宝が有名か。
布都御魂記紀神話に現れる霊剣。建御雷神が使っていたと云われている。石上神宮の御神体として有名。
宿る神様が同じなせいか、しばしば天羽々斬剣と同一視される。
三日月宗近天下五剣の一振り。足利将軍家に伝わっていた名刀。刀身に三日月型の波紋が多くあることから名付けられたという。
デュランダルカール大帝(シャルルマーニュ)配下の十二勇士、聖騎士ローランの持つ聖剣。柄には四つの聖遺物が収められていたという。ローランは死の際に敵に渡すまいとこの剣を折ろうとしたが、その強靭な刃を折ることはできなかった。
レーヴァテイン北欧神話に登場する武器。日本では終末の巨人スルトの持つ炎を噴く剣、もしくは杖と同一視されることが多い。スルトの剣は神々の最終戦争(ラグナロク)の幕引きとして、世界を炎で包んだ。
アグネヤストラインド叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」に登場する飛び道具。その描写は核兵器のそれに酷似しており、古代インドには核が存在したのではないかという説がある。
要は映画『天空の城ラピュタ』でムスカ大佐がぶっ放したラピュタの雷。
大典太大典太光世。天下五剣の一振り。足利将軍家に伝わっていた名刀。
ガーンデーヴァインド叙事詩「マハーバーラタ」に登場する弓。英雄アルジュナがアグニ神から授けられた。
ヴァジュラインド神話の神インドラがもちいた武器。仏教においては、煩悩が滅され悟りを求める心が芽生えるさまを表す。
アェタイト鷲の首や胃から発見される魔力のこもった石。安産祈願のお守りとされる。
オートクレールカール大帝(シャルルマーニュ)配下の十二勇士、オリヴィエの持つ剣。名は「純潔」を意味する。
ミョルニル北欧神話の雷神トールの持つ鎚。その名は「打ち砕くもの」の意。雷光を纏い、必ず当たり、その後手元に戻ってくるというチート神具。
アンキレーローマ神話にて、軍神マルスが「これが存在する限りローマは世界の支配者である」という神託と共にローマ皇帝に授けた盾。
イージスの盾アイギス、エージスとも。ギリシア神話の女神アテナの持つ盾。英雄ペルセウスが献上した、石化の魔力を宿すメドゥーサの首がはめ込まれた。
オハンケルト神話、アルスターのコノール王が持っていた盾。危機を察して唸り声を上げるという。フェルグスの持つ剣、カラドボルグの攻撃を三度に渡って防いだ。
鳳凰の羽根中国神話の伝説の霊鳥、その羽。日本や朝鮮など東アジア全域にわたって、装飾やシンボルや物語・説話・説教などで登場する。
フェニックス(不死鳥)のルーツはエジプトの神話で、本来は鳳凰とは別物なのだが、火の鳥という共通点からか混同されることが多い。
ヘルメスの靴ギリシャ神話の神、ヘルメスが履いている空を飛ぶ事ができる黄金の翼が付いた魔法のサンダル。英雄ペルセウスに貸し与えられた。
兵法書孫子(孫武)の作とされる兵法書。後に武経七書の一つに数えられている。古今東西の兵法書のうち最も著名なものの一つ。(余談)現代人が手にする『孫子の兵法』は実は三国志の曹操が注釈を付けた『魏武註孫子』が殆ど。原本が見付かるまでは『孫子の兵法』自体も曹操の作だと思われていた。
イカロスの翼ギリシャ神話にて、クレタ王の不興を買い迷宮に投獄されたダイタロス、イカロス父子が空から逃れようとし、集めた鳥の羽をロウで固めて作った翼。
二人は無事空を飛び迷宮から脱出するが、イカロスは太陽に近づきすぎたため、翼を固めたロウが溶け出してしまい墜落死してしまう。
鷹の羽衣北欧神話においてフリッグ、フレイヤの持つとされる羽衣。着ると鷹に変身できる。ロキがよく借りていた。
ヴィマーナインド神話に登場する空飛ぶ乗り物。様々な種類が存在する。
グリンブルスティ北欧神話に登場する魔法の猪。フレイの乗り物で、空中や水中を自在に駆けるという。
ブリーシンガメン北欧神話の女神フレイヤの持つ首飾り。
ドラウプニル北欧神話の主神オーディンが持つ黄金の腕輪。9夜ごとに同じ重さの腕輪を8個滴り落とす。
メギンギョルズ北欧神話の雷神トールの持つ帯。身につけると力が二倍になるという。
金毛の羊皮ギリシャ神話、イアソンとアルゴー船において眠らない竜が守っているとされる羊の皮。ちなみにこのひつじ、牡羊座のこと。
賢者の石錬金術における重要な鍵となる物質。創作においては、自在に願いを叶え災いを起こす石、あるいは不老不死をもたらす石などとも。
タリスマンいわゆるお守り。アミュレットやチャーム等と同じものといえ、決まった形のものではない。
ヒスイの仮面メキシコのパレンケ遺跡で発見された翡翠で出来た仮面。最近別の遺跡でも発見されたが、宝具画像からいってもマヤ文明、バルカ王の翡翠の仮面。古代ではヒスイが最高の宝石とされていた。
隠れ兜被った者の姿を隠す兜。有名なものはギリシャ神話の冥府の神ハーデスの持つ兜で、怪物メドゥーサ退治の際に英雄ペルセウスに貸し与えられた。
バッカスの酒ローマ神話における葡萄酒の神バッカス(バックス、バッコスとも)が造るワインの事。
宝具としての効果は、ファイナルファンタジーシリーズのアイテム「バッカスの酒(バーサク状態になる)」に由来するかもしれない。
リア・ファイルケルト神話、ダーナ神族の4つの宝の1つ。正当な王を予言する戴冠の石。トランプのダイヤのモチーフでもある。
装備するとヘイトが高まるのは、予言の力が働かなかったことに怒ったクーフーリンに殴り飛ばされた逸話からだろうか。
ホープダイヤ呪いの宝石として知られるブルーダイヤモンド。手にした者が次々と不幸な死を遂げたという伝説が残る。「ホープ」とは、このダイヤを所有していた一族の名。現在はスミソニアン博物館に収蔵されている。
ヴァイニッチ手稿司祭にして哲学者であるロジャー・ベーコンが書いたとされる古文書。何語で書かれているのか、内容が何なのかすら未だ不明。単なる落書き、もしくは意味のない模様との説もある。
アガスティアの葉インドの聖仙アガスティアの残した予言書。個人の人生についての予言が書かれているとされ、現在でも現地においては人生の岐路に際しアガスティアの葉を頼る事が多い。
水晶ドクロ水晶で作られた精巧な頭蓋骨で、いわゆるオーパーツではないかと話題になったが、後に科学的に否定された。インカ、アステカ、マヤなどの文明の遺物とされる。
テトラビブロス古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスの著書。黄道十二宮、四大元素を軸とした占星術の基礎概念の教本として今でも通じる古典中の古典。
アルマゲスト古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスの著書。数学、天文学について記された書物で、その内容は天動説に基く。
コスモグラフィア古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスの著書。地理学書として、地球や宇宙や死後の世界までもを包括して描かれた宇宙像も描いた。
シビュレの書ローマのカピトリウム丘に建つ、ゼウス神殿に収蔵されていた全15巻の予言書。ローマの運命が記されているとされ、元老院に定められた15名の司祭以外は見ることを許されなかった。
シビュレとは予言の神であるアポロンの神託を受ける巫女のこと。シビュラとも。その託宣をまとめたものが上述したシビュレの書である。
ロゼッタストーンナポレオンのエジプト遠征の際、エジプトのロゼッタで1799年に発見された石碑。古代エジプトのヒエログリフ、デモティック、ギリシア文字が刻まれており、特にヒエログリフの解読の鍵となった。
東大図書館のラウンジにレプリカが展示されている。
八尺瓊勾玉やさかにのまがたま。三種の神器の一。「月(陰)」の属性を持つ首飾り。
エメラルドタブレットヘルメスが刻んだと云われる錬金術の基本思想、あるいは奥義の刻まれたエメラルド碑文の事。実物は確認されていないが、その翻訳と称される文章が現存している。
伝国璽中国の歴代王朝および皇帝に代々受け継がれてきた玉璽(皇帝用の印)のこと。946年に紛失され、後世の歴代王朝は漢代の玉璽を真似て作った、模造品を本物の伝国璽として使用した。
アリアドネの糸クレタの王女アリアドネが英雄テセウスに渡した糸。テセウスは迷宮に棲む怪物ミノタウロスを倒した後、入口に結び付けてあったこの糸を辿って迷宮から脱出した。
死者の書古代エジプトで死者の埋葬の際に共に納められたパピルスの書。死者の霊魂を導く役割を持っていたという。
また、チベット仏教にも同名の経典が存在し、ゲーム中に敦煌で入手するくだりはこちらが元ネタになっている。
アカシックレコードインド哲学に於ける概念上の人類の魂の活動記録。一般には全宇宙の全事象を記録している概念上の存在を指す。ラプラスの魔とは別物。
ソーマインド神話に登場する霊的な飲料、あるいはインドの祭祀で用いられる興奮作用を持つ飲料。
太歳不老不死の仙薬の材料とされる生物。たまに中国奥地でそれらしい謎の塊が発見されてニュースになったりする。
アムリタインド神話に登場する、飲んだ者に不死を与える飲み物。デーヴァ神族とアースラ神族の争いのきっかけとなった。
エリクサーエリクシル、イリクサとも。錬金術の至高の創作物である賢者の石と同一、あるいはそれを用いて作成される液体。飲めばあらゆる病が癒され、永遠の命を得るとされる。RPG等においては完全回復効果の代名詞。
ユニコーンの角ユニコーンの角には強い魔力が宿り、解毒や水の浄化、ひいては病気の治癒などの効能があるとされた。
マンドラゴラマンドレイクとも。精力剤、媚薬、または不老不死の薬の原料とも言われる。根茎が幾枝にも分かれ、個体によっては人型に似るようになる。引き抜くと悲鳴を上げて、まともに聞いた人間は発狂して死んでしまうという伝説がある。
八咫鏡やたのかがみ。三種の神器の一。「日(陽)」の属性を持つ円鏡。日本神話において、天照大神はこの鏡を天照大神自身だと思って祀るようにと勅を下した。
オルフェウスの竪琴オルフェウスはギリシア神話に登場する吟遊詩人。妻を失ったオルフェウスは冥府に下り、自慢の竪琴を奏でて冥界の王ハーデスに妻の返還を哀願した。
ギャラルホルン北欧神話において、終末戦争(ラグナロク)が起こる際に吹き鳴らされるという角笛。
ヘイズルーン北欧神話に登場するヴァルハラに住んでいる牝ヤギ。戦士たちの飲む蜜酒を造りだすとされる。
知恵の実旧約聖書。人類の苦難のもととなった木の実。由来から「禁断の果実」ともいわれる。人類の祖アダムとイブが神のいいつけを破りこれを口にしたため、アダムとイブは楽園より追放され、以来我々子孫は楽園の外で生きることになったという。
金の鶏ロシアの詩人であり作家のアレクサンドル・プーシキン作、金の鶏の物語。日本でもオペラの金鶏や絵本の金のニワトリが有名。
イソップ物語の「金のタマゴを生むニワトリ」とは別モンなので注意。あっちは普通のニワトリちゃん。
黄金のリンゴギリシア神話。不和の女神エリスが黄金のリンゴを「最も美しい女神に与える」として、ヘラ・アフロディーテ・アテナの三女神にトロイアの王子パリスをめぐって優劣を競わせた。
アンブロシアギリシア神話に登場する神々の食べ物。不死の効力を持つ。
打ち出の小槌大黒天の持つ小ぶりの槌。おとぎ話「一寸法師」では鬼が所持しており、鬼を退治した一寸法師は小槌に願い若者に成長する。
グングニル北欧神話の主神オーディンが持つ槍。ミョルニルと同じく必ず当たり、その後手元に戻ってくるというチート神具。
芭蕉扇西遊記にて、牛魔王の妻である羅刹女の持つ秘宝。一振りで火焔山の燃え盛る炎を消すことができる。
ホムンクルス錬金術師によって作られる人工生命体。史実に於いて最も有名なのはテオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイムの製造法である。
パンドラの箱ギリシア神話にて、あらゆる災厄が詰まっていた箱。始まりの女性パンドラがこの箱を開けてしまったため、世界に災厄が溢れてしまったとされる。最後に残っていたものが『希望』であるか『予兆』であるかは解釈が分かれている。
玉手箱おとぎ話「浦島太郎」において開けてはいけないとされた箱。禁を破って開けてしまったため、浦島太郎は煙(時間軸が違うために封じられていた自分の歳月)を浴びて年寄りになってしまった。化粧道具を入れるための箱、玉櫛笥(たまぐしげ)が訛っていき玉手箱となった。
尽きずの釜ケルト神話の豊穣神ダグダの大釜。ダーナ神族の4つの宝の1つ。尽きることなく食料が湧き出ると言われる。

その他

名前解説
イルミナティ1776年にアダム・ヴァイスハウプトによって創設された秘密結社。後に実像を離れて半ば伝説化され、今日でも様々な陰謀論やオカルトに絡めて語られることが多い。
ナラヤナの杖ヒンドゥー教の神ヴィシュヌが持つという杖。ナラヤナとはヴィシュヌの異名の一つ。ヴィシュヌは世界を維持する役目があるとされる。
アルカディアギリシャのペロポネソス半島にある古代からの地域名で、後世に牧人の楽園として伝承され、理想郷の代名詞となった。
エリュシオンギリシア神話に登場する死後の楽園で、神々に愛された英雄達の魂が暮らす世界。
ティルナノーグケルト神話に出てくる妖精たちの国。常若の国と呼ばれる。
ヴァルハラ北欧神話に登場するオーディンの住まう宮殿。
崑崙中国古代の伝説上の山岳。封神演義では仙人の住む聖なる山として登場する。
アヴァロンイギリスのどこかにあるといわれる伝説の島。アーサー王伝説と深く結び付いており、何れ目覚めるであろうアーサー王が眠る島とされている。また、キリスト教のイエスがヨセフと共に訪れ、イギリス最初の教会を建てた場所ともされている。
シャンバラヒンドゥー教、密教、チベット仏教などで語られる理想郷。また、地球の中心にあるとされた地底世界アガルタの首都、あるいは入口であるとも言われる。
エルドラード南アメリカのアンデス地方に伝わる黄金郷にまつわる伝説、または黄金郷の事。16世紀頃、アンデス地方では金の採掘と装飾技術が発達し、全身に金粉を塗り儀式を行う風習のある文化があった(チブチャ文化)。その噂を聞いたスペイン人から尾ひれが付き、アマゾン奥地には黄金で出来た都があると、19世紀初頭、アレクサンダー・フォン・フンボルトによってアンデスやアマゾンが踏破されるまでの約300年間、当時の世界地図にも載ってしまうほど実在が信じられていた。
ラピュータジョナサン・スウィフトの小説『ガリヴァー旅行記』に登場する空飛ぶ島。ムスカ大佐でお馴染みジブリ映画のモデルともなった。
ホウライ古代中国で東の海上にある仙人が住むといわれている山。
カナン地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名。聖書で「乳と蜜の流れる場所」と描写される。
エデン理想郷の比喩。シュメル・アッカド語で「平地」を意味し、メソポタミアの大平原を指す。
アトランティス伝説上の大陸。強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされる。
ヒラニプラムー大陸の首都。

コメント

  • マゼランの英雄技はアストロ球団に出てくる天文関係の名前の打法の数々が元ネタという説がスレの方に出てた -- 2012-04-15 (日) 04:33:37
  • 死者の書はデザイン的にはエジプトの副葬品なんだけど、手に入るイベント的にはチベット仏教の経典なんだよなあ。敦煌だし三蔵だし。 -- 2012-04-18 (水) 03:39:48
  • オリハルコンパンチはアトランティスの語源がアトラスだったりアトランティスの初代の王がアトラスだったりするのでそっち繋がりかと -- 2012-04-18 (水) 23:59:18
  • シビュレの書のシビュレはキュベレーじゃなくてシビュラ(予言の神であるアポロンの神託を受ける巫女)じゃないかね? 書ってのはその神託を纏めたヤツの事だろうし。 -- 2012-04-23 (月) 00:05:25
  • サントドミンゴのミッションで出てくるバーはほぼ同じ設定のまま実在する。文豪ヘミングウェイが愛したバーで、常連の老人とは彼のこと。パパ・ダイキリはヘミングウェイにちなむカクテル。 -- Hemingway? 2012-05-31 (木) 07:04:31
  • 源氏のパッドはもちろん源氏の小手が元ネタ...みたいなページかと思ったら意外にマトモだったw -- 2012-06-30 (土) 05:36:26
  • コロンブスの卵は「最初に成し遂げたこそ意味ある」という意味ですが…新大陸の発見に逆転も正転もなかろう -- 2012-11-15 (木) 05:06:15
  • OTs-14、銃自体は関係ないだろ…コードネームがГрозаって名称なだけ。名前が同じ物なんか探したら幾らでもあると思う。 -- 2012-12-01 (土) 11:40:49
  • オリハルコンの見た目がビスマス鉱石ってのはどう書いたらいいだろうか -- 2013-02-25 (月) 00:06:39
  • ガラハド=アイスソードは頭に浮かんだけど、それが元ネタかよw -- 2013-11-09 (土) 10:22:57