概要
第一次世界大戦後、軍民問わず圧倒的なシェアを誇っていたウィンチェスターM1912に対抗する為にイサカ・ガン・カンパニーから1937年から発売された散弾銃で、銃弾の装填口と排出口が同じという特徴を持つ。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 2 |
BR | I |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | ||||
---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 40 | 100 | 200 |
打撃力 | 46.8⇒** | 23.4⇒** | 4.7⇒** | 0.5⇒** |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 300 | 1500 |
貫徹力(mm) | 0.5⇒0.5 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 2.06 |
---|---|
打撃力*1 | 46.8⇒△△ |
銃口初速(m/s) | 200⇒△△ |
発射速度(発/分) | 130⇒△△ |
リロード時間 (秒) | 5.4⇒△△ |
垂直反動 | 112⇒△△ |
水平反動 | 48⇒△△ |
供給システム*2 | 4発マガジン |
重量(kg) | 3.2 |
カートリッジの質量(g) | 44.0 |
射撃方法 | 手動 |
銃剣 | - |
解説
特徴
これの前にアンロックできるWinchester Model 1912の下位互換性能をBR1相応にしたとしか言えない性能。
【火力】
威力自体はWinchester Model 1912と同じでありながら、装填数は4発と少なく発射速度は若干遅い、反動は大きめでリロードも遅いという点で逆に差別化を図っている。
唯一Winchester Model 1912に勝るのは拡散値が僅かに良いという点のみ。
【適正距離】
室内戦向け。概ね数十メートル程度。
【命中精度】
極めて悪い。拡散が大きいので遠距離で有効打を与えることは期待できない。
【総論】
BR1唯一のポンプアクション式ショットガンでありドイツのダブルバレル式ショットガンと比べれば優秀だが、ツリー上Winchester Model 1912より後にあるのでこれをアンロックする頃には既に要らない子と化すだろう。
何故最初の方に置いてくれないのかは謎。
正直なところこだわりが無ければさっさと売り払ってWinchester Model 1912かBrowning auto 5を使うことをオススメする。
史実
第一次世界大戦後、アメリカでの散弾銃は軍民問わずウィンチェスターモデル1912が大きなシェアを誇っており、イサカ社ではこのシェアの切り崩しを狙って新型のポンプアクション散弾銃の開発を目指した。
同社はレミントンモデル17というジョン・ブローニングが手掛けたポンプアクション散弾銃を参考にしつつ1931年に撃針と排出機構に改良を加え、かつ訴訟回避の為レミントンモデル17に関連する特許期限が切れてから販売することに決めた。
1933年イサカ社はこれをモデル33として生産しようとしたが、ペダーセンが手掛けた特許に抵触してることに気付いた。これは1937年まで効力を有していたので、結局生産は1937年まで遅れてしまった。
1937年に販売されたのが今回のゲームに登場するモデル37で、特徴として装弾口と排莢口はレシーバー下部にある開口部を共用していた。レシーバー下部にあることで水が侵入しにくい点が当時のショットシェルが厚紙製で水に弱かったことと合わさって高い信頼性を生むことなった。また、軽量化も徹底しており当時のポンプアクション散弾銃の中で最も軽量だった。
こうしてイサカ社から販売されたモデル37だが、当時世界的な不況故に売り上げは伸びず、販売が安定し始めたのは第二次世界大戦が終わってしばらくしてからだった。
第二次世界大戦後は狩猟などのスポーツ用途で民間市場で人気を博し、現在まで生産が続いている。
また、警察活動用途でもその信頼性と軽量さが評価されて様々な市警で採用されることになった。
軍用としては1942年から米軍からトレンチガン型やライオットガン型を納入しているが、
42年後半以降からイサカ社はM1911拳銃やM3短機関銃の生産に注力することに経営方針を決定した為、これら軍用型の生産は中止となった。
納入されたものはかなり少数で第二次世界大戦ではほとんど前線で使われなかった。
第二次世界大戦が終わり、1963年に米軍からイサカ社へ軍用散弾銃の追加発注がありライオットガン型を大量に納入している。
ベトナム戦争ではライオットガン型がスティーブンス モデル77Eと並び陸軍や海兵隊、海軍特殊部隊で広く使用されることになり、ベトナム戦争を象徴する散弾銃となった。
小ネタ
・ゲーム内のモデルについて
ゲーム内に登場するのは"ライオットガン"と呼ばれる派生型であった。
第二次世界大戦当時の米軍では前線で使う散弾銃は"トレンチガン"であり、ライオットガンは後方警備用途でしか使わなかった。
ベトナム戦争になると逆にトレンチガンはほとんど使われず、最前線での使用でもライオットガンを用いた。
・バグ
アニメーションがバグっているのかポンプアクションでありながらコッキングの動作が狂っており、コッキングせずに撃ってるように見えるようになっている。
出典/参考文献
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