【精素】/亡霊現象

Last-modified: 2023-02-01 (水) 13:30:47

アルファベット表記:Ghost Hack
読み:ぼうれい・げんしょう
分類:精素現象
発案者:tocoma110
Tag: 精素 精素現象 発案:tocoma110


概要

古戦場や廃墟などに多く見られる、幽霊のようなものが現れる精素現象
精霧に見られるオーロラのような曖昧な形でなく、具体的な個人・個体を表すような形状で現出する。加えて、それらから見て自然あるいは不自然な振る舞いをすることが相まって、「幽霊」という名前を冠されている。
個別の現象でその顕現状態の差異が激しいこともあり、未だに未解明な部分が多い精素現象の一つである。

 

特徴

基本的には干渉能力を伴う非実体の幻影とされる。
現れる内容に応じた疑似質量的干渉、あるいはそれに関係ない精素汚染を起こすものであり、災害に近しい立場にある。
一方、起こす現象はものによってまちまちであるため、必ずしも人体等に有害なものばかりでもない。ただ幻影・幻聴が聞こえるだけのもの、実体存在と遜色ない存在感を放つだけのものもあれば、周辺精素の安定を導いたりするものなど様々。
そのため、ただそれだけでは大きな有害性を持つ、と断じきれない面がある。

  • 通常は過去を再現するような非常にリアルな幻であることがほとんど。
    しかし、一定の精素量を超える(と思しい)環境では、物理的な干渉を引き起こす・幻自体が思考するなど、高度かつ不可解な性質を持つものが観測されやすい。そのため、現象の強さは精素濃度に比例するようであり、何らかの特殊な精素があるのではないか?と考えられている。
  • 一般的に知られる顕現系は、特定の個体を連想させるもの。
    個人であったり生物であったりするが、同時にその輪郭・細部の描写は個別ケースで異なる。また、振る舞いなどもまるで実在する人間のような(それこそ精神活動が見られると思わせる)ものから、役割を演じるだけのような定型的なもの、幻を伴うだけの災厄まで、多種多様。
    稀に会話を可能とする(ように見える)例もある。

一説には「土地や空間に残る記憶を原型に、そこに存在したものたちをシミュレートする現象」と言われているが、その真偽は不明。
少なくとも、平常な精素環境下で起こるものではなく、多くは秘境あるいはそれに準ずる精素濃度の空間で発生するため、何らかの精素が関わることは確か。しかし、具体的にどのような原理・原則で起こっているのかなどは明かされておらず、それ故に再現することが出来ていない。そのために不可解現象と扱われ、オカルトとして処理されてしまうことも。


なお、観測された領域では録念精素が検出される傾向にある。
これは大陸歴1590年代ごろにオラクァル学院?で論文が提出されて以降、幽霊現象研究では最も支持される説となっているが、録念精素自体が未だ不明瞭な精素の一つであるため、研究途上にある。


「幻を伴う精素現象」という点で、実体精素現象との類似点も指摘されるが、最大の特徴である自律詠唱連鎖核は観測されていない。
そのため、現象としてはまったく別種のものと推測されている。
しかし、同時に本現象にもまた核と呼ばれるものを起点とし現象が起こっているため、必ずしも無関係とも言い難い。

  • そのため、本現象の解消を目指す場合、核を見つけ出しそれを破壊する必要がある。
    しかし、各自体がどのような形で表れているかに法則性はないため、都度都度、検証しなくてはならない。こうした点もオカルト的な扱いを受ける要因の一つである。

 

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