【生物】/擬竜類

Last-modified: 2024-03-23 (土) 13:34:06

アルファベット字表記:Dragonic Beast/Draash
読み:ぎりゅうるい
分類:竜
生息地方・国家:大陸全域
生息域:種による
発案者:tocoma110
Tag: 生物 区分 擬竜類 発案:tocoma110


「龍を摸せど、竜の鱗・玉・魂、いずれも備えぬものを擬竜と呼ぶ」
~『竜種概論:序』~

概要

竜種を模倣した進化を遂げた生命体の総称。
外見的には他の竜種に似るも、真の意味では竜種とは異なる存在。
三類は部分的にも備えていないため、亜竜種よりも竜としての在り様は薄い。
世間一般では本種を含めて竜と呼ばれるが、実際のところは出来そこない以前の紛い物でしかない。

  • 一応、通常の有鱗類とは異なる分類とされ、鱗に独特の紋様が生じる特徴を持っている。
    当然それは竜紋鱗ではないため、強度・特性共に備えていない。あくまで、「特有な文様が浮かんでいる」のみである。

が、エルネセトア筆頭にこの世界ではどういうわけか膨大な数が秘境に生息している。
通常の動植物から派生する以外にも、鋼身類精粒類からも該当する種が出ており、各地の秘境で一定以上の勢力を保有している。
加えて危険生物の中では能力のアベレージが高く、多くがC級以上の危険度を持つため、脅威として広く知られる。
一般に、「辺境における害獣」として話題に上る「竜」とは、大半が擬竜類を指す。

  • 一方で、真竜類や亜竜類と比べれば殺傷は不可能ではなく、中には飼育される小型種や食用に利用される種さえ存在する。

 

大別一覧

生態別

獣竜

ししりゅう、じゅうりゅう。Animalic。
有機生物全般から生まれる擬竜の総称。
擬竜類の最大勢力である故に人類種と関わる機会も多い。
多彩な形態・区分の生物種に該当する種が存在している他、何かとわかりやすい存在のため、発見数も極めて多い。食物連鎖の上層にいる一方、亜竜以上の存在には敵わないことも少なくないため、高危険度秘境では中堅的な存在感に留まる。

殻竜

からりゅう、かくりゅう。Arthric。
外骨格生物全般から生まれる擬竜類の総称。
獣竜の一種と言えるが、その数の膨大さなどから区分が分けられている。
一般の認知度は低めではあるものも、小型種を含めるとその数は一気に膨れ上がる。そのため、未発見数を含めると擬竜類でも屈指の数を誇るのではないか、と考えられている。
鎧殻類系も当然このカテゴリーに入るため、存外強敵が多い。

植竜

しょくりゅう。Plantic。
植物から生まれた擬竜。
獣竜と同様に各地に存在するが、知名度は比較的低くなる。自然環境に溶け込んでいたり、あるいはその一部として振る舞うことが多いため、活発な活動を見せる種が少ないことがその理由。
奇特な性質の種が多く、土壌を利用した戦法・能力を持つ傾向にある。

鋼竜

こうりゅう。Metalic。
鋼身類の擬竜類。
植竜と比べても珍しい種であり、開拓者の間でもあまり目撃されることがない。形態もストレートな竜型からそうとわかりにくいものなど、幅広い。
数少ない情報の中では、ブレスが発達しており、個性的なブレス能力・活用法を持つ傾向にあることが知られている。彼らの多くは有機生命体型の種と比べてブレスを応用した内燃器官や臓器を持つことから、その活用としてブレス器官が発達していると考えられている。
その他、伝説ではすべての鋼竜はある龍?から生まれたとも伝わるが、真偽の程は定かではない。

精竜

しょうりゅう。Chromatic。
極めて特異にして、最も危険性の高い擬竜。
実体精素現象に近い精素干渉能力を備えた精粒類であり、単純な能力で言えば他の擬竜を上回ることが多い。
自在な形態変化、通常物質にとらわれない性質、高度な精素干渉能力、そしてそれらを使いこなす高い知能など、亜竜類は勿論、時に真竜類にすら比肩する実力を見せることもある。
加えて精粒類の性として精素と深く結びついた性質から、人類種と資源の取り合いとなることが珍しくない。それ故に、いずれの地方でも「強大な力を持つ危険で敵対する生物」と認識されている。

形態別

駆竜

ドレイク。くりゅう。Drake。
獣脚を備える擬竜の総称。
大型種は牙獣目に近くなりがちだが、中には蹄獣目や象などに近い形態の種も存在する。
ほとんどが陸棲種で構成されている点も特徴で、バッタやカマキリなどに近いタイプの鎧殻類型擬竜も該当する。
代表的な種はドゥランガリンガルグなど。

飛竜

ワイヴァーン。ひりゅう。Wyvern。
翼を持つあるいはその名残を持つ擬竜の総称。
背面翼のみを備える種はまずおらず、両腕は翼かそれが退化した器官になっている。
なお、一部の無翼飛竜類は剛竜に分類すべきかで意見が割れている。
代表的な種はウィルビンドラグリウスディーデリウスなど。

剛竜

ドレキ。ごうりゅう。Dlake。
後脚以外が腕などの器官に進化し、後脚で二足歩行する擬竜類の総称。
手先が器用かどうかは関係なく、直立歩行型から陸鳥に近いものまで様々。
なお、無翼飛竜は飛竜類とどちらに区分するかで長年議論が割れているが、飛行能力を持たない場合はこちらに区分されやすい。
代表的な種はアザラゴンドラズィーヴェなど。

爬竜

ヴルム。はりゅう。Wyrm。
足を持ち這い回るタイプの擬竜。
いわゆるトカゲやワニに近い形状のものが該当するが、便宜上、甲中型の鎧殻類擬竜も含めて語られる。
代表的な種はファルニーアなど。

蛇竜

アジュ。じゃりゅう。Azu。
肢がない・極めて小さく、胴体が長いタイプの擬竜の総称。
名前の通り、蛇の近縁と考えられる擬竜が多い他、魚類などからの進化種もいる。
極稀に有殻類・鎧殻類の擬竜なども該当する場合がある。あまり短い体形の種は存在しない。

魚竜

マカル。ぎょりゅう。Makaru。
魚に近い形態と鰓を備える擬竜。
陸地を歩行・匍匐する種は少なく、大半は遊泳する生活を営む。
そのため、空棲類砂棲類火棲類といった特異環境生息種も多い。

泳竜

リンド。えいりゅう。Lind。
四肢がひれ状になっている・歩行用とは言いづらい四肢を持つ擬竜の総称。
魚竜とも異なる体型を持っているが、こちらも多くは水中ないし空中の遊泳種で構成される。

組み合わせ例

(例)

 

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