書籍/【「FF世界」の研究】

Last-modified: 2024-04-05 (金) 22:52:17

データハウスが出していたいわゆる「謎本」のひとつで、その中でもハズレの部類に入る。
当然スクウェア非公式。
FF6発売直前の本なので当然6は載っていないが、1~3もプレイしていないのか、ほとんど触れていない。
考察自体もあまり面白くない。

  • フィールドで1人しか歩いていないのは何故?
    →他のメンバーを肩車している、と考えたがそれは重過ぎる。
     固まって円陣を組んでいるから1人に見えているのだ。
  • アイテムをたくさん持ち歩けるのはなんで?
    →魔法の力で軽くなっているのではないか。
  • なんで1人がラーニングするだけで4人ともラーニングしているのか?
    →1人がラーニングすれば、その極意を他の3人に教授出来るようである。
     アクアブレスやゴブリンパンチは役に立つ(※結論が書かれていない)。

 
あら探しや強引な解釈で笑いを取りにくるわけでもなく、 かといって興味深い考察があるわけでもない。
この本の目的が謎。

ただ、序文だけはちょっと良いことが書いてある。
「この本はあくまで著者の体験した「FFの世界」の考察です。人によって少しずつ違うFF世界があるのです」(要約)
 
著者は「高円寺ファミコン考察学会」の代表を名乗っており、
この会は同じデータハウスから「ドラクエの秘密」なる本を出している。
ゲームの謎本は珍しいので、微妙に需要があったのかもしれない。


FF4でボスの前にセーブポイントが置かれている理由に付いて
「ゴルベーザは騎士道精神を持っているからだろう。彼は戦う前にこちらを回復してくれるぐらいだし…」
と書いてある。

…言うまでもなく、ルビカンテとの混同である。