FAQ

全般においてよく挙がった質問のまとめ。

※シリーズ各話についての疑問は以下を参照。
無印（TVシリーズ第1期）／『RIGHT OF LEFT』／『HEAVEN AND EARTH』／『EXODUS』

Q. これってガンダムSEEDとかエヴァンゲリオンに似てない？

A.機動戦士ガンダムSEEDシリーズとはキャラデザイン担当者が同じ平井久司氏です。エヴァに似ている云々は類似要素はあれど個人の印象によるかと……。いわゆる「作品が ではなく 視聴者が 何に影響されているか」といった類の問題かもしれません。

Q. 副題の「Dead Aggressor」は直訳すると｢死の侵略者｣だけど何ていう意味なの？

A.公式での明確な言及はないみたいなのですが、「死の侵略者→命無き侵略者」から転じて、「生命も心も理解していない存在→フェストゥム」の暗喩だという説（「dead」という単語は「無機物の、無生物の、無感動の、心を動かさない、感覚を失った、感情（感受性）を欠いた」という意味も含んでいます）、あるいは、「（フェストゥムに対して）死を教導する、死（フェストゥム）に対して攻撃する者→ファフナー」という二重の意味を持つと考えられます。なお、「竜宮島回覧板・0421号」の「ファフナー（島を守る巨人たち）」の項では「最強の攻撃者」というワードが説明文に用いられており、そういう意味が含まれているのかもしれません。

Q. 何のメディアで視聴できるの？

A. TVシリーズ（無印）はセルDVDおよびレンタルDVD、バンダイチャンネル(有料)等で見ることがでます。
ニコニコ動画でも有料（ポイント）視聴可能です。DVD-BOX（数量限定生産）再販中／Blu-ray BOX も発売中。
※現在放送・配信されているものはすべてDVD版(作画修正有/26話構成)です。

Q. 無印はDVD-BOXやBD-BOX が出てるの？

A.DVD-BOX は2011年4月2日に再販されました。
内容は「初回限定生産盤」と銘打っていた前回と同じですが、今回も数量限定生産です。
BD-BOXは2012年11月21日に発売されました。内容はDVD-BOXとほぼ同じであるものの、DVD-BOXには未収録の映像特典が収録されていたり、ED仕様（特定話ED演出の修正、エンドカード追加）が修正されていたりします。

Q. 無印は後半から面白くなるって聞いたんだけど面白くなるのは何話から？

A.一般的には一騎が竜宮島に帰還する16話からと言われています。
ただ、前半の暗い調子が好きな人もいれば、文芸統括の冲方丁氏が参戦し始める12話辺りからという人もおり、人によって基準が多少異なるようです。 また、不評の多い前半ですが、後半への布石が仕込まれてたりするのですっ飛ばしは非推奨。
とりあえず全部見てみましょう。前半あっての後半です。
前半がgdgdに感じる場合は1～16話までの総集編「追憶の楽園」を見るのも手です。

Q. 山野辺一記さん（無印前シリーズ構成）は途中で更迭されちゃったの？

A. シリーズ構成交代以降、氏はファフナー・シリーズから去っており*1、事実上の更迭と捉えられています。よく、放送が始まった段階で急遽交代したという見方のソースとして、冲方丁氏のHP内の日記（現在閉鎖）の一節「おおおおおお俺が書く！」がよく挙げられますが、これは一種のパフォーマンスとする説が濃厚です。というのも、氏はシリーズ前半から脚本会議に参加している（DVD9巻特典映像参照）上、6月には第20話の脚本を書き上げている（「スタチャマニア？！」vol.3（2004年）冬号 蒼穹のファフナー プロデューサー対談の能戸Pの発言より）ため、放映開始日である7月4日の時点で「既に脚本を書いている」状態だったのです。ただし、シリーズ構成変更に至ったのが急な出来事であったのは事実だったらしく、冲方氏の奥様の意見が発端となっていたようです。

Q. 『RIGHT OF LEFT』／『RIGHT OF LEFT 完全版』って何？

A.TVシリーズ(無印)の前日談を描いたTVスペシャルです(放送日は無印最終話から約1年後)。
ファン間における略称は「ROL」「右左」など。
DVD単品のうち、通常版には放送時と同じ映像、スペシャル版(いわゆる限定版)には未放送シーン(映像のみ)が特典収録されています。また、DVD-BOXおよびBD-BOXにはスペシャル版DVD特典の未放映カットを追加し、新規アフレコした『完全版』が収録されています。現在、dアニメストアやバンダイチャンネルにて有料配信中です。

Q. 『HEAVEN AND EARTH』って何？

A. 無印から2年後を描いた続編です。ファン間における略称は「H&E」「HAE」「天地」などなど。
ある意味無印～『RIGHT OF LEFT』の集大成とも言える作品で、それゆえに初見で視聴した場合、設定面で混乱する可能性があります（公開当時は「初見殺し」とも評され、既存ファンでも一回見ただけでは把握が難しい部分も見受けられました）。現在BD＆DVDが発売中。2013年12月21～27日には全国7劇場にて更にリテイクを加えたリバイバル版が上映されました（リバイバル版は2014年現在、映像ソフト化されていません）。
初回版のアンコールプレスが何度か発売されており、現在、dアニメストアやバンダイチャンネルにて有料配信中です。

Q. 『FACT AND RECOLLECTION』って何？

A. 無印の内容をもとに羽佐間翔子、カノン・メンフィス、羽佐間容子の三者における人間ドラマを主体として描いた舞台作品。アフリカ座による公認舞台（初演）とキングレコードによる公式舞台（再演）があり、2012年7月に再演版のDVDがKINGe-shop限定販売で発売されました（初演版は公認演劇という事もあってか権利関係の問題で映像化出来ないそうです）。なお、2012年に公演された『音楽劇 蒼穹のファフナー』は初演版および再演版とは異なるミュージカル作品です。

Q. 『EXODUS』って何？

A.『EXODUS』はTVシリーズ第2期として制作されたシリーズ第4作目の作品です。「エグゾダス」と読みます。
物語は『HEAVEN AND EARTH』から2年半後。TVシリーズ全26話、2015年1月～3月まで第1クールが放送され、2015年10月～12月には第2クールが放送されました。ファン間における略称は「EXO」「EX」「エグゾ」「ファフダス」などなど。

Q. 『THE BEYOND』って何？

A. 2016年12月29日開催「皆城総士生誕祭イベント」にて発表されたシリーズ第5作目です。
2019年5月17日より第一話～第三話が劇場にて先行公開されました。ちなみに全12話との事です。

Q. 最近無印を見たけど、派生作品はどの順で見ればいいの？

A.作品世界の時系列は　『RIGHT OF LEFT』⇒無印⇒『HEAVEN AND EARTH』　ですが、
視聴順は　無印⇒（小説版・ドラマCD）⇒『RIGHT OF LEFT』⇒『HEAVEN AND EARTH』　が無難。
誰かに勧める時は、短時間で見られて単品での評価が高い『RIGHT OF LEFT』から、という手もありです。

Q. 無印の単品DVD付属リーフレットとDVD-BOX付属ブックレットは内容が違うの？

A.内容はどちらもほぼ同じ内容（リーフレット紙面をそのまま掲載したものではない）ですが、以下のような違いがあります。

• 単品DVD付属リーフレットに掲載されているもの
  • ファフ辞苑掲載の裏設定
• DVD-BOX付属ブックレットに掲載されているもの
  • 設定の一部改訂（皆城公蔵の出自など、裏設定レベルのもの）
  • 企画時のキャラクター設定の変遷、ストーリー構成など

なお、BD-BOX付属ブックレットはDVD-BOX付属ブックレットの再録が殆どですが、ファフ辞苑や雑誌インタビューの再録版、スタッフの対談インタビュー等が新たに掲載されています。

Q. ムック本が2種類（ビジュアルブック・メモリアルブック）あるけど違いは何？

A.大まかな違いは以下のようになっています。

• ビジュアルブック
  • 内容はTVシリーズ（無印）のみ
  • 第16話以降の没シナリオ集を収録。
• メモリアルブック
  • TVシリーズ（無印）と『RIGHT OF LEFT』を包括した内容。
  • 美術設定（カラー）や羽原監督や冲方氏のロングインタビュー等を収録。
  • ビジュアルブックに比べて大きい＋厚い

Q. 小説版ってどんな感じ？アニメとは繋がってるの？

A. アニメと完全に同じ内容ではなく、ある種のパラレルワールド的なものになっています。。心情表現に特化した媒体という事もあり、アニメ以上に陰鬱でドロドロとした部分もありますが、アニメとの共通設定（あるいは小説版独自の設定）やアニメで早期退場となった蔵前や翔子のキャラクターがより描かれているため、より本編を楽しめる要素も含んでおり、中には『EXODUS』にて新たに設定として取り入れられたものもあります。なお、2013年にレーベルを移籍した新装版『ADOLSCENCE』が発売されていますが、続刊は不明です。冲方丁、神々廻楽市両氏（執筆は神々廻氏が担当）によるノベライズ版の企画が予定されていましたが、現在は諸事情により企画凍結となったようです。

Q. 漫画版は2種類あるの？

A. 無印放送中に「電撃大王」で連載されていたもの（電撃大王版）と、2014年9月より「月刊少年シリウス」で連載されているもの（シリウス版）があります。電撃大王版はアニメ本編である無印第1話～第16話を元に構成されたもので、単行本は全2巻が刊行されました。シリウス版は、無印だけでなく、小説版やドラマCDの要素も織り交ぜられており、2018年12月現在、単行本は第8巻まで刊行されています。
便宜上、「シリウス版」と呼称していますが、「月間少年シリウス」での連載は終了しており、マンガアプリ「Palcy」にて連載再開となる予定です。

Q. ドラマCDとかを合わせた時系列ってどうなってるの？

A.大体こんな感じのようです。

　『RIGHT OF LEFT』（本編第1話よりほぼ1年～半年前）
　↓
　　【ここから無印】
　第1話「楽園～はじまり～」～第2話「告知～いのち～」
　↓
　第3話「迷宮～しんじつ～」
　ドラマCDvol.1「STAND BY ME」
　↓
　第4話「逃航～ふなで～」～第8話「確執～こうよう～」
　↓
　第9話「同化～わかれ～」～第10話「分解～すれちがい～」
　OSTvol.1付属ドラマCD「NO WHERE」（翔子死亡、甲洋同化後の出来事）
　↓
　第11話「旧新～じんるいぐん～」～第18話「父親～おもいで～」
　↓
　OSTvol.2付属ドラマCD「NOW HERE」
　↓
　第19話「真矢～まなざし～」～第23話「劫掠～おとり～」
　↓
　ドラマCDvol.2「GONE/ARRIVE」
　第24話「対話～ミール～」

　第25話「決戦～きょうせい～」～第26話「蒼穹～そら～」
　　【ここまで無印】
　↓
　『HEAVEN AND EARTH』（無印第26話から2年後）
　↓
　『EXODUS』（『HEAVEN AND EARTH』より2年半後）
　↓
　『THE BEYOND』（『EXODUS』より5年後）

Q. ドラマCDはCD-BOXを買えばコンプ可能？

A.サウンドトラック付属でない『STAND BY ME』『GONE/ARRIVE』は未収録です。

Q. ミールって何なの？

A.すべてが同一個体であるフェストゥムですが、ミールはそれらを取りまとめる中核です。
情報集積や管理を司るなど、サーバのような役割を果たしています。
北極ミール(敵のミール)や瀬戸内海ミール(竜宮島のミール)などがあります。
また、ミールが消滅しても傘下のフェストゥムが消滅するわけではありません。
残った「コア」が成長して新たなミールとなります。「コア」とはミールの分身のようなものです(別名:小ミール)
詳しくはこちらをどうぞ。

Q. XEBECがサンライズに事業譲渡されたけど、『BEYOND』の制作はどうなるの？

A. 下記のような回答がされています。

平成30年11月20日「連結子会社の事業譲渡に関するお知らせ」におきまして、当社連結子会社である株式会社ジーベック（以下、「ジーベック」といいます）の映像制作事業（以下、「本事業」といいます）の譲渡について公表いたしました。 本事業譲渡に伴う組織再編の詳細、ジーベック原作であるアニメーション作品「蒼穹のファフナー THE BEYOND」の制作継続について、以下のとおりお知らせいたします。

本事業譲渡に伴い東京都西東京市のアニメーション作画・制作管理部門は、株式会社サンライズが設立する新会社に移籍する予定ですが、アニメーションの映像合成等をおこなう工程の撮影部門及び当該作品「蒼穹のファフナー THE BEYOND」の制作を担当する東京都練馬区のスタジオ（通称：XEBEC zwei から IG zwei に変更予定）につきましては、当社連結子会社である株式会社プロダクション・アイジーへアニメーションの彩色工程の仕上部門は当社連結子会社である株式会社シグナル・エムディへの移籍を予定しております。

また、現在制作中の「蒼穹のファフナー THE BEYOND」は、当該練馬区のスタジオ及び当社グループ内において制作を継続することとしております。

なお、ジーベックが所有する過去作品の著作権につきましては、継続的に当社グループに帰属します。

（IG Port公式サイト「連結子会社株式会社ジーベックの事業譲渡に伴う組織再編及び制作中の同社原作アニメーションについて」（pdfファイル注意）より抜粋）