P-38G

Last-modified: 2024-02-23 (金) 06:59:59

概要

アメリカ軍航空機ツリーの7番目に使用可能になる双発戦闘機。

BR・Tier

項目数値
Tier2
BRII
旧使用可能キャンペーン
モスクワノルマンディーベルリンチュニジアスターリングラード太平洋戦争
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車両性能

項目数値
乗員(人)1
最大速度(km/h)695.51 ⇒ 679.67/ h
最大上昇率(m/s)20.05 ⇒ 21.16 / 秒
最短完全旋回時間(秒)18.24 ⇒ 17.59

武装

名称搭載数弾薬数
機首固定機銃20㎜ AN/M2機関砲1150
機首固定機銃12.7㎜ M2ブローニング 機関銃2000
ロケットM8ロケット66


解説

特徴

アメリカ軍航空機ツリーの7番目に使用可能になる航空機。BR2の攻撃機に属する。
P-38はエンジンを2発搭載した双発戦闘機であり、以前のゲーム内カテゴリは戦闘機分隊に分類されていたが、現在は攻撃機分隊に変更されている。
本機はかつてキャンペーン統合前のノルマンディーで使用可能だった戦闘機P-38G-1と名称とカテゴリ以外は同型機であると思われるので、本項ではアメリカ軍BR2帯攻撃機カテゴリの機体としての特徴を加えて述べる。

 

【火力】
機首に20mm機関砲1門と12.7mm機関銃4門を有する他、M8ロケット6発を搭載している。
計5門の機銃が機首に集中的に装備されているため、敵機を照準に捉えてさえいれば翼内機銃と比べて命中率は高い。
本機はアメリカ軍BR2帯の機体であるため、遭遇が予想される敵機はBR1-3のドイツ軍機ないし日本軍機であるが、一部の重装甲のドイツ軍機を除けば相対して火力不足と感じる局面は少ないだろう。
20mm機関砲は強力だが1門しか搭載していないため、接近を悟られて回避機動を取られると中々致命打を与えられずに粘られてしまうこともある。
対地攻撃用途としては歩兵に対する掃射の他、日本軍の軽装甲戦車やAPCといった車両であれば機銃のみで撃破することも可能である。

M8ロケットは対地攻撃に有用であり、爆弾より直感的に命中させやすく、上手く噛み合えば地上の密集した歩兵などをまとめて吹き飛ばすことができる。
ただし、着弾地点からの殺傷範囲は広くないので、適当に攻撃しても戦果を挙げられることは少ない。
防衛拠点などの敵兵が固まっていそうな場所に見当をつけて、上空からよく観察した上で緩降下しながらばらまくように攻撃するのが基本運用になるだろう。
以前は対戦車用途としても有用であったのだが、現在は炸薬量の関係なのか、車体に直撃させても当たりどころによっては撃破に至らないケースも多い。
モジュールや乗員に損傷を与えることは可能なので、地上の味方への支援にはなるが、戦車を次々に吹き飛ばすといった運用をしたいのであれば、1000ポンド爆弾を搭載したSBD-3 Dauntless B23に軍配が上がるだろう。
本機のゲーム内での機種カテゴリは一応攻撃機に分類されているが、その対地攻撃力には物足りなさを感じてしまうかもしれない。
そのため、爆撃に習熟したプレイヤーであれば、他の機体の採用も一考するべきだろう。
いずれにせよロケットによる攻撃は爆撃とはずいぶん感覚が異なるので、本機を使う場合は事前に演習モードでロケットによる対地攻撃をよく練習しておこう。

 

【装甲】
大きな尾翼部が盾となり、相手が12.7mm以下の機銃であれば、後ろから多少被弾しても即座にやられるといったことは少ない。
ただし、決して重装甲の機体ではないので、射線を確保された状態で継続して被弾すれば撃墜は免れない。
当然ながら20mm機関砲などの大口径弾を被弾した場合には尾翼部ごと吹き飛ばされ、深刻なダメージを負うだろう。
加えて、本機は単発機と比べて機体が大きいため、被弾面積が広いことも留意しておくべきだろう。
背後を取られた状態で迂闊に急旋回や急上昇などの回避行動を行うと、エンジンやコックピットなどのバイタルパートが大きく露呈するため容易に撃墜される。
逆に本機を相手取る場合は、旋回中が致命打を与えるチャンスである。

 

【機動性】
アメリカ軍BR2帯攻撃機カテゴリの機体としては優れた最高速度・加速力・上昇力・旋回性能を有する。
機首を上に向けてぐんぐんと上昇できるパワーはさすが双発機といったところ。改修すれば容易に高度1000m付近まで上昇できる。
とはいえ、本機はゲーム内のカテゴリ上はともかくとして、純然たる攻撃機というよりロケットで地上攻撃もできる双発戦闘機として採用するプレイヤーが多いと思われる。
したがって、他のBR2帯戦闘機と比較して考察するが、本機は双発機らしく最高速度と上昇力には優れるものの、旋回性能などの機動性には物足りなさを感じることが多いだろう。
決して旋回が鈍重というわけではないのだが、相対した敵機が単発戦闘機である場合、巴戦に陥ると旋回半径の大きさから後ろを取られてしまう事が多い。
特に抜群の旋回性能を誇るA6M2 Reisenなどを相手に、低高度低速度での格闘戦で応じるのは自殺行為に近しい。
日本軍機に背後に付かれた場合は落ち着いて急降下し、速力を活かしてまずは振り切ることを試みよう。(余談ながら空母が存在するマップであれば味方空母が恐ろしい精度の対空砲火で敵機を自動的に迎撃してくれるので、一旦そこまで逃げ切れば再び安全に高度を稼げる)
本機で敵戦闘機を相手取る際はドッグファイトを避け、一撃離脱戦法に徹することが生存性を高めるだろう。

 

【総論】
BR2帯の機体としては、制空も対地攻撃もバランスよく行える機体である。
最高速度と上量力を活かして高空から下方の敵機を発見次第、降下しながら急襲し、そのまま高速で低空に離脱、もしくは再上昇して高高度に逃れることで、敵機がBR3の格上戦闘機であっても問題なく渡り合えるはずだ。
制空権を握った後は、ロケットによる対地攻撃で地上支援も行えるため、歩兵掃討だけでなく、軽装甲の車両であれば撃破も十分可能である。
一方で、その対地攻撃能力には中途半端な印象も否めず、敵車両の制圧という用途では最適な機体とは言い難い。特に装甲が比較的厚い戦車などに対しては火力不足を実感することだろう。
撃破には装甲の薄い部分に的確にロケットを直撃させる技量が必要となるし、それでも撃破がかなわないこともある。
カテゴリ上は攻撃機なので、自分が本機で飛んでいる間は攻撃機枠を一つ専有してしまうという点を考慮すると、その間味方がより地上攻撃向けの機体で出撃できず、結果として頑強な敵火点を潰せぬまま地上の味方が苦労を強いられてしまう、という懸念もある。(逆に言えば攻撃機枠で制空任務に就くことができるということでもあるが)
しかしながら、制空任務と地上支援をそつなくこなせる本機は、BR2帯を主戦場とするアメリカ軍パイロットにとって魅力的な選択肢となるだろう。

史実

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小ネタ

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出典/参考文献

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