アルベリヒド機関

Last-modified: 2014-03-10 (月) 02:16:58

アルベリヒド機関

アーカディアン・プロジェクトの中心的組織。
元は、日本政府がニーベルハイム計画の一環として2091年に発足させたもので、主に瀬戸内海ミールの経験情報内にある科学情報の抽出を目的としていた。
後に自衛軍と民間エネルギー公社が介入し、対フェストゥム兵器の開発にも携わるようになり、フェストゥムに関するあらゆるデータがここで解析・管理される事となる。
本部は松本(長野県)に置かれていたが、新国連による核投下で消滅。
各国研究施設で従事していた日本人スタッフが北海道・旭川支部に集結し、アルヴィス建造に着手、同時にフェストゥムへの抵抗力を持つ子供を生みだす人工子宮「コアギュラ」を開発した。

人工子宮「コアギュラ」

胎児の人工培養を目的に開発されたもので、2119年以降の子供はこれによって誕生している。
胎児の段階で人工的にフェストゥムと遺伝子レベルで同化させる事により、シナジェティック・コードの形成値が高い子供を人為的に生みだす事を可能としている。
なお、毒素への免疫や、生まれてくる子の人格を妨げないなどの配慮が施されている。

里子システム

機関の保有する保管遺伝子から生まれた子供を養育するためのシステム。
適性が認められた家庭に1人の子供が託される。
その子供が存命するうちは、新たな里子の申請は不可能とされている。
狩谷由紀恵のように、事故等で両親を失ってからアルベリヒド機関の施設で育てられるケースも存在する。