公式に発表されているものではありません。
編集者の推測を元に記述されています。
技
名前 | 使用者 | 解説 |
---|---|---|
火牟須比太刀 | チハヤ | ほむすびのたち。カグツチ─とも。記紀神話の火の神であり古事記によれば神産みの時にイザナギとイザナミの間に生まれた。 |
秘咬・愛姫 | 伊達政宗 | 愛姫(めごひめ)は政宗の正室。 |
心月 | 伊達政宗 | 政宗の辞世の句「曇りなき 心の月を さき立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く」より。「心月」自体には澄み切った悟りを開いた心という意味もある。 |
辺津鏡 | ヒミコ | へつかがみ。卑弥呼との関わりが考えられている籠神社に納められた銅鏡。饒速日命が天津神から賜った品とされている。 |
大鳥の構え | ヤマトタケル | ヤマトタケルを祭神とする大鳥大社より。死して白鳥となったヤマトタケルの魂が大鳥の地に降り立ったことに由来する。 |
都牟刈大刀 | ヤマトタケル | つむがりのたち。三種の神器の一、草薙の剣の別名。古事記に登場する名称。 |
秘剣・薄緑 | 源義経 | 薄緑は義経が持っていた刀。多くの人間の手に渡った刀で、膝丸→蜘蛛切→吠丸→薄緑とその都度名前を変えてきた。 |
義経千本桜 | 源義経 | 人形浄瑠璃・歌舞伎の演目。源平合戦や義経伝説を元にしている。演出や効果は漫画『BLEACH』に登場する朽木白哉の卍解、殲景・千本桜景厳(せんけい・せんぼんざくらかげよし)。 |
千器万来 | 武蔵坊弁慶 | 商売繁盛の常套句、千客万来。その意味は「たくさんの客が途絶えることなく、次々に来ること」で、商売人の願い事として招き猫などの縁起物に記されることが多い。一方、弁慶の願い事といえば「人の重宝は千揃へて持つぞ。~中略~人の帯はきたる太刀千振り取りて、我が重宝にせばや(義経記より一部抜粋)」とあるように千の客ではなく千の武器集めであるので「千器万来」 |
第六天魔王 | 織田信長 | 武田信玄への書状において信長が名乗った名前。第六天魔王とは仏道の修行を妨げる魔王のこと。 |
百鬼夜行 | 安倍晴明 | 説話に登場する異形集団の行進のこと。妖怪大行進。 昔の京は妖怪が沢山居たとされ、安倍晴明はその妖怪を退治する陰陽師だったという説から。 |
天地測量 | 伊能忠敬 | 金星の子午線経過を観測したこと、地図投影のために緯度1度に相当する子午線弧長が28里2分(110.7km程度)、地球全体の外周をおおよそ4万kmと推測した事から。なんと誤差0.1%である。 |
一期一振 | 孫六兼元 | いちごひとふり。刀匠・粟田口吉光作の太刀。吉光は短刀ばかりを作った刀匠で、太刀は生涯でこれ一振りしか鍛えなかったと言われ、そこからこの名が付けられた。 |
燕返し | 佐々木小次郎 | 佐々木小次郎の必殺剣。名前は非常に有名だが、具体的にどんな技だったかはよく分かっていない。 |
バンディッツ | ビリー・ザ・キッド | 自身の墓に刻まれた言葉「The Boy Bandit King」から。悪党・悪漢の意味。 |
エッグバレット | コロンブス | 大陸発見はだれにでもできると評されたコロンブスが、卵を立てることを試みさせ、一人もできなかった後に卵の尻をつぶして立てて見せたという逸話から。 |
サスケハナ・ストライク | ペリー | 黒船来航の際にペリーが搭乗していた旗艦「サスケハナ号」から。 |
野生の雄叫び | ジェロニモ | 直接の元ネタは漫画「キン肉マン」に登場する超人ジェロニモの必殺技「アパッチの雄叫び」か。 |
イーグル・ブラスト | ジェロニモ | インディアンには鷲の羽根を用いた民族独自の宗教的・霊的な行いがある。ジェロニモは部族のシャーマンであった。 |
トレジャーアイランド | ウィリアム・キッド | キャプテン・キッドの隠し財宝の伝説を元に書かれた小説「宝島」より。 |
エル・ドラコ | ドレイク | ドレイクの異名。ドレイクによって多大な損害を与えられたスペイン人は、彼を「悪魔(エル・ドラコ)」と呼んだ。 |
黒髭大爆発 | ティーチ | 有名な玩具「黒ひげ危機一髪」。あの髭オヤジのモデルがティーチ。 |
マナナン・マクリル | アルビダ | ケルト神話の海の神。ティルナノーグの王とされている。 |
生贄の祭壇 | モンテズマ | アステカ文明において特記すべきはとにもかくにも生贄。太陽の生命力を補う目的のほか、雨乞いなど年中行事ことあるごとに人の心臓が捧げられた。 |
マカブースト | ワイナ・カパック | インカ帝国(現ペルー)原産のマカ。インカの重要な食物であり栄養素・環境への耐性が極めて高く保存食・滋養食として珍重されたという。ブーストはすなわち薬効として”元気にさせる”という意味。 |
インティライミ | ワイナ・カパック | インカの言葉、ケチュア語で「太陽の祭」という意味。クスコで毎年開催されている。 |
カプ・クイアルア | カメハメハ | ハワイの伝統的な戦闘術。ハワイ古武術にヨーロッパ式砲術が組み込まれている。武器術・体術・兵法を伝え、訓練の際は気を重視する。 |
キラウエア | カメハメハ | ハワイにあるキラウエア火山。敵軍がキラウエア火山の噴火に飲まれて壊滅したという伝説を持つカメハメハは、この火山に住まう火の女神ペレの加護を受けていると信じられていた。 |
斬鉄剣 | 石川五右衛門 | 漫画「ルパン三世」に登場する十三代目石川五ェ門の愛刀。 |
アーク・ド・ラ・ピュセル | ジャンヌ・ダルク | アークは弓を表し、ジャンヌの死後家族の姓名としてあてられたダルク(d'Arc)から来ている。ラ・ピュセルは彼女の異称でありフランス語で乙女(神聖なものであった)を意味する。 |
ドラキュリア | ヴラド・ツェペシュ | ヴラドのニックネーム。父がドラクル(竜公)と呼ばれていたことから、「竜の息子」の意。吸血鬼の名はここから付けられた。 |
エプル・シ・ムオーヴェ | ガリレオ | E pur si muove-イタリア語で「それでも地球は動く」という意味。ガリレオが言ったとされる有名な言葉であるがその真偽ははっきりとはしていない。 |
二天五輪斬 | 宮本武蔵 | 宮本武蔵が残した兵法書「五輪書」と流派二天一流。五輪は密教の五大要素からきている。 |
緊箍呪 | 三蔵法師 | きんこじゅ。孫悟空の頭に嵌められた輪、「緊箍児」を締め上げるための呪文。暴れん坊の孫悟空を抑制するためのもの。 |
アショーカ・ピラー | アショーカ | アショーカが建立したという石柱。現存しており、表面に刻まれた文字が重要な歴史的資料となっている。 |
魔剣・ライヴロデズ | アーサー | アーサー王伝説ブリテン島の13の宝に登場するうちの一つの宝。ナイフ。所有者の魔力を吸って刃として飛ばす事ができる。 |
エクスカリバー | アーサー | 非常に有名なアーサー王の聖剣。王を選定する剣カリバーンと同一視されることもある。 |
アロンダイト | ランスロット | ランスロットの持つ剣。アーサー王伝説に名前は登場せず、後世の別の物語で「ランスロットが使った剣」として名前が語られた。 |
ガラティーン | ガウェイン | ガウェインの持つ剣。エクスカリバーの兄弟剣とも言われる。 |
グリンガレット | ガウェイン | ガウェインの愛馬。 |
アイスソード | ガラハド | ゲーム「ロマンシング・サガ」に登場するガラハドが手に入れた剣。選択次第で主人公に殺されて奪われるという衝撃的な展開で有名。もちろん円卓の騎士ガラハドとは全く関係がない。 |
スプマドール・スピア | モードレッド | スプマドールはアーサー王の愛馬。 |
クラレント | モードレッド | モードレッドがアーサー王の武器庫から奪い、使用した剣。 |
ヴォーパル・ソーサー | パーシヴァル | ルイス・キャロルのジャバウォックの詩に登場するヴォーパル・ソード。このvorpalという造語を元に生まれたWizardryのヴォーパルバニーが直近の由来。更にこちらはモンティ・パイソンによるアーサー王伝説のパロディ「ホーリー・グレイル」に登場する殺人ウサギを元ネタにしている。 |
セクエンス | パーシヴァル | アーサー王が使用した剣。本来はパーシヴァルは使用していない。 |
カルンウェナン | ベディヴィエール | アーサー王が使用した短剣。本来はベディヴィエールは使用していない。 |
クレシューズ | ボールス | アーサーの支持者でランスロットの父、ベンウィック王バンが持つ剣。本来はボールスは使用していない。 |
クレタナ | トリスタン | カーテナとも。イギリス王家に代々伝わる切っ先の欠けた剣。慈悲の剣。トリスタンの剣であったという伝承が残る。 |
ロンゴミニアド | ケイ | ロン、ロンゴミアントとも。アーサー王が使用した槍。聖杯城カーボネックを訪れた円卓の騎士らの前に聖杯とともに現れ、穂先から血を滴らせた白い槍という姿で描写される。本来はケイは使用していない。 |
ブロンラヴィン | ユーウェイン | サクソン人の戦士オスラの持っていた短剣。大きさが変わり、川を渡る橋になったという。本来はユーウェインは使用していない。 |
唸獣毒 | パラメデス | アーサー王伝説に登場する「唸る獣」。一説ではパラメデスが探し求めたが見つからなかったとされる。 |
プライウェン | パラメデス | アーサー王が持っていた聖マリアが描かれていたという盾。本来はパラメデスは使用していない。 船として使用出来るという伝承もある。 |
嘆きの一撃 | ベイリン | アーサー王の伝説の中でベイリン卿が触れてはいけない聖具ロンギヌスの槍を使用してしまったために起こったその反動のこと。周囲を全て崩壊させて生き埋めになった。 |
ケンヴェルヒン | ベイリン | ユーウェインの祖父、キンヴァルフが持つ300本の剣から。本来はベイリンは使用していない。 |
マゴニア | マーリン | 中世フランスにおける伝説上の空中大陸で俗信の一つ。ただし後の14世紀ごろにある種の雲であり暴風雨の前兆であると記されている。 |
未来詩篇 | ノストラダムス | ノストラダムスの予言集は「百詩篇」という通称で呼ばれる。 |
ルフ・ウィング | フビライ・ハン | ルフとは巨大な鳥、ロック鳥のこと。マルコ・ポーロの東方見聞録に語られている。 |
イル・ミリオーネ | マルコ・ポーロ | マルコ・ポーロが記述した東方見聞録の写本。イル・ミリオーネはイタリア語で「100万」という意味。 |
ヘタイロイ | アレキサンダー | アレキサンダー大王が従えた、彼の側近でもあるマケドニア重騎兵団。 |
オルガノン | アリストテレス | アリストテレスの論理学に関する著作を、彼の死後に纏めたもの。 |
トレビシェット | アルキメデス | 中東の投擲兵だったかの横にあるアレ、投石機、アルキメデスの発明品。 |
シップシェイカー | アルキメデス | アルキメデスの鉤爪。クレーン状の腕部の先に吊るされた金属製の鉤爪を持つ構造で、この鉤爪を近づいた敵船に引っ掛けて腕部を持ち上げることで船を傾けて転覆させるものである。 |
キュノサルゲス | ディオゲネス | アテナイの城壁の外に隣接し、イリソス川の南の丘にあった公共の体育場。アレクサンドロス大王がコリントスに将軍として訪れたとき、ディオゲネスが挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行った。ディオゲネスは体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。という伝承からか。 |
ファラオの呪い | ツタンカーメン | ツタンカーメンの墓所発掘に携わった者が次々と怪死を遂げたことから、ファラオの呪いではないかと噂された。 |
バステト大行進 | カンビュセス | バステトは猫の女神とされる。カンビュセスはエジプト攻めの際に、エジプトでは神聖なものとされる猫を投げ込んだり盾に括り付けるなどの作戦によってエジプト側の戦意を削いだという。マジ外道。 |
ウラエウス | クレオパトラ | 蛇形記章、エジプトに棲息するコブラが鎌首を持ち上げた様子を様式化したもので、古代エジプトの主権、王権、神性の象徴。最も単純なヒエログリフもこれである。 |
アスピス・シムーン | クレオパトラ | アスピスとは広義で蛇全般のことを指す。クレオパトラが自殺する際アスピスを自らのおっぱいに噛ませ絶命したとされる。シムーンは中近東地域の砂漠で発生する、熱風を伴う砂嵐現象の事。つまりアスピス・シムーンとはコブラ等を伴うシムーンの事なのかもしれない。 |
黄金のアストロラーベ | クック | 18世紀に六分儀が開発されるまで、航海における主要な測定機器だったもの。星座早見盤の原型ともいえる。 「星(astro)」を「取る(labe)」のでアストロラーベ(astrolabe)と呼ばれた。 |
マゼラン星雲 | マゼラン | 大マゼラン雲と小マゼラン雲の2つの銀河。マゼランの船団員が観測記録を付けていたことから名付けられた。 星・宇宙と野球ネタを絡めているあたりは野球漫画「巨人の星」や「アストロ球団」を意識しているか。 |
アーレア | カエサル | アーレアはサイコロのこと。カエサルの名言、「賽は投げられた(アーレア・ヤクタ・エスト)」より。「既に運命の歯車は回った」という意味。 |
絶対可能砲 | ナポレオン | 不可能はないので絶対可能。カノン砲の漢字表記である加農砲(かのうほう)にも掛けているか。 |
戦象突進 | ハンニバル | ハンニバルは戦争において象を運用したことで知られる。 |
最後の晩餐 | ダ・ヴィンチ | ダ・ヴィンチの有名な絵画。キリストの最後の晩餐の情景が12人の弟子と共に描かれている。 |
ヒアマイソング | ネロ | ネロは劇場で独唱会を開いた。その際、出入り口を塞いで観客が途中で帰ることがないようにしたという。 |
運命交響曲 | ベートーヴェン | ベートーヴェンのもっとも有名な曲、交響曲第5番。正式な名称ではないが、日本では「運命」の題で知られる。 |
ゲヘナの火 | ファウスト | 聖書にてキリストが言及した火に燃えるゲヘナの事、ゲヘナとはキリスト教で言う地獄のような場所であり、よく火と結び付けられる。 |
ヴァルプルギスナハト | ファウスト | ヴァルプルギスの夜のドイツ読み、中欧や北欧で広く行われる行事。ゲーテのファウスト第一部では魑魅魍魎の饗宴として描かれる。このシーンは作者ゲーテの豊富な知識と筆の力量が垣間見られる正に名シーンである。 |
クリスメイション | カール大帝 | キリスト教会7つの秘蹟の1つ、堅信。 |
ギロチンカット | マリー・アントワネット | マリー・アントワネットの死因ギロチン処刑の事だろう。現在では、後述の「パンがなければ」の発言をはじめとする彼女に対する悪評は、その殆どが中傷やデマだということが判明している。しかしギャンブル好きで無類の浪費家だったのは事実のようだ。 |
ブリオーシュ | マリー・アントワネット | 普通のフランスパンよりも甘くてふわふわしたパンのこと。『パンがなければケーキを食べればいいじゃない』のケーキを意味する。なお、件のセリフは現在ではマリー・アントワネットが言ったものではないという説が有力である。 |
不死の薬 | 始皇帝 | 始皇帝の不死薬に関する逸話としては、徐福に東方の三神山に不老不死の薬を取りに行くよう命じた徐福伝説が有名。 また、兵馬俑で知られる始皇帝の陵墓には、不死の妙薬と考えられていた水銀の川が造られていたという。 |
双戟無双 | 呂布 | 演義で愛用したとされている方天画戟の別名+リアル無双した事より? ちなみに方天画戟自体は呂布が活躍した2世紀には存在しなかった武器。 |
四路五道 | 孫子 | 孫子の兵法の一つ。東西南北に4つの道がある時、その場から動かないという5つ目の選択も存在するという意味。 |
抜山蓋世 | 葉桜清楚 | やまをぬきよをおおうと読む。山を引き抜くほどの強大な力と、世を覆い尽くすほどの気力があるという意味。 |
ザルニーツァ | イヴァン雷帝 | ロシア語で稲光、つまり雷の事。そのまんま。 |
グローザ | イヴァン雷帝 | その苛烈な性格からグローズヌイ(峻厳な、恐怖を与える、脅すような)と恐れられていた。元となったロシア語で雷雨を表すグロザーと合わさり、和訳で「雷帝」と称される事となる。 |
ミスティカリオン | ラスプーチン | "μυστήριον"(ミスティリオン)ギリシャ語で機密・秘密。正教会ではハリストス(キリストのギリシャ語読み)の献身・救済・降誕・死・復活・生涯の出来事・信仰・教え・教義・奉事・祈り・教会の祭日・信經・要理等を一まとめにこう呼んだ。ラスプーチンはロシアの正教会の祈祷僧だったとされる。 |
ヘブンリースフィアーズ | コペルニクス | コペルニクスの著書「天球の回転について(On the Revolutions of the Heavenly Spheres)」より。地動説について記されている。 |
クイッド・プロ・クオ | ハンムラビ | ラテン語でしっぺ返し、目には目をと同じ意味である。 |
目には目を | ハンムラビ | ハンムラビ法典の有名な一節。「やられたらやり返せ」ではなく、「やられた以上のことはやり返すな」という意味である。 |
ニンギルス | ギルガメシュ | シュメール文明の神、ギルガメシュ叙事詩に登場している。 |
ネフィリム | ギルガメシュ | 旧約聖書に出てくる種族の事。多くは「落ちてきた者達」と名付けられた巨人の事を指す。 ギルガメシュとの絡みは「創世記」において生まれた神と人間の子らをネフィリムと呼んだ事から半神繋がり。 |
ラハット | エンキドゥ | ユダヤ語で炎の意味。旧約聖書よりアダムとイブが楽園を去った後ケルビムと共に置かれた煌めく剣の炎(ラハット・ハヘレヴ・ハミトゥハペヘット)が元ネタかもしれない。 |
ヤグルシ | エンキドゥ | ウガリット神話におけるバアルの武器で稲妻、命じるとと飛んでいって敵をぶちのめす。ウガリット神話はギルガメシュ叙事詩と同じく古代都市から出土した粘土板に記された神話である。 |
バビロンの城壁 | エンキドゥ | 世界七大不思議の一つともされた、新バビロニア王国の首都バビロンを取り巻く城壁。高さ90m、厚さ24m、総延長は数十kmにおよび、100の門と250の塔をそなえていたと言われている。この中で有名なものに現存しているイシュタル門がある。 ギルガメシュが作ったのはウルクの城壁だしそもそもエンキドゥとは何の関連もない。不思議な英雄技である。 |
ケイロンステップ | アキレス | ケイロンはギリシャ神話に登場するケンタウロス。多くの英雄を弟子に持ち、アキレスもその一人。ちなみにヘラクレスも彼の弟子である。 |
鮭跳び突き | クーフーリン | クーフーリンはスカアハに弟子入りした際にゲイボルグを授かり、跳躍術「鮭飛びの術」を会得したという。 |
ゲイ・ボルグ | クーフーリン | クーフーリンが師のスカアハから授けられた魔法の槍。あるいは槍投げの投法であるとも言われる。 |
バルムンク | ジークフリート | ジークフリートの持つ剣。彼がニーベルンゲン族から奪い、己の愛剣とした。ジークフリートの妻クリームヒルトが、ジークフリートを暗殺したハゲネに復讐する際にも用いられた。 |
ギガントマキア | ヘラクレス | ギリシャ神話の神々と巨人との戦い。人間の力を借りなければ勝てないという戦いであったため、ヘラクレスが神側に協力することで巨人に勝利をおさめた。 |
金蛟剪 | 太公望 | きんこうせん。封神演義より三仙島の三仙姑の宝貝。二匹の蛟竜が敵を襲い、ハサミの如くまっぷたつにする破壊力。 |
封神台 | 太公望 | 封神演義において神・仙人の魂を封じ込める為に作られた塔の事。封神の執行者として選ばれたのが太公望。 |
オリハルコンパンチ | アトラス | オリハルコンはアトランティスに存在したと云われている幻の金属。 アトランティスの大王の名がアトラスであり、アトランティスというのもアトラスの女性形(『アトラスの海』や『アトラスの島』を意味する。古代ギリシア語の『海』や『島』は女性名詞)である事にちなんでいると思われる。 |
ヤルンウィド | ユーグ・ド・パイヤン | 北欧神話に登場する森。フェンリルの子狼とその母親の巨人が住むという。 |
アナテマ | ユーグ・ド・パイヤン | キリスト教において「破門」あるいは「呪い」を意味する言葉。 |
ムスペルヘイム | ロキ | 北欧神話に登場する炎の国。巨人スルトが入口を守っているとされる。 |
宝具
名前 | 解説 |
---|---|
セレナイト | 石膏の一種。無色透明なものを指してセレナイトと呼ぶ。昔は聖母マリアのガラスとも呼ばれ、窓ガラスとして使用されていた。脆く柔らかいため装飾品には向かない。 |
フレイヤの涙 | フレイヤが行方不明になった夫を捜して世界中を旅する間に流した赤い涙は、地中に染み入って黄金になったとされている、この逸話から黄金の事をフレイヤの涙と呼ぶようになった。ゲーム中で赤い宝石なのは逸話の前半からか |
ダマスカス鋼 | 木目状の模様を持つ鋼、実は製法が未だによくわかっていない。この鋼で打った刀剣は大変美しいという。 |
ヒヒイロカネ | 緋緋色金、日緋色金と書かれる古代日本の伝わる伝説の金属、もしくは合金。太陽のように赤い金属とも、輝く金属とも言われる。三種の神器もヒヒイロカネで作られているとされる。 |
オリハルコン | アトランティスに存在したという幻の金属。ローマ世界の文献にも登場し、こちらは銅系の合金ではないかと考えられている。 ゲームでいうところの硬い金属としての設定を考え出したのはエドガー・エヴァンズ・ケイシーというアメリカの人。 |
賢者の石 | 錬金術における重要な鍵となる物質。創作においては、自在に願いを叶え災いを起こす石、あるいは不老不死をもたらす石などとも。 |
ホープダイヤ | 呪いの宝石として知られるブルーダイヤモンド。手にした者が次々と不幸な死を遂げたという伝説が残る。「ホープ」とは、このダイヤを所有していた一族の名。現在はスミソニアン博物館に収蔵されている。 |
ハルパー | 刀身が鎌のように大きく湾曲した形状をしている刀剣、なんと刃は内側にある。実在した武器だが、ギリシャ神話にてペルセウスがメドゥーサの首を落としたというエピソードに出てくることでも有名。 |
七星剣 | 中国道教思想に基づき北斗七星が意匠された刀剣のこと。鎮護・破邪の力を持つ剣とされ、古くから儀式に用いられてきた。 三国志演義において曹操が董卓暗殺のために授けられたものや、日本の四天王寺の国宝が有名か。 |
オートクレール | カール大帝(シャルルマーニュ)配下の十二勇士、オリヴィエの持つ剣。名は「純潔」を意味する。 |
デュランダル | カール大帝(シャルルマーニュ)配下の十二勇士、聖騎士ローランの持つ聖剣。柄には四つの聖遺物が収められていたという。ローランは死の際に敵に渡すまいとこの剣を折ろうとしたが、その強靭な刃を折ることはできなかった。 |
ジュワユーズ | カール大帝(シャルルマーニュ)が所持していたとされる聖剣。名は「歓喜」を意味する。柄頭には聖槍が埋め込まれていたという。 |
ミスティルテイン | ミストルティンとも。北欧神話にて、光の神バルドルを死に至らしめたヤドリギの枝のこと。 |
クラウ・ソラス | アイルランドに伝わる光の剣、リア・ファル、ブリューナク、クラウ・ソラス、ダグザの大釜でトゥアハ・デ・ダナーンの4種の神器とされる。 |
ブルトガング | 中世ドイツのディートリヒ伝説に登場する英雄ハイメの剣。ディートリヒとの対決で折れてしまう。日本で出版された聖剣伝説という本ではヘイムダルの剣として紹介されておりそれが広まっているが全くのデタラメである。 |
レーヴァテイン | 北欧神話に登場する武器。日本では終末の巨人スルトの持つ炎を噴く剣、もしくは杖と同一視されることが多い。スルトの剣は神々の最終戦争(ラグナロク)の幕引きとして、世界を炎で包んだ。 |
魔剣グラム | 北欧神話に登場する剣。その名は古ノルド語で怒りを意味する。ファフニールを殺した剣である。物語の途中で一度砕けるが再び鍛え直される、その後のグラムの大きさはおよそ140センチはあったという。 |
クトネシリカ | クドネシリカとも。アイヌの伝承における英雄ポンヤウンペの持つ名刀。全体に反りのある刀で、鞘や鍔、柄に彫りこまれた夏狐の化神、雷神の雌神・雄神、狼神などが憑き神になっていて、ポンヤウンペの危機の時に力を発揮して敵を刺し殺すという。 和名はいたどり丸。 |
童子切 | 童子切安綱。天下五剣の一振り。源頼光が酒呑童子討伐に用いたことから名付けられたという。 |
大典太 | 大典太光世。天下五剣の一振り。足利将軍家に伝わっていた名刀。 |
三日月宗近 | 天下五剣の一振り。足利将軍家に伝わっていた名刀。刀身に三日月型の波紋が多くあることから名付けられたという。 |
数珠丸 | 数珠丸恒次。天下五剣の一振り。日蓮が所持しており、柄に数珠を掛けていたことから名付けられたという。 |
鬼丸 | 鬼丸国綱。天下五剣の一振り。北条時政がこの刀の力で夢に現れる小鬼を祓ったことから名付けられたという。 |
布都御魂 | 記紀神話に現れる霊剣。建御雷神が使っていたと云われている。石上神宮の御神体として有名。 宿る神様が同じなせいか、しばしば天羽々斬剣と同一視される。 |
火尖槍 | 西遊記の敵として、そして封神演義でメイン格を務めるナタ太子の持つ宝具、火を噴く槍。 |
トリシュラ | トリシューラ、シヴァが持ってる三叉槍の事。ヒンドゥー語で「3」を意味する「tri」と「槍」を意味する「sula」が組み合わさった語である。どこぞの龍とは関係無い。 |
ブリューナク | アイルランドに伝わる武器、ブリューナクとは「貫くもの」という意味、トゥアハー・デ・ダナンの4種の宝の一種。穂が5本に分かれており、5つの切っ先からビームを放ち敵を貫く。 |
天沼矛 | 日本神話に登場する矛、日本書紀では天之瓊矛とも。この槍を混沌とした大地に突っ込んでかき混ぜたらオノゴロ島が生まれたという逸話があり、そのオノゴロ島でイザナギイザナミ夫婦は多くの神々を産んだとされる。 |
グングニル | 北欧神話の主神オーディンが持つ槍。ミョルニルと同じく必ず当たり、その後手元に戻ってくるというチート神具。 |
ダグダメイス | トゥアハー・デ・ダナンの最高神ダグザの持つ破壊と再生、生と死の両方の力を併せ持つ巨大な棍棒の事だと思われる。 |
シャルウール | シュメール神話の戦と農業の神ニンギルス(ニヌルタ)の武器。人格を持つという。シャルウルとは「全てを破壊するもの」という意味。 |
ヨワルテプストリ | アステカ神話の邪神テスカトリポカの化身。その名前は「夜の斧」を意味する。ヨナルデパズトーリとも。 |
ミョルニル | 北欧神話の雷神トールの持つ鎚。その名は「打ち砕くもの」の意。雷光を纏い、必ず当たり、その後手元に戻ってくるというチート神具。 |
雷上動 | 源頼政が鵺退治に用いた弓。元は楚の弓の名手・養由基のもの。頼政の先祖である源頼光が夢の中で養由基の娘の椒花女から授かったという。 |
ガーンデーヴァ | インド叙事詩「マハーバーラタ」に登場する弓。英雄アルジュナがアグニ神から授けられた。 |
アルテミスの銀弓 | ギリシャ神話の狩猟の女神アルテミスの弓。キュクロプスたちが作ったもの。 |
天鹿児弓 | アメノワカヒコが天羽々矢と共にタカミムスビから与えられた弓。高天原から遣わされた自分の役目を放棄していたアメノワカヒコは、自らが放った矢が返ってきて死んでしまったという。 |
サルンガ | インド神話の主神ヴィシュヌの持つ太陽の弓。ヴィシュヌの化身(アヴァターラ)である英雄ラーマが用いて巨人ラーヴァナと戦った。 |
サンダラー | サンダラーM1877。コルト社の製造したダブルアクション式の拳銃。ビリー・ザ・キッドの愛銃として知られる。 |
タスラム | ケルト神話の主神ルーが用いた飛び道具。ルーは投石器から放たれたタスラムで魔神バロールの目を射抜いて倒したという。 |
ザミエル | 戯曲「魔弾の射手」に登場する悪魔。猟師カスパールはザミエルに魂を売り渡して必中の魔弾を手に入れるが、最期はその魔弾によって命を失う。 |
アグネヤストラ | インド叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」に登場する飛び道具。その描写は核兵器のそれに酷似しており、古代インドには核が存在したのではないかという説がある。 要は映画『天空の城ラピュタ』でムスカ大佐がぶっ放したラピュタの雷。 |
震天雷 | 元軍が用いた手榴弾の一種。鉄、陶器製の容器に火薬を詰めた炸裂弾。元寇の際にも使用された。 |
ウルバン砲 | オスマン軍が使用した大砲。通常の大砲よりはるかに巨大で、コンスタンティノープルの堅牢な城壁を破るのに使用された。 |
ギリシアの火 | ギリシア火薬。東ローマ帝国で使用された兵器。火炎放射器のように炎を噴射したり、容器に詰めて焼夷弾のようにして使用された。その製造法は極秘とされており、現在でも細部については分かっていない。 |
ツァーリ・プーシュカ | 世界最大の口径を持つ榴弾砲。名前はロシア語で「大砲の皇帝」。現在はモスクワのクレムリン宮殿に展示されている。なお、実際に使用されたことは一度もない。 |
アンキレー | ローマ神話にて、軍神マルスが「これが存在する限りローマは世界の支配者である」という神託と共にローマ皇帝に授けた盾。 |
オハン | ケルト神話、アルスターのコノール王が持っていた盾。危機を察して唸り声を上げるという。フェルグスの持つ剣、カラドボルグの攻撃を三度に渡って防いだ。 |
イージスの盾 | アイギス、エージスとも。ギリシア神話の女神アテナの持つ盾。英雄ペルセウスが献上した、石化の魔力を宿すメドゥーサの首がはめ込まれた。 |
アガートラーム | ケルト神話の神ヌアザの別名。ヌアザは銀の義手を付けており、アガートラームは「銀の腕」を意味する。 |
ウルスラグナ | ゾロアスター教の勝利の神。 |
金毛の羊皮 | ギリシャ神話、イアソンとアルゴー船において眠らない竜が守っているとされる羊の皮。ちなみにこのひつじ、牡羊座のこと。 |
楯無の胴丸 | 清和源氏に伝わる八つの鎧「源氏八領」の一つ。武田家伝来の鎧。その名は「盾がいらぬほど丈夫」という意。 |
避来矢の胴丸 | 藤原秀郷が大百足退治の礼として龍神からもらったとされる伝説の鎧。その名の通り、身に着けた者は敵の矢に当たらなくなるという。 |
フォボスメイル | ポボス。ギリシャ神話の神様。ローマ神話のティモール。アレスとアフロディテの息子。元は「敗走」を司っていたが混乱、狼狽、恐怖を象徴する神として変化していった。英語:Phobia(恐怖)の語源。火星の衛星フォボスはもちろんこの神様から来ている。 |
天女の羽衣 | 日本の天女伝説に登場するキーアイテム。美しい天女に惚れた男が、その天女が天へと帰るための羽衣を隠してしまうところから物語は始まる。 |
鷹の羽衣 | 北欧神話においてフリッグ、フレイヤの持つとされる羽衣。着ると鷹に変身できる。ロキがよく借りていた。 |
イカロスの翼 | ギリシャ神話にて、クレタ王の不興を買い迷宮に投獄されたダイタロス、イカロス父子が空から逃れようとし、集めた鳥の羽をロウで固めて作った翼。 二人は無事空を飛び迷宮から脱出するが、イカロスは太陽に近づきすぎたため、翼を固めたロウが溶け出してしまい墜落死してしまう。 |
セレネクラウン | ギリシャ神話の月のショタコン女神。ローマ神話のルナ。ヒュペリオンとテイアの娘で、繁殖、性生活を司るエロの神様。エンデュミオンに恋して、ゼウスに願って彼を永遠のショタにしてもらったという真性のショタコン。後にアルテミスやヘカテーと同一視されるようになり、3つの顔を持つ魔法の神様と変化していった。 この頃のクラウンといえば月桂樹で編まれた冠の事を指す。チクチクして痛そうである。 |
ヘリオスクラウン | ギリシャ神話の太陽神ヘリオス。セレネの兄弟。太陽は空にある、ということから地上の全てを見通せるらしく、アフロディテの浮気をチクったりハデスがゼウスの協力を得てペルセポネを誘拐したのをチクったりしている。盲目になったオリオンの目を治療したりも。後々アポロンと同一視されるようになる。 |
エギルの兜 | エーギスヒャールム。北欧神話に登場する兜。見た者は恐怖で体がすくんでしまうという。英雄シグルズが邪竜ファヴニールから手に入れた財宝の一つ。コレも月桂樹の冠。 |
カフヴァール | ケルト神話の主神ルーの持つ輝く兜。 |
隠れ兜 | 被った者の姿を隠す兜。有名なものはギリシャ神話の冥府の神ハーデスの持つ兜で、怪物メドゥーサ退治の際に英雄ペルセウスに貸し与えられた。 |
風火二輪 | 中国の伝説に登場するナタが持つ宝貝の一つ。炎を纏った車輪で空中を素早く移動できる。 |
ヘルメスの靴 | ギリシャ神話の神、ヘルメスが履いている空を飛ぶ事ができる黄金の翼が付いた魔法のサンダル。英雄ペルセウスに貸し与えられた。 |
ドラウプニル | 北欧神話の主神オーディンが持つ黄金の腕輪。9夜ごとに同じ重さの腕輪を8個滴り落とす。 |
メギンギョルズ | 北欧神話の雷神トールの持つ帯。身につけると力が二倍になるという。 |
ハルモニアの首飾り | ギリシャ神話の女神ハルモニアがカドモスとの婚姻の際に贈られた首飾り。アフロディーテから贈られた祝いの品だとも、ヘパイストスから贈られた呪いの品だとも言われる。 |
ブリーシンガメン | 北欧神話の女神フレイヤの持つ首飾り。 |
龍玉 | 中国の伝説に起源を持つドラゴンの一種が手に持っていると云われている宝玉の事。 |
マンドラゴラ | マンドレイクとも。精力剤、媚薬、または不老不死の薬の原料とも言われる。根茎が幾枝にも分かれ、個体によっては人型に似るようになる。引き抜くと悲鳴を上げて、まともに聞いた人間は発狂して死んでしまうという伝説がある。 |
馬宝石 | 中国の伝承の一つ。中に生きた馬が入っているという石。 |
鳳凰の羽根 | 中国神話の伝説の霊鳥、その羽。日本や朝鮮など東アジア全域にわたって、装飾やシンボルや物語・説話・説教などで登場する。 フェニックス(不死鳥)のルーツはエジプトの神話で、本来は鳳凰とは別物なのだが、火の鳥という共通点からか混同されることが多い。 |
太歳 | 不老不死の仙薬の材料とされる生物。たまに中国奥地でそれらしい謎の塊が発見されてニュースになったりする。 |
蓬莱の玉 | 竹取物語でかぐや姫が出す難題のひとつ。「東の海にある『蓬莱山』に存在する、根は白銀、茎は黄金、実は白玉(真珠)でできている木の枝」とされる。 |
芭蕉扇 | 西遊記にて、牛魔王の妻である羅刹女の持つ秘宝。一振りで火焔山の燃え盛る炎を消すことができる。 |
ヴァジュラ | インド神話の神インドラがもちいた武器。仏教においては、煩悩が滅され悟りを求める心が芽生えるさまを表す。 |
キビシスの革袋 | ギリシャ神話の英雄ペルセウスが討ち取ったメデューサの首を入れた袋。 |
八尺瓊勾玉 | やさかにのまがたま。三種の神器の一。「月(陰)」の属性を持つ首飾り。 |
オルフェウスの竪琴 | オルフェウスはギリシア神話に登場する吟遊詩人。妻を失ったオルフェウスは冥府に下り、自慢の竪琴を奏でて冥界の王ハーデスに妻の返還を哀願した。 |
ギャラルホルン | 北欧神話において、終末戦争(ラグナロク)が起こる際に吹き鳴らされるという角笛。 |
トリトンの魔笛 | ギリシャ神話の海の神、トリトンの持つ笛。海を鎮める力を持つ法螺貝のラッパ。 |
タリスマン | いわゆるお守り。アミュレットやチャーム等と同じものといえ、決まった形のものではない。 |
鬼瓦 | 厄除けや装飾を目的にした瓦の一種で、基本的に一番高い屋根の端っこに付けられる。鬼とついてるが全部が全部鬼面になっているわけではない。二条城の三つ葉葵紋の瓦など、コレも鬼瓦。元はパルミラで厄除けとしてメデューサを玄関の上に設置していた文化が、シルクロードを伝わり中国を経て奈良時代に日本へと伝わるまでの間に、一番高い屋根につけるモノとして変化していった。 |
ユニコーンの角 | ユニコーンの角には強い魔力が宿り、解毒や水の浄化、ひいては病気の治癒などの効能があるとされた。 |
アリアドネの糸 | クレタの王女アリアドネが英雄テセウスに渡した糸。テセウスは迷宮に棲む怪物ミノタウロスを倒した後、入口に結び付けてあったこの糸を辿って迷宮から脱出した。 |
パナケアの傷薬 | パナケアはギリシャ神話の癒しの女神。 |
水晶ドクロ | 水晶で作られた精巧な頭蓋骨で、いわゆるオーパーツではないかと話題になったが、後に科学的に否定された。インカ、アステカ、マヤなどの文明の遺物とされる。 |
八咫鏡 | やたのかがみ。三種の神器の一。「日(陽)」の属性を持つ円鏡。日本神話において、天照大神はこの鏡を天照大神自身だと思って祀るようにと勅を下した。 |
伝国璽 | 中国の歴代王朝および皇帝に代々受け継がれてきた玉璽(皇帝用の印)のこと。946年に紛失され、後世の歴代王朝は漢代の玉璽を真似て作った、模造品を本物の伝国璽として使用した。 |
ヒスイの仮面 | メキシコのパレンケ遺跡で発見された翡翠で出来た仮面。最近別の遺跡でも発見されたが、宝具画像からいってもマヤ文明、バルカ王の翡翠の仮面。古代ではヒスイが最高の宝石とされていた。 |
ベンベンストーン | 古代エジプトのヘリオポリスで信仰されていた四角錐型の石。ピラミッドやオベリスクはこれを模して造られたとも言われる。 |
リア・ファイル | ケルト神話、ダーナ神族の4つの宝の1つ。正当な王を予言する戴冠の石。トランプのダイヤのモチーフでもある。 |
精霊のランプ | アラジンが手に入れた有名な魔法のランプ。こすると中から精霊(ジン)が現れ、願いを叶えてくれる。 |
ヴィマーナ | インド神話に登場する空飛ぶ乗り物。様々な種類が存在する。 |
サムポの魔臼 | サムポ(サンポ)はフィンランド神話に登場する持つ者に幸福をもたらす道具。具体的にどんなものかはよく分かっておらず、小麦と塩と金を生み出す臼だとも、全く別の形の道具だとも言われる。 |
玉手箱 | おとぎ話「浦島太郎」において開けてはいけないとされた箱。禁を破って開けてしまったため、浦島太郎は煙(時間軸が違うために封じられていた自分の歳月)を浴びて年寄りになってしまった。化粧道具を入れるための箱、玉櫛笥(たまぐしげ)が訛っていき玉手箱となった。 |
金の鶏 | ロシアの詩人であり作家のアレクサンドル・プーシキン作、金の鶏の物語。日本でもオペラの金鶏や絵本の金のニワトリが有名。 イソップ物語の「金のタマゴを生むニワトリ」とは別モンなので注意。あっちは普通のニワトリちゃん。 |
ホムンクルス | 錬金術師によって作られる人工生命体。史実に於いて最も有名なのはテオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイムの製造法である。 |
尽きずの釜 | ケルト神話の豊穣神ダグダの大釜。ダーナ神族の4つの宝の1つ。尽きることなく食料が湧き出ると言われる。 |
兵法書 | 孫子(孫武)の作とされる兵法書。後に武経七書の一つに数えられている。古今東西の兵法書のうち最も著名なものの一つ。(余談)現代人が手にする『孫子の兵法』は実は三国志の曹操が注釈を付けた『魏武註孫子』が殆ど。原本が見付かるまでは『孫子の兵法』自体も曹操の作だと思われていた。 |
ヴォイニッチ手稿 | 司祭にして哲学者であるロジャー・ベーコンが書いたとされる古文書。何語で書かれているのか、内容が何なのかすら未だ不明。単なる落書き、もしくは意味のない模様との説もある。 |
テトラビブロス | 古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスの著書。黄道十二宮、四大元素を軸とした占星術の基礎概念の教本として今でも通じる古典中の古典。 |
アルマゲスト | 古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスの著書。数学、天文学について記された書物で、その内容は天動説に基く。 |
コスモグラフィア | 古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスの著書。地理学書として、地球や宇宙や死後の世界までもを包括して描かれた宇宙像も描いた。 |
シビュレの書 | ローマのカピトリウム丘に建つ、ゼウス神殿に収蔵されていた全15巻の予言書。ローマの運命が記されているとされ、元老院に定められた15名の司祭以外は見ることを許されなかった。 シビュレとは予言の神であるアポロンの神託を受ける巫女のこと。シビュラとも。その託宣をまとめたものが上述したシビュレの書である。 |
グラン・グリモワール | 「大奥義書」「赤い竜」等とも呼ばれる黒魔術書、かのアーサー・エドワード・ウェイトはこの書を「一連のグリモワールの中で最も奇想天外なもの」と評した。発祥はイタリアらしい |
ゲーティア | ソロモン王の秘術について記されたグリモワール「レメゲトン」の第一部。ソロモンが従えた72体の悪魔の使役法が記述されている。 |
ゾハールの書 | カバラの神秘思想について纏められた書。セフィロトの樹など、カバラの基礎をなす教義が体系化されて記されている。 |
死者の書 | 古代エジプトで死者の埋葬の際に共に納められたパピルスの書。死者の霊魂を導く役割を持っていたという。 また、チベット仏教にも同名の経典が存在する。 |
アガスティアの葉 | インドの聖仙アガスティアの残した予言書。個人の人生についての予言が書かれているとされ、現在でも現地においては人生の岐路に際しアガスティアの葉を頼る事が多い。 |
ロゼッタストーン | ナポレオンのエジプト遠征の際、エジプトのロゼッタで1799年に発見された石碑。古代エジプトのヒエログリフ、デモティック、ギリシア文字が刻まれており、特にヒエログリフの解読の鍵となった。 東大図書館のラウンジにレプリカが展示されている。 |
エメラルドタブレット | ヘルメスが刻んだと云われる錬金術の基本思想、あるいは奥義の刻まれたエメラルド碑文の事。実物は確認されていないが、その翻訳と称される文章が現存している。 |
アカシックレコード | インド哲学に於ける概念上の人類の魂の活動記録。一般には全宇宙の全事象を記録している概念上の存在を指す。ラプラスの魔とは別物。 |
千日酒 | 中国の志怪小説「捜神記」より、中山の人、狄希(てきき)の造る人を千日酔わせることが出来るという酒 |
知恵の実 | 旧約聖書。人類の苦難のもととなった木の実。由来から「禁断の果実」ともいわれる。人類の祖アダムとイブが神のいいつけを破りこれを口にしたため、アダムとイブは楽園より追放され、以来我々子孫は楽園の外で生きることになったという。 |
黄金のリンゴ | ギリシア神話。不和の女神エリスが黄金のリンゴを「最も美しい女神に与える」として、ヘラ・アフロディーテ・アテナの三女神にトロイアの王子パリスをめぐって優劣を競わせた。 |
アンブロシア | ギリシア神話に登場する神々の食べ物。不死の効力を持つ。 |
隠形草 | 真言秘密修法の一、隠形法より。摩利支天(まりしてん)の隠形印を結び,陀羅尼・真言を誦すると,悪魔・外道などの目から身を隠すことができるという。 |
バッカスの酒 | ローマ神話における葡萄酒の神バッカス(バックス、バッコスとも)が造るワインの事。 |
ソーマ | インド神話に登場する霊的な飲料、あるいはインドの祭祀で用いられる興奮作用を持つ飲料。 |
ヤシオリノサケ | ヤマタノオロチを泥酔させたという伝説の酒 |
アムリタ | インド神話に登場する、飲んだ者に不死を与える飲み物。デーヴァ神族とアースラ神族の争いのきっかけとなった。 |
エリクサー | エリクシル、イリクサとも。錬金術の至高の創作物である賢者の石と同一、あるいはそれを用いて作成される液体。飲めばあらゆる病が癒され、永遠の命を得るとされる。RPG等においては完全回復効果の代名詞。 |
アェタイト | 鷲の首や胃から発見される魔力のこもった石。安産祈願のお守りとされる。 |
ヘイズルーン | 北欧神話に登場するヴァルハラに住んでいる牝ヤギ。戦士たちの飲む蜜酒を造りだすとされる。 |
グリンブルスティ | 北欧神話に登場する魔法の猪。フレイの乗り物で、空中や水中を自在に駆けるという。 |
打ち出の小槌 | 大黒天の持つ小ぶりの槌。おとぎ話「一寸法師」では鬼が所持しており、鬼を退治した一寸法師は小槌に願い若者に成長する。 |
ケリュケイオン | カドゥケウスとも、女神ヘルメースの持ってる杖、商業や学業のシンボルであり日本では一橋大学の校章にもなっている。 |
地名
名前 | 解説 |
---|---|
エリュシオン | ギリシア神話に登場する死後の楽園で、神々に愛された英雄達の魂が暮らす世界。 |
アトランティス | 伝説上の大陸。強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされる。 |
キーテジ | ロシアに伝わる伝説上の聖地。モンゴルの侵攻から逃れるために湖底に消え、姿を隠したと言われる。 |
トゥーレ | ヨーロッパの古典文学などに名が出る伝説の島。北方にあるとされ、アイルランド、アイスランド、グリーンランドなどを指したとも考えられている。 |
ティルナノーグ | ケルト神話に出てくる妖精たちの国。常若の国と呼ばれる。 |
マグ・メル | ケルト神話の死者の国。天国のような場所で、行くことができた者は永遠の幸福が得られるという。 |
ヒュペルボレイオス | ギリシャ神話に登場する民族。自在に空を飛び、平和な理想郷に住むと考えられた。クトゥルフ神話ではハイパーボリアという地名としても登場する。 |
ヴァルハラ | 北欧神話に登場するオーディンの住まう宮殿。 |
ポホヨラ | フィンランド神話に登場する地名。不吉なものをもたらす北の国とされる。 |
ニライカナイ | 沖縄の伝承にある世界。海や地の底にあるとされ、神や全ての魂はニライカナイより来て、また去っていくといわれる。 |
ワクワク | 中世アラブの伝承で東方にあると考えられていた地。その名は「倭国」に由来するといわれる。 |
竜宮 | 日本の様々な伝説に登場する海中の宮。浦島太郎の話が最も有名。 |
キシュキンダー | インド叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する地名。猿のような姿のヴァナラ族が住む都。 |
崑崙 | 中国古代の伝説上の山岳。封神演義では仙人の住む聖なる山として登場する。 |
シャンバラ | ヒンドゥー教、密教、チベット仏教などで語られる理想郷。また、地球の中心にあるとされた地底世界アガルタの首都、あるいは入口であるとも言われる。 |
ドワール・カー | インド叙事詩「マハーバーラタ」に登場する地名。英雄クリシュナの住む都。クリシュナが世を去ると、ドワール・カーも海に沈んで消えたという。 |
ポタラカ | 補陀落。仏教に伝わる伝説の地。観音菩薩が住むという。 |
クマリナドゥ | タミル人の伝説にある海中に没したという王国。レムリア大陸と同一視する説もある。 |
アビュドス | エジプト神話に登場する都市。オシリス神復活の地とされる。 |
アアル | エジプト神話に登場する地名。オシリス神が支配する楽園。善良な者は死後、オシリス神の審判を経てこの楽園に至ることができると考えられた。 |
トロイ | ギリシャ神話に登場する都市。アキレスなどが活躍したトロイア戦争でよく知られ、この都市を陥落させた有名な策が「トロイの木馬」である。現在のトルコ北西部に実在したとされ、遺跡が残る。 |
アルカディア | ギリシャのペロポネソス半島にある古代からの地域名で、後世に牧人の楽園として伝承され、理想郷の代名詞となった。 |
シュオル | 聖書における地獄、黄泉。シュオルはヘブライ語で、ギリシャ語ではハデス。 |
イース | フランスの伝説上の都市。享楽に耽る王女が悪魔に陥れられ、洪水により一夜にして消えたとされる。赤毛の冒険者が主人公の某有名ゲームシリーズの元ネタ。 |
アヴァロン | イギリスのどこかにあるといわれる伝説の島。アーサー王伝説と深く結び付いており、何れ目覚めるであろうアーサー王が眠る島とされている。また、キリスト教のイエスがヨセフと共に訪れ、イギリス最初の教会を建てた場所ともされている。 |
エルドラード | 南アメリカのアンデス地方に伝わる黄金郷にまつわる伝説、または黄金郷の事。16世紀頃、アンデス地方では金の採掘と装飾技術が発達し、全身に金粉を塗り儀式を行う風習のある文化があった(チブチャ文化)。その噂を聞いたスペイン人から尾ひれが付き、アマゾン奥地には黄金で出来た都があると、19世紀初頭、アレクサンダー・フォン・フンボルトによってアンデスやアマゾンが踏破されるまでの約300年間、当時の世界地図にも載ってしまうほど実在が信じられていた。 |
ラピュータ | ジョナサン・スウィフトの小説『ガリヴァー旅行記』に登場する空飛ぶ島。ムスカ大佐でお馴染みジブリ映画のモデルともなった。 |
ホウライ | 古代中国で東の海上にある仙人が住むといわれている山。 |
カナン | 地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名。聖書で「乳と蜜の流れる場所」と描写される。 |
エデン | 理想郷の比喩。シュメル・アッカド語で「平地」を意味し、メソポタミアの大平原を指す。 |
ヒラニプラ | ムー大陸の首都。 |
エルピス | パンドラの箱の中に最後に残ったもの。一般的には「希望」だという説が有名だが、訳し方によって意味が変わり、物語の解釈も分かれる。 |
その他
名前 | 解説 |
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テンプル騎士団 | 第1次十字軍で獲得した聖地エルサレムへの巡礼者保護を目的として設立された騎士修道会。1119年にユーグ・ド・パイヤンら9人の騎士によって作られた。その後、様々な特権を得て商業や金融業にまで手を広げた。しかし、1307年、その膨大な財産に目をつけたフランス王フィリップ4世は彼らに異端の汚名を着せて弾圧、テンプル騎士団は終焉を迎えた。 後にその神秘的なイメージから様々な伝説が生まれ、フリーメーソンなどのオカルト系の結社と関連付けられて語られるようになった。 |
コメント
- ブリオーシュ なお、よく誤解されているがこの有名なセリフはマリー・アントワネットが発したものではなかったりする。また、当時は小麦が暴騰していたため、パンよりブリオーシュの方が安かったという事情も鑑みると、パンより安い菓子パンを食べればいいのにというのは、そんなに間違っていなかったりする -- 2014-04-10 (木) 04:13:13
- 英雄技以外でも元ネタがありそうな技を追加 -- 2014-04-10 (木) 06:39:13
- 宝具No順にしてくれた人超GJ -- 2014-04-10 (木) 18:55:28
- フレイヤの涙-フレイヤが行方不明になった夫を捜して世界中を旅する間に流した赤い涙は、地中に染み入って黄金になったとされている、この逸話から黄金の事をフレイヤの涙と呼ぶようになった。ゲーム中で赤い宝石なのは逸話の前半からか -- 2014-04-10 (木) 20:09:00
- 弁慶のイベントの博物館に出てきた、柄に長い布が付いた槍って、もしかして獣の槍かなww -- 2014-04-13 (日) 05:27:14
- ジャンヌ・ダルクはピュセル村の出身 -- 2014-04-14 (月) 04:32:01
- ↑ジャンヌの出身地だから後に改名されたんだよ。ジャンヌの愛称の方が先 -- 2014-04-14 (月) 05:24:36
- パラメデス「それにキノコはたとえ4月1日でも許され……」 チハヤ「その発言はアウトだ! カウンターが怖すぎる!」 ってどういうこと? -- 2014-04-14 (月) 14:57:49
- 前にてんこちゃんがエイプリルフールで危険なキノコネタをしてしまってだな・・・ -- 2014-04-14 (月) 21:40:03
- ネロが仲間になった時に殴られた際の悲鳴「がるばっ!」「おとっ!」は両方在位がクッソ短い内線時期のローマ皇帝な。ウィテリウスと合わせてデモベのウェスパシアヌスの人面瘡として使われてたから覚えてる人もいるんじゃ無いか?ちなみに在位は、ガルバ:68~69、オトー:69、ウィテリウス:69、でウィテリウスのあとがウェスパシアヌス。 -- 2014-04-22 (火) 01:15:11