【人種】/貴蝶の民

Last-modified: 2020-05-15 (金) 01:50:12

アルファベット表記:Molfinus
読み:きちょうの・たみ/モルフィナス
区分:殻人
発案者:春夏秋冬巡
Tag: 人種 殻人 貴蝶の民 同盟種 発案:春夏秋冬巡

概要

畏州を発祥とする殻人。
といっても、硬い殻は持たない。彼らは雪の中を舞う柔らかな蝶である。
青い体を白い暖毛に包ませた、黄金色の複眼を持つ優美な姿をした種族。

分布

畏州応州を中心に存在する。
寒冷地に適した体の作りをしているため、暑い場所は苦手。

形態

幼体

全長の半分を直立させた芋虫、というべき構造をしている。
白い毛は生えていないが、青い体と金色の目はこの頃からの特徴。血液は青い。
1対の前腕部が発達しており、荷物などを持てる。
毛が生えていないので、この頃の個体は毛布などで身を包むことを好む。

メタ的な説明

体が青いトンベリ

成体

顔部以外の体の大半に暖かい白色の毛が生え、関節部や各部に青いラインが走った姿になる。
 
足と腕が完全に退化するが、幼体時に腕があった場所に波音器官が生える。
これを用いて念力のように至近の物を浮かべさせることができる。*1
 
最大の特徴は、白い筋を持つ青く透き通った羽が2対生えることである。
この羽は天然の精紋回路?として機能しており、成体を常時浮遊・飛翔させる効果を発する。
また、この羽をすり合わせることで鈴のような音を鳴らせることができ、これを波音術?に用いる個体もいる。
 
羽を含まない全長は平均80cm、羽を広げた全幅はおよそ1.5mほど。

生態

吹雪の空の王、とさえ呼ばれるほど寒気や猛風に強い。
これは物理的な羽ばたきではなく、精紋回路によって浮力と推力を得られることによる。
荒れ狂う風雪の中でのんびりと漂う貴蝶の民を初めて見る者は唖然とすることだろう。
 
対して、暑さや熱さには非常に弱い。
幼体は比較的、温度変化に強いのだが、成体は高気温や高熱で熱中症になりやすい。
彼らにとって南国は楽園どころか地獄である。
 
年に一度しか交尾せず、一度に一つの卵しか産まないため、個体数はあまり多くない。
寿命はおおよそ60年ほどで、10年ほどを幼体、1年ほどを蛹として過ごす。

文化

文字通り浮世離れした生態を持つため、物質的な文明を持たない。
そのためか逆に詩吟や口伝を好み、精術?に対して非常に興味を示す傾向がある。
 
物分かりや記憶力の良さなど、知性の高い者を尊ぶインテリ気質。
彼らからすると、いわゆる熱血馬鹿などは唾棄すべき存在として映るだろう。
 
木の実や葉など、食事は植物性の物質を摂食する。
肉を食べられないわけではないが、適した消化管を持たないため、ほぼ避ける。
特に甘みを好み、畏州原産の陸樹類、糖蜜楓?の樹液を愛飲する。

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相談コメント欄


*1 念力の有効射程は体の前方1メートルほど。日常生活には困らない程度の出力はあるが、戦闘に使える規模ではない。